みちくさの新人舎人は、見て・聴いて・体験して、自然から学ぶ事ばかり!!
今日の足尾(松木沢)7月28日(日)は、どんよりとした曇り空。時々雲の隙間から優しい陽射しがこぼれだし“みちくさ”を包み込むかのように降り注ぎ、吹く風もどこか心地よく穏やかです。
静寂の中、聴こえてくるものは川の流れであったり、蝉の声がハーモニーとなり心落ち着く時が始まりました。9時の気温は26度です。
本日訪問者一番乗りは、“みちくさ”の窓を開放すると訪れました。一匹のトンボ(アキアカネ)です。“みちくさ”の周りには無数のトンボが悠々と飛び回っています。
今日の始まりは、まず訪れてくる皆様を迎えるためのお湯の準備と室内清掃です。その後、放射線量の測定を行い、みちくさの周りの散策に歩きだすと、道の両側にシソの葉が群生していたことにびっくり(なぜ?)、そこで脳裏に浮かんだのがこの場所で、永らく生活していた松木村の村民の人々が、育てていたものが時がたった今でも、元気に群生しているだなと想いながら写真をパチリ。後で確認するとシソの葉に似たレモンエゴマでした。
そのまま散策を続けると、厳しい暑さの中色々な草花が生育している様子が見られました。
“みちくさ”に戻る途中、鹿のフンを眺めていると、何やら動く虫がいました。この虫は何だろうかと近づくと、フン虫の仲間の“オオセンチコガネ”でした。鹿のフンが多い松木郷ではよく見られる昆虫です。
次の訪問者は、群馬から来たご夫婦で、「街中よりは涼しいかと思い散歩がてら来ました」ということでした。11時頃“みちくさ”を通過し、13時20頃戻ってきましたので、橋倉さんが声を掛けお話をうかがいました。足尾の森づくりや、中倉山の孤高のブナ保護など、森びとの活動の紹介をさせていただき、ぜひまた訪れてくださいとお二人を見送りました。
その後、訪れる人も見受けられないので、橋倉さんから「ハンモック体験したことあるか」と聞かれたので、「ないです」と答えると、橋倉がハンモックを木と木の間に吊るし、ハンモック初体験をしました。中々気持ちが良い揺れ心地で、見上げるとミズナラの葉が陽ざしを遮ぎってくれて、最高の体験になりました。松木郷を訪れた際には「夏休みの思い出づくり」に声掛けをしてください。
あと数日で8月です。この異常な暑さはいつまで続くのでしょうか?
中倉山に太陽が隠れると、足尾の季節が次のステージへと進んでいるのだろうと感じる風が吹いてきます。街中では感じられない季節の変化を松木郷の風から感じている筆者です。
本日の舎人は、橋倉・山田でした。(筆者:山田浩)
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