松木の里に初雪が降りました。
今日は11月27日(土)、日本海側の低気圧の影響か、足尾ダムから松木方面を見ると山が白くなっています。
遊働楽舎“みちくさ”に到着すると、風花が飛んでいました。寒暖計を見ると8時30分の気温は4℃。手がかじかむ寒さです。薪ストーブに火を入れ、コンロでお湯を沸かそうとしましたが、ガスボンベが冷たく火がつきません。ボンベを暖め、やっと点火しお湯を沸かすことができました。線量を計測しているとハイカー3人組とすれ違い、「ジャンダルムまでゆっくり歩いてきます」と松木渓谷に向かっていきました。
今日は森作業・階段修繕に鎌田さん、加賀さん、山本さん、福原さん、橋倉さんが参加してくれました。朝の作業打ち合わせに参加し、階段修繕を鎌田・山本ペア、橋倉・済賀ペア、階段用杭運びを加賀・福原ペアで行うことになりました。筆者は午前中階段杭運びに参加しました。背負子、唐グワ、カケヤなど道具を軽トラックに載せ出発です。
今日はCブロックの階段修繕です。第2ゲート前の階段用杭を背負い臼沢の階段を登ります。Cブロックに到着し、鎌田・山本ペアはBブロックの残り4段を先に修繕し、橋倉・済賀ペアはCブロックの下側から階段修繕をスタートしました。
時折青空が顔を出しましたが、風花から雪に変わり、降ったり止んだりの中で階段づくりを進めました。
階段用杭は、「臼沢の乙女(シラカバ)」の上の堰堤に運び上げてあるものをCブロックに運びました。横杭2本、縦杭4本を基本に背負い上げていますが、横杭3本と縦杭6本にチャレンジすると階段1段登るたびに膝と腰に負荷がかかります。酸欠にならないように大きく息を吸い、呼吸を整えながら登りました。
予定した杭を荷揚げした後、福原さんはBブロック東側の獣害柵の修繕を行ってくれました。
さすがベテランのシニアスタッフです。杭を荷揚げしている間に階段修繕も進み、Cブロックは38段つくることができました。Bブロック4段と合わせ42段修繕することができました。雪の降り方も本格化してきたので、作業に区切りを付け、12時30分に下山を開始しました。足を滑らせ転倒しないように気をつけながら下山しました。
臼沢の森入口の杭置き場で、杭の重さを量ってビックリ!です。8kgまで量れる吊りはかりで横杭1本を量ると目盛りを振り切り、軽めの杭に取り換えると7.5kg。横杭2本で7.5kgでした。1セット(軽い杭)15kg。太めの横杭は9㎏とすると約16㎏。2セットで32㎏。重さに耐えて運んだ3セットは42㎏でした。次回の階段修繕の際は無理しないようにします。
13時から昼食をとりながら午後の作業打ち合わせをし、湿地帯に作った苗保護用の柵の撤去と階段用杭の荷揚げ班に分けて作業を行うことにしました。福原さんから手作りの干し柿の差し入れがありました。ごちそうさまでした。
筆者は“みちくさ”舎人の任務に戻り、薪ストーブに薪を足し、訪問者を待ちました。雪は時折ちらつく程度でしたが、14時20分を過ぎると雪の降り方が強くなりました。
道路を行きかうのは工事用の車ばかりで、本日の訪問者はいませんでした。
15時頃臼沢の階段修繕からスタッフが下山してきたので“みちくさ”を閉めて、作業小屋に移動し終了ミーティングを行い、本日の森作業を終了しました。
本日の舎人担当は、済賀さん、筆者清水、森作業は、鎌田さん、加賀さん、山本さん、福原さん、橋倉さんでした。初雪の中での森作業お疲れ様でした。
(報告・清水卓 本日の放射線量0.121µ㏜/h)
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