初雪が風に舞う足尾・松木郷
本日(11/23)の足尾・松木郷の天気は曇り、朝8時30分の気温は5度でした。
「みちくさ」に向かっていく私たちは古河橋のロータリーの所で一緒になりました。足尾ダムゲートをくぐって松木渓谷のジャンダルム谷筋に向かっていくと、稜線にはうっすらと雪が積もっているようでした。松木郷にも風に吹かれてちらちら雪が舞ってきました。
遊働楽舎「みちくさ」に到着し、ストーブに火を入れて暖を取りながら本日の打ち合わせを行いました。
福原さんは「夜も寝ないで樹々の越冬作業を考えた」と言って、急遽「みちくさ」周辺の手入れに参加してくれました。福原さんは「森びと広場」周りに植えた樹木がシカやサルの餌食になってしまうことが心配なので来たと言ってくれました。この気持ちは、森に生かされ、森に寄り添う優しさと敬う気持ちの現れとだと思い、それは足尾を訪れる方々の心を動かすことにつながるようです。
その木は「みちくさ」入口にある数年間も霜に耐え抜き、衰弱しては元気を取り戻しているクスノキです。厳しい冬に備え、防寒と獣害対策に来てくれました。私たちの森づくりはこのような樹々を愛する心に支えられています。福原さん、ありがとうございました。
午後は、橋倉さんに「みちくさ」の留守番をお願いし、福原さんと私は、福原さんが持ってきたコオニユリの球根を「こころの園」のキバナフジの所に5株植えました。少しづつですが人が集まって楽しいひと時を過ごす場所になることを願いました。
その後、「果樹園」のブドウやラズベリー、お茶の木などに森の栄養が行き届くようにと、防草シートを二人で剝がしました。
本日の「みちくさ」訪問者は、群馬県渋川市から来た親子の2人でした。お茶を飲みながら、初めて松木沢に来た気持ちや、興味のある足尾銅山の歴史の話などの話をしながら交流をしました。帰りに、“地球温暖化ストップ”の森びとの手ぬぐいを購入していただき、カンパもいただきました。ありがとうございました。
今日は、一日中雪が降るかと思いましたが、いつの間にか止み、舞い降りてきたのは小さなアラレのようなものでした。しばらく顔を見せなかったアナグマが「みちくさの庭」に現われ、食事しているところを見ていると気持ちが癒されました。福原さん、寒い中お疲れ様でした。本日の森作業は福原、舎人は橋倉、大野でした。<報告は大野昭彦>
コメント