本日は10月15日(土)、天候は快晴です。二十四節季では寒露(秋の冷気によって露も凍る季節の意)ですが、天まで突き抜けるような青空が広がり、穏やかな秋の一日となりました。
9時00分の気温は10.6℃です。ニュースでは「日光の紅葉が見ごろになりました」と伝えられ、中禅寺湖方面に向かう車やバイクが数珠つなぎとなっていました。
足尾町松木村の紅葉はこれからです。苗床ではミズナラやコナラが色づき始め、可愛い紅葉を見せてくれます。臼沢の森を眺めると所々紅く色づいています。
多くの森ともの来舎を期待しながら“みちくさ”をオープンしました。
9時30分、臼沢の森からはサルの群れが騒いでいる鳴き声が聞こえます。木の実や木の葉を食べているのでしょうか?
天気も良いせいか、大きなリュックを背負った登山者が通過していきます。声をかけると、「皇海山に一泊します」とこたえてくれました。皆さん足早に松木渓谷方面に向かっていきました。
森ともの来舎を待ちながら、外のベンチで孟宗竹を使って工作をしました。電源のいらないスマートホン用のスピーカーです。仁平スタッフが「どんぐりキーホルダー」や「箸置き」など匠の技を披露しているので、負けずに「遊働楽舎」で使えるものをと、刃物の扱いに気を付けながら、竹を切り、穴をあけ、ナイフで削り、紙やすりで磨き、仕上げました。スマートホンに録音してある曲をかけると、柔らかい音でメロディーが流れてきました。
松木村を訪れる森ともに聞いてもらおうと待っていましたが、今日は日光の紅葉を見に行ってしまったのか、来舎する森ともはいませんでした。またの機会に。
15時過ぎ、下山してきた登山者に声をかけると宇都宮市から来た男性で、急いでいる様子でしたので“みちくさ”の看板前で写真だけ撮らせていただきました。「また来た時に寄らせていただきます」と言ってくれました。またのお越しをお待ちしております。
ジャンダルムからロッククライミングをするクライマーの声が聞こえてきます。その声に応えるかのようにシカも鳴き声を上げています。「そろそろ私たち(シカ)の時間だよ。帰る支度をしなさい。気をつけて降りるんだよ。」と言っているように聞こえます。
来週23日(日)には南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が開催されます。私たち森びとは、いのちを守る森の防潮堤づくりに参加し、市民の皆さんとともに、山と心に木を植えます。
(舎人:済賀、清水 本日の放射線量 0.155μsv/h)
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