2011年8月 7日 (日)

見えない糸に紡ぐ平和の心

P8062083  広島原爆投下を忘れない日の昨日。自然と生命を大切にする心を育む事業のひとつの「夏のみちくさ」が遊働楽舎で行われました。“みちくさ”を楽しむために参加してくれた皆さんは、宮原さん(東京都内)、倉垣さん(神奈川県)、斉藤さん(千葉県)の12名でした。

P8062048  プレ・「夏のみちくさ」のゲストは青木淳一先生(横国大名誉教授)です。午前中は6年間かけて育んだ臼沢の森を散策し、先生から森の家族とその生き方が話され、私たちは森に生かされていることを考えました。昼は自然の食材で作ったおかずでご飯を食べました。午後は、子どもたちや大人が感じる森の妖精や神様をイメージしました。

P8062077  今日の“みちくさ”訪問者は、松木沢渓谷にハイキングに来たお二人でした。Tさんは、「日頃目にすることのない風景を見ることができました。何度も来て見たくなります。寒い時に来て見たいと思います。コーヒーとおみそ汁ごちそうさまでした。」(千葉県船橋市・Tさん)、と感想を残してくれました。(Tさん、帽子の忘れ物をお預かりしています。お送りしますので連絡ください)(舎人:松村宗雄、清水卓)

2011年7月24日 (日)

足尾の魅力が広がっている?

P7242073_2  今日は当会が開催した「夏の感謝デー」と重なったみちくさの当番でした。今日の訪問者は準備中に「おはようございまーす。みちくさを見せて下さい~」との声でした。二組目の訪問者はご夫婦でした。「コーヒーでもいかがですか」とお誘いしましたら、快く「ありがとうございま~す」と、訪れてくれました。地図を片手に足尾の山を訪ねて来たお二人で、岩山を見て「元通りになるのは直すのは長い歳月がかかるのだろーね」と、ちょっぴり寂しそうな感じでした。

 今日は“森とも”の皆さんの草刈りが無事終わり、昼食・交流会での和やかさと笑顔をもってみちくさを訪れてくれたことに元気をいただきました。(舎人:仁平範義)P7242068

2011年7月23日 (土)

人はなるべく原始的な森に憧れるのかなあー?

Dscf8065  本日は13時に群馬県伊勢崎市から登山に来た竹内さんが来舎されました。2~3年前から足尾に来ているそうで、他県と比べて山に手の入っていないことがお気に入りだそうです。森びとノートには「よく来ていますが、だんだん緑が回復しているのが分かります。きれいな緑が戻った足尾が見れるのをたのしみにしています」と書いてくれました。明日、竹内さんは下山するので、登山中の写真や感想を投稿してくれるよう依頼をしました。山を詳しい方なので、私たちに是非アドバイスをいただけたらと思います。

Dscf8060  また、15時すぎにはJREU組合員18名が訪れてくれました。皆さんは午前中から約3時間、昨年植樹をした場所の草刈りをしてくれました。八王子から来られた間地さんからは「5年前に来たが、森がよみがえっていると感じました。自然を大事にする場を職場から広げていく」と、大宮から来た柴田さんからは「小さな苗木が育っていることに感動しました。少しは貢献できたかな」と感想を言ってくれました。最後に皆さんでみちくさの看板前で記念撮影をされました。

Dscf8059  今日は自然の恵みの有り難さを実感してもらうために太陽光エネルギーで電気が光る電球を外につるしました。また、今日は小さな蝶の訪問客もいました。

2011年7月18日 (月)

暑い日ですが緑の風が爽やかさを運ぶ松木沢渓谷です

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本日の足尾は9時30分現在で気温は31.8℃、湿度は51%の晴天で心地よい風が吹いていました。臼沢ではウグイスが鳴き、ヒグラシも「カナカナカナカナ」と爽やかな風にあわせて鳴いていました。

Dscf4785 今日の訪問者は10時前に、群馬県太田市から来られたご夫婦でした。松木渓谷ハイキング途中で寄ってくれました。旦那さんは数年前に足尾まで来たそうですが、今日は夫婦で来たそうです。奥さんは「足尾はもっとはげ山かと思っていましたが、ずい分緑が増えたんですね」と感心していました。

Dscf4796_2 13時過ぎには、昨日から国境平まで登山してきた2人組が下山する途中に寄ってくれました。20年前から足尾には来ているが、松木沢に来るのは初めてとのことでした。「(足尾に)来るたびに緑が増えていますよ」、「また寄ります」と言ってくれました。次の訪問者は、舎人・森戸さんと「わたらせ未来基金」の4名でした。事務局長の猿山弘子さんからは有機栽培で作られた麦茶を頂きました。皆さんからは、「良いことをやっているんだから、もっと助成金をもらってやるべきだ」など叱咤激励を頂きました。

Dscf4818_2 さて、舎人・清水卓さんは3年前の8月15日に娘さんと一緒に植樹をした臼沢の森を見に行き、写真を撮ってきました。今夜は娘さんに見せて一緒に成長を確認するそうです。それを聞き、「オヤジっ、頑張れ!」と心の中でエールを送りました。

(舎人:清水卓、小林敬)

Pic_0077 17日の訪問者は、栃木市に住む二人が地元のテレビを観て来ました、とみちくさを訪れてくれました。二組目の方は、茨城県に住む3名が皇海山(すかいざん)登山をするので下見に来たと言って、みちくさに寄ってくれました。皆さんには臼沢の森と松木沢に生息しているツキノワグマとアナグマの動画を観てもらいました。「熊が棲んでいるのかあー」とびっくりした様子でした。(舎人・宮原哲也、高杉俊徳)

2011年7月16日 (土)

足尾の風はきもちがいいですよ!

今日は一日夏日和でしたsun。ヒグラシと時折聞こえるキジの甲高い声、ホオジロ、ヒバリ、爽やかな風。釣りをされている方々が自転車で颯爽と走り抜けていきます。気持よさそう~。

みちくさは、というと・・・、暑い日のせいかいつもより通られる方も少なくのんびりとした一日でした。サボっていただろ、とツッコまれそうですが、これもまたきっと人徳?なのでしょう。

とはいえ、今日も何人かの方に立ち寄っていただきました。こうして皆さんに来ていただくと、舍人をやっている甲斐があるというものですshine

最初のみちくささんは、森びと会員の太宰さん。スケッチのために昨日から足尾入りしているとのこと。銅山跡地から歩いて、わざわざ差し入れを持って歩いてきてくれました。”森ともの声”に可愛らしい絵を書いてもいただきましたよ。絵を見るとサボっていることがバレてしまいますが・・・(実は営業中、コップを上におく決まりになっております^^;)、ありがとうございました!銅山跡地では気に入った絵が書けましたでしょうか?

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次にお立ち寄り頂いたのは浦和からお見えになった飯塚さん。動物ウォッチングをしに、ここ足尾へたびたび足を運んでいらっしゃる方です。以前はよく奥只見の方まで観察に行かれていたそうですが、ここ2年ぐらいは足尾を中心に活動されているそうです。足尾のほうが見晴らしも良く動物を見るには最適なのだとか。今日はイヌワシが一番の目的ですが、釣果?は芳しくないとのことでした。みちくさに飾ってあるオジロワシの写真を見てすぐに場所がわかるあたりが流石です。オオワシ、ノスリ、ハヤブサ、このあたりで見られる動物たちの貴重な話をたくさん聞かせていただきましてありがとうございました。また是非お立ち寄りください。

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もうおふた方、足尾間藤在住の地元の方。毎週週末に釣りにみえられているそうです。そうして右の方は川越からいらっしゃったクライマーの方。以前はこの先にある氷壁を登られていたそうです。お二人ともう少しお話をお聞きしたかったので、是非またいらしてくださいね~(舍人:森戸、小黒)。

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★★★

ところでこの写真、ご存知ですか?実はこれこのあたりならどこにでもあるヤシャブシです。ヤシャブシそれにニセアカシアは今の足尾の主役?の木なのですが、不思議と次の世代が育っていません(他の種が増えているかというとそれも無し)。先駆種(他より早く荒地に育つ)で、どこでも生える木だと聞きましたが、何故なんでしょう。誰か教えてください!

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2011年7月10日 (日)

雷雨が結んだ“出会い”は気分がいい

Pic_0010  足尾は昔から雷様の本場とあって今日の雷様は昼頃から夕方5時過ぎまでゴロゴロと唸っていました。昼頃から雷雨が襲ったせいか今日のみちくさには釣り人二組が雨宿りを兼ねて寄ってくれました。足尾町の近くのみどり市から釣りに来たMさんとTさんは「足尾は大好きな街です。川も森も大好きです。また、近いうちに松木に遊びに来ます」と書いてくれました。この二人からは記念にフライ用の擬餌針をいただきました。みちくさに飾ってあります。

P7101973  もうひと組の釣り人は茨城から来た男性二人でした。笠間市のWさんは「初めて訪れました。山の素晴らしさにしばし見とれ、イワナのきれいさに感動しました」。水戸市のKさんは「テレビで見る足尾のかつてのイメージとは違い、美しい山とイワナに出会えました」、と書いてくれました。雷雨が止まないので車で足尾ゲートまで送ってあげました。途中で雨宿りしていた男性も同乗させてあげました。外は雷雨で何も出来ませんでしたが、なんとなく気分が良い日でした。松木の杜はビロウドモウズイカが見頃ですよ。(舎人:岡安幸治、仁平範義)

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2011年7月 9日 (土)

“出会い”があると一日が早い

Img_1697  関東地方でも梅雨が空けました。午前中の気温は33度になりました。昼になると大粒のにわか雨が30分ほど降りました。先月に大合唱していたエゾハルゼミに変わって昼の暑いときにはニイニイゼミが合唱し、気温が下がるとヒグラシが合唱しています。

P7093044  今日は足尾在住の男性一人と宇都宮市在住の男女がみちくさを訪れてくれました。宇都宮の方は1年ぶりに松木沢渓谷を訪れたと言い、「いい場所にいい休憩所が出来て嬉しい。また来ます」とも言ってくれました。また、足尾在住の方は「仕事がなくなったら手伝いに来たい」と言っていました。コーヒーを飲みながら梅雨晴れの一時を過ごしました。

 15時30分過ぎには再びにわか雨が降り出しました。みちくさから苗床の若木たちを見ているとイキイキしている感じがありました。(舎人:小井土英一、仁平範義)

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2011年6月26日 (日)

森は自然の感動と未来へのヒントを与えてくれる

P6261902  舎人の仕事を初めて務めました。私のパートナーも自然大好き人間なので二人で二日間をみちくさで過ごしました。パートナーは「空気も良く、川の流れの音を聴きながらの夜はとても素晴らしく、晴れた日の夜空では星がきれいだ」と話していました。二日間とも多くの”森とも”と会うことができました。

 25日には「この地球は先祖から受け継ぎ、次の世代から借りているもの。次の世代に何を残し伝えてゆきたいのか。緑いっぱいの自然を子どもたちに伝えていく為に、どんぐりには未来の希望がつまっている」(大田区・森愛さん)。「初めての植樹に喜びを感じています。緑は都会にも・・・もっともっと多く必要。頑張ります」(品川区・木村健吾さん)。「沢でナミウズムシ(プラナリア)を確認しました。ここのシダ植物はヘビノネゴザとスギナぐらいと思っていましたが、オウレンシダを確認しましした」(埼玉県・大塚忠孝さん)が“森とも”メッセージを書いてくれました。

P6261903 26日は、「久しぶりに松木沢を訪れて緑の多さにビツクリしました。また、みちくさの皆様とお話しすることができ、楽しい時間を頂きました。ありがどうございました。今度、昔の松木の写真を持ってきます」と書いてくれた千葉県松戸市の山中照樹さんと過ごすことができ、ロッククライミングやアイスクライミングの話を聞くことができました。山中さんの愛犬に癒やされました。

昨日と本日で舎の生活水周りの工事を完了させました。また、今日は「遊働楽舎・みちくさ」開設1ヶ月後の会議を行い、舎人の心構えと運営マニアルの実習を行いました。

(舎人・小井土英一)

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2011年6月19日 (日)

出会いが“森とも”を育てる?

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今日は8時に「遊働楽舎・みちくさ」に着きました。昨夜は早く寝ましたので早起きができました。この時間では遅いかもしれませんが、今日も松木沢渓谷へ向かうハイカーが歩を進めていました。

 午前中は曇り日でしたが午後は青空も見え、外で丸太の椅子に座っていると松木沢から吹いてくる風が涼しいという過ごしやすい天気でした。みちくさの脇の道ではあのハンミョウが死んでいる虫を食べていました。15日のみちくさでは鹿沼市から来た家族から初めて教えられたハンミョウの美しさでしたが、実際、餌を探しているハンミョウを見るとその鮮やかさには感動しました。

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午後1時頃には「宇都宮ハイキングクラブ」の皆さんがみちくさに寄ってくれました。この3人は沢登りをやってきたと言っていました。皆さんはコーヒーを飲みながら、沢登りやロッククライミング、冬のアイスクライミングの素晴らしさを語ってくれました。今年の冬はアイスクライミングで足尾を訪れるクライマーが多いかもしれない、とも言っていました。登山関連の著書で足尾の瀑氷が紹介されたから、と言うことでした。(舎人・済賀正文)

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2011年6月18日 (土)

こころを耕す「みちくさ」で“みちくさ”してもらいました

午前中はくもりでしたが午後は雨になりました。この頃、新芽を追って山頂に移動していた鹿たちがやっと戻ってきてくれました。今日の昼頃は、地元の私立作新学院高等学校1年生一クラスが環境教育で訪れてきました。足尾で育つアナグマやツキノワグマの動画を紹介しました。一人の生徒は、「今日はみちくさでみちくさをしました(笑)。アナグマのビデオを観ました。とても良かったです。また来たいです」(男子生徒)、と感想を書いてくれました。男性教諭は「生徒達に鹿を見せてやりたかった」と言っていましたが、この時には鹿の姿が見えずに残念がっていました。案内してくれました「足尾の緑を育てる会」のスタッフの皆さんありがとうございました。

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午後には、鹿沼市の皆さん十数人が訪れてくれました。子どもたちはシートが流れるカジカガエルやコマドリ、モズ、キジ等の鳴き声に興味があり、お母さんにそのシートをねだっていました。子どもたちも『森ともの声ノート』にメモを書いてくれました。一緒に来た女性は薪ストーブに興味を持っていました。

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“森とも”の皆さんが訪れる前の午前中は、外に置いてある丸太椅子用のテーブルとして太い間伐材を設置しました。のんびりとした時間を少しでも過して頂ければと、チェンソーで丸太をカットして作りました。(舎人・小川薫)

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