冬に向かう静寂な足尾・松木沢
本日は勤労感謝の日(11/23)です。足尾・銅親水公園の駐車場は車で満杯でした。「みちくさ」に着くと気温は8℃、ジャンダルム方面は雲一つない快晴ですが、冷たい風が気温より寒く感じさせていました。早速、薪ストーブに火を付け、部屋を暖めました。
コーヒーで体を温めながら打ち合わせを行いました。鎌田さんと弘永さんは臼沢の階段修繕を行うことにしました。筆者は、「みちくさ」で訪問者を待つことにしました。現場では、鎌田さんの指導の下で階段づくりが始まりました。作業の様子を獲るために同行すると、弘永さんは最初、杭を打ち付けるのにカケヤが杭の中心に当たらなかったのですが、徐々にうまくなっていきました。
午前中は、先日残したBエリアの3段と上から3番目のエリア(Cのエリア)の17段の20段を作りました。
「みちくさの」訪問者は、オープンと同時に、桐生から足尾を訪れたお二人の方が立寄ってくれました。松木沢方面へのハイキングということで、直ぐに向かっていきました。
鎌田さんと弘永さんの二人は午後も階段修繕に向かいました。筆者は「みちくさ」で訪問者を待ちましたが、駐車場の車の方々は中倉山登山の模様で、その後の訪問者はいませんでした。鹿や猿も現れません。少し前には松木渓谷に響き渡るほど鳴いていた牡鹿の声も聞こえません。耳を澄ませると、「臼沢の森」で杭を打つ掛矢(カケヤ)の音だけが聴こえている程度の静けさでした。
”みちくさ”から周辺の森を観ていると、「臼沢の森」以外の木々は葉を落としていましたが、「臼沢の森」のふるさとの木の落葉広葉樹木は葉を付け、最後の秋色を楽しませてくれました。ブナ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カエデの仲間たちが厳冬を迎える準備をしているようでした。
午後2時を過ぎると中倉山に陽が隠れ、北側にある「みちくさ」周辺はめっきり冷えてきます。気温は朝と同じ8℃になっていました。3時過ぎに鎌田さんと弘永さんが戻ってきました。午後の階段修繕では、杭を打ち込む土中に石があり、杭が入らない場所が多く苦労したようです。午後は12段を修繕したとの報告をいただき、今日は32段を修繕しました。お疲れさまでした。
本日の舎人は、鎌田さん、加賀、森作業は弘永さんでした。本日の放射能線量:0.104μ㏜
(報告:加賀春吾)
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