真夏日を和らげる足尾・松木沢の草木
朝の気温は25度、エゾハルゼミが朝から大合唱でした。時々、強い西風が吹く日でしたので、木々の葉から蒸発する水蒸気を含んだ谷風を運んでくれましたので暑さは感じませんでした。
昼食時、遊働楽舎を訪れた塚原さんと話をしていると、男性が「孤高のブナが見える場所はどこまでいけばよいか」、と声をかけてきました。場所を教えてやると、楽しそうに松木渓谷へ歩を進めて行きました。
塚原さん(女性)が先日の植樹祭の感想をノートに書いてくれました。「今月23日、初めて植樹祭に参加しました。「ひとり15本を植えます」、という説明に私で大丈夫かなあー、という不安はありましたが、足元はすでにスタンバイしていました。初めてなので一番奥まった所に場所をとり、慣れないシャベルで穴を掘りました。根が張りやすいように大きな石を除いて、“根付いてね”と声をかけて植えました。このようなことが“山と心に木を植える”というのかと思いつつ、このブナやミズナラがジャックと豆の木のように大きくなってくれないかなあー、と願ってしまいました。
植林が終わって周囲を見ると、広い敷地が小さな木々たちの林になっていたことに感動しました。心地よい疲れを感じながら、有意義な一日を過ごさせていただきありがとうございました。地元に住んでいる私にできることをやりながら、森びとの一員として応援していければと思った日でもありました」。
午後3時頃、森びと看板の前には高校生らしい皆さんが案内人の話を聞いていました。気温は26度でしたが、谷風が心地よい空気を運んでいました。
足元では、バッタの子供たちも風になびく草の陰を飛び回っていました。
それが近ずくのを待っていたのがトカゲでした。
トカゲなどを狙っているのが「ツネちゃん」(ホンドキツネ)でした。(舎人:高橋、本日の放射線量は0.17μSv/hでした)
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