ちょっとにぎやかだったみちくさから
ぐっと緑が濃くなった足尾・松木は、今日も静かでした。気温は少し控えめで、湿度は高いものの比較的過ごしやすい一日でした。午前中はどなたも訪れる人はおらず、みちくさ担当のメンバーで、今年のみちくさでの作業の進め方について話し合いをしました。足尾の町に民泊施設ができたと聞き、さっそく私たちの仲間も泊まったようですが、みちくさも(もちろんこの旧松木村も)足尾のスポットの一つとして、足尾を盛り上げるお手伝いができたら嬉しいですね。
この日も人が来る予兆がないことから、お昼を食べてからは、宇都宮から遊びにきてくれたKさんと一緒に道普請をしました。どういうわけか砂利道にシカが開けた大きな穴が所々にできていて、それを埋める作業です。「過ごしやすい」と言ったのは体を動かさないからで、ちょっとでも身体を動かすと湿気のせいで汗だくになります。埋める小石や砂利を集めては埋める作業を繰り返しました。
作業の休憩中、ふとにぎやかな声にみちくさに戻ると若い人たちの声がします。東京農業大学・森林総合科学科の山崎先生と学生のグループでした。1泊でバスを使って日光・足尾と回っているそうで、山崎先生の人気ぶりを示すかのような大所帯でした。時間も短くあまり話ができなかったのが少し残念で、是非次はゆっくり森を見ていっていただきたいですね!学生さんは近くでクマに会ったそうで、このところ足尾では完全に動植物昆虫に嫌われている(全然会えない)私としてはうらやましい限りでした。先週はマダニにたかられていて、どうやら会いたくないものだけには会える相がでているようです。
この日も、新松木の森でヤマユリが咲きそうだと行ってみましたが残念ながらまだつぼみ。オカトラノオが優しく揺れていました。(舎人 橋倉、山田、小黒)
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