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2025年7月

2025年7月13日 (日)

頑張ろう!「オオムラサキ」の舞う姿を夢見て!!

 昨日、松木郷の午前9時の気温は21℃、霧雨が降ったり止んだりと生憎の空模様です。松木に向かう道すがら松木川が6段に流れ落ちる滝をカメラに収めると、松木郷方向の山々には靄がかかっていました。昨日のゲリラ雷雨で増水を予想していた流れも穏やかでした。1

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 さて、舎人担当の坂口さんと筆者、作業をしてくれる高橋さんと済賀さんで、朝のミーティングをしました。話題の中心は、7月10日のブログで大野さんから紹介されている「オオムラサキ」についてです。高橋さんをはじめとしたシニアの先輩方は、「いつかこの松木郷でオオムラサキの舞う姿を実現したい」という強い思いを持っています。そのために、山梨県北杜市のオオムラサキセンターの跡部さんから「エノキ」の提供を受け、長年にわたり植樹にも参加していただくなどご協力を得ながら並々ならぬ思いを持って取り組んできました。それは、「この地が煙害にあう前の緑豊かな松木村には、「トキ」が飛び、「オオムラサキ」が舞っていたという話を祖父から聞いた」との市民の方からお聞きした事がきっかけという事です。その「オオムラサキ」が、作業小屋に迷い込んできたのです。早速、跡部さんに連絡すると「足尾・松木郷で自分たちが生きていけるか、下見に来たのではないだろうか」との言葉をもらいました。4 「オオムラサキ」は、幼虫の時は「エノキ」の葉を食べ、成虫になるとクヌギやコナラの樹液を吸って生きていきます。その条件が、この松木郷の杜に揃っているのか時間をもらい観察することにしました。私たちが「民衆の杜・西」と名付けた杜に入ると、跡部さん提供の「エノキ」が元気に生長しています。

5 そして、木くずが目立ち、そこから樹液を称える「ミズナラ」の木を見つけました。

6 良く見ると、蜂が木の割れ目に入り込み、樹液を啜っているのが分かります。

7 なんと、「オオムラサキ」の生きていくことができる条件が既に揃っているではありませんか。終わりのミーティングでこの写真を皆で確認すると、「昆虫は正直だから、条件が揃っていれば近い将来ここでオオムラサキの舞う姿が見られるかもしれないぞ」という高橋さんの期待と希望に満ちたその言葉に、私たちもその優雅な姿を思い浮かべながら、明日の作業を確認して松木郷を後にしました。今日、「みちくさ」を訪れた方はおりませんでした。

舎人担当は、坂口さんと田城、高橋さんと済賀さんに作業をしていただきました。(報告者 田城 郁)

2025年7月 1日 (火)

松木郷は夏を迎える準備万端

 6月28日、朝9時の天気は晴れ、気温は28℃。松木郷は吹き抜ける風が爽やかで、とても気持ちの良い朝でした。

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 「みちくさ」をオープンさせて作業小屋にて、本日の作業者5名とともに打ち合わせをしました。

2 午前中は6月22日の森の案内に参加した小学校5年生と約束をした「モミジ」の植樹を「民集の森・東」で、ここに植樹して欲しいと願っているように空いた場所がありました。橋倉スタッフ指導の下、植樹の仕方を丁寧に伝授していただき、額にたっぷりの汗をかきながら植樹を行いました。

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(足元しっかりと気を使いながら)

4 (本当にここだけぽっかりと陽の光が(^_^)v)

5 (やっぱり石だらけ つるはしを持ってくればよかった、と反省)6

7 (腐葉土を入れ、掘った土を戻ししっかりとまぜるまぜる)

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(いよいよモミジの苗木を準備をして…)

9 (植樹完了!! いのちを吹き込みました)

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(根元に落ち葉をかぶせて、乾燥を防ぎます)

11_2 (獣害対策用として作成し設置した囲いを倒れないように太い鉄筋を打ち込む)12 (しっかりと水やりをします)

13 (植樹完了✌元気に育って欲しいです。秋には紅葉する姿をを見にこーよー(笑))

 気温が33℃を超える中、午後はりんねの森の草刈りをしました。かがむと草の中に隠れてしまう背丈の草を、丁寧に時間をかけて草を刈りました。

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 午後の「みちくさ」には、ハイキングで足尾の地を訪れた3名のご家族が立ち寄ってくれました。5年ほど前に、インターネットで現在の森の緑が戻ってきた足尾を知り、年に数回訪れるようになったとのこと。今日も「東京から日帰りで、足尾に訪れました」と少しの時間でしたが、私たちと動物の写真を眺めながら楽しい会話と、冷えた水を口に含みながら「疲れが取れました」と、ノートに書き留めてくれました。また足尾に来ますと、一緒に写真を撮って帰路につきました。ありがとうございました。

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16 (「みちくさ」での素敵な出逢いに感謝です。)

 最後に片付けをして、みちくさを閉め、本日は終了となりました。本日の森作業者は、大野・済賀・坂口・田口・清水。舎人は橋倉・山田(筆者)でした。 

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