2019年4月14日 (日)

春にむけて着々と準備する生き物たち

朝、みちくさに着くと中倉山の山は雪に覆われていました。今週水曜日に振った雪がまだ残っていました。Img_9632

うんしゅう停の前にも雪が残っていました。

Img_9629 

でも、生き物たちは春にむけて準備しているようです。

みちくさ前のコブシImg_9657

さくらのつぼみImg_9671

シナダレススメガヤの根本をみると緑色の草があるではないですか。これは、枯れ葉が緑になっているのか、それとも新しい葉なのか、今度調べてみましょう。Img_9663

本日の相方の鎌田さんは苗木の整理をしていただきました。
Img_9653

筆者は松木の森の散策をしました。するとアセビの花、そしてスイセンの花を観察しました。Img_9666

Img_9668

とても静かな日でしたが、午後になって2組がみちくさによっていただきました。

一組目は、ジャンダルムでロッククライミングをされてきたそうで、栃木県さくら市と小山からこられた方です。登山会のメンバーで、松木川から皇海山や、仁田元川から庚申山へ登られたこともあるということです。登山経験のとてもある方々でした。ぜひまた寄ってお話きかせてください。

Img_9664 もう一組目もジャンダルムでロッククライムされてきたとのことで、なにかとても充実した面持ちでした。山形とつくばからこられたとのことです。山形の方は林業で働かれているということで、我々の植樹活動について、よく理解していただきました。本日、帰られるとのことです。大変お疲れ様です。またロッククライムにこられた際はぜひ寄ってください。

Img_9684

そうこうしているうちに4時近くになり、うんしゅう停前にあった雪はすっかり融けてました。
Img_9665

静かな一日でしたが、着々と春がすすんでいることを感じた一日でした。

今日の舎人 鎌田・宮原 (本日の線量:0.112μSv 朝9時の気温12.4℃)

2019年4月13日 (土)

すっきり晴れ渡る足尾の空

少し空気の冷たい松木は雲ひとつない快晴!山頂付近の残雪が眩しく光っています。

01

水場の点検に行くと、若いシカが草を食んでいました。

02

暖かくなり、みちくさの周にも春の訪れが感じられます。オオシマザクラはツボミも大きく膨らんで今にも弾けそう!

03

ヤシャブシも地味ですが薄黄緑の花を満開に咲かせています。

04

それでもまだみちくさの中はヒンヤリしているので、薪ストーブに火を入れました。

お昼ごはんにしようと用意をしていると、野田市からの釣り人が立ち寄ってくれました。お昼ごはんがまだだと言うので、一緒にいただくことに。
フライでまずまずの釣果を上げて来たとのことですが、昨年に比べて水が少なく、これも温暖化による影響かとちょっと気になったとのこと。また寄って下さい。お待ちしていまーす!

05

先ほどの川の水量が気になったのでちょっと様子を見に行くと、確かに水量は少なめ・・・。ますます気合いを入れてたくさんの木を植えなければ!

06

その足で上流を少し散策。みちくさの少し上のシラカバの植林地は、今日も高原の様な風景でお気に入りです。

07

そのわきに群生しているアセビは満開に。

08

その近くには「森の妖精」とも言われるミツマタの群生が満開!黄色いボンボンが甘い香りを漂わせています。でも、ちょっと終わりかけかな・・・。

09

すっきり晴れた足尾の空に癒された一日でした。

10


本日の舎人: 仁平・小柴 (本日の線量:0.112μ?/h 朝9時の気温:12.5℃)

2019年4月 7日 (日)

春うらら、暖かな日差しで花が咲き始めました。

遊働楽舎(愛称:みちくさ)オープン2日目の4月7日(日)は朝から青空が広がり、とても気持ちが良い暖かな1日です。9時の気温は16℃、午後1時には21℃になりました。

P4070189

P4070263

P4070253

雨が降らないため沢の水が少なくなっており、取水口の点検を行い苗床のタンクに水を補給しました。本日森作業の高橋副理事長が苗木に撒水をしてくれました。

P4070204

P4070293

昨日、松村宗スタッフが差し入れてくれた三つ葉の根の部分が“捨てるにはもったいない”ということで、舎人・仁平さんが“みちくさ”前の畑に植えてくれました。葉が出てくるのが楽しみです。上の部分の三つ葉は昼食時に“おひたし”でいただきました。噛むとシャキシャキとして、三つ葉の香りが口の中に広がります。旬のものを食べると元気が湧いてきます。

P4070208

P4070209

P4070248

午前中の訪問者は、東京から来た釣り人の男性です。何度か足尾の沢に釣りに入っているそうです。

P4070245

午後3時頃、イワナを10匹ほど釣り上げた釣り人の男性が訪問してくれました。“みちくさ”には2度目の訪問です。35cmほどのイワナを釣り逃がし、再度チャレンジしに来ますと本日の釣果を話してくれました。

P4070299

1昨年前にサルにアンテナケーブルをかじられ、使用できなかった携帯電話の増幅器を再設置しました。かじられたケーブルを外し、アンテナ線が短くなったので増幅器の置き場所を南側の窓脇にしました。アンテナ線のランプが点くか心配しましたが、見事2つ点灯。携帯電話のアンテナは4本立ち、見事復旧することができました。
6年前に、圏外(電波が届かない)の旧松木を訪れるハイカーの皆さんに安心してハイキングや散策をしていただくため、緊急時の連絡用にとNTTドコモさんにお願いし設置していただいたものです。数年前、ジャンダルムでのロッククライミングを楽しんでいたクライマーが滑落した事故の際は、ドクターヘリの要請や警察官の方が連絡中継地として利用していただきました。

P4070259

P4070296

P4070252

栃木県内の平野部では桜が満開ですが、ここ足尾ではつぼみが紅く膨らみ始めたくらいです。松木の杜では、梅の花が咲き、馬酔木の花が鈴なりの満開です。スイセンもつぼみが膨らみ、少し咲き始めました。桜の開花が待ち遠しいですね。多くの森ともの皆さんのお越しをお待ちしています。

P4070191

P4070292


P4070290


P4070282

足尾の山を愛する皆さま、お疲れ様です。中倉山からゴミを拾ってきて下さりありがとうございます。“みちくさ”はゴミ置き場ではありませんので、お手数ですがお持ち帰りくださるようお願いいたします。


P4070238

P4070230


本日の放射線量 0.126µsv/h 舎人は仁平、筆者清水でした。

2019年4月 6日 (土)

本日、足尾松木渓谷入口の「みちくさ」はオープンしました

 「みちくさ」は今日からオープン。天気は快晴でしたが、強風が一日中ふいていました。

Photo_6

Photo_7 河原に芽吹いたヤナギ

 午前中は室内の模様替えをして、どんな出会いがあるのか訪問者を待ちました。

Photo_8

Photo_9  最初の方は、望遠カメラを担いで訪れてくれた塚原さん。塚原さんは「みちくさ」オープン時の2011年5月から寄ってくれている方。先月、この地に忘れた折りたたみ椅子が「みちくさ」に保管されていたので、「見つかって良かった」と言っていた塚原さん。松木渓谷の鳥の話を視した後、暫くぶりに写真に納まってくれました。

Photo_10  その後は、釣り人からは「水が少なく、強風なのでフライが思うようにいかない」との話を聞き、別れました。

Photo_11

Photo_12  オープン準備で入口のサッシを開けようとしたところ、忘れ物なのかはわかりませんが「孤独のジョニー」と書かれた看板?が入口に置いて有りました。「孤独なジョニー」さん!忘れものでしたら「みちくさ」の外壁に取り付けてありますので、お持ち帰り下さい。舎人は松村宗雄、仁平範義でした。本日の放射線線量0.122μ㏜/hでした。(報告 仁平範義)

2018年11月24日 (土)

足尾も冬支度への準備すすむ

暦の上では、二十四節気のひとつで「小雪」で、「わずかながら雪が降り始める頃」で前の日に山には雪が降ったのか、少し白くなっていました。Photo 本日の足尾は、朝から小春日和の晴天で気持ちが良い。「遊動学舎」(みちくさ)の外の温度計は、6℃で肌寒い感じがしたので、訪問してくれる森ともを暖かく迎えようとストーブを焚き、部屋の中を暖かくして森ともを待ちました。

Photo_2

中倉山の山頂付近は、雲ひとつない青い空が広がっていて、トビが獲物を見つけようと飛び回っていました。餌が見つからないのか何度も何度も旋回しながら飛んでいました。

Photo_3

Photo_4 臼沢の杜・民集の杜・新松木・松木の杜の木々が赤色や黄色オレンジ色でとても温かい感じがして、綺麗でした。

Photo_5

Photo_6

Photo_7

Photo_8 本日は訪問してくれる森ともはいませんでした。冬がそこまで来た様子の晩秋の足尾・松木沢、心を癒す自然の素晴らしさを体感してみませんか。

(本日の舎人  武田・岡安  放射能線量0.131usv/h   9時の気温6℃)

2018年11月23日 (金)

風花舞う松木沢

今日は「勤労感謝の日」、日光自動車道は連休の行楽客で少し車は多め。
足尾に向けて車を走らせていくと、パーキングエリアの辺りから白い物がチラチラと・・・。
日光の山々は吹雪かも!

01

みちくさ朝9時の時点で気温は7℃、天気は快晴です。

02

03

ですが・・・、吹雪のような風花が皇海山の方から吹きつけています。
皇海山の方向は真っ白!

 

05

みちくさの中もヒンヤリしているので、薪ストーブに火を入れました!
揺れる炎を見ているだけで癒されます。

04

午前中はお客さんも来ず、のんびりと時が過ぎていきます。
お昼少し前に、先日立ち寄ったと言うお二人が本庄市から来てくれました。
みちくさの雰囲気がとても心地よく、閉舎前にと寄ってくれました。
庚申山まで縦走することが夢で、今は「妄想縦走」してるとのこと。
「また、開舎したら来ますね!」と有難いお言葉。またお待ちしていまーす!

06_2

お客さんが来る気配もないので、上流の方まで少し散策に・・・。
紅葉の季節も過ぎ、すっかりと葉を落とした森はとてもすっきり。
みちくさの少し上のシラカバの植林地も、白い幹がはっきり見えてキレイです。

07

ひとつ上の堰堤の工事現場の先に、ビバークしているテントがありました。夜は寒そう。

08

2つ目の堰堤のそばにある滝は、夏場は葉が生い茂って良く見えませんが、今日はくっきりと見えました。

09

吹雪のような風花も少し弱まってきて、奥の山も見えるように。空気が澄んでいて、とても神々しい!

10

堰堤の上から下のたまりを覗くと、大きなイワナがゆったりと泳いでいるのが見えました。そろそろ水の底で冬眠かな?

11

ふだんは草が生い茂っていて見えませんでしたが、道端にホコリタケの群生も見つけました!

12

冬はもうすぐそこまで、動物も植物も冬支度が整いつつある松木沢でした。

本日の舎人: 清水・小柴 (本日の線量:0.119μ?/h 朝9時の気温:7.0℃)

2018年11月18日 (日)

足尾・旧松木村を訪れる皆さんの色々な想いと秋の空

 秋晴れの今日、午前中は訪問者がありませんでした。舎人の筆者以外の森びとの皆さんは「秋の感謝デー」で汗を流していました。臼沢の森西では獣害防止柵つくり、「みちくさの庭」班はもみじやカツラの木を手際よく植えていました。インストラクターの大塚さんの職人技には見とれてしまいました。手伝うことすらおこがましいほどでした。

Imgp0288  こんな森作業の様子をドローンで撮影すると、臼沢の森班の皆さんからは大きく手を振っていただきました。作業後、作業していたスタッフから「返事がない」と言われましたが、ドローンは返事ができないのであしからず。

Pb181726

Pb171691  こうした中で、みちくさには6名の方が寄っていただきました。皇海山への道を下見に来た方は「旧松木村を通って皇海山に行くのが目標でどうすればいいかと思って来ました」「思うだけでなかなか行けない」と述べていました。また、クマタカとイヌワシを見ることができたと喜んでいる方も寄ってくれました。さらに、「旧松木村の奥に行ったことがなかったので行ってきました」「ゲート付近で年1回植樹もしています」という方も寄ってくれました。この旧松木村を訪れる方は色々な目的で来ているということを感じました。

Pb163666  青空がとっても綺麗な一日でした。モズの囀りが透きとおった晩秋の乾いた空気に流れていました。本日の放射線線量0.139μ㏜/hでした。(舎人 岡部)

2018年11月17日 (土)

足尾の紅葉も終わりに近づいて、冬支度

わたらせ川源流の碑から、足尾松木を望む。

Photo_6 今日のみちくさ天候は、8:50現在気温10℃、晴れ。紅葉も終わりに近づき、山の木々も葉を落とし冬の訪れに備えています。

Photo_7

Photo_8

Photo_9 お湯が沸く間に、掃除をして森ともを迎える準備中。

Photo_10 コーヒーを飲みながら、今日訪れる宇都宮大学に留学中の学生へのレクチャー、おもてなし。森びとスッタフと森ともが「みちくさの庭」に植えた苗木の成長。来年には、どんな花が咲いてくれるか楽しみです。

Photo_11

Photo_14 バスで、到着の留学生を仁平さんが出迎え「みちくさ」まで案内。

Photo_12 「みちくさ」に到着後に各自の自己紹介、高橋さんからは、私たちの合言葉“山と心に木を植える”ができた経緯を話され、人は自然の一部であり、自然に生かされている事を知ってもらいたい。それを皆さんが、発信しすることで足尾の良さを知ってもらい、森(自然)に寄り添って生きることを広めてください。留学生の皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

Photo_13 本日の放射線線量:0117μsv/h   舎人:仁平、小川(報告 小川)

2018年11月11日 (日)

穏やかな秋が満喫できた松木渓谷

本日も天候に恵まれた松木渓谷は快晴です。足尾ダムゲートの水の流れも緩やかでした。

Imgp0253_3

Imgp0254 「森とも」の来訪の合間に、昨日運びこまれた培養土の劣化防止のため、ビニールシートで保護をしました。

7 

Imgp0257 午前中は2名の方が立ち寄ってくれました。佐野市の遠藤さんは帰りも寄らせて頂きますと、少し休憩して渓谷へ入って行きました。

昼時になり遠藤さんが再度立ち寄ってくれました。「天気が良いので山が美しく見え最高です。9月23日に訪れて2回目の松木沢渓谷。足尾は大好きです。はじめて足尾に来たのは1973年、景色がまるで違っていました。山肌が茶色で別世界にきたようでした。又、別の季節に来て見たい」と森びとノートに書いてくれました。お待ちしております。是非、四季折々の松木渓谷を堪能して下さい。 

次の訪問者は、昨日から日光・足尾での旅を楽しんでいる東京都立川市の荘田様ご夫妻が、渓谷を目的に来てくれました「素敵な休憩所がありラーメンをご馳走になり、色々と山のお話などをお聞きして楽しく過ごさせて頂きました。(奥様) 美味しいコヒーと楽しいお話ありがとうございました。ご馳走様です(夫)」とお二人で書いて頂き募金もして頂きました。ありがとうございました。新緑の時季の足尾渓谷を見たいと述べて居ましたので是非の来舎をお待ちしております。(写真は旦那様)

Imgp0259 次いての森びとは太田市のカップルでした。足尾の歴史や写真等に興味を持てれ手ぬぐいも購入して頂きました、太田市で近いので是非、来年も気軽に足尾松木渓谷に足を運んでください。お待ちしております。

Imgp0262  最後に、みどり市の岩崎さんが散策の帰りに立ち寄り、バイクでダムゲートまで来て入山しました。「会社が群馬ですが、ホームページを見て機会があればイベントに参加したい」と述べ帰宅されました。

028_2

森ともの皆さん。11月中は「遊働楽舎・みちくさ」は開舎しておりますのでお立ち寄り下さい。お待ちしております。 本日の放射線線量:0124μsv/h   舎人:小井土、松井                                               

2018年11月10日 (土)

快晴で穏やかな松木渓谷!

 昨日の雨が上がり秋晴れの日光市。紅葉シーズンで交通渋滞を覚悟して日光駅からハンドルを握り国道121号から122号で足尾に向かうと、渋滞はなくいつもと変わらぬ交通量でした。

111_2 112  スムーズに松木渓谷に着くことが出来ましたが、ダムゲート駐車場には多くの車が駐車しており、秋晴れで穏やかな松木渓谷を訪れる「森とも」に期待が高まりました。

113森びと広場では、朝早くから鎌田、加賀、柳澤スタッフが培養土の荷卸しをしておりました。その後、3人のスタッフは「みちくさ」前の看板柱に使う松を鎌田スタッフ宅へ出かけ運搬作業をしてくれました。ありがとうございました。

116  「遊動楽舎」(愛称:みちくさ)下の「みちくさの庭」に花の咲く苗木や草花が植えられ、ビヨトープもほぼ完成、し、多くの生物の生息の場となり来春が楽しみです。

114 午前中は「みちくさ」を訪れてくれる人はありませんでした。午後の時間を使い撒水用給水口の木栓が不具合と伺いましたので、調整をしました。01111_201110

少しし陽が落ちかけた頃に、月2回程渓谷に入るセミプロカメラマン?桐生出身で現在は東京に在住の塚原さんが立ち寄り、本日のシャッターチャンスをものにした鹿の素晴しい映像を見せて頂きました。映像は第二ゲート付近にある雑木林とのことでした。「今月はもう入れないので、雪が降ったら入山したい」と述べ帰宅しました。塚原さん、12月は「みちくさ」は閉舎になりますが、十分雪道の入山には気を付け安全でお願いします。

Imgp0251

本日の放射線の線量は0,117μsv/Hでした。  舎人:鎌田。松井

最近の写真

  • Dsc08900
  • R0003679
  • R0003672
  • Dsc08862
  • R0003666
  • R0003662
  • Dsc08845
  • Dsc08823
  • Dsc08820
  • R0003657
  • 20250412
  • 20250412_9