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2021年11月

2021年11月28日 (日)

冬本番です、足尾・松木の里!

 本日(11月28日)は、今年最後の遊働楽舎“みちくさ”開舎日です。約2年ぶりに足尾に来ることができた千葉県在住の武田さんと舎人を担当します。武田さんが到着した7時40分頃は「一面の白い雪の世界」で、気温は0℃と教えてくれました。

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 足尾は、昨日の昼頃から夜中まで初雪が降りました。筆者が到着したのは8時過ぎでしたが、“みちくさ”舎内に入ると武田さんが薪ストーブに火を入れており、遠赤外線で冷えた体が直ぐに温まりました。お湯も沸かしてポットに入れてくれました。武田さんの“みちくさ”に早く来たかったという気持ちが伝わります。ありがとうございました。二人でホットコーヒーを飲みながら本日の作業の打ち合わせをしました。武田さんは“みちくさ”内の清掃、筆者は臼沢の森の階段修繕用杭の荷揚げです。

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 荷揚げをしているとM&mのベンチに雪が解けてキラキラ輝いていました。11時前には臼沢の森入り口前に残っていた修繕杭を全て(11セット)を、仮置き場の第一中継地点(臼沢の乙女・シラカバの上段)まで荷揚げすることが出来ました。

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 コロナ禍の今年、植樹を希望する人に代わり足尾スタッフが植樹を行った「里親植樹」会場(臼沢西の森)を武田さんが見学に来ました。「凄い急斜面に驚いた」と言っていました。

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 二人で“みちくさ”に戻り昼食を始めようとした時に、埼玉県から松木入りしたハイカーのサミー&タクミさんが立ち寄ってくれました。「皇海山を目指したが増水の為に撤退してきた」とのことです。お二人は、日本100名山の制覇を目指しているそうです。中倉山の無言の語り木のブナ保護の話しをすると大変興味を持たれ、来年4月29日に開催を計画しているブナ保護活動に参加したいと申し出て頂きました。ありがとうございます。参加をお待ちしております。皇海山のリベンジ頑張ってください。その時は、“みちくさ”にお寄り下さい。本日の“みちくさ”の前の通過者は、2名でした。

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 今年も新型コロナウイルス感染状況が続き、十分に“みちくさ”を開けることは出来ませんでしたが、感染防止に努め、ハイカーや登山者、釣り人など多くの訪問者との交流を作り出すことができました。松木渓谷を訪れてくださった多くの“森とも”の皆さまとの出会いに感謝を申し上げます。

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 遊働楽舎“みちくさ”は、明日から2022年3月末まで閉舎となります。2022年4月から再開(土、日、祝祭日)しますので、多くの“森とも”の皆さんとの出会いを楽しみしています。

 尚、足尾・松木での育樹デー(森作業)は毎月第3水曜日に開催しています。

 本日の舎人は、武田さんと筆者・済賀でした。武田さんお疲れ様でした。

(報告・済賀正文  本日の線量 0,120μ㏜/h)

松木の里に初雪が降りました。

 今日は11月27日(土)、日本海側の低気圧の影響か、足尾ダムから松木方面を見ると山が白くなっています。

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 遊働楽舎“みちくさ”に到着すると、風花が飛んでいました。寒暖計を見ると8時30分の気温は4℃。手がかじかむ寒さです。薪ストーブに火を入れ、コンロでお湯を沸かそうとしましたが、ガスボンベが冷たく火がつきません。ボンベを暖め、やっと点火しお湯を沸かすことができました。線量を計測しているとハイカー3人組とすれ違い、「ジャンダルムまでゆっくり歩いてきます」と松木渓谷に向かっていきました。

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今日は森作業・階段修繕に鎌田さん、加賀さん、山本さん、福原さん、橋倉さんが参加してくれました。朝の作業打ち合わせに参加し、階段修繕を鎌田・山本ペア、橋倉・済賀ペア、階段用杭運びを加賀・福原ペアで行うことになりました。筆者は午前中階段杭運びに参加しました。背負子、唐グワ、カケヤなど道具を軽トラックに載せ出発です。

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今日はCブロックの階段修繕です。第2ゲート前の階段用杭を背負い臼沢の階段を登ります。Cブロックに到着し、鎌田・山本ペアはBブロックの残り4段を先に修繕し、橋倉・済賀ペアはCブロックの下側から階段修繕をスタートしました。

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時折青空が顔を出しましたが、風花から雪に変わり、降ったり止んだりの中で階段づくりを進めました。

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 階段用杭は、「臼沢の乙女(シラカバ)」の上の堰堤に運び上げてあるものをCブロックに運びました。横杭2本、縦杭4本を基本に背負い上げていますが、横杭3本と縦杭6本にチャレンジすると階段1段登るたびに膝と腰に負荷がかかります。酸欠にならないように大きく息を吸い、呼吸を整えながら登りました。

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 予定した杭を荷揚げした後、福原さんはBブロック東側の獣害柵の修繕を行ってくれました。

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 さすがベテランのシニアスタッフです。杭を荷揚げしている間に階段修繕も進み、Cブロックは38段つくることができました。Bブロック4段と合わせ42段修繕することができました。雪の降り方も本格化してきたので、作業に区切りを付け、12時30分に下山を開始しました。足を滑らせ転倒しないように気をつけながら下山しました。

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 臼沢の森入口の杭置き場で、杭の重さを量ってビックリ!です。8kgまで量れる吊りはかりで横杭1本を量ると目盛りを振り切り、軽めの杭に取り換えると7.5kg。横杭2本で7.5kgでした。1セット(軽い杭)15kg。太めの横杭は9㎏とすると約16㎏。2セットで32㎏。重さに耐えて運んだ3セットは42㎏でした。次回の階段修繕の際は無理しないようにします。

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 13時から昼食をとりながら午後の作業打ち合わせをし、湿地帯に作った苗保護用の柵の撤去と階段用杭の荷揚げ班に分けて作業を行うことにしました。福原さんから手作りの干し柿の差し入れがありました。ごちそうさまでした。

 

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 筆者は“みちくさ”舎人の任務に戻り、薪ストーブに薪を足し、訪問者を待ちました。雪は時折ちらつく程度でしたが、14時20分を過ぎると雪の降り方が強くなりました。

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 道路を行きかうのは工事用の車ばかりで、本日の訪問者はいませんでした。

 15時頃臼沢の階段修繕からスタッフが下山してきたので“みちくさ”を閉めて、作業小屋に移動し終了ミーティングを行い、本日の森作業を終了しました。

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 本日の舎人担当は、済賀さん、筆者清水、森作業は、鎌田さん、加賀さん、山本さん、福原さん、橋倉さんでした。初雪の中での森作業お疲れ様でした。

(報告・清水卓 本日の放射線量0.121µ㏜/h)

2021年11月23日 (火)

冬に向かう静寂な足尾・松木沢

 本日は勤労感謝の日(11/23)です。足尾・銅親水公園の駐車場は車で満杯でした。「みちくさ」に着くと気温は8℃、ジャンダルム方面は雲一つない快晴ですが、冷たい風が気温より寒く感じさせていました。早速、薪ストーブに火を付け、部屋を暖めました。

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 コーヒーで体を温めながら打ち合わせを行いました。鎌田さんと弘永さんは臼沢の階段修繕を行うことにしました。筆者は、「みちくさ」で訪問者を待つことにしました。現場では、鎌田さんの指導の下で階段づくりが始まりました。作業の様子を獲るために同行すると、弘永さんは最初、杭を打ち付けるのにカケヤが杭の中心に当たらなかったのですが、徐々にうまくなっていきました。

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 午前中は、先日残したBエリアの3段と上から3番目のエリア(Cのエリア)の17段の20段を作りました。

 「みちくさの」訪問者は、オープンと同時に、桐生から足尾を訪れたお二人の方が立寄ってくれました。松木沢方面へのハイキングということで、直ぐに向かっていきました。

 鎌田さんと弘永さんの二人は午後も階段修繕に向かいました。筆者は「みちくさ」で訪問者を待ちましたが、駐車場の車の方々は中倉山登山の模様で、その後の訪問者はいませんでした。鹿や猿も現れません。少し前には松木渓谷に響き渡るほど鳴いていた牡鹿の声も聞こえません。耳を澄ませると、「臼沢の森」で杭を打つ掛矢(カケヤ)の音だけが聴こえている程度の静けさでした。

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 ”みちくさ”から周辺の森を観ていると、「臼沢の森」以外の木々は葉を落としていましたが、「臼沢の森」のふるさとの木の落葉広葉樹木は葉を付け、最後の秋色を楽しませてくれました。ブナ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カエデの仲間たちが厳冬を迎える準備をしているようでした。

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 午後2時を過ぎると中倉山に陽が隠れ、北側にある「みちくさ」周辺はめっきり冷えてきます。気温は朝と同じ8℃になっていました。3時過ぎに鎌田さんと弘永さんが戻ってきました。午後の階段修繕では、杭を打ち込む土中に石があり、杭が入らない場所が多く苦労したようです。午後は12段を修繕したとの報告をいただき、今日は32段を修繕しました。お疲れさまでした。

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本日の舎人は、鎌田さん、加賀、森作業は弘永さんでした。本日の放射能線量:0.104μ㏜

(報告:加賀春吾)

2021年11月21日 (日)

晩秋へ歩み続ける松木渓谷

本日8時の気温は8℃、天気は晴れでした。午後は肌寒く冷たい風が身に沁みる一日でした。Dsc_13533279相方の済賀さんが8時に入り、ストーブに薪を入れて「みちくさ」は暖かくなっていました。打ち合せをしていると、嬉しい最初の訪問者です。Dsc_13643275 Dsc_13573278 宇都宮在住の中国の男性ハイカー1人が訪れ、「みちくさ」内に飾ってある鹿の角を撮影後、ハイカーは済賀さんの道案内を受けてジャンダルム方向へ向かって歩いていきました。Dsc_13623274_2 Dsc_1343_2 昼少し前、橋倉サポーターが4人の兄姉を足尾に案内し、この間の森づくりの活動の現場を百聞は一見にあらずと松木渓谷を案内してくれました。ありがとう御座いました。Dsc_13653276済賀さんは、階段修繕用材料を30セットを背負って運び上げてくれました。天気予報では今晩から雨予想ということなので、その材料をブルーシート覆ってくれました。本当にお疲れさまでした。報告は松井でした。本日の放射能線量:0,109μ㏜/h(舎人:濟賀・松井)

2021年11月20日 (土)

小春日和の松木沢渓谷に森びと集る!

秋が深まる松木沢渓谷の朝9時の気温は10℃で秋晴れでした、沢風が少し吹きましたが小春日和でひばりの囀りが時より聞こえる穏やかな終日で、13名もの訪問者がありました。コーヒーを飲みながら朝の打ち合わせを行ない、午前は森びと号のスタッドレスタイヤ交換、午後は臼沢の森の点検を行なうことにしました。

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午前に訪れてくれたのは、埼玉からの男女4名のパーティーでジャンダルムを抜けて中倉山に直登し、帰りは仁田元へ下山する方。渋滞で送れた時間を取り戻したいと足早に出発して行きました。 

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午後、最初に訪れてくれたのは、東京都内から初めて散策に見えたご夫妻でした。松木沢渓谷の様子を見ての驚きと森づくりへの関心を寄せてくれました。次に訪れてくれましたのは、10月に一度ガイドをして来舎した群馬の佐藤さん達の4名でした。Dsc_1348

前後して宇都宮大学の学生さん2名が、卒業論文の研究「山の森づくり」をテーマ‐で立ち寄り、真剣に資料などに目を通していました。良い論文が出来上がることを願っています。

Dsc_1349_1日が落ちて少し寒くなった頃、最後に訪れてくれましたのは高根沢のAさんで、中倉山の「孤高のブナ」の保護活動に、来年森びとブログの案内を見て友達を誘い参加をしたいと約束をしてくれました。お待ちしておりますので宜しくお願いします。

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臼沢の森の頂上のネットに80cm×120cmの穴が空いていましたので、途中のゲートにあったネットを活用して補修をしました。 Image16

 本日は、様々な人たちと出会いが出来たことに感謝しています。コロナが収束に向かっているように思われますが、対策を施し残り少ない「みちくさ」での出会いをお待ちしていますので、是非お立ち寄り下さい。本日の放射能線量:0,112μSV/h     舎人:小柴、松井

 

 

 

2021年11月15日 (月)

静かに時が過ぎる晩秋の松木渓谷。

 本日は11月14日(日)、朝から足尾は快晴です。晩秋の松木渓谷を散策する皆さんの訪問を楽しみに、“みちくさ”のオープン準備をしました。9時の気温は8℃。舎人相方の弘永さんがお湯を沸かし、ストーブに火を入れてくれました。筆者は、外に森びと旗を立て、「いらっしゃいませ」のコーヒーカップを出しました。

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朝の打ち合わせのコーヒータイムには、南相馬の岩橋さん、東城さんから差し入れしていただいた菓子をいただきました。ごちそうさまでした。

午前中は、放射線量計測後に“みちくさ”のソーラーシステムのバッテリー接続、松木の杜の獣害柵点検を行うことにしました。

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 外のバッテリーボックスを開け、10日に交換したバッテリーの配線接続をしました。10年前に設置したバッテリーが劣化して充電できなくなり、直流から交流への変換機器が使用可能か不明であったため、容量は1/10程度ですが、筆者が自宅でソーラー充電用に使用しているバッテリーを仮設置しました。

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 接続後、室内の配電盤のスイッチを入れ、インバーターをON。室内灯のスイッチを入れるとLEDランプが点灯しました。回路は生きていました。一安心です。ソーラーからの電圧とバッテリーの電圧を測定し充電されていることも確認しました。陽が落ちると充電がストップするので、足尾の寒冷地で使用できる時間などを把握していきたいと思います。

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その後、獣害柵の点検に向かいました。コンテナから針金とペンチを持ち、松木の杜へ入ると、柵の上部が所々曲げられていました。サルの群れが出入りするために見張り役をするサルが腰かけた場所と思われます。

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 足もとにツヤツヤした鹿のフンが落ちていました。シカが入り込んでいることを警戒し、柵の点検をしながら見回りしました。一周し、破られた箇所は無く、シカも外に出てしまったようです。一安心です。森の中を歩いていても鳥やシカの鳴き声が聞こえません。工事も休みのため静かな松木です。松木渓谷に向かうハイカー見受けられませんでした。

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 点検を終え“みちくさ”に戻ると12時近くになっていましたので、手を洗い昼食にしました。昼食後、外にいた弘永さんから「アナグマが小屋の下に潜り込んだ」との情報を得て、しばらく様子を見ているとアナグマが顔を出しました。本日最初の訪問者です。

体長60㎝ぐらい。草むらに鼻を挿し前足で草をかき分け、虫を探しているようです。静かに見ていると足もとまでやってきました。愛くるしく、ぬいぐるみの様です。

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 2時過ぎに、ロッククライミング帰りのシニア2名が立ち寄ってくれました。話を伺うと横浜からの訪問者で、金曜夜から足尾入りし、昨日、今日とクライミングを楽しんだようです。クライミング歴をうかがうと、「20年ぐらいかな」ということで、「30歳くらいから始めたのですか」と聞くと「54歳から」という返答にびっくり。現在75歳になるそうです。シニアのパワーに驚きです。以前は奥様とアイスクライミングを楽しんでいたそうです。

「ジャンダルムの岩肌は弱く、落ちるより落石が怖い」とクライミングの難しさや「昔は緑も少なく黒い山だったが、今は緑がずいぶん増えた」と森づくりに取り組む一員としてうれしい感想を話してくれました。またのお越しをお待ちしております。

 

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 中倉山に陽が沈み、寒さも増してきたので“みちくさ”を閉舎し帰路につきました。本日“みちくさ”の訪問者はクライマー2名とアナグマでした。本日の舎人は、弘永、清水でした。

報告・清水卓(本日の放射線量0.090µ㏜/h)

 

 

2021年11月13日 (土)

紅葉の季節に別れを告げる足尾・松木沢!

    今日は11月13日、今朝の足尾は、今シーズン一番の冷え込みかと思わせる寒さでした。駐車中の車のガラスには、霜がびっしりと張り付いていました。今日の舎人・相方は済賀さん。「早く着きすぎたので、先に入ってオープン準備をしておきます。」と元気な電話が入りました。

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 森作業の仲間を待って「みちくさ」に到着すると、薪ストーブの暖かさが春のように感じます。それでも直ぐに作業小屋に移動して打ち合わせです。告げられた作業は、臼沢の森の階段修理材料の背負い上げでした。

1636806254560_dscn7829     今日のメンバーは、鎌田、加賀、済賀、福原という剛腕・強力メンバーです。非力な筆者は「みちくさ」での舎人当番です。4人は、秋の終わりを告げるモミジのトンネルをくぐり、「A地点」(コンクリート土留めの上から2段目)まで、そこで必要な36セット(1セットは、横杭1本、縦杭2本)を運びあげてくれました。本当にお疲れさまでした。

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    「みちくさ」への来舎は、8人でした。全てが散策の皆さんで、足尾・ジャンダルム登頂の皆さんは、残念ながら時間切れのため来舎出来ませんでした。

1636806248263_dscn7824    それでも、常連となっている動物写真を趣味としている大沢さんと長い時間話しができました。そして館林から来られた「あけまる」さんとは、祖父が松木村の「星野さん」ということが話されました。父親は死の直前まで出自について話をしなかったと言っていました。「また必ず訪れる」と、約束をして帰って行きました。

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    最後は、足尾の山々を愛するUさん。Uさんならではの中倉山の様子を伝えていただきました。

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     臼沢の森は、いまだ輝いた空間を創っていますが、森びと広場の桜はほとんど葉を落としました。厳しい寒さを伴って冬が近づいて来ている松木沢です。

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 本日の森作業は、鎌田、加賀、福原、舎人は済賀、筆者・橋倉。放射線量は、0,115μ㏜でした。(報告 橋倉)

2021年11月 8日 (月)

冬支度する静かな足尾・松木沢で森と暮らす心得を学ぶ

 足尾に向かう途中の7時半過ぎても「いろは坂」に向かう渋滞はありませんでした。今日の舎人は最年長の鎌田さんと筆者。「みちくさ」には午前8時半に到着、天気は晴、気温は10.4度でした。足尾ダム駐車場は満杯、道路には車が溢れていました。なのに、みちくさ前の道を通る人影なし、どうやら車の皆さんは中倉山方面ですか?117 みちくさ周辺には動物の姿も見えなく、生きものの鳴き声すら聞こえませんでした。聞こえるは鎌田さんが操縦する刈払機エンジン音のみでした。非常に静かな松木渓谷でした。午前10時過ぎにジェット機の音が聴こえ、快晴の青空を見ると飛行機雲が一本。再び立冬過ぎの静寂な松木渓谷入口。Am10 昼食後、50代の御夫婦が来舎です。トイレと外テーブル利用の申込でした。御主人は初の足尾、奥様は子供の時に家族で来て以来の訪問でした。「足尾は良かった」という奥様の言葉で松木沢行き決めたそうです。少しの時間、色々と話し合い、出発する時に森びと手拭い(藍色)お買い上げいただきました。2人は自転車で松木川の上流へ向かって行きました。Photo 3人目の方は千葉県の田口さん。ここでは常連の方です。【みちくさ動物アルバム】に多くの写真を提供して頂いています。アルバム主人公は松木渓谷に出没する動物たちです。今日は狙っている猛禽類が過去最大で撮れたと喜んでいました。Photo_2 来舎4人目の方は佐野市の荒井さん。大きなレンズ装着のカメラを手にしていました。野鳥や動物の撮影で山歩きしているそうです。当団体の植樹活動を説明すると荒井さんから興味深い話が飛び出しました。荒井さんの本業は野菜農家、人参の生育が悪く、あれこれ試すも効果なし。今年、初めてトラック2台分の広葉樹の葉を畑に投入すると人参は順調に育ったそうです。それ以外のホウレン草やキャベツも驚くほど育って、規格外の大きさになり、スーパーで特売すると、即、完売したそうです。私は、土の重要性を改めて知りました。Photo_3  来舎5人目の方は林子さん。動物やカメラに詳しい当団体メンバーです。その時、千葉県の田口さんが「みちくさ」に寄ってくれましたので、3人で足尾松木沢の生きものが話題になり、生きもの達の識別法を知ることができました。私は空を見上げる楽しみが増えました。Pb050795

 まもなく冬です。「臼(うす)沢の森」の獣害防止や階段修繕が森作業の最重要課題。動物たちも命懸けです。植樹している我々も必死です。お互いの知恵を比べ合う生存競争がし烈になります。勝ち負けの問題ではなく、私たちはうまく共存するにはということを考えながらの作業になります。

 みちくさ内では数々の写真を展示しています。中倉山【孤高のブナ】【田中正造】【動物たち】など。閲覧や見学は無料です。自由にご覧ください。本日の舎人は鎌田、弘永(筆者)でした。(本日の放射能線量は0.098μSvでした)

2021年11月 6日 (土)

立冬前の小春日和のもとで秋の恵みを満喫できた足尾松木沢

Photo  立冬前日の足尾の朝の天気は小春日和でした。足尾ダム駐車場は満車で、道路には駐車してある車が列をなしていました。足尾の自然を満喫したい方々が、中倉山登山や足尾グランドキャニオン方面へ目指している様でした。Photo_2   ススキが輝いていましたPhoto_3 午前中は、昨日の森作業の続きを松村宗さん、福原さん、髙橋さんが行いました。私は「みちくさ」オープンの準備を整えた後、その作業に合流しました。Photo_4 Photo_5 Photo_6 Photo_7 作業は「みちくさ庭園」内のアジサイを猿の食害から護るためにアジサイを漁網で覆いました。作業をしていると「みちくさ」に寄ってくれた方がいましたので、コーヒーをご馳走しました。塚原さんという男性は「ここに来るのは4回目です」と言って、笑顔をみせてくれました。Photo_8 昼食後には家族連れの皆さんが「みちくさ」に立ち寄ってくれました。足利市から来た親子は「10頭くらいの鹿の群れを見ることができました。糞は丸い形をしていました。」、「コーヒーが美味しかった」、「市植樹活動に参加したいです。来年の里親植樹には3名が参加します。」と言ってくださり、その会費まで預けてくれました。また、コーヒーのお礼ですと言って、寄付もしてくれました。Photo_9  直後には、野木町から来た親子5人が寄ってくれました。「みちくさ」で少し休んでから、記念写真を撮って帰路につきました。Photo_10  今日は、南相馬市で森の防潮堤づくり応援をしている市民の「応援隊」の東城さん、岩橋さんが2年ぶりに足尾入りをしてくれました。2人を歓迎してくれたのは、秋晴れと木々の秋の装いでした。Photo_11 Photo_12 松村宗さん、福原さんと高橋さんが、足尾・松木沢の紅葉の輝きを案内してくれました。私たちが育てている木々の生長を見た二人はその美しさと香り、踏みつける落ち葉の柔らかい音にため息をついていました。Mm Photo_13 Photo_14     寒桜が咲きましたPhoto_15レンギョウも咲いていました。驚きです。
 本日の舎人は、高橋さんと大野でした。(本日の線量は0,103μ㏜)

2021年11月 3日 (水)

緊急事態宣言解除、賑わいが戻り始めた⁉足尾・松木沢

   今朝9時30分の足尾の天気は晴れ、気温は17℃でした。日光ICから渋滞となり、ノロノロ運転となりましたが、紅葉を楽しみながら足尾に向かいました。

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   足尾に着くと、中倉山ブナ保護のお手伝いをされていた加賀さん、橋倉さん、坂口さんがみちくさを開いてくれていました。

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 最初の訪問者は、日光市から来られた女性。「いい天気に恵まれ、ひとりで松木に来てみた。途中で「みちくさ」さんで一休み。いろいろなお話を聞くことができました。荒れた山に木を植えてくださっていると。頭がさがります」とノートに書いて下さいました。ぜひまたお越し下さい。

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 加賀さん、橋倉さん、坂口さんは松木の森にあるサクラに獣害防止のための幹ガードを捲きました。

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 松木の森の様子です。

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 みちくさ広場にも赤や黄色に染まった紅葉と緑の木々がキレイです。20211103_110613

 今日は陽気が良いため、松木沢を目指すハイカーが目立ちました。トイレを利用される方は多かったのですが、訪問者は少なかったです。また、ベンチでランチをされる方が2組いらっしゃいました。みちくさの庭には猿がひなたぼっこに訪れていました。20211103_131641

 2組目は茨城県牛久市から来られた榎本夫妻。同郷のスタッフ・済賀さん曰く、ご主人は森づくりに携われている方だということでした。ぜひまたお越し下さい。

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 その後、林子さん、そして中倉山から下山された大塚さん、清水さん、済賀さん、共同通信の記者さんが来てくれました。お疲れのところありがとうございます。

 緊急事態宣言が解除され、外出する機会も増えることと思います。今週いっぱいは紅葉が楽しめそうです。みちくさも今年は11月で閉舎します。感染症対策をされて、足尾・松木沢にお越し下さい。

20211103_093703_2 本日の舎人は加賀、小林。放射線量は0.103μSv/hでした。

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