心地よい小鳥の囀りが響く中での森作業
4月2日、足尾の天気は晴天。9時の気温は2℃と肌寒い朝でしたが、12時には気温が12℃に上がり、森作業日よりとなりました。
今日は「みちくさ」がオープンする日です。「遊働楽舎(愛称:みちくさ)」を開設してから12年になります。これまで、釣り人やハイカーなど多くの方が“みちくさ”に立ち寄っていただき、交流を深めてきました。今年も新型コロナウイルス感染が続きますが手洗い、換気、消毒などを行い、土曜、日曜のひと時を快く過ごしていただけるようお待ちしています。
今日のスタッフ・サポーターは5人です。午前中は、分かれて作業を行いました。
加賀、済賀、清水の3人は、先日の臼沢の森作業でできなかった、西側の獣害柵の点検・修繕を行いました。鎌田、大野の2人は、午後からのみちくさオープンに向けて、室内の窓拭き、トイレ清掃、食器洗い、ペンキ塗りなどを行いました。その後「りんねの森」の枯れ草刈りと階段づくりを行いました。
13時を過ぎても臼沢の森の点検・修繕組が下山してきません。双眼鏡で探すと3人は、まだ山の中腹で作業をしていることが確認できましたので13時30分に先に昼食をとりました。
14時ごろ降りてきた3人に話を聞くと、西側の中腹から獣害柵の点検を行うと、シカに金網が何か所も破られ、金網の下の土を掘り侵入している場所もあったようです。急斜面で砂地の場所もあり、足を滑らせて滑落しないように神経を使うなど、大変な修繕作業であったことを聞きました。
今日の“みちくさ”は、釣り人が通り過ぎただけで、立ち寄る方はいませんでした。
“みちくさの庭”のミツマタが黄色い花を咲かせ始めました。足元を確認するとカタクリの紫色の花が可憐に咲き、私たちの目を楽しませてくれました。
こぶしは白い花弁が顔を出し始めました。桜はまだ蕾です。これから松木の森は花に包まれます。多くの森ともの皆様の来舎をお待ちしています。
本日の森作業は、鎌田、加賀、済賀、清水、そして大野でした。皆さんお疲れ様でした。
(報告 大野昭彦)
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