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2024年7月

2024年7月28日 (日)

みちくさの新人舎人は、見て・聴いて・体験して、自然から学ぶ事ばかり!! 

 今日の足尾(松木沢)728日(日)は、どんよりとした曇り空。時々雲の隙間から優しい陽射しがこぼれだし“みちくさ”を包み込むかのように降り注ぎ、吹く風もどこか心地よく穏やかです。

 静寂の中、聴こえてくるものは川の流れであったり、蝉の声がハーモニーとなり心落ち着く時が始まりました。9時の気温は26度です。

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 本日訪問者一番乗りは、“みちくさの窓を開放すると訪れました。一匹のトンボ(アキアカネ)です。“みちくさ”の周りには無数のトンボが悠々と飛び回っています。

 今日の始まりは、まず訪れてくる皆様を迎えるためのお湯の準備と室内清掃です。その後、放射線量の測定を行い、みちくさの周りの散策に歩きだすと、道の両側にシソの葉が群生していたことにびっくり(なぜ?)、そこで脳裏に浮かんだのがこの場所で、永らく生活していた松木村の村民の人々が、育てていたものが時がたった今でも、元気に群生しているだなと想いながら写真をパチリ。後で確認するとシソの葉に似たレモンエゴマでした。

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 そのまま散策を続けると、厳しい暑さの中色々な草花が生育している様子が見られました。

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 “みちくさに戻る途中、鹿のフンを眺めていると、何やら動く虫がいました。この虫は何だろうかと近づくと、フン虫の仲間の“オオセンチコガネでした。鹿のフンが多い松木郷ではよく見られる昆虫です。

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 次の訪問者は、群馬から来たご夫婦で、「街中よりは涼しいかと思い散歩がてら来ました」ということでした。11時頃“みちくさを通過し、1320頃戻ってきましたので、橋倉さんが声を掛けお話をうかがいました。足尾の森づくりや、中倉山の孤高のブナ保護など、森びとの活動の紹介をさせていただき、ぜひまた訪れてくださいとお二人を見送りました。

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 その後、訪れる人も見受けられないので、橋倉さんから「ハンモック体験したことあるか」と聞かれたので、「ないです」と答えると、橋倉がハンモックを木と木の間に吊るし、ハンモック初体験をしました。中々気持ちが良い揺れ心地で、見上げるとミズナラの葉が陽ざしを遮ぎってくれて、最高の体験になりました。松木郷を訪れた際には「夏休みの思い出づくり」に声掛けをしてください。

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 あと数日で8月です。この異常な暑さはいつまで続くのでしょうか?

 中倉山に太陽が隠れると、足尾の季節が次のステージへと進んでいるのだろうと感じる風が吹いてきます。街中では感じられない季節の変化を松木郷の風から感じている筆者です。

 本日の舎人は、橋倉・山田でした。(筆者:山田浩)

暑くとも、松木郷の生き物は元気です!

  今日(7月27日)の足尾・松木郷は、9時の気温が33℃と危険を予感される暑さでした。目の前の臼沢の杜に飛び込んで、涼みたくなるほどの陽気でした。Dscn2666_2

 そんな訳で、涼しいうちにゆっくりと「みちくさ」周囲の観察を行いました。スタートしてすぐア「みちくさ」の看板脇に鳥の羽が落ちていました。何の鳥かハッキリしませんが、フクロウやタカの仲間かな?と思いました。キツネなどに襲われた様子はないので、看板の柱にとまって落としたのかと思います。

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 森びと広場脇の「記念樹コーナー」に行くと、カラタチの実が沢山ついた気を見つけました。これが秋になると黄色く熟し、葉の緑とコラボして美しさを増します。 

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 その木の近くの地面でコガネムシを見つけました。慌てて写真に収めて写り具合を確認していると、アッと言う間に居なくなってしまいました。付近を見回しても居ないので、地面に潜ったのか?と思いました。

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 森びと広場の一画にヤマユリが咲いていました。ユリの花と言えば、「民集の杜・東」の花を気にして3週間がたちました。帰りがけにのぞいて見ると、写真のように蕾のままの姿で変わらずにいました。杜の木が大きくなって薄暗く日光が届かない為なのかも知れません。

Dscn2685_2Dscn2691_2果樹園では、ブルーベリーやブドウが実をつけ、枯れたと思っていたミカンやお茶の木が元気を取り戻し頑張っていました。やはり「木は根、根は土」という宮脇先生の言葉をおもいうかべました。

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 あまりに暑いので、涼みたくなり松木川に降りてみました。水は冷たく水面を渡ってくる風は、何とも言えない気持ち良さです。Dscn2684_3Dscn2683_3

 先週設置したハンモックは、ミズナラの木陰で暑い日のオアシスです。寝そべって葉の裏を見ながら空を見ると良い気持ちです。

 その先には、先週手刈りで草を刈ってあげた「コスモス畑」で花が咲いていました。咲きそろうのが楽しみで、来年も命をつないで可憐な花を咲かせてほしいと願っています。

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                    本日の舎人は、坂口と橋倉(報告も)でした。

2024年7月21日 (日)

暑い日を楽しむ、松木沢の「みちくさ」!

梅雨が明け連日暑い日が続きます。子供たちにとって待ちに待った夏休みに入りました。

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Dscn0225_2 足尾・松木郷「みちくさ」の温度計は午前9時で27℃を指しています。来訪者用の冷たい飲み物を用意して、暑くならないうちに屋外での作業をしてしまおうと、①みちくさ外壁の傷み具合を点検しました。②夏休みの子供達が喜ぶようなものを創れないかと話し合い、「ハンモック」を設置することにしました。

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Dscn0206_2  早速、座り心地、乗り心地を確認し、安全性や木を痛めないような設置を行いました。久しぶりに寝ころんだハンモックは最高! ミズナラの大きな木陰から見上げる景色は何とも言えません!

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 その後、来訪者が無いので、作業詰め所に向かう道路の整備や「心の園」外側の草刈りを行い、汗をグッショリかきました。

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 午後2時頃に、初めての来訪者がありました。皇海山の登頂をして来たとのこと。今回で9回目の登頂とのことですが、親子熊と出くわし、30分ほどじっとしていたことや、朝2時から動き出した為、
ガレ場を渡るのが暗くて怖かった話をしてくれました。10回目の登頂の時に必ず寄ることや、ペットボトルで出来た山小屋の写真をメールしてくれることを約束し帰っていきました。

Dscn0219 Dscn0221 冷たい飲み物や、携帯の充電を大変喜んでくれました。「みちくさ」の存在価値の一端を実感した一日でした。

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                       本日の舎人および報告は橋倉喜一でした。

2024年7月20日 (土)

梅雨明け直後の土曜日、30℃超えの[みちくさ]

本日の足尾・みちくさ8時30分の気温は33℃でした。蒸暑くはなかったので温度計を見てビックリしました。

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みちくさオープンの準備をしてから、曇っていたので「みちくさ」テラスで、広場や庭、こころの園の赤・黄・白の花や生長している樹々たちを見ながら、二人で「子供たちは夏休みに入ったので松木郷に来てリフレッシュして欲しいなあ~」と思い、話しました。いつ・誰が来ても良いようにみちくさ回りの草刈りをやることにしました。コンテナの中にある仮払い機を取りに行きました。すると、その近くにある八重桜の木の枝が枯れていることに気づきました。Dscn1274

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動物に折られた思われる直径約10cmの枯れ枝を2本ノコギリで伐りました。樹木の成長のために手入れをしました。それから、仮払い機を担いで二人でみちくさの回りの草刈りをしていると、10時頃に清水スタッフが手伝いに来てくれました。3人で30℃超えの中、水分を補給しながら12時過ぎまで作業をしました。

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昼食をとっていると、環境学習センターによって来たという二人連れが、みちくさに寄ってくれました。話を聞くと「無縁仏塔が松木にあるというので来ました」と。塔はここにはない、この奥にお墓はありますと言うと。「そこに行って見たい」というので、案内しました。

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小一時間で帰得って来て寄ってくれました。コーヒーを飲みながら「茨城の守谷市から約10年ぶりに足尾に来た。その頃より緑が増えた。」など交流を深めました。Dscn1285

その後は、沢登りや釣りに来て帰る方はいましたが、みちくさの前を通りすぎていきました。

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15時30分を過ぎたので、使った道具などを元に戻し、みちくさ室内の整理整頓をして帰ることにしました。

本日の舎人は、橋倉、清水、筆者大野でした。

2024年7月15日 (月)

足尾のお盆と、宮脇先生の命日を迎えて今!

 3連休最終日の15日、足尾・松木郷は横たわる梅雨前線の真下にありました。降り続く雨は、人の姿も隠してしまいます。

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Dscn0151  朝9時の気温は22℃と涼しい陽気です。足尾町はお盆の最中ですが、雨が続く為なのか墓前に手向けた花が、サルやシカにイタヅラされないで残っています。ホッとしています。

Dscn0177  旧松木村を追われたご先祖様に、「多くの皆さんが松木郷を訪ねてくれるよう頑張ります!」と伝えました。

 降り続く雨の中「みちくさ」を訪れる人はいないのでは?と思い、清水副代表がセットしてくれた機器を使い、ⅮⅤⅮを鑑賞したり、高橋アドヴァイザーからの依頼で、舎務室にあるⅭⅮやAМ・FМが使える機器の点検を行いました。結果、ⅭⅮは大丈夫、ラジオはアンテナが無いと無理との結論となりました。

Dscn0157 Dscn0175 午後は、わずかな時間雨が止んだりしました。急いで昨日やり残した「心の園」の中のコスモス畑の草を手刈りしました。福原さんが持ってきてくれたコスモスの種から沢山の苗が芽生え、今年の秋が楽しみになりました。

Dscn0160  最後に、明日16日は、宮脇昭先生の命日です。先生の教えの中で、「木は根、根は土」ということを何度も何度も言われました。その現実の出来事が、昨日の「みちくさ日記」に加賀舎人が述べています。「足尾の冬の寒さに耐えられず枯れた」と思って諦めていたミカンが芽を吹いてきました。

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 木の生命力にビックリし、先生の言葉を噛みしめています。この感激を言葉に表すと”森(木)は友だち”ということではないかと思い、森に寄り添って生きてきた先人が私たちに遺している自然環境と人とのつながり(文化)のひとこまではないかということを実感できました。「みちくさ」の庭に咲いている花を飾って、宮脇先生の冥福を祈り、先生の志に少しでも近づきたいと思っています。

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本日の舎人は、坂口と橋倉でした。(報告・橋倉喜一)


  

2024年7月14日 (日)

枯れたと思ったミカンが生き返ったぞー!!

 足尾ダム近くで猿の出迎えを受けました。7月14日(日)3連休の中日なのに天気のせいか駐車場は2、3台しか止まっていませんでした。先日、お盆で松木村の墓に手向けた花は猿や鹿の餌にならずに生きていました。「みちくさ」に着きジャンダルム方面を見ると、どんよりと雲が低く垂れこめています。8:20気温は27℃、少し蒸し暑く感じます。朝なのにヒグラシがかまびすしく鳴いています。

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Img_0012 今日は、「みちくさ」訪問者はいないのかと思っていたら、8:40頃これから松木沢に行くという男性2人、女性2名の4人組が立ち寄りました。埼玉県と群馬県から来たという4人は、これから「ウメコバ沢」の沢登りに行くということでした。何回か来ているが、「みちくさ」が開いていたのは初めてと言っていました。モーニングコーヒーを飲んで出発していきました。

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Img_0008 その後、模様替えした「みちくさ」ですが、窓際の甲羅板がむき出しで見栄えが悪いので、板を置き木ねじで止めました。橋倉さんは、駐車場の草刈りを昨日に続いて行いました。私(加賀)は、下の「果樹園」に水を撒くためのホースを整備しました。Img_0010

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Img_0013  「果樹園」のハウスの中を覗くと枯れたと思っていた「みかんの木」が「生きてるぞ!」と橋倉さんが声を張り上げたので見に行くと下から芽が出ていました。ブルーベリーも実を付けており、ブドウやユズも実が成るように祈りながら水をやりました。

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Img_0026 「心の園」では、春に撒いたコスモスが芽を出してきました。秋の花が楽しみです。Img_0030_2

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Img_0038 午後になると雨が本降りとなり訪問者も来ないので、DVDを鑑賞しました。昔の松木郷は本当に木が無く、足尾の主婦たちが30㎏もある植生板を担いで山に張り付ける姿を見て、こうした作業があったからこそ、今の我々が木を植えて森になったのだと改めて感銘を受けました。Img_0041 本日の「みちくさ」担当舎人は、橋倉さんと筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

静寂に包まれた松木郷の迎え盆

 7月13日(土)、遊働楽舎“みちくさ”の9時の気温は26℃です。朝から青空が見えましたが、午後になると西の空から雲に覆われてきました。

 暖かいコーヒーやお茶を提供できるようにお湯を沸かし、オープン準備をしました。気温の上昇に備えて、橋倉さんがウオータージャグに冷たい水を入れて持参してくれました。

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 コーヒーを飲みながら打ち合わせを行いました。9日の森作業時にお盆の準備で松木郷のお墓と祠に花を手向けましたが、例年シカに食べられてしまうためお墓の見回りをして松木のご先祖様をお迎えすること。軽トラックのタイヤの空気圧が下がっているので、空気を入れて整備すること。みちくさ内の書籍の整理をすることにしました。

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 下のお墓と祠はシカの食害に合わず、昨日の雨で花立てには水がたまり気温も低かったのできれいに咲いていました。手を合わせて、“みちくさの庭”に咲く花々を愛でに来てくださいと声をかけました。

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 上の墓に向かうと花が散乱し、菊は残っていましたがカーネーションは食べられていました。花立てに差して手を合わせました。

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 “みちくさ”に戻る途中で水源を確認すると、取水口に砂がたまり、水受けに砂がたまっていましたので清掃を行いました。

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 みちくさ内では、橋倉さんが書籍の整理をしてくれました。宮脇昭さんや青木淳一さん、宮下正次さんの本が並び、足尾の盆に合わせて松木の森の観察をかねて“みちくさ”に立ち寄ってくださったかのようです。

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 午後は、軽トラの整備、橋倉さんは苔テラス“と”みちくさ“北側の草刈りを行いました。

 軽トラのタイヤの空気圧を測ると、1kPa(㎏/㎡)以下に下がっており、携帯用のコンプレッサーで空気を入れました。前輪は2.0kPa、後輪は2.4kPa。入れる空気の量が多く、携帯用なので連続して使用すると焼け付いてしまうため、休ませながら空気を入れました。

ぺちゃんこだったタイヤも通常のふくらみに戻りました。これで安心して荷物の運搬が出来ます。

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 朝、ジャンダルムへ向かうクライマーが一人通過していきましたが、その後、松木の訪問者はなく、静かな迎え盆となりました。

 本日の舎人は、橋倉さん、筆者清水でした。(報告:清水卓)

2024年7月 7日 (日)

夏は、足尾・松木郷で暑さを乗り切る!

 本日(7月7日)の足尾・松木は、晴天で風もなく23℃(8時30分)と暑く感じますが松木川の風に身体が癒されます。

早速、夏の毛皮を着たニオホンジカが臼沢の植樹地の下で、朝食を摂っていました。歓迎された気分になりました。Dsc00185 最初にみちくさにお寄り頂いたのは、川口市の青木さんと3匹の犬の皆さんです。週末は、自然がある場所に出かけています。今日は、犬と松木川に入りましたが、冷たい川でしたと感想を言って下さりまた、来ますとの事でした。Dsc00195  次に立ち寄ってくれたのは、黒津さんと男性1名で、黒津さん過去にみちくさ先の植樹地で森づくりの経験を話され、みちくさにも何度か立ち寄っていた方です。Dscn0141 最後は、ジャンダルムでロッククライミングの帰りに元気な顔でお寄り頂きました4名様です。案内ガイドさんに導かれて無事に目的を達成した充実したお顔でした。Dscn0142 Dsc00186 今日は、暑くなるのでみちくさに立ち寄る人は居ないのではと、朝の打ち合わせでの話でしていました。しかし、皆さんは、暑さを乗り切る為に足尾・松木にいらしていました。

今日、みちくさに立ち寄られた2組4名様から「水を頂けませんか」とのリクエストがありましたのでお水をお分けしました。
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午前中の作業を福原さんと筆者でみちくさ広場の柵の中の苗木の周りを石で囲い、その中に柳澤さんが運んでくれたもみ殻でマルチングを行ないました。Dsc00189 Dsc00190

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Dsc00203 フレコン2袋を入れることができました。乾燥予防と草の生長を抑えることが出来ます。もみ殻をたっぷり入れた苗木も嬉しそうでした。

Dsc00204 橋倉さんは、みちくさテラスの草刈りで苔の生長が楽しみにしているようでした。テラスで食事をする人が、足元を気にせずにベンチまで進めます。

Dsc00192 みちくさの庭には、コオニユリの花が数を増やして元気に咲いていました。

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Dsc00200 3時の帰宅時には、みちくさの玄関脇の温度計が37℃を指していて「そんなに暑かったのか」とビックリしました。

Dsc00208_2 本日の舎人は橋倉さん、福原さんと筆者でした。(報告:済賀正文)

 

2024年7月 6日 (土)

ちょっとにぎやかだったみちくさから

ぐっと緑が濃くなった足尾・松木は、今日も静かでした。気温は少し控えめで、湿度は高いものの比較的過ごしやすい一日でした。午前中はどなたも訪れる人はおらず、みちくさ担当のメンバーで、今年のみちくさでの作業の進め方について話し合いをしました。足尾の町に民泊施設ができたと聞き、さっそく私たちの仲間も泊まったようですが、みちくさも(もちろんこの旧松木村も)足尾のスポットの一つとして、足尾を盛り上げるお手伝いができたら嬉しいですね。

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この日も人が来る予兆がないことから、お昼を食べてからは、宇都宮から遊びにきてくれたKさんと一緒に道普請をしました。どういうわけか砂利道にシカが開けた大きな穴が所々にできていて、それを埋める作業です。「過ごしやすい」と言ったのは体を動かさないからで、ちょっとでも身体を動かすと湿気のせいで汗だくになります。埋める小石や砂利を集めては埋める作業を繰り返しました。

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作業の休憩中、ふとにぎやかな声にみちくさに戻ると若い人たちの声がします。東京農業大学・森林総合科学科の山崎先生と学生のグループでした。1泊でバスを使って日光・足尾と回っているそうで、山崎先生の人気ぶりを示すかのような大所帯でした。時間も短くあまり話ができなかったのが少し残念で、是非次はゆっくり森を見ていっていただきたいですね!学生さんは近くでクマに会ったそうで、このところ足尾では完全に動植物昆虫に嫌われている(全然会えない)私としてはうらやましい限りでした。先週はマダニにたかられていて、どうやら会いたくないものだけには会える相がでているようです。

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この日も、新松木の森でヤマユリが咲きそうだと行ってみましたが残念ながらまだつぼみ。オカトラノオが優しく揺れていました。(舎人 橋倉、山田、小黒)

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2024年7月 1日 (月)

森の恵みは、先人が命をかけた緑化の賜物

 6月30日(日)、遊働楽舎“みちくさ”の9時の気温は26℃です。天候は曇り、低気圧の影響で午後には雨の予報で肌寒さを感じます。訪問者に暖かいコーヒーやお茶を提供できるようにお湯を沸かし、オープン準備をしました。“仁平村長”が皆さんを出迎えます。

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 前日、シニアの先輩方が“みちくさ”室内の模様替えを行い、南側の窓にテーブルと椅子が据えられました。“みちくさ”の庭や中倉山が眺められ、ハイカーの皆さんが“ほっと一休み”できます。

 準備が整い、打ち合わせを行いました。昨年10月に加賀スタッフと“りんねの森”改良地調査エリアの苗木の樹高を測りましたが、「砂地」のヤマハンノキの生長が著しいので、午前中は“りんねの森”の調査を行うことにしました。午後は、昨日の引継ぎで“みちくさ”内にあるテレビとDVDプレーヤー、パソコンとの接続ができるように、電気配線を行うことにしました。

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 “りんねの森”に向かい、まずは一番生長の早い「砂地」の木々を計測しました。西側のヤマハンノキの生長が良く、2022年10月に植樹したときは60㎝程でしたが、一番高かった樹高は360cm、シラカバは175cmでした。空気中から窒素を吸収し根で栄養に変え、荒廃地を緑化するパイオニアと言われますが、その通りの生長が見られました。

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 改良地の樹木の調査では、2023年10月の調査で100㎝のヤマザクラが125㎝に、80㎝のヤマボウシは118㎝、45㎝のハウチワカエデは71㎝に生長していました。土壌が開墾されたおかげか、柵の南側に生えるヤシャブシの種が活着し、20~30㎝ほどに生長した数百の実生が幼木の競争相手になっています。

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 果樹園内ではブルーベリーが実をつけ、紫色に熟し始めました。森の恵みを一粒いただき、まわりの草刈りを行いました。降雪と寒さで枯れてしまったと思っていたお茶の木も、下から枝を伸ばし、葉を広げ始めました。厳しい足尾の気候に耐え、生き抜こうとする木々に感動を覚え、木を覆う草を刈りました。

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 昼近くになり“みちくさ”に戻り訪問者を待ちました。13時過ぎに、松木郷の散策に訪れたご夫婦の姿が見えたので声掛けをしましたが、雨が降り出したため「雨が強くなる前に戻ります」と引き返されました。

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 天気の影響もあり人影は無く、“みちくさ”内にあるテレビとDVDプレーヤー、パソコンとの接続ができるように、電気配線を行いました。室内とトイレ内の電灯も点灯するように接続しました。

 DVDプレーヤーとTVの接続を確認するため橋倉さんがDVDを選び、足尾の荒廃地への緑化工でヘリコプターにバケットを下げてアスファルト乳剤を散布し、草や木の種をまく映像を観ました。すると、昨日“みちくさ”の改装を行った済賀スタッフが顔を出し一緒に視聴しました。

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 人が入れない急峻な山の斜面の緑化のために1965年から開始された当時の最新方法でした。ヘリコプターを傾けて揺さぶり落とさなければならなかったり、散布装置が詰まるとヘリコプター内に種子を積み込み、命綱を着けた助手席の人が手でまくなど非常に難しい緑化だったそうです。映像には草木のない茶色い松木の山々が映り、緑の増えた現在の山々は先人の命をかけた緑化作業のおかげであり、その土壌の上に私たちは植樹を行えるということを実感しました。

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 「みちくさの庭」は、アジサイが咲きはじめ、カンゾウの紅い花にはアブラムシとアリが共生していました。果樹園ではブルーベリーなど森の恵みも熟してきます。

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 先人の森づくりを視聴することもできますので、“みちくさで一休み”はいかがでしょうか。皆さまの訪問をお待ちしています。

本日の舎人は、橋倉さん、筆者清水でした。(報告:清水卓)

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