2024年5月 4日 (土)

春の紅葉が目に輝く松木郷の森

足尾・松木郷は、朝9時の気温22度、初夏とも思える雲一つない青空に一日。ウワミズザクラの花が咲き始めました。

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Dscn0789途中の足尾ダムの駐車場は、満車で駐車場に入る道路脇にも車がいっぱい止まっていました。橋倉さんと二人で、寄り道してくれる方のためにみちくさ室内のテーブルや椅子を雑巾で拭きセットしました。そこに清水さんが来たので、コーヒーを飲みながら打ち合わせを行いました。

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11時過ぎに、リックを背負った方が数人通り過ぎていきました。その後12時少し前でしたが、私たちが昼食を取っていると、リックを背負い鍋やフライパンを片手に持った4人組の方々がみちくさの前を通り過ぎようとしていた。

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大きな声で「お茶していかない」と声をかけると寄ってくれました。お茶を飲み、20分ほど交流しました。群馬県桐生市から来て、松木渓谷の奥の濁沢の河原で釣りなどをして一泊してきたとのことでした。鍋で何を作ったのかは教えてもらえませんでしたが、先日の中倉山ブナ保護の写真などを見ながら話が盛り上がりました。行って見たいと感想を言って帰りました。

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今日は舎人が3人、午後は橋倉さんに留守番を頼み、清水さんと私は、16日に来るJR貨物が植えた森の状況を見るため、臼沢の森に行きました。すると、ミズの白い花が満開で迎えてくれました。

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昨年植えた幼木のほとんどがウサギに幹の先端を食われていました。それでも根の付近から小さな芽を出していました。枯草の隙間から芽を出ているものを見逃さずチェックし、白いビニール紐で目印を付けました。全部で約80本ありました。今度のJR貨物の森作業では、金網の修理と幹ガードを設置していくことを下山しながら話し合いました。

みちくさに、15時ごろに帰ると、橋倉さんが大きなカメラを担いだ、千葉県柏から来た方と話していましたので、記念写真を撮りました。

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みちくさ室内に寄ってくれた方が一人居ました。その方は、「初夏の気温で外は暑く、日差しも強かったので大変助かりました。途中でニホンザル、アナグマを見かけました。カモシカも見たいな~と」感想をみちくさノートに記して帰りました。初夏を思わせる一日でしたが清々しい一日でした。

今日の舎人は、橋倉喜一、清水卓、大野昭彦でした。

雲ひとつ無い天気の中、新人舎人は大忙し!

 今日(5月3日)の足尾は快晴!気温は24℃と、これ以上は無いという気持ち良さ。今日で2度目の”みちくさ当番”の山田サポーター、古河橋ロータリーに到着するや否や、「古河橋三人男」に紹介され、緊張気味に自己紹介をしました。

Dscn9756 三人の足尾町民に、”森びとの山田”の顔を覚えてもらい、これからの取り組みに活かしていけると良いなと思いました。

 4月29日の「孤高のブナ・希望のブナ」保護活動と、ゴールデンウイークが相まってダムゲート駐車場は、中倉山へ向かう登山客の車で溢れかえっていました。

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 みちくさに到着し、開所準備をしていると、群馬県安中市から来られたご夫婦がやってきました。毎年「緑を育てる会」の植樹祭に来ていたが今年は来れなかったので、今日来てみたとのことでした。その感想をノートに記してくれましたが「私たちは、便利さや発展の影を知っていないといけない!と感じました。」という言葉が印象的でした。

 次に来られたのは、足尾ジャンダルムを直登してきた、仙台からのお二人です。自然豊かな松木沢が大好きで、何度も来ているとのこと。その自然を創り出している植林ボランティアの皆さんに感謝です!と笑顔で話してくれました

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Dscn9773 また、福島県から松木に釣りをしに来られた二人は、臼沢の森を見ながら「釣果はゼロながら豊かな自然があったから,それだけでいいんです!」と言っていました。

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Dscn9784 7人目のお客様は、「以前お会いした方だな?」と思っていたら、キツネの写真を沢山寄付してくれた大澤さんでした。その口から嬉しい言葉が飛び出してきました。「日光・足尾の自然と人の暖かさが好きになり、中古の家を買った。月1回は森作業を手伝いたいので、連絡をして欲しい!」と。私たちは、ビックリするやら嬉しいやら、二人で顔を見合わせました。

Dscn9787 今日の舎人は大忙し。お客様の受け入れの合間には、民集の杜に咲く花々(スミレ、ヤマユリ、フデリンドウ)の所在場所の確認を行いました。

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そして、4月29日に東京から見えた親子(母・娘)が植えた記念樹(キバナフジ)にマルチングを行いました。強い日差しでも根元が乾かないように、杉皮を被せてあげました。大きくなる前に藤棚を創ってあげなければなりません。黄色の花が咲くのが待ち遠しい松木沢です。

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 今日は舎人も大忙しでしたが、喜びと充実の一日でした。

                      今日の舎人は 山田浩、橋倉喜一でした







2024年4月28日 (日)

夏の陽気の中、松木沢の涼風を楽しむ!

 今日の足尾・松木沢は、最高気温29℃にもなって、まさに夏そのものです。臼沢の広葉樹たちは、薄緑の若葉を慌てて広げています。

Dscn9714 私たちが命名した桜の「標準木」は既に葉桜になっていましたが、広場の八重桜をはじめ沢山の種類
の桜が競うように花を咲かせています

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 明日は、年2回の「ブナ保護活動の日」です。中倉山の稜線に煙害にも負けず生き延び、人間の所業を見つめてきた「孤高のブナ(無言の語り木)」。その根が、土砂流出によって剥き出しになってしまっているため、守ってあげようという取り組みです。

Dscn9719 その準備の為、森びとのメンバーが暑い中で、草の種が入った袋に黒土を入れた袋詰め作りました。

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Dscn9732 汗をかく作業ですが、松木沢を渡る涼風が皆を助けます。午前中には、活動に参加する皆さんの安全を守るため登山道までの道路の点検を行っていました。

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 今日は「みちくさ」へ4人の皆さんが訪ねてくれました。千葉県柏市から「足尾ジャンダルムを間近かで見たくて!」と言う「柏かがりび山岳会」の皆さんです。カンパなども頂きありがとうございました。

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美しい新緑に覆われていく松木沢に来てみませんか?土、日、祝に「みちくさ」でお待ちしています。

本日の舎人・済賀正文、橋倉喜一。作業者は、大津茂美、坂口真理でした。   

 



  

2024年4月22日 (月)

林床を彩る可憐な草花たち。松木郷は芽吹きの春です。

 4月21日(日)、足尾の松木郷は曇り空です。9時の“みちくさ”の寒暖計は17℃。本日は23日の森作業の下準備で加賀スタッフが足尾入りしてくれました。“みちくさ”のオープン準備をして、コーヒーを飲みながら打ち合わせを行いました。

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 23日に行う森作業では、竹で民集の杜を観察するルートを作ることと、落石で壊れた臼沢西の森の獣害柵と植樹棚の土留め修繕を2班に分けて行う計画です。23日責任者の加賀スタッフは事前に竹の柵づくりの試行を行いました。

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 松木郷の森、杜を眺めると木々が薄緑色に染まり始め、臼沢の森にはヤマザクラの白い花が目につきます。林床を彩る花たちも顔を出し始めているのではなかと、放射線量の測定の際に「民集の杜東」に足を運びました。

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 杜内に入るとブナが産毛を生やした薄緑の葉を広げ、モミジは紅く幼い葉を広げ始めました。そして、コナラやトチノキ、シラカバなど春の息吹を感じさせます。

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 5月の連休頃に咲き始めるシロガネスミレやフデリンドウ。目を凝らして林床を探すと、シロガネスミレが2輪、フデリンドウを1輪見つけることが出来ました。昨年はフデリンドウの確認が出来なかったので、種が活着して増えることを期待します。シロガネスミレは種が弾けて飛び散り、アリが運んでくれます。林内にはスミレの株が広がっていました。シダやスカンポも登場しています。

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 “みちくさ”に戻り訪問者を待ちますが、曇り空のためかハイカーや登山者の姿も見えないため、冬の降雪時に食害もあった“りんねの森”の点検に向かいました。土壌改良地では桜の幼木が葉を広げています。

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 砂地では2022年10月植樹した際に60㎝程だったヤマハンノキが2m程に生長していました。樹皮の一部が食害にあったヤマハンノキも元気に葉を広げていました。

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 西北のエリアは、ヤマハンノキ、シラカバ、ヤシャブシが密生しています。他のエリアは枯れが目立ちますが、広場の南斜面と西側の土盛りで松木川上流からの風が遮られていることが影響しているのかもしれません。

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 苗木が草に覆われていた赤土、湿地のエリアを観察すると、枯草は地面を覆い、幼木となった木々がしっかりと育っていました。特に湿地エリアの生存率は高いようです。

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 春本番になると草も伸び、花も咲き始めます。厳しい足尾の冬に負けてしまった幼木もありますが、木々の生長と共に下草など植物の「遷移」を観察していきたいと思います。

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 本日は、ジャンダルムでのクライミング帰りの2人が通過しただけで、鳥のさえずりが響き渡るのどかな舎人日となりました。

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 本日の舎人は橋倉さん、清水、森作業準備で加賀さんでした。

(報告:清水 卓)

2024年4月20日 (土)

日差しの中で、村人の声がこだまする

今朝9時の足尾・松木郷の気温は20度、14時頃は22度、晴れて穏やかな一日になりました。みちくさのサクラは満開です。

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「みちくさ」に着いて、やかんでお湯を沸かし、テーブルなどを綺麗に拭きました。コーヒーを飲んでいると、橋倉さんが「ロータリーの所にいた3人の村人と話をしていたら、松木に入りたい」と。その中田さんに電話すると応え、快く来てくれる事になりました。

 私が自宅で育てたイチョウ(4本)、ユキヤナギ(15本)を持ってきたので植えることにしました。「こころの園」の斜面が崩れないようにユキヤナギを植えていたところ、10時30分ごろに中田さんが自家用車で来てくれました。

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 3人で、小さなユキヤナギを30cmの穴を掘り、腐葉土を入れて“まぜるまぜる”して、休憩しながら丁寧に植えました。その後も、中田さんに手伝っていただき60cm程のイチョウの木を4本植え、サルやシカに食べられないように幹ガードを取り付けました。近くにある、昨年植えたサクラの木を点検していると皮をサルに食べられていました。

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 それから作業小屋で少し休憩し、中田さんと交流しました。すでに12時30分時を過ぎていたので、ゲートまで送ることにしました。帰り際に「いつでも呼んでくれれば来ますから」と中田さんが笑顔で言ってくれました。

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 みちくさの前で話しかけた、栃木市から来た75歳ぐらいの男性は「ウメコバ沢まで行ってきた。登山道はあれていた」と言っていました。その他は、二人連れの方が通過しただけで、寄ってくれた方はいませんでした。

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 13時過ぎに2人で昼食をとり、森の案内や通路整備、中倉山ブナ保護のスケジュールのつき合わせ、無線機の通話確認などを行いました。

 今日は、土曜日という事もあり、松木郷は心休まる一日でした。でも一度だけ重たい石や岩などがゴロゴロガラガラと崩れる音にビックリしました。二人で、中倉山・松木川斜面の方向を見たが音が聞こえど、落石などは確認できませんでした。

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穏やかな日差しを浴びて、小鳥の囀りとサクラの花、そして若葉に、心地よい一日になりました。

                             <舎人、橋倉、大野>

2024年4月14日 (日)

足尾は今日ものどかでした

今日も足尾はのどかでした。朝9時の気温は20度を超え、その後も穏やかに上昇して26度。午前中は快晴、お昼に少し雲がでてキツネの嫁入りのような雨が降りましたが、すぐに元の晴天に。足尾の4月にしてはずいぶん暖かいと思う一日でした。

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「本当に気持ちがいいねぇ~」

ここに来るのも久しぶりでしたが、舎人としてはなんと3年半ぶり。舎人としてのお作法なんってすっかり頭から消え去っておりました。。。一緒に入ってくれている足尾在住の橋倉さんに手ほどきを受けながら少しづつ動きを思い出す始末です。

のんびり支度をしたあとは、久しぶりなんだから少し周りを見て回ると良い、という橋倉さんの勧めで、植樹地をぐるっと歩いてみました。

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森びと広場に降りていくと、サルの群れがお出迎えしてくれました。周囲に植えてある桜の木の花芽を無心に食べています。満開のソメイヨシノには目もくれず、特定の桜の木に集まっています。種類なのか、タイミングなのかはわかりませんが、きっとそれがおいしいのでしょうね。サルたちに桜の花はどう見えているのでしょうか。

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モズが高いところで鳴いている間は他の小鳥たちは静かで、時おり、カラの群れやホオジロ、カケスがにぎやかに通り過ぎるのを目にしました。あの岩場に戻る猛禽は何でしょうね。

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民集の杜に入るとまだ下草は芽だしが多く、スミレ(種類まではちゃんと見ておらず・・・)やキジムシロ、キランソウなどが目を引くくらい。フキノトウは少しトウがたってしまっていました。橋倉さんがみちくさの裏に植えたというフクジュソウはあと少しってところでシカに食べられてしまったのだとか。フクジュソウって毒なかったっけねと思いつつ、食べたであろうシカの無事を祈ってました(意外とシカには影響がないのかもしれませんね)が、私たちの森にも春植物が芽吹く日がいつか来るといいなあ。と思ったり。

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午後に臼沢と臼沢の西に向かいました。森の外に明るい気が合ったので行ってみるとバッコヤナギ(ヤマネコヤナギ)でした。この周辺、シカがたむろしていて、知らずに近づいたらキュンっと高い声を出して逃げていきました。少し高いところにあるので、下の森より少し春が遅いようですね。

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この日は結局ジャンダルムを見に行くといって入ったお兄さんが一人通り過ぎただけで、訪問者はゼロでした。

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ゲート前の駐車場は満車でしたので少し期待したのですが。みんな中倉山が目的なのでしょうか。この山と孤高のブナが人気になるのは嬉しいのですけれど、松木沢沿いもゆるやかでいろいろ見どころはありますから、是非もっと足を運んでもらいたいなーと思った舎人となりました。(舎人 橋倉、小黒)

2024年4月13日 (土)

松木郷は春らしくなってきました。桜はまだ少し後だよ。

 4月13日、今年2回目の「みちくさ」オープンです。早速松木郷の桜の標準木を見るため車を止めました。標準木は満開近くまで咲いているのですが、隣のシダレザクラの蕾は膨らんではいますが、開くまではまだまだのようです。「みちくさ」の前のシダレザクラも同様に蕾が赤くなってきてはいますが、開花はもう少し後になりそうです。8:30、天候快晴、気温は19℃。今日は20℃を超えそうですので、何輪かは咲いてくれることを祈っていました。「みちくさの庭」と「臼沢西の杜」「民集の杜・東」を散策しました。桜以外の草花や新芽が芽吹いていました。写真でご紹介します。Img_0006標準木(右)とシダレザクラImg_0011「みちくさの庭」のミツマタImg_0050「みちくさの庭」のアセビとミツマタImg_0049「みちくさ」周りのヘビイチゴの花

Img_0074「臼沢西の杜」のカラマツの芽吹き

Img_0100「民集の杜・東」のモミジ

Img_0120「民集の杜・東」のスミレImg_0110「民集の杜・東」の合歓の木は樹皮を食べられて白骨化したみたいです。

今日は、先日の作業で工具を忘れたため取りに来た清水さんが、水が出なくなっていた「みちくさ」の水道の修理をしてくれました。Img_0023 Img_0029蛇口を取り換え、見事直りました。Img_0032 下の作業小屋に行くホースと「みちくさ」に行くホースが坂の下にあり、水圧が下に向かい「みちくさ」には弱くなるのを防ぐために、分岐を坂の上に移動しました。これで水道修理は終わりと思っていたら、下の作業小屋に行くホースの途中で水の漏れる音がしていました。以前にも洩って修理したのですが、同じところです。今回はホースを切り、継手を入れてしっかりと修理をしました。Img_0070

Img_0058「みちくさ」まえのシダレザクラが2輪だけ咲いていました。

「臼沢西の杜」では、落石により獣害防止金網や土留めが破壊されていました。道具を持たなかったので修繕はできませんでした。

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 本日の「みちくさ」訪問者は、イヌワシを追いかけて大きなカメラをかかえた、埼玉県から来た明石さん、ジャンダルムに登ってきたという群馬県から来た、武内さんとkeikoさんが立ち寄ってくれました。

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 本日の舎人は、橋倉さん、清水さん、筆者加賀でした。

2024年4月 7日 (日)

夏の陽気の松木沢!「みちくさ」オープン、お客様は?桜は?

 今日の足尾・松木沢は晴れ、朝9時で19℃もあり昼には23℃にもなって、まるで夏の様!

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「みちくさ」がオープンし、案内する舎人も新人の山田さん!初仕事で、森びとの旗を掲げたり、部屋の椅子を拭いたり、水源の点検をしたりと大忙し。

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 マニュアルに沿って作業をこなしていく山田舎人、気になるところはスマホで映像に残しておく。なるほどと感心をするが、今は皆そうしているようだ。その後、放射線量の測定をするため「みちくさ」に続く道路でとんでもないものを見てしまった。道路幅いっぱいに雨水がたまっている場所があった。以前から気になっていたので、溝を掘って排水してやろうと思ったら、泥水の中に黒いものが見えた。

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Dscn9561 カエルの卵が産みつけられていたのです。今朝2人とも知らないで、この上を車で通っていたのでした。なんでこんな場所に?、いつからここにあったのか?真相はわからないが、ひとまず安全な場所に引っ越しさせました。

 「みちくさ」に戻ると7人のハイカーが松木渓谷の散策で歩いてきました。「行けるとこまで行ってくる。帰りに寄れたら寄ります。」と立ち話をして奥に向かいました。しかし、閉舎するまでには、戻ってきませんでした。それでもスタートの日に、カエル数百匹の命を救ってあげたことに満足し、すがすがしい気分で初日の舎人を終えました。

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 気になる桜は!と言えば、どの桜も一輪も咲いていませんでした。「松木の標本木」と言われる桜(鳥獣観察の皆さんが居るすぐそばの桜)はもう明日にも咲きそうですが、待つことの楽しさを感じましょう。

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本日の線量・0,078μ㏜       舎人は、山田浩、橋倉喜一(報告)でした。

2024年4月 4日 (木)

お待たせしました!4月7日「みちくさ」オープンです!

 春遅い足尾・松木沢にも、その足音が聞こえてきました。東京からは、桜が満開になってきたとの便りが届きます。負けじと足尾駅前の桜が開花していました。

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 そんな中、交流広場「みちくさ」が7日にオープンします。松木沢を訪れる皆さんの休憩所・交流を深める場所として、今年は土・日・祝日に最大限オープンを目指します。(オープン日は、森びとのホームページをご参照ください)。休憩しながらお茶やコヒーを自由に飲んでいただけますし、水洗のトイレ、ドコモだけですが携帯電話も使うことが出来ます。

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 「みちくさ」が建っているこの地を、私たちは「松木郷」と呼んでいます。銅山の煙害、木の伐採、火事などによって緑が失われ、生活の糧のみならず生命の危機にさらされ、旧松木村の人々はこの地を追われました。その無念さは、どれほどのものだったのでしょうか。 

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 私たちは「山と心に木を植える」を合言葉に、19年間植樹と育樹を取り組んできました。マッチ棒くらいの太さの苗木が、今は大人の太もも位の太さに成長しています。しかし、緑にあふれ自然豊かな旧松木村を目指すのには、まだまだです。100年先を展望して、森づくりに励んでいきます。

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 今「松木郷」は、長く厳しい冬を乗り越え、芽吹きの春を迎えようとしています。ミツマタ、コブシ、レンギョウ、そして森びと広場を中心にした様々な種類の桜。それらを眺め、緑の木々達が創り出したうまい空気を胸いっぱいに吸い込んで、松木の春を楽しんでください!

「みちくさ」でお待ちしています。

                           報告  みちくさ舎人・橋倉喜一

2023年11月26日 (日)

冬本番を迎えた足尾・松木

 

Dscn0263 本日(11月26日)の足尾・松木は、晴天で風もなく0℃(8時30分)でした。作業小屋の水道が氷柱になっていました。11月末でみちくさがクローズになりますので、参加者でみちくさの大掃除をしました。これまで使用していた、テーブルと椅子を交換しました。Dscn0265軽トラに発電機を載せて電気を確保し古いテーブルを解体しました。

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Dscn0272 その後、窓ガラスふきを行ない、出会いをサポートしてくれた舎に感謝しながら一年間の汚れを落としました。

Dscn0271 昼食後は、作業小屋内の棚の解体・撤去作業を行ないました。棚を撤去すると広く感じました。Dscn0276 今年は、コロナが5類に分類されコロナ以前の生活に戻りつつあります。みちくさも不定期でオープンしてきました。以前ほど多くのみなさまとであいできませんでしたが、訪れた皆さんとは有意義な時間を共有できたと思います。来年は4月にオープンします。舎内と樹々のテラス等の装いを整え、今年以上に多くの皆さんとの出会いをお待ちしています。来年も宜しくお願いいたします。Dscn0274

Dscn0273 本日の舎人は、大野さんと筆者でした。サポートしてくれた方は、加賀さんと福原さんでした。

(報告者:済賀 正文)

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