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2018年4月

2018年4月28日 (土)

のんびりしたゴールデンウイーク初日

 本日はゴールデンウイークの初日、快晴に恵まれ足尾に向かう車窓に写し出された麦畑の青さと、春から夏の季節が醸し出される沿線の田植準備風景は何とも言えない清々しい気持ちにさせてくれました。 

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010 天気に恵まれましたので、多くのハイカー(森とも)が松木沢を訪れてくれるのではないかと期待をしておりましたが、訪問者はみどり市在住の大木さんだけでした。

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015      ビヨトープのオタマジャクシ 

大木さんから貴重な写真を見せて頂きました。それは、高い木の上に猛禽類の巣があり、その中にアナグマが横たわっている写真でした。貴重な写真見せて頂きありがとう御座いました。(写真はなし)

Dsc_0011  舎人の合間にホースの修理、その後は晴天続きでしたので苗床に撒水をおこないました。今日の舎人は少しのんびりとさせて頂きました。 本日の放射能線量は0,115μSv/h (舎人:武田、松井)

2018年4月23日 (月)

緑、紅、黄、そして青。快晴の空と色とりどりの花木が人間の五感を揺さぶります。

4月22日(日)、朝から抜けるような青空が広がりました。好天に誘われ多くのハイカー、釣り人が“みちくさ”に立ち寄ってくれました。

朝9時の気温は28℃、11時には30℃となり、芽吹きの松木の森も夏日となりました。

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“みちくさ”の開舎準備をしていると、埼玉から初めて松木を訪れた“釣り人”の男性が来舎してくれました。松木川上流へのルートを確認し、帰りに寄ってく下さいと見送りました。

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 10時を過ぎると、相模湖町から松木を訪れた男性が来舎。風景写真を撮るのが趣味で初めて松木に来たそうです。舎人相方の橋倉さんも丹沢に住んでいたことがあり、現職時を思い出し、電気機関車で雨のトンネル越えの苦労話など昔話で盛り上がりました。中倉山の“孤高のブナ”保護活動や足尾の歴史にも興味を示してくれました。

帰りにも立ち寄ってくれて「良い写真が撮れました。また来ます。」とメッセージを残してくれました。

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 天気も良く室内でじっとしていられないと、橋倉さんがハイカーの来舎の合間、“みちくさ”南側の緩斜面の草刈りをしてくれました。

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 12時を過ぎ昼食をとっていると、舘林から釣りに来た男性が立ち寄ってくれました。釣果を訪ねると、「ヒットが多く、楽しめました。」と報告してくれました。訪問者ノートには「時々訪れる松木川。今日は釣りに来ましたが、日本離れした景色の中過ごせ満足でした。何度見ても足尾の山と川は裏切らない。初めてキツネにも会え、楽しかったのでまた来ます。」と感想を書いてくれました。またのお越しをお待ちしています。

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13時を過ぎると、昨日から開催されている「足尾に緑を育てる会」主催の植樹を終えた“勤労者山岳連盟埼玉西部ブロック”の皆さんが松木渓谷のハイキングに訪れ、その帰り道に立ち寄ってくれました。

「森びとのブログ見てますよ」と、森びとの活動も応援していただいているようです。ありがとうございます。

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14時30分頃、朝立ち寄ってくれた埼玉の釣り人が戻ってきました。今日来舎してくれた釣り人の皆さんと同じように釣果があった様子で「初めて釣りに来ましたが、とても楽しめました。次回はもっと奥を目指して行きます。」と松木渓谷のファンになってくれました。

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足尾の森の回復が、森にすむ生物を増やし、ミネラルを含んだ水が松木川の生き物も元気にしているようです。多くの皆さんの来舎をお待ちしています。

 

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森びと広場や“みちくさ”周辺の桜を観察すると、みちくさ横のウワミズザクラは花を落とし、房をなした小さな実がつきました。ウジョウシダレやカスミザクラは満開、風が吹くと花が散り始めました。

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森びと広場では、薄緑色の花が特徴のウコンザクラが満開です。八重桜はつぼみが膨らみ、これからが見ごろになります。

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松木の森では、濃いピンクの花が特徴のカンヒザクラが満開です。スイセンも黄色い花を揺らし、私たちの目を楽しませてくれます。

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温暖化の影響で桜の開花が早くなっていますが、森びと広場周辺ではもう少し桜の花が楽しめそうです。臼沢の森を見上げると、落葉広葉樹のミズナラやコナラ、カエデ、カツラ、ヤマザクラなど、芽吹いた若葉が薄緑や紅色に色づき、互いに枝葉を伸ばそうと競争をしているようです。

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いのちの源である森を元気にするために5月19日(土)に開催する「足尾・ふるさとの森づくり」への参加をお待ちしています。

 

(舎人:橋倉喜一、清水 卓、本日の線量 0.125v/h)

2018年4月22日 (日)

30℃を越えました!

今日は快晴で気温は朝から高め、岩登りに行く人たちからも"暑いですねぇ"という声が掛かっていました。このあたり、いつもの年ならGWが桜の季節なのに、今年はもう終りを迎えています。急激な暑さにさすがにキツネも参ったのか、裏手に有るビオトープで喉を癒やしていました。20180421094914 ごくりごくり

Img_1602 ビオトープにはびっしりとヤマアカガエルの卵が

今日と明日は足尾で木を植える先輩団体、「足尾に緑を育てる会」の植樹祭があり、たくさんの人達が参加していました。これでまた足尾にも多くの緑が増えることになりそうです。

Dsc_0020_2もっと急峻なところでもやってました。すげー

そのついでに足を伸ばしてくださる方がいるかと思っていましたが、みなさん植樹後はすぐに帰られるようで、植樹祭からの来舍は一人もいらっしゃいませんでした。残念。静かな穴場があるんですけどね。

20180421141904ここですよ、と。あと、来月19日はぼくらのもありますよ、と。

今年最初にお迎えするお客さんは、いつも来てくださる大木さん。今日も午前中「ちょっとみてくるわー」といって奥に入っていきました。お土産は美味しいお漬物。いつもいつもありがとうございます!20180421103501

後ろ姿も格好いい

20180421124206美味く頂きました!うしろはこっそり森づくりのご案内

その後、暇そうだからとスタッフの鎌田さんから依頼されたのが、5/19の森びとの植樹祭で使用する縄づくり。こんがらがった縄をまっすぐにするのが大変でした。舍人の田岡さんに手伝ってもらい一気に作成するとお昼。気温を見るとなんと30度超えの31℃。恐ろしや。

20180421122149できあがり

続いての来舍は宇都宮からいらしたご夫婦。細尾峠からアカヤシオを見に行ったがまだ少し早く、普段は山の上を歩いているのでたまには松木を下から見てみようと歩いてこられたとのこと。一旦奥まで行き、また帰りにも立ち寄って下さいました。この暑い中だったので、堰堤を超えて水場に降りて足をつけて涼み、静かな中で和んだそうです。何だかとても素敵な時間を過ごされたようでした。帰りがけに植樹の話をしたところ息子さんが海外協力隊で木を植える活動をしているのだそう。宇都宮に戻られたら是非足尾にも来ていただきたいなと思いました。20180421153220 またきてくださいー

今日は暑いせいか鳥の声もそれほど聞かれませんでした。ウグイス、ホオジロ、センダイムシクイ。みちくさから外を見ていたらチチっと声がします。ずいぶんたくさんの声がするのですが、全然姿が見えません。みえないけれど、あるんだよ。って金子みすずさんになりかけました。何の鳥かなぁ。

20180421140502神奈川の鎌倉で公園管理のボランティア活動もしている田岡さんがいうには、ここしばらく虫の数が少ないと感じることが多いそうです。気候変動についていけていないのかちょっと心配になりました。ここ足尾でも影響をしっかりみていかないといけない時が来ているようです。(舍人 田岡 小黒 本日の線量 0.150μSv)

Img_1612反省中。。。

2018年4月15日 (日)

春の嵐が運んできた自然の鼓動に感謝

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Photo_13  全国的に強風と雨の天気予報。足尾「みちくさ」の8時、雨雲の中から青空が顔を出している。風は無く、春の嵐の気配が感じられない朝でした。

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Photo_3  臼沢の森からはウグイスが囀り、ヤシャブシ、シラカンバの若葉を着けた枝ではホオジロが気持ちよさそうに囀っていました。

Photo_4  今日は天気予報の影響で訪問者との出会いは期待できません。「みちくさ」池で鳴くヤマアカガエルの声を聴きながら、のんびりしよう思います。今年初の昨日の中倉山ブナ調査で足腰の筋肉痛には良い一日になりますように。

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Photo_6  弱い春の嵐は気にかかりませんでした。池の水が涸れてオタマジャクシがいなくなったと思ったら、池にはカエルが集まり再び卵を産んでくれました。今後は池を涸らさらないように注意します。

Photo_7  春の嵐は夏鳥のジョウビタキを乗せてきました。今年初めてのシャッターを切りました。長旅で疲れているのか、西風に当たらないように「みちくさ」東側でおとなしくしていました。

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Photo_10  また、嵐が静かになると西陽が暑く感じました。樹木たちの芽が膨らみ、若葉は風に揺られながら深呼吸をしていました。

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Photo_12シダレザクラと足尾グランドキャニオン

Photo_15         嵐が去った後の臼沢の森

 キツネを観ているとまだ冬毛なので暑そうでした。キツネと会えたのは今年初めてのこと、間もなく子キツネを連れてきてくれることでしょう。春の弱い嵐が運んでくれた自然の鼓動に感謝でした。今日の放射線量はμSv/h0.134でした。(舎人 高橋佳夫)

2018年4月14日 (土)

静寂に包まれた足尾・松木沢

 今朝の9時前の足尾は曇り空。町を通り、ダムゲートに向かう道、そして松木の森にも桜がまだ咲いており、ほっこりした気持ちになりました。しかし、今夜から明日は強い雨と風が降るようですので、今年最後の姿かもしれません。

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20180414_091530  気温は7.5℃で肌寒く、小井土さんは薪ストーブを点けてくれました。

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Dscf2981  今日はみちくさを訪問される方はおらず、とても静かでした。ダムゲート付近には釣り人は多くいらっしゃたのですが、奥にまではいらっしゃいませんでした。14時過ぎに、4人家族が下山してきたので、声をかけましたが「雨が降りそうなので・・・」と仰って急ぎ足で通り過ぎていきました。

Dscf2983  午後には中倉山の「孤高のブナ」の保護の準備で中倉山から下山してきた森びとの強者4名が戻ってきました。冷えた身体を温めてもらうため、先週大津インストラクターより教わった足尾フォレストコーヒーの淹れ方でコーヒーを作ってみました。“山で飲むコーヒーは一味違う!”と感じる一杯でした。

Dscf2996_2  足尾フォレストコーヒーを片手に、強者たちは4月29日の感謝デーについて、撒水ホース交換について、みちくさ下の各々の構想を語り合い、良い構想が練りあがっていきました。

Dscf2998 (本日の放射線量:0.136μsV/h、舎人:小井𡈽、小林)

2018年4月 8日 (日)

木々の息吹に風花がブレーキをかけた足尾松木沢

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Photo_5  寒い朝の足尾。8時過ぎ、舎人で「みちくさ」へ向かう途中、中倉山登山だと思う男女10名ほどが楽しそうに仁田元川へ歩いて行った。みちくさの気温は8.5度、天気は晴れだが西風が冷たい朝でした。部屋を暖めようとストーブに薪をいれました。9時半過ぎると、小さな白い粒が西風に舞っていました。群馬の奥の方からの風花で、ホオジロやヒヨドリは寒そうでした。

Photo_2  この時季はいつも釣り人が松木川に出入りします。昼頃になると釣り人は軽やかに足尾ダムへ向かって歩いていました。期待した釣果があったのかもしれません。それとも松木渓谷の自然に満足したのでしょうか。

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Photo_4  間もなく足尾・松木沢の桜も満開です。近くの森に入ってみると、クマシデ、ヤシャブシ、イヌブナ、カエデの花が咲いていました。香りを嗅いでみると少し甘い感じがしました。

4 クマシデ

Photo_6 ヤシャブシ

Photo_7 イヌブナ

Photo_8 カエデ

 今日のハイカーは男性一人と3人、そして家族らしい3人でした。午後になっても冷たい風が吹いていましたので皆さん急いでいる様子でした。

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Photo_11  木々の春の息吹に風花がブレーキをかけていた一日でした。間もなく、寒さに耐え抜くことを繰り返し、若葉が私たちに元気を恵んでくれることでしょう。今日の放射線量はμSv/h0.127でした。(舎人 高橋佳夫)

2018年4月 7日 (土)

春がすみの足尾、美味しい「足尾フォレストコーヒー」をお試しください!

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Photo_10  みちくさオープン2週目、気温は16度。春の霞がかかったような薄曇り、中国から黄砂が飛んできたようでした。「民集の杜」の東側に植えたレンギョウは鮮やかな黄色を見せてくれていました。

Photo_14  足尾・松木沢の桜の花は一気に開いてきました。ここで森づくりをして16年ほど経ちますが初めての体験です。

Photo_11  今日は森びとインストラクターの大津さんが焙煎しているコーヒーを美味しく飲もうと、大津さんは茨城県利根町から足尾にやってきてくれました。みちくさで本格的なコーヒーを煎れて、ゆっくり足尾の自然を楽しんでもらおう、という趣旨でその名を「足尾フォレストコーヒー」としました。

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Photo_13  ブラジル、ガァテマラ、エチオピアの3種のコーヒーを大津さんに煎れていただき、コーヒーの香りと濃さを確かめながら、美味しく飲みました。

2_2  これからは美味しいコーヒーを訪問者にご馳走していきたいと思います。お楽しみにしてください。大津さん、遠いところまで来ていただきありがとうございました。

Photo_15  みちくさを閉める時間頃に、いつも足尾松木沢の生きものたちを写真に収めている大澤さんが寄ってくれました。大澤さんが気に入っているキツネ写真があるというので、皆さんに紹介してくれることになりました。写真が届き次第、キツネの親子の写真を紹介したいとおもいます。

Photo_16  みちくさ池には新しいカエルが卵を産んでいました。水が少ない所に生んでいたので、移動してあげました。今日は大津 崇さん、大野昭彦理事、仁平範義スタッフが特別参加してくれました。本日の放射線量は0.121μSv/hでした。(舎人 松村宗雄、髙橋佳夫)

2018年4月 1日 (日)

足尾松木渓谷入口の「みちくさ」はオープンできました

 2018年4/1、本日はみちくさオープンです。昨日、鎌田、松村宗、仁平、そして筆者の四人でみちくさ内外の掃除をして、松木渓谷入口での出会いを待っていました。朝、松木渓谷を目指してハイキングらしい男性二人に遭いましたが、遠くでしたので挨拶はできませんでした。

P3300436  8時の気温は13度でした。今日はどんな出会いができるのか楽しみにして、お湯とお茶をテーブルにセットしました。一気に春本番を過ぎて初夏の天気を感じる日ですので、みちくさの池ではヤマガエルおたまじゃくしが温かそうに、尾びれを左右に動かして、成虫になるための筋肉をつくっているようでした。

Photo  木々は春の色を輝かさせていました。茶色の草木に生える黄色の花を輝かさせていたのがレンギョウとマンサクでした。花は小さいですがとても存在感のある花を見せてくれました。

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Photo_3  みちくさを訪れてくれたのは「足尾の山猿」といわれている荒川さん。愛車の自転車に乗って、松木渓谷を走ってきたそうです。松木川の爽やかな風を身体でうけてきた 、と言っていました。

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Photo_4  爽やかな風にのったホオジロの囀りが松木川の河原にここちよく響いていました。未来のふるさとの大地(足尾isハートランド)となる足尾松木沢の自然に会いに来ませんか。野生のサルや鹿そしてキツネなどの自然のありのままの姿が皆さんをお待ちしています。本日の放射線量は0.139μSv/hでした。(舎人 髙橋佳夫)

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