2012年5月20日 (日)

植樹に参加をされたみなさん、大変お疲れ様でした。

 

昨日、8時25分現在、快晴の気持ちの良い朝でした。気温は21℃ありました。

 

昨日は第27回「足尾・ふるさとの森づくり」が開催されました。みちくさから臼沢の植樹会場を見上げてみると、2005年から積み上げてきた森びとの植樹の歴史を見ることができます。写真の右下にある白い軽トラックから徐々に上へと植樹会場が上がっていきました。7年前の場所はゆうに背丈を超え、木の太さは二の腕ほどになる木々が覆い茂る森となっています。

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 訪問者は、植樹を終えた人が多く寄ってくれました。特徴的にはもんぺを着ていらっしゃったもんぺ座の皆さんが10人ほどで訪れてくれました。もんぺ座の平賀陽子さんは「(かつて植樹をした)桑の木をみんなに見せたかった」と多くの仲間を誘ってきてくれたそうです。

 

また、新潟県から来られた方々は「桜井(南相馬市)市長と握手して感動をした」「森びとの活動が広がっていることに感動した」という意見をいただきました。

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(舎人:田岡耕司 線量:0.302μSv/h) 

2012年5月14日 (月)

母なる大地・自然の恵みに感謝!いのちをつなぐ小さな"ビオトープ"

今日は朝から快晴です。空を見上げると抜けるような青空が広がっています。本日は"母の日"です。少しずつ蘇る足尾の緑はその根に水を蓄え、渡良瀬川源流の流れを絶やすことはありません。母なる大地・自然の恵みに感謝です。

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森びと広場の八重桜が満開です。青空にピンクの花びらが映えます。5月19日の"足尾・ふるさとの森づくり"の準備のため事務局員とJREUの皆さんが植樹用の穴掘りに臼沢に登りました。遊働楽舎から見上げても、ずいぶん高いところまで植樹をすることができたことに感謝し、参加する皆さんが安全に植樹出来るよう準備を進めています。7人で552個の植樹用の穴を掘ったようです。お疲れ様でした。

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今日は遊働楽舎の西側に小さな"ビオトープ"をつくるため渡良瀬川から大小の石を運びました。沢水を流し入れながら下に敷いたビニールが見えないように石を積み上げていると、どこからやってきたのか、気持ちよさそうにアメンボが水面を泳いでいました。小さな昆虫や動物たちの命の水面になればと思います。

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本日の毎日新聞(栃木版)に5月19日の"ふるさとの森づくり"が紹介されました。今年は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で、被害を受けた福島県南相馬市の桜井市長も参加し、同市の現状や復興事業計画などについて報告していただけます。以前、津波に対する「いのちの防潮林」づくりが新聞で紹介されていました。"公害の原点"足尾の現地に立って、豊かな村であった松木村に思いを馳せながら、多くの皆さんと共に「命の森づくり」をしていきます。(舎人:武田、清水・本日の線量:0.323μSv/h)

2012年5月12日 (土)

カモシカの姿を観て微笑みました

 

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 今日は肌寒い日でした。みちくさ内はストーブに薪をいれて暖をとるほどでした。日差しはありましたが西風が冷たく今日の訪問者は無いと思っていました。対岸の岩部にはカモシカが新芽を食べていましたので、望遠鏡で観察していました。昼食を摂った後、足尾町民と日光市民14名がみちくさを訪れてくれました。「NPO法人足尾歴史館」の長井一雄さん、いつもお世話になっている山田功さん、そして旧松木村の末裔の星野さん、斉藤正三市議会議員の皆さんたちが星野さんから旧松木村の調査を行い、その後に寄ってくれました。歴史館館長の長井さんは、「いつか来ようと思っていましたが、今日やっと来られました。松木村を知りたくて星野忠司様の案内で色々と理解できました。森びとの皆さんありがとうございました。」と“森ともノート”に書いてくれました。

 

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松木の杜ではウコン桜が満開です。足元ではブナの若葉が輝き、その下にはスミレが心を和ましてくれました。昨日は1974年に和解した足尾銅山と公害訴訟団が和解した日だ、とラジオが伝えていましたし、他方では、足尾鉱毒で身体と生活そして村を奪われた跡地の渡良瀬遊水地がラムサール条約の有力候補地とのニュースもラジオが流していました。(舎人:小井土英一、高杉俊徳・本日の線量:0.329μSv
/h)

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2012年5月 6日 (日)

自然の恐ろしさを風や臭いで感じる?

Dsc06210  茨城県と栃木県の一部では竜巻が発生し、一人が亡くなり怪我人や家屋倒壊などの犠牲と被害がありました。足尾・松木沢も昼頃から雷と豪雨が急に発生しました。30分も過ぎると晴れ間が現れたとすると、また、雷と豪雨という半日でした。

P5062680  そんな日でしたが舎に寄ってくれた方々は5名と犬1一匹でした。昨日寄ってくれた方も帰りに寄ってくれましたので、岩魚の話と新緑間近の山の様子を伺いました。彼によると、冷たい風が吹いたのでやばいと思って引き上げてきた、と言っていました。彼は自然の動きを風で感じ取っていたようです。雷と雨が止まないので車でダムへ送りました。釣りに来たYさんと友人からは天然岩魚の釣果の話を伺いました。Yさんは「松木川の天然岩魚を釣ることができありがとうございました。雨宿りさせてもらってありがとうございました」とノートに書いてくれました。

P5061265  雷雨の合間にはオオルリと遭うことができました。新緑を背景に瑠璃色が映えていました。(舎人:済賀・0.324μSv/h)

2012年5月 5日 (土)

立夏は新緑が眩しい、顔も輝いている足尾・松木沢でした。

Cimg5479  昨日までの雨が上がり、子供の日の今日は立夏に相応しい快晴でした。立夏に誘われた今日は、来舎してくれた方が7組11名でした。Cimg5481 わたらせ未来基金の内田さん、田中さんからコーヒーを頂きました。Cimg5484 40年前から足尾を訪れている山男のMさん、千葉県から来たTさんはハンミョウに遭えたと言ってくれました。茅ヶ崎市から訪れたKさんはバードウォッチングに来ました。Cimg5487 宇都宮市から来たNさんは「自然を守る活動には感心しています」と言ってくれました。苗床のブナは黄緑色の若葉を輝かし、文字通り今日は眩しい立夏に感謝でした。Cimg5485 (舎人:松井・0.295μSv/h)

一雨ごとに森の緑が青々と(5月4日分)

5月4日の足尾の天気は、朝から雨が降っていましたが、お昼頃には雨もあがって夏のような日差しが降り注いで

きて、気温も徐々にあがり午後には26℃になっていて、体を動かすと汗ばむくらいでした。

放射線量は、 0.318μSv/hです。

前日から降った大雨の影響か、みちくさを訪れる森とものみなさんもいませんでした。

天気になると、多くの森ともの皆さんが、訪れてくれてにぎやかになるでしょう。

対岸の土手では、親子づれの鹿たちが、夏のような日差しを体いっぱいに、あびながらやわらかそうな草をたべていました。

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5月19日は「第27回足尾ふるさと もりづくり」です。多くの「森とも」のみなさんと、すこしでも木を植えていきましょう

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(舎人 松村・武田)

2012年5月 3日 (木)

人間は自然からパワーをもらい、生きている

 昨日からの低気圧や前線に伴う発達した雨雲の影響で、関東地方で雨が強く降りました。横浜、東京、宇都宮では5月として過去最高となる雨量が観測されたそうです。今日は足尾でも強い雨が予想されていましたので、みちくさは閉舎をさせていただきました。昨年、足尾でも台風による土砂の崩壊がありましたので、この雨による被害がないか心配です。

 舎人の2名は東京事務所にてみちくさで展示する写真の整理と5月19日の第27回「足尾・ふるさとの森づくり」の準備をしました。この間、足尾で撮影した写真156枚を“昆虫”、“植物”、“鳥”、“動物”のジャンル分けをし、図鑑を用いてそれぞれに撮影日と名前を記入しました。今後、プリントをして、ジャンルごとのアルバムに入れて、みちくさで展示をしますので、是非ご覧下さい。

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 かつて足尾は緑の豊かな山でしたが、煙害や山火事などによって木が全くない山並みとなってしまいました。私たちは2005年からここ足尾臼沢地区で植樹、育樹・育苗活動をしてきました。今では小さな森が出来、みちくさ周辺でも鳥、昆虫や動物を頻繁に見かけるようになりました。コツコツと地道な積み重ねによって、少しずついのちの森がつくられていくと共に、私たちも元気を与えられています。

 私たち舎人は、みちくさを訪れてくださる皆さんのためにも正確な情報を提供出来るよう、日々勉強中です。この間も森ともの皆さんから大変貴重な資料・データを提供していただいていますので、皆さまと情報を共有・交換ができたらと思います。気軽に“みちくさ”へお越し下さい。

舎人:宮原哲也・小林 敬

2012年5月 1日 (火)

支え合い・分かち合いが命を繋ぐ

P4301134_2  みちくさの昨日(30日)の天気は予報通りの曇りで、時々晴れ間がありました。足尾・松木沢ではやっと春の花が咲き始めたので生物たちが蜜を求めて動きを活発にしています。今日はヒヨドリが桜の花を探していましたし、メジロが群れをなしていました。P4301195 ムラサキバナダイコンの花には、ホウジャク(蜂雀)に似た蜂?が蜜を求め、スミレ?の花の蜜を求めていたのはスジグロシロチョウとキタキチョウに似た蝶が羽ばたいていました。地面ではウサギや鹿の糞を転がしている虫があちこちで働いていました。それぞれが命を支え合っている自然界でした。

 P4291115 P4301204 今日の訪問者はいませんでした。朝9時頃には釣り人が松木沢渓谷上流に向かって行きました。そんなわけで今日は静かな一日でした。15時頃からは日差しがあり、ノビタキが囀っていました。みちくさ西側に調査用水場にはアメンボウが棲み着いているようでした。どこで水場を発見してどこからやってくるのでしょうか。小さな命が様々な命を守る動きが始まっています。有り難いことです。なお、急に夏日が続いていましたので松木川の水かさが高くなっていますのでご注意ください。(舎人:高橋、放射線量:0.344μSv/h)

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2012年4月30日 (月)

木々の芽吹きは命の芽吹き

Photo 今日も快晴です。9時20分の遊働楽舎の気温は24.8℃でしたが、徐々に高くなり午後には27.8℃となりました。放射線量は0.333μSv/hでした。

今日は3組のハイカーの皆さんが来舎してくれました。最初に立ち寄っていただいたのは、今市在住の年配の男性でした。絵を書くために松木には何度も訪れているそうです。芽吹く前の山々が好きだと話されました。確かに松木渓谷は水墨画のような雰囲気を醸し出しています。松木周辺は少しずつ芽吹いています。命の芽吹きですね。遊働楽舎前のしだれ桜は花が咲き出しました。青空をキャンバスに可憐に咲いています。

Photo_2 次に立ち寄ってくれたのは、千葉県柏市の龍門さんです。足尾の緑化や歴史など関心をもって聞いてくれました。近々、知人を連れて来るために下見に訪れたそうです。多くの方の来舎をお待ちしています。

Photo_3 3組目は、初めて松木渓谷を訪れたという桐生市の鈴木さんです。日光や鬼怒川に行く道すがら、「松木渓谷」の看板を見かけるが、はじめて来ることができたそうです。昨日来舎された方も報告してくれたように、松木渓谷を目指したが岩が崩れて道をふさいでいたために引き返して来たということで非常に残念がっていました。それでも、木々の芽吹きや桜の花を愛でながらのハイキングはとても気持ちがいいと言っておりました。葉が青々と茂る季節や紅葉など、旧松木村に少しずつ蘇る四季折々の自然を楽しんでいただければと思います。

 Photo_4 松木渓谷への道を、崩れた岩がふさいでいるというので確認に行きました。昨年の3.11大震災と以降断続して発生する余震によって崩れたと思いますが、大きな岩が道をふさいでいました。自然の力を感じると同時に、岩を押さえる木々が育つまではまだまだ長い年月がかかるなーと思いました。5月19日は第27回ふるさとの森づくりです。多くの“森とも”の皆さんと、少しずつでも着実に木々を植えていきましょう。

(舎人:岡安、清水)

2012年4月28日 (土)

GW初日、足尾は夏日でした

 本日は雲一つない快晴で気温は25℃ありました。線量は0.301μ㏜/hでした。

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 来舎は1名でした。桐生市の塚原さんで、昨年から何度か訪れてくれている方です。2つ目の堰堤まで行ってきて、戻ってきたそうです。「途中の板状のガードレールが壊れて落ちていた」「去年の冬シカが少なかった。ミネラルを摂るところがないからかな」などの話を伺いました。

 森びと広場に10数匹のサルが来ており、(マメザクラの木に乗って)無邪気に遊んでいるなと写真を撮りました。その後、サルが花びらを全部食べてしまったことを聞きました。非常に無知だったことを痛感しました。一方、サルは日光や足尾で咲いてあるサクラには興味がないようです。マメザクラにはサルにとって好物の蜜があるようですが、せっかくのマメザクラを無駄にするわけにはいきませんので、心を鬼にして防御していかなければと思いました。 

舎人:小林 敬

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