「暑いですね」が、森の中では「気持ち良い」に
7月21日(祝)、 天候は晴れで気温9時時点ですでに32°Cもありました。「暑いですね」がこの足尾の地でも、日々の挨拶になるほどの天気が続いていますが、時々吹き抜ける風が暑さを和らげてくれます。
今日も「みちくさ」をオープンさせて、舎人3名と作業担当者1名で作業の打ち合わせ。この所ときどき雨が降ったので、草の伸びも早く、草刈りを中心に作業を行うことになりました。午前中は広場の草刈りをメインに作業を行いました。
お昼前に親子の2人が「みちくさ」の前を通ったので、声をかけて見ると宇都宮市から訪れたとのこと。2人が大きな網を持っていたので、何かの捕獲ですかと聞くと「ツマジロウラジャノメ」という蝶が、この足尾のような岩場の地形の場所に生息しており、これから探索しに行ってきますと道を登っていきました。しばらくして帰ってきたので、見つかりましたかと聞いてみたら、今回は見つかりませんでしたとのことでした。中々捕獲が難しい蝶がこの足尾の地で見つかればと願うだけです。帰り際に写真を撮影させていただき、2人は帰路につきました。
次にみちくさを訪れた方は、前日から松木郷に入ってずっと奥の方まで行って、沢登りや沢遊びをして夏の暑さを癒し、夜はタープを張って泊ったという栃木県内各地から集まった男女3人のグループでした。話しを聞くと、松木川の上流には沢山の沢があり、一つひとつの沢の名前をよく知っており、ここには何回も訪れて今回は三沢・小足沢へ入りましたと教えてもらい、沢を楽しまれているんだなと感じました。この中のお1人がこの足尾の地を庭のように知り尽くしているというお話しから、中倉山への新たなる登山ルートを教えて頂きました。足に自信がある方はぜひ「みちくさ」から見て中倉山の左の尾根を、直登で登っていくルートになります。登る際は充分注意して体力と相談しながら、登山をお楽しみ下さい。お話は尽きませんでしたが、帰路につかれるととのことで、最後に後姿を撮影させていただきました。2組の方々から頂いた「冷水をいただきありがとうございました、そして美味しかったです」のお礼のお言葉をいただき、舎人としてとても嬉しかったです。また松木郷にお越しください。
午後は“森をとにかく知ろう”を合言葉に、先月「モミジ」の植樹をした「民集の森東」に入りました。、緑色が鮮やかな葉を保ち元気に根付いている様子が窺えて、きっと秋には素敵な紅葉が見られるのではないかと思いますので、ぜひ見に来てみてください。
その民集の森での私の推しは、フカフカのまるで絨毯の上を歩いているような感覚の苔です。とても可愛いらしく優しく思えたので、この苔を体感しにぜひお越しください。私たちがご案内致します。
その後。森を散策しながら「みちくさに」戻ると、にわかに天気が急変し雷と雨が強くなりました。夏といえば「雷」の足尾の地。天気が良くなるのを待ちながら、片づけをして戸締りをして本日も終了となりました。
本日の舎人は田城・山田(筆者)・小柴 作業者は済賀でした
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