8月11日(山の日)の松木渓谷の青空です。ぎらつく太陽は大地を照らし、9時の時点で31℃にもなっています。「命に危険な暑さ」に注意、とテレビから毎日のように流れてきています。
アキアカネも暑さを避ける為か?日の当たらない場所で羽を休めています。
「みちくさ」前に植えてあるモミジの木陰が、あまりにもクッキリとしているのでパチリ。その陰に入ると「涼し~!」と声を出してしまいました。
気になって、小屋の中から温度計を持ち出し、直射日光の当たる場所と、木陰ではどのくらいの違いがあるのか、計ってみました。すると驚くことに、約5℃もちがう結果がでました。こんな小さなモミジの木でも、そんな力が有るのに驚くとともに、臼沢の森の力も調べて見たくなりました。
今日は、来訪者が見えるまで「みちくさ」近くの「心の園」の草刈りを行いました。今年は、いつになく草の伸びが早く、背の低い樹木などに迷惑をかけてしまっています、
熱中症予防の為、長めの休憩をしていると「ようやくオープンしている時に来れた!」と笑顔で訪ねてくれたのは、埼玉県深谷市から見えたご家族3人。何度か釣りで松木沢には来ているというご主人、今回は家族に、この景色をみせたくてとのことでした。
森ともノートに魚のことや、ヤマメの絵を描いてくれた娘さん、ハンモックに寝そべりピースサイン。とても気持ち良かったそうです。
帰りがけにも寄ってくれて、冷たい水を飲み元気に帰っていきました。
次に訪れてくれたのは、宇都宮市からみえた男性3人の皆さんです。釣りに来たのですが、朝は早いし暑いしで、息子さんが少々バテたそうです。それでも、冷たい水や温かい緑茶で元気になりました。
運動神経が良く、ハンモックにすんなり乗り込みました。大人2人も挑戦しましたが、その気持ち良さに「我が家にも欲しい!」の連発でした。
ハンモックの先には、コスモスの花が見えます。少しずつ花の数を増やしています。この花が咲きそろう頃になったら、新しい季節がやってきます。松木川を渡る風のさわやかさを想像しながら、暑い1日を過ごしました。
本日の舎人は、小柴、橋倉、報告は橋倉喜一でした。
本日の足尾は、9時、気温30度 晴れでした。
「仙人に歓迎」?、ではなく満開のセンニンソウに歓迎され松木郷に入りました。つる性の植物、仙人の髭に似ていることが由来だそうです。別名「ウマクワズ」と。
早く来た加賀さんは、森作業の草刈りの準備をしてくれました。また、みちくさの車を止めて置く所の草刈りもしてくれました。加賀さんは、安全に森作業のために蜂ジェットとクマスプレーを買って持ってきてくれました。
みちくさでオープンの準備をし、橋倉さんがみちくさ当番で、あとの3人は、先日出来なかった民集の杜西の草刈りをすることにしました。
直ちに、仮払い機を持って、作業小屋を通り過ぎ民集の杜西南側の入り口から道路に面した北側の入り口に向かって草刈りを行いました。草はススキやヨモギなどが、人の胸辺りまで背丈がありました。通路の日当たりのよい場所で草を刈ると地面から苔があらわれ、コケをはぎ取らないように注意しました。民集の杜西は、コナラやクヌギが多く生い茂っていて、落ち葉と微生物から栄養をもらっているからなのか、日陰一面に苔(スギゴケ)が群生していました。
木陰で一休みし、加賀さんと二人でフカフカの苔の絨毯の上を歩いて、改めて森の優しさに森に生かされていると感じつたわりました。民集の杜西の通路の草刈りは、桜並木の草刈りをし、鉄塔の所まで行いました。
午後は、昼食を食べて、4人で当面して年末までの松木郷の育樹予定を打ち合わせしました。その後は、清水さんが取りに行ってくれたJR労研有志一同の記念樹「JR労研の木」(イチョウ)の看板とサンデーモーニング膳場さん親子の記念樹「希望の木」(キバナフジ)の看板設置を行いました。
取り付けが終わるころに、群馬県上里か来た親子4人がみちくさを訪れてくれました。橋倉さんが、小学生の子供にハンモックをセットしてもてなしてくれました。
最高の笑顔でピースをナイスショット。「ハンモックがあるならば○○ちゃんもつれてくればよかったね」と親御さんの感想。帰り際に大粒の雨がポツポツ落ちてきたので、駐車場まで送りました。お疲れ様でした。
本日の森の育樹は、加賀、清水、舎人は橋倉、大野でした。
<報告者は大野昭彦>
8月4日(日)、“みちくさ”の気温は朝から33℃もあり、オープン準備をしている間に35℃になりました。暑い日が続き松木を訪れる人の数も減っているように感じます。
「こころの園」の獣害柵周りの草が気になり、草刈りを行おうと考えていましたが、炎天下での作業は熱中症の危険もあるため、橋倉さんと相談して開花が気になっていた民集の杜(東)のヤマユリの様子を見に行くことにしました。
2011年の植樹地内のコナラの脇に根付いた一本のヤマユリは、盛りを過ぎて半分しおれていました。少し南に離れた場所に根付いた4本のヤマユリは、根本の石を熊が動かしたのか、茎が折れ倒れていました。
1本に2輪の花が咲いており、そのままでは残念なので、来年も花の数が増えるよう願って、支柱を立て、ネットで囲い補強しました。
午後は、岩手県から見えられた若い男性の来訪がありました。
猛禽類が好きで全国を見て回っているそうです。たまたま仕事の研修で群馬県沼田市に来ていることもあり、近くの足尾の山を見に来たとのことです。しばらく眺めていましたが見ることはできず、ここら辺ではワシやタカはまれだという事でした。林業関係の仕事に就いているそうで、足尾の歴史や旧松木村などにも関心を示し「また来たい」との事でした。研修に来られた際にはぜひお立ち寄りください。
本日の舎人は、橋倉、坂口でした。
(報告:坂口)
今日の足尾(松木沢)7月28日(日)は、どんよりとした曇り空。時々雲の隙間から優しい陽射しがこぼれだし“みちくさ”を包み込むかのように降り注ぎ、吹く風もどこか心地よく穏やかです。
静寂の中、聴こえてくるものは川の流れであったり、蝉の声がハーモニーとなり心落ち着く時が始まりました。9時の気温は26度です。
本日訪問者一番乗りは、“みちくさ”の窓を開放すると訪れました。一匹のトンボ(アキアカネ)です。“みちくさ”の周りには無数のトンボが悠々と飛び回っています。
今日の始まりは、まず訪れてくる皆様を迎えるためのお湯の準備と室内清掃です。その後、放射線量の測定を行い、みちくさの周りの散策に歩きだすと、道の両側にシソの葉が群生していたことにびっくり(なぜ?)、そこで脳裏に浮かんだのがこの場所で、永らく生活していた松木村の村民の人々が、育てていたものが時がたった今でも、元気に群生しているだなと想いながら写真をパチリ。後で確認するとシソの葉に似たレモンエゴマでした。
そのまま散策を続けると、厳しい暑さの中色々な草花が生育している様子が見られました。
“みちくさ”に戻る途中、鹿のフンを眺めていると、何やら動く虫がいました。この虫は何だろうかと近づくと、フン虫の仲間の“オオセンチコガネ”でした。鹿のフンが多い松木郷ではよく見られる昆虫です。
次の訪問者は、群馬から来たご夫婦で、「街中よりは涼しいかと思い散歩がてら来ました」ということでした。11時頃“みちくさ”を通過し、13時20頃戻ってきましたので、橋倉さんが声を掛けお話をうかがいました。足尾の森づくりや、中倉山の孤高のブナ保護など、森びとの活動の紹介をさせていただき、ぜひまた訪れてくださいとお二人を見送りました。
その後、訪れる人も見受けられないので、橋倉さんから「ハンモック体験したことあるか」と聞かれたので、「ないです」と答えると、橋倉がハンモックを木と木の間に吊るし、ハンモック初体験をしました。中々気持ちが良い揺れ心地で、見上げるとミズナラの葉が陽ざしを遮ぎってくれて、最高の体験になりました。松木郷を訪れた際には「夏休みの思い出づくり」に声掛けをしてください。
あと数日で8月です。この異常な暑さはいつまで続くのでしょうか?
中倉山に太陽が隠れると、足尾の季節が次のステージへと進んでいるのだろうと感じる風が吹いてきます。街中では感じられない季節の変化を松木郷の風から感じている筆者です。
本日の舎人は、橋倉・山田でした。(筆者:山田浩)
今日(7月27日)の足尾・松木郷は、9時の気温が33℃と危険を予感される暑さでした。目の前の臼沢の杜に飛び込んで、涼みたくなるほどの陽気でした。
そんな訳で、涼しいうちにゆっくりと「みちくさ」周囲の観察を行いました。スタートしてすぐア「みちくさ」の看板脇に鳥の羽が落ちていました。何の鳥かハッキリしませんが、フクロウやタカの仲間かな?と思いました。キツネなどに襲われた様子はないので、看板の柱にとまって落としたのかと思います。
森びと広場脇の「記念樹コーナー」に行くと、カラタチの実が沢山ついた気を見つけました。これが秋になると黄色く熟し、葉の緑とコラボして美しさを増します。
その木の近くの地面でコガネムシを見つけました。慌てて写真に収めて写り具合を確認していると、アッと言う間に居なくなってしまいました。付近を見回しても居ないので、地面に潜ったのか?と思いました。
森びと広場の一画にヤマユリが咲いていました。ユリの花と言えば、「民集の杜・東」の花を気にして3週間がたちました。帰りがけにのぞいて見ると、写真のように蕾のままの姿で変わらずにいました。杜の木が大きくなって薄暗く日光が届かない為なのかも知れません。
果樹園では、ブルーベリーやブドウが実をつけ、枯れたと思っていたミカンやお茶の木が元気を取り戻し頑張っていました。やはり「木は根、根は土」という宮脇先生の言葉をおもいうかべました。
あまりに暑いので、涼みたくなり松木川に降りてみました。水は冷たく水面を渡ってくる風は、何とも言えない気持ち良さです。
先週設置したハンモックは、ミズナラの木陰で暑い日のオアシスです。寝そべって葉の裏を見ながら空を見ると良い気持ちです。
その先には、先週手刈りで草を刈ってあげた「コスモス畑」で花が咲いていました。咲きそろうのが楽しみで、来年も命をつないで可憐な花を咲かせてほしいと願っています。
本日の舎人は、坂口と橋倉(報告も)でした。
梅雨が明け連日暑い日が続きます。子供たちにとって待ちに待った夏休みに入りました。
足尾・松木郷「みちくさ」の温度計は午前9時で27℃を指しています。来訪者用の冷たい飲み物を用意して、暑くならないうちに屋外での作業をしてしまおうと、①みちくさ外壁の傷み具合を点検しました。②夏休みの子供達が喜ぶようなものを創れないかと話し合い、「ハンモック」を設置することにしました。
早速、座り心地、乗り心地を確認し、安全性や木を痛めないような設置を行いました。久しぶりに寝ころんだハンモックは最高! ミズナラの大きな木陰から見上げる景色は何とも言えません!
その後、来訪者が無いので、作業詰め所に向かう道路の整備や「心の園」外側の草刈りを行い、汗をグッショリかきました。
午後2時頃に、初めての来訪者がありました。皇海山の登頂をして来たとのこと。今回で9回目の登頂とのことですが、親子熊と出くわし、30分ほどじっとしていたことや、朝2時から動き出した為、
ガレ場を渡るのが暗くて怖かった話をしてくれました。10回目の登頂の時に必ず寄ることや、ペットボトルで出来た山小屋の写真をメールしてくれることを約束し帰っていきました。
本日の足尾・みちくさ8時30分の気温は33℃でした。蒸暑くはなかったので温度計を見てビックリしました。
みちくさオープンの準備をしてから、曇っていたので「みちくさ」テラスで、広場や庭、こころの園の赤・黄・白の花や生長している樹々たちを見ながら、二人で「子供たちは夏休みに入ったので松木郷に来てリフレッシュして欲しいなあ~」と思い、話しました。いつ・誰が来ても良いようにみちくさ回りの草刈りをやることにしました。コンテナの中にある仮払い機を取りに行きました。すると、その近くにある八重桜の木の枝が枯れていることに気づきました。
動物に折られた思われる直径約10cmの枯れ枝を2本ノコギリで伐りました。樹木の成長のために手入れをしました。それから、仮払い機を担いで二人でみちくさの回りの草刈りをしていると、10時頃に清水スタッフが手伝いに来てくれました。3人で30℃超えの中、水分を補給しながら12時過ぎまで作業をしました。
昼食をとっていると、環境学習センターによって来たという二人連れが、みちくさに寄ってくれました。話を聞くと「無縁仏塔が松木にあるというので来ました」と。塔はここにはない、この奥にお墓はありますと言うと。「そこに行って見たい」というので、案内しました。
小一時間で帰得って来て寄ってくれました。コーヒーを飲みながら「茨城の守谷市から約10年ぶりに足尾に来た。その頃より緑が増えた。」など交流を深めました。
その後は、沢登りや釣りに来て帰る方はいましたが、みちくさの前を通りすぎていきました。
15時30分を過ぎたので、使った道具などを元に戻し、みちくさ室内の整理整頓をして帰ることにしました。
本日の舎人は、橋倉、清水、筆者大野でした。
3連休最終日の15日、足尾・松木郷は横たわる梅雨前線の真下にありました。降り続く雨は、人の姿も隠してしまいます。
朝9時の気温は22℃と涼しい陽気です。足尾町はお盆の最中ですが、雨が続く為なのか墓前に手向けた花が、サルやシカにイタヅラされないで残っています。ホッとしています。
旧松木村を追われたご先祖様に、「多くの皆さんが松木郷を訪ねてくれるよう頑張ります!」と伝えました。
降り続く雨の中「みちくさ」を訪れる人はいないのでは?と思い、清水副代表がセットしてくれた機器を使い、ⅮⅤⅮを鑑賞したり、高橋アドヴァイザーからの依頼で、舎務室にあるⅭⅮやAМ・FМが使える機器の点検を行いました。結果、ⅭⅮは大丈夫、ラジオはアンテナが無いと無理との結論となりました。
午後は、わずかな時間雨が止んだりしました。急いで昨日やり残した「心の園」の中のコスモス畑の草を手刈りしました。福原さんが持ってきてくれたコスモスの種から沢山の苗が芽生え、今年の秋が楽しみになりました。
最後に、明日16日は、宮脇昭先生の命日です。先生の教えの中で、「木は根、根は土」ということを何度も何度も言われました。その現実の出来事が、昨日の「みちくさ日記」に加賀舎人が述べています。「足尾の冬の寒さに耐えられず枯れた」と思って諦めていたミカンが芽を吹いてきました。
木の生命力にビックリし、先生の言葉を噛みしめています。この感激を言葉に表すと”森(木)は友だち”ということではないかと思い、森に寄り添って生きてきた先人が私たちに遺している自然環境と人とのつながり(文化)のひとこまではないかということを実感できました。「みちくさ」の庭に咲いている花を飾って、宮脇先生の冥福を祈り、先生の志に少しでも近づきたいと思っています。
本日の舎人は、坂口と橋倉でした。(報告・橋倉喜一)
足尾ダム近くで猿の出迎えを受けました。7月14日(日)3連休の中日なのに天気のせいか駐車場は2、3台しか止まっていませんでした。先日、お盆で松木村の墓に手向けた花は猿や鹿の餌にならずに生きていました。「みちくさ」に着きジャンダルム方面を見ると、どんよりと雲が低く垂れこめています。8:20気温は27℃、少し蒸し暑く感じます。朝なのにヒグラシがかまびすしく鳴いています。
今日は、「みちくさ」訪問者はいないのかと思っていたら、8:40頃これから松木沢に行くという男性2人、女性2名の4人組が立ち寄りました。埼玉県と群馬県から来たという4人は、これから「ウメコバ沢」の沢登りに行くということでした。何回か来ているが、「みちくさ」が開いていたのは初めてと言っていました。モーニングコーヒーを飲んで出発していきました。
その後、模様替えした「みちくさ」ですが、窓際の甲羅板がむき出しで見栄えが悪いので、板を置き木ねじで止めました。橋倉さんは、駐車場の草刈りを昨日に続いて行いました。私(加賀)は、下の「果樹園」に水を撒くためのホースを整備しました。
「果樹園」のハウスの中を覗くと枯れたと思っていた「みかんの木」が「生きてるぞ!」と橋倉さんが声を張り上げたので見に行くと下から芽が出ていました。ブルーベリーも実を付けており、ブドウやユズも実が成るように祈りながら水をやりました。
「心の園」では、春に撒いたコスモスが芽を出してきました。秋の花が楽しみです。
午後になると雨が本降りとなり訪問者も来ないので、DVDを鑑賞しました。昔の松木郷は本当に木が無く、足尾の主婦たちが30㎏もある植生板を担いで山に張り付ける姿を見て、こうした作業があったからこそ、今の我々が木を植えて森になったのだと改めて感銘を受けました。 本日の「みちくさ」担当舎人は、橋倉さんと筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)
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