豪雨から「みちくさ」を守りたい!こころの絆を深めた一日
今日(10月26日)の足尾・松木郷の天気は一日中どんよりとした曇り空でした。「みちくさ」を豪雨から守りたいとの橋倉さんからの緊急の呼びかけに快く応えてくれた本間さんと深津さんが来てくれました。
9時の気温は14.7℃。コーヒーで体を温めながら朝のミーティング。橋倉さんからは、「緊急な要請に応えてくれてありがとう」と感謝があり、豪雨の状況が報告されました。8月末、台風10号の影響で足尾にも大雨が降り、西側の沢から道路を伝って「みちくさ」に濁流が流れ込み、これからもこのようなことがあれば簡易ハウスが流されてしまう危機を感じた。松木渓谷を訪れる皆さんに親しまれ、森の案内に大切な「みちくさ(遊働楽舎)」を豪雨から守るために排水溝を設置する工事を集中して行うことにしました、と話されました。その後は、工事の概要と手順の打ち合わせを行い、直ちに作業に入りました。
「みちくさ」の東側はU字溝の設置を終えていましたので、参考にして北側の設置工事を行う事にしました。まずは、設置する所をスコップやツルハシでU字溝の寸法より少し大きめに側溝を真直ぐに掘りました。その後、水が流れるように傾斜を取り、砂利を入れて一個30㎏もあるU字溝を設置していきました。午前中は、6個のU字溝を設置しました。そして、「みちくさ」入り口の軒下の所に、洪水で水が流れてきても溜まらず排水溝に流れるように平たい石を敷き詰めました。
昼食をとり、午後も継続して作業を行いました。用意したU字溝をすべて設置し、動かないように側溝の両側に砂利を詰めました。途中で出来栄えを確認しながら作業を行いました。軒下の石の敷詰めも終わったので、試験的にバケツに水を汲んで流してみました。水が流れるのを見て「完璧!」と嬉しさが込み上げてきました。
側溝を掘った土砂を均す作業が残っていましたが明日にまわし、本日の作業を終了。U字溝設置工事の振り返りと日常の生活などについて、それぞれから出し合い交流を深めました。お互いに「パワーが凄い」「素人とは違う」などたたえ合う場面もあり「森びとの活動に参加して良かった」など、心の絆を深める一日になりました。
本日は、松木渓谷方面に3名の方が入っていきましたが、「みちくさ」の訪問者はおりませんでした。豪雨対策作業は本間さん、深津さん。舎人は橋倉、大野(筆者)でした。
(報告 大野昭彦)
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