2022年4月11日 (月)

初の夏日を感じた足尾・松木‼

    昨日(4月10日)みちくさに8時20分に到着し、天気は快晴、気温は14.5度、風も無く大変さわやかな朝でした。

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    午前中は松村宗雄さんと、湿地の新植樹地の排水の設置された場所に行き、水を集めるのはどうすれば良いか知恵を出し合いました。その後、みちくさ周りの3か所の階段の修繕をマンノウと唐鍬で行いました。この作業が終わると、松村宗雄さんは、みちくさの畑を耕してニラを植えていました。

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    12時過ぎ、みちくさの温度は25度を超え、今年初の夏日になりました。さすがに長袖のシャツの袖をまくりました。

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    本日初めての来舎は、足利市から来られた若い男性と女性です。女性の松木沢に来ての感想を聞くと「パキスタンやアフガニスタンの岩場と同じですね」との返答に驚きました。話を伺うと、その女性はタイの方と分かりました。机のノートには「いいところです」と日本語と英語とタイ語で足あとを記して頂き、ストラップと手ぬぐいをお買い上げいただきました。また、育樹のカンパも頂戴しました。ありがとうございました。

    13時過ぎには、旧ヘリポート跡地でカメラを構えていた笠間市から来られた60歳代の男性です。双眼鏡で空を見ているが、目的のものと出会えなかったと、残念そうでした。

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    その後、川口市から来られた御夫婦は「昨日も夕方にここに来たが、今日もクマの写真が撮れない」「また来てみたい」と、ファイト満々でした。

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    みちくさで多くの皆さんと久しぶりに出会うことができた良い1日でした。来舎された皆さん、またみちくさにお寄り下さい。

Photo    本日の作業者は、松村宗雄さんです。夏日の中の作業お疲れ様でした。

(舎人:済賀正文、放射線量は、0.92µ㏜/hでした)

 

2022年4月 9日 (土)

真夏のような陽気の中で、新植樹地“りんねの森”づくりに汗を流す!

 足尾・松木沢は夏を思わせる陽気で、朝9時の気温が18℃もありました。

 森びと広場の桜も蕾が膨らみ、もうすぐ開花しそうです。松木の杜のスイセンも葉を伸ばし、枯草の中で鮮やかな緑を放っていました。Dscn8098

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 今日、筆者は遊働楽舎(愛称:みちくさ)の舎人担当ですが、森作業には猛者と呼ばれるメンバーが集まっていました。新たな植樹地”りんねの森”づくりの準備をしていました。松木川沿いの植樹地に降りる作業通路用の階段をつくり、獣害防止用の柵を運び入れました。

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 もう一組は、今月29日に行われる中倉山のブナ保護活動の下見に向かいました。下山してきた済賀、坂口スタッフから報告を聞くと、「尾根の一部に雪を残す中倉山の稜線で、厳しい環境の中にあっても元気なブナに会えた」と二人は喜んでいました。

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 今日は、”みちくさ”を訪れる人はいませんでしたが、中倉山のブナに会いに行った人は多かったようです。

 煙害の歴史と足尾の山々の姿を見続けた”無言の語り木”が今、気候変動と向き合っています。いつまでも元気に、足尾の森の回復を見守ってもらえるように、29日は森ともの皆さんと一緒に”孤高のブナ”に恩送りします。

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 今日の森作業は、鎌田、福原、弘永、大野の皆さん。中倉山ブナ保護下見は、済賀、坂口。みちくさ担当は橋倉でした。

(報告 橋倉喜一)





2022年4月 3日 (日)

冬に戻ったような松木の里で森作業に汗流す

 4月3日(日)「みちくさ」オープン2日目、今日の午前中は森作業です。新型コロナウイルス感染症の影響で植樹祭などのイベントが出来ず、木を植えたい方の代わりに森びとスタッフが植樹を代行する「里親植樹」を今年も5月から開催する予定ですので、植樹地である臼沢西の森の土留め作りを行います。

 天気は、小雪がちらつく寒い曇り空。気温は9時現在2℃でした。Img_3150

 甲羅板や鉄筋などの資材は、先日荷揚げをしましたので、万能と大ハンマーだけを持って、いざ現地へ!昨年作った土留めの一部に崩れているところがあるので、手直しと新たな植樹地の土留めを合わせて5段の整備を行いました。前回は、10㎜の太さの鉄筋で石に当たると曲がってしまい苦戦をしましたが、今回は13㎜の太さを使いました。この太さだと少々の石でも砕いて刺さっていくので、スムーズに作ることが出来、ストレスが溜まらずスッキリした気持ちで作業が出来ました。

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 午前中の作業を終えて下山すると雨が降って来ました。作業中に降られず助かりました。雨は冷たく気温も5℃と冷え込んだままです。中倉山も雲が低く垂れこめていました。

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 午後は済賀さんが、29日に開催する「中倉山の無言の語り木(孤高のブナ)保護」活動に使う黒土をビニールハウスの中に広げて乾燥させる作業を行いました。これは、昨年11月の活動時に「(水分が多く)黒土が重たい」との感想を頂いたので少しでも軽くするための対策です。

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 午後から「みちくさ」をオープンしましたが、天気が悪いせいか、松木を訪れる森ともの皆さんの姿はありませんでした。

 本日の担当者は、森作業・済賀、舎人当番・加賀でした。

(報告:森びとスタッフ 加賀春吾)

2022年4月 2日 (土)

心地よい小鳥の囀りが響く中での森作業

 4月2日、足尾の天気は晴天。9時の気温は2℃と肌寒い朝でしたが、12時には気温が12℃に上がり、森作業日よりとなりました。

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 今日は「みちくさ」がオープンする日です。「遊働楽舎(愛称:みちくさ)」を開設してから12年になります。これまで、釣り人やハイカーなど多くの方が“みちくさ”に立ち寄っていただき、交流を深めてきました。今年も新型コロナウイルス感染が続きますが手洗い、換気、消毒などを行い、土曜、日曜のひと時を快く過ごしていただけるようお待ちしています。

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 今日のスタッフ・サポーターは5人です。午前中は、分かれて作業を行いました。

 加賀、済賀、清水の3人は、先日の臼沢の森作業でできなかった、西側の獣害柵の点検・修繕を行いました。鎌田、大野の2人は、午後からのみちくさオープンに向けて、室内の窓拭き、トイレ清掃、食器洗い、ペンキ塗りなどを行いました。その後「りんねの森」の枯れ草刈りと階段づくりを行いました。

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 13時を過ぎても臼沢の森の点検・修繕組が下山してきません。双眼鏡で探すと3人は、まだ山の中腹で作業をしていることが確認できましたので13時30分に先に昼食をとりました。

 14時ごろ降りてきた3人に話を聞くと、西側の中腹から獣害柵の点検を行うと、シカに金網が何か所も破られ、金網の下の土を掘り侵入している場所もあったようです。急斜面で砂地の場所もあり、足を滑らせて滑落しないように神経を使うなど、大変な修繕作業であったことを聞きました。

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 今日の“みちくさ”は、釣り人が通り過ぎただけで、立ち寄る方はいませんでした。

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 “みちくさの庭”のミツマタが黄色い花を咲かせ始めました。足元を確認するとカタクリの紫色の花が可憐に咲き、私たちの目を楽しませてくれました。

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 こぶしは白い花弁が顔を出し始めました。桜はまだ蕾です。これから松木の森は花に包まれます。多くの森ともの皆様の来舎をお待ちしています。

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 本日の森作業は、鎌田、加賀、済賀、清水、そして大野でした。皆さんお疲れ様でした。

(報告 大野昭彦) 

2021年11月28日 (日)

冬本番です、足尾・松木の里!

 本日(11月28日)は、今年最後の遊働楽舎“みちくさ”開舎日です。約2年ぶりに足尾に来ることができた千葉県在住の武田さんと舎人を担当します。武田さんが到着した7時40分頃は「一面の白い雪の世界」で、気温は0℃と教えてくれました。

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 足尾は、昨日の昼頃から夜中まで初雪が降りました。筆者が到着したのは8時過ぎでしたが、“みちくさ”舎内に入ると武田さんが薪ストーブに火を入れており、遠赤外線で冷えた体が直ぐに温まりました。お湯も沸かしてポットに入れてくれました。武田さんの“みちくさ”に早く来たかったという気持ちが伝わります。ありがとうございました。二人でホットコーヒーを飲みながら本日の作業の打ち合わせをしました。武田さんは“みちくさ”内の清掃、筆者は臼沢の森の階段修繕用杭の荷揚げです。

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 荷揚げをしているとM&mのベンチに雪が解けてキラキラ輝いていました。11時前には臼沢の森入り口前に残っていた修繕杭を全て(11セット)を、仮置き場の第一中継地点(臼沢の乙女・シラカバの上段)まで荷揚げすることが出来ました。

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 コロナ禍の今年、植樹を希望する人に代わり足尾スタッフが植樹を行った「里親植樹」会場(臼沢西の森)を武田さんが見学に来ました。「凄い急斜面に驚いた」と言っていました。

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 二人で“みちくさ”に戻り昼食を始めようとした時に、埼玉県から松木入りしたハイカーのサミー&タクミさんが立ち寄ってくれました。「皇海山を目指したが増水の為に撤退してきた」とのことです。お二人は、日本100名山の制覇を目指しているそうです。中倉山の無言の語り木のブナ保護の話しをすると大変興味を持たれ、来年4月29日に開催を計画しているブナ保護活動に参加したいと申し出て頂きました。ありがとうございます。参加をお待ちしております。皇海山のリベンジ頑張ってください。その時は、“みちくさ”にお寄り下さい。本日の“みちくさ”の前の通過者は、2名でした。

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 今年も新型コロナウイルス感染状況が続き、十分に“みちくさ”を開けることは出来ませんでしたが、感染防止に努め、ハイカーや登山者、釣り人など多くの訪問者との交流を作り出すことができました。松木渓谷を訪れてくださった多くの“森とも”の皆さまとの出会いに感謝を申し上げます。

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 遊働楽舎“みちくさ”は、明日から2022年3月末まで閉舎となります。2022年4月から再開(土、日、祝祭日)しますので、多くの“森とも”の皆さんとの出会いを楽しみしています。

 尚、足尾・松木での育樹デー(森作業)は毎月第3水曜日に開催しています。

 本日の舎人は、武田さんと筆者・済賀でした。武田さんお疲れ様でした。

(報告・済賀正文  本日の線量 0,120μ㏜/h)

松木の里に初雪が降りました。

 今日は11月27日(土)、日本海側の低気圧の影響か、足尾ダムから松木方面を見ると山が白くなっています。

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 遊働楽舎“みちくさ”に到着すると、風花が飛んでいました。寒暖計を見ると8時30分の気温は4℃。手がかじかむ寒さです。薪ストーブに火を入れ、コンロでお湯を沸かそうとしましたが、ガスボンベが冷たく火がつきません。ボンベを暖め、やっと点火しお湯を沸かすことができました。線量を計測しているとハイカー3人組とすれ違い、「ジャンダルムまでゆっくり歩いてきます」と松木渓谷に向かっていきました。

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今日は森作業・階段修繕に鎌田さん、加賀さん、山本さん、福原さん、橋倉さんが参加してくれました。朝の作業打ち合わせに参加し、階段修繕を鎌田・山本ペア、橋倉・済賀ペア、階段用杭運びを加賀・福原ペアで行うことになりました。筆者は午前中階段杭運びに参加しました。背負子、唐グワ、カケヤなど道具を軽トラックに載せ出発です。

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今日はCブロックの階段修繕です。第2ゲート前の階段用杭を背負い臼沢の階段を登ります。Cブロックに到着し、鎌田・山本ペアはBブロックの残り4段を先に修繕し、橋倉・済賀ペアはCブロックの下側から階段修繕をスタートしました。

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時折青空が顔を出しましたが、風花から雪に変わり、降ったり止んだりの中で階段づくりを進めました。

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 階段用杭は、「臼沢の乙女(シラカバ)」の上の堰堤に運び上げてあるものをCブロックに運びました。横杭2本、縦杭4本を基本に背負い上げていますが、横杭3本と縦杭6本にチャレンジすると階段1段登るたびに膝と腰に負荷がかかります。酸欠にならないように大きく息を吸い、呼吸を整えながら登りました。

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 予定した杭を荷揚げした後、福原さんはBブロック東側の獣害柵の修繕を行ってくれました。

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 さすがベテランのシニアスタッフです。杭を荷揚げしている間に階段修繕も進み、Cブロックは38段つくることができました。Bブロック4段と合わせ42段修繕することができました。雪の降り方も本格化してきたので、作業に区切りを付け、12時30分に下山を開始しました。足を滑らせ転倒しないように気をつけながら下山しました。

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 臼沢の森入口の杭置き場で、杭の重さを量ってビックリ!です。8kgまで量れる吊りはかりで横杭1本を量ると目盛りを振り切り、軽めの杭に取り換えると7.5kg。横杭2本で7.5kgでした。1セット(軽い杭)15kg。太めの横杭は9㎏とすると約16㎏。2セットで32㎏。重さに耐えて運んだ3セットは42㎏でした。次回の階段修繕の際は無理しないようにします。

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 13時から昼食をとりながら午後の作業打ち合わせをし、湿地帯に作った苗保護用の柵の撤去と階段用杭の荷揚げ班に分けて作業を行うことにしました。福原さんから手作りの干し柿の差し入れがありました。ごちそうさまでした。

 

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 筆者は“みちくさ”舎人の任務に戻り、薪ストーブに薪を足し、訪問者を待ちました。雪は時折ちらつく程度でしたが、14時20分を過ぎると雪の降り方が強くなりました。

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 道路を行きかうのは工事用の車ばかりで、本日の訪問者はいませんでした。

 15時頃臼沢の階段修繕からスタッフが下山してきたので“みちくさ”を閉めて、作業小屋に移動し終了ミーティングを行い、本日の森作業を終了しました。

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 本日の舎人担当は、済賀さん、筆者清水、森作業は、鎌田さん、加賀さん、山本さん、福原さん、橋倉さんでした。初雪の中での森作業お疲れ様でした。

(報告・清水卓 本日の放射線量0.121µ㏜/h)

2021年11月23日 (火)

冬に向かう静寂な足尾・松木沢

 本日は勤労感謝の日(11/23)です。足尾・銅親水公園の駐車場は車で満杯でした。「みちくさ」に着くと気温は8℃、ジャンダルム方面は雲一つない快晴ですが、冷たい風が気温より寒く感じさせていました。早速、薪ストーブに火を付け、部屋を暖めました。

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 コーヒーで体を温めながら打ち合わせを行いました。鎌田さんと弘永さんは臼沢の階段修繕を行うことにしました。筆者は、「みちくさ」で訪問者を待つことにしました。現場では、鎌田さんの指導の下で階段づくりが始まりました。作業の様子を獲るために同行すると、弘永さんは最初、杭を打ち付けるのにカケヤが杭の中心に当たらなかったのですが、徐々にうまくなっていきました。

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 午前中は、先日残したBエリアの3段と上から3番目のエリア(Cのエリア)の17段の20段を作りました。

 「みちくさの」訪問者は、オープンと同時に、桐生から足尾を訪れたお二人の方が立寄ってくれました。松木沢方面へのハイキングということで、直ぐに向かっていきました。

 鎌田さんと弘永さんの二人は午後も階段修繕に向かいました。筆者は「みちくさ」で訪問者を待ちましたが、駐車場の車の方々は中倉山登山の模様で、その後の訪問者はいませんでした。鹿や猿も現れません。少し前には松木渓谷に響き渡るほど鳴いていた牡鹿の声も聞こえません。耳を澄ませると、「臼沢の森」で杭を打つ掛矢(カケヤ)の音だけが聴こえている程度の静けさでした。

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 ”みちくさ”から周辺の森を観ていると、「臼沢の森」以外の木々は葉を落としていましたが、「臼沢の森」のふるさとの木の落葉広葉樹木は葉を付け、最後の秋色を楽しませてくれました。ブナ、コナラ、ミズナラ、クヌギ、カエデの仲間たちが厳冬を迎える準備をしているようでした。

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 午後2時を過ぎると中倉山に陽が隠れ、北側にある「みちくさ」周辺はめっきり冷えてきます。気温は朝と同じ8℃になっていました。3時過ぎに鎌田さんと弘永さんが戻ってきました。午後の階段修繕では、杭を打ち込む土中に石があり、杭が入らない場所が多く苦労したようです。午後は12段を修繕したとの報告をいただき、今日は32段を修繕しました。お疲れさまでした。

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本日の舎人は、鎌田さん、加賀、森作業は弘永さんでした。本日の放射能線量:0.104μ㏜

(報告:加賀春吾)

2021年11月21日 (日)

晩秋へ歩み続ける松木渓谷

本日8時の気温は8℃、天気は晴れでした。午後は肌寒く冷たい風が身に沁みる一日でした。Dsc_13533279相方の済賀さんが8時に入り、ストーブに薪を入れて「みちくさ」は暖かくなっていました。打ち合せをしていると、嬉しい最初の訪問者です。Dsc_13643275 Dsc_13573278 宇都宮在住の中国の男性ハイカー1人が訪れ、「みちくさ」内に飾ってある鹿の角を撮影後、ハイカーは済賀さんの道案内を受けてジャンダルム方向へ向かって歩いていきました。Dsc_13623274_2 Dsc_1343_2 昼少し前、橋倉サポーターが4人の兄姉を足尾に案内し、この間の森づくりの活動の現場を百聞は一見にあらずと松木渓谷を案内してくれました。ありがとう御座いました。Dsc_13653276済賀さんは、階段修繕用材料を30セットを背負って運び上げてくれました。天気予報では今晩から雨予想ということなので、その材料をブルーシート覆ってくれました。本当にお疲れさまでした。報告は松井でした。本日の放射能線量:0,109μ㏜/h(舎人:濟賀・松井)

2021年11月20日 (土)

小春日和の松木沢渓谷に森びと集る!

秋が深まる松木沢渓谷の朝9時の気温は10℃で秋晴れでした、沢風が少し吹きましたが小春日和でひばりの囀りが時より聞こえる穏やかな終日で、13名もの訪問者がありました。コーヒーを飲みながら朝の打ち合わせを行ない、午前は森びと号のスタッドレスタイヤ交換、午後は臼沢の森の点検を行なうことにしました。

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午前に訪れてくれたのは、埼玉からの男女4名のパーティーでジャンダルムを抜けて中倉山に直登し、帰りは仁田元へ下山する方。渋滞で送れた時間を取り戻したいと足早に出発して行きました。 

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午後、最初に訪れてくれたのは、東京都内から初めて散策に見えたご夫妻でした。松木沢渓谷の様子を見ての驚きと森づくりへの関心を寄せてくれました。次に訪れてくれましたのは、10月に一度ガイドをして来舎した群馬の佐藤さん達の4名でした。Dsc_1348

前後して宇都宮大学の学生さん2名が、卒業論文の研究「山の森づくり」をテーマ‐で立ち寄り、真剣に資料などに目を通していました。良い論文が出来上がることを願っています。

Dsc_1349_1日が落ちて少し寒くなった頃、最後に訪れてくれましたのは高根沢のAさんで、中倉山の「孤高のブナ」の保護活動に、来年森びとブログの案内を見て友達を誘い参加をしたいと約束をしてくれました。お待ちしておりますので宜しくお願いします。

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臼沢の森の頂上のネットに80cm×120cmの穴が空いていましたので、途中のゲートにあったネットを活用して補修をしました。 Image16

 本日は、様々な人たちと出会いが出来たことに感謝しています。コロナが収束に向かっているように思われますが、対策を施し残り少ない「みちくさ」での出会いをお待ちしていますので、是非お立ち寄り下さい。本日の放射能線量:0,112μSV/h     舎人:小柴、松井

 

 

 

2021年11月15日 (月)

静かに時が過ぎる晩秋の松木渓谷。

 本日は11月14日(日)、朝から足尾は快晴です。晩秋の松木渓谷を散策する皆さんの訪問を楽しみに、“みちくさ”のオープン準備をしました。9時の気温は8℃。舎人相方の弘永さんがお湯を沸かし、ストーブに火を入れてくれました。筆者は、外に森びと旗を立て、「いらっしゃいませ」のコーヒーカップを出しました。

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朝の打ち合わせのコーヒータイムには、南相馬の岩橋さん、東城さんから差し入れしていただいた菓子をいただきました。ごちそうさまでした。

午前中は、放射線量計測後に“みちくさ”のソーラーシステムのバッテリー接続、松木の杜の獣害柵点検を行うことにしました。

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 外のバッテリーボックスを開け、10日に交換したバッテリーの配線接続をしました。10年前に設置したバッテリーが劣化して充電できなくなり、直流から交流への変換機器が使用可能か不明であったため、容量は1/10程度ですが、筆者が自宅でソーラー充電用に使用しているバッテリーを仮設置しました。

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 接続後、室内の配電盤のスイッチを入れ、インバーターをON。室内灯のスイッチを入れるとLEDランプが点灯しました。回路は生きていました。一安心です。ソーラーからの電圧とバッテリーの電圧を測定し充電されていることも確認しました。陽が落ちると充電がストップするので、足尾の寒冷地で使用できる時間などを把握していきたいと思います。

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その後、獣害柵の点検に向かいました。コンテナから針金とペンチを持ち、松木の杜へ入ると、柵の上部が所々曲げられていました。サルの群れが出入りするために見張り役をするサルが腰かけた場所と思われます。

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 足もとにツヤツヤした鹿のフンが落ちていました。シカが入り込んでいることを警戒し、柵の点検をしながら見回りしました。一周し、破られた箇所は無く、シカも外に出てしまったようです。一安心です。森の中を歩いていても鳥やシカの鳴き声が聞こえません。工事も休みのため静かな松木です。松木渓谷に向かうハイカー見受けられませんでした。

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 点検を終え“みちくさ”に戻ると12時近くになっていましたので、手を洗い昼食にしました。昼食後、外にいた弘永さんから「アナグマが小屋の下に潜り込んだ」との情報を得て、しばらく様子を見ているとアナグマが顔を出しました。本日最初の訪問者です。

体長60㎝ぐらい。草むらに鼻を挿し前足で草をかき分け、虫を探しているようです。静かに見ていると足もとまでやってきました。愛くるしく、ぬいぐるみの様です。

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 2時過ぎに、ロッククライミング帰りのシニア2名が立ち寄ってくれました。話を伺うと横浜からの訪問者で、金曜夜から足尾入りし、昨日、今日とクライミングを楽しんだようです。クライミング歴をうかがうと、「20年ぐらいかな」ということで、「30歳くらいから始めたのですか」と聞くと「54歳から」という返答にびっくり。現在75歳になるそうです。シニアのパワーに驚きです。以前は奥様とアイスクライミングを楽しんでいたそうです。

「ジャンダルムの岩肌は弱く、落ちるより落石が怖い」とクライミングの難しさや「昔は緑も少なく黒い山だったが、今は緑がずいぶん増えた」と森づくりに取り組む一員としてうれしい感想を話してくれました。またのお越しをお待ちしております。

 

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 中倉山に陽が沈み、寒さも増してきたので“みちくさ”を閉舎し帰路につきました。本日“みちくさ”の訪問者はクライマー2名とアナグマでした。本日の舎人は、弘永、清水でした。

報告・清水卓(本日の放射線量0.090µ㏜/h)

 

 

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