2014年9月15日 (月)

短い秋を演出しつつある足尾・松木沢渓谷

P9158659

 今日は敬老の日です。足尾・松木沢の天気は曇りから陽がでてきました。しかし、それも一瞬でした。どんよりとした天気でしたので、連休でも松木沢を訪れる方は2~3人でした。

P9158649

 そんなわけで松木川を上流へ歩き、松木川の秋の様子をお届けします。

P9158590

 中倉山斜面を眺めると、リョウブ等がうっすらと秋の色を付けていました。リョウブを拡大してみると写真の通りです。薄化粧しているリョウブの葉の色は秋を感じますか?。

P9158599

 足元を見つめると、ジャノメチョウが羽を休めていました。驚いて飛びますが、舞っている時間は30秒ほどでした。残っている力をだしきって舞っているようでした。

P9158616

P9158618

P9158581

 朝は吐く息が見える涼しい時なので、比較的暖かい石の上が心地ようのか、アキアカネ等のトンボたちが温かくなるのを待っているようでした。

P9158637

P9158579

 大ナギ沢にはアザミの仲間が最後の力を出しきってかすれた紫色の花をを残してくれていました。越冬に向かって蝶がその花から蜜を食べているようです。

P9154836

P9154834

 みちくさ近くのアキグミは以前よりも熟して真っ赤な色になっていました。少し食べてみると、とても甘いグミに育っていました。

P9154866

 午後になって、宮城県から三人の男性が訪ねてくれました。木村さん、今野さん、真山さんの三人は、「一度壊されてしまった自然が蘇ること、その過程で人々が参加して輪が広がることがとても素敵なことだと感じました。」、「斜面が真っ黒でした。舎宇井は少しずつ緑が増え、早く山が元通りになればと思いました。」、「学校の授業で鉱害の代表的なことが教わりましたが、緑を元に戻している努力も広く知らせるべきだと思いました」、書いてくれました。再開することを約束して別れました。

P9158662

 3時半頃、日光青年会議所の皆さんが足尾の歴史探訪のために松木沢まで来ていました。

P9154847

P9154831

 夕方になり、中倉山斜面や足元のイネ科植物を見ていると、日に日に秋色が濃くなっています。今日は薪ストーブに薪を入れて煙突の状態を試してみました。

P9154843 虫たちも越冬の準備に忙しいような松木沢です。 (舎人:高橋、仁平。本日の放射能線量は0.20μSv/hでした。)

2014年9月13日 (土)

秋を感じに足尾にきませんか

本日足尾は、空気がピーンと張り詰めていて、少し寒く感じました。

気温も24度でしたが、川からの爽やかな風が吹いていて松木沢ハイキングするには、

とても良い日でしたが、みちくさに寄ってくれる森ともの方はいませんでした。

Dscf3115

Dscf3136

鹿たちも今年の猛暑で、つかれたのか姿がみえませんでした。キツネがお昼近くに

みちくさに顔を出してくれました。

Dscf3131_2

バッタも、寒いのか温度計に飛んできて気温を確認しているように見えた。

Dscf3138_2

鳥たちも日差しがあるときは、太陽の暖かさを体いっぱいに浴びていました。

Cimg1532_2

(本日の舎人  小井戸・武田   本日の放射線線量 0、209μsv/h)

2014年9月 7日 (日)

季節の移り変わりが超速球?な足尾・松木沢です

P9078554

 中倉山北斜面の木々はうっすらと初秋色に急速に変化している足尾・松木沢の本日(7日)でした。

Imgp0536

 午前中、昨夜から松木川の調査をしていた神奈川県から来た男性二人が寄ってくれました。ひとりの方は昨年もみちくさに寄ってくれたそうです。昨夜は雨でターフ内にも雨が吹き込み、寝袋が濡れてしまったと言っていました。

Imgp0538

 二人は温かいコーヒーを飲みながら、松木川調査の話を聞かせてくれました。コーヒーのお礼に千円のカンパをしてくれました。ありがとうございました。

P9078539

 昼頃には、キツネがみちくさ前で我々を見つめていました。

P9074693

 午後は、訪問者がいないのでコオロギの鳴き声を聞きながら冬の準備(薪つくり)を行いました。本日は、事務局の塚崎さんが舎人を手伝ってくれました。

P9074657

P9074673

 明日は中秋の名月ですが、松木沢渓谷入口のみちくさ周辺は、ススキの花が咲き誇り、

P9074653

P9074677

 チカラシバも花を輝かせていました。

P9074675

 アキグミの実も熟してきました。さぞかしツキノワグマもアキグミの実を美味しく食べて冬籠りに備えているかもしれません。

P9078552

 夕方、帰路に着くと周囲の景色が何となく寂しく感じられました。毎年、季節の移り変わりが超速球のように過ぎ去っている気がします。(舎人:金子、高橋・本日の放射能線量は0.21μSv/hでした。)

初秋の足尾の自然

今日の足尾は、10時の気温が30℃ですが前日の雨上がりのためか

暑さが心地よく感じました。

Photo

午前中は、みちくさのまわりを散策し、みちくさの入り口付近の草取りを

してすごしました。 

Photo_2

午後に7名の来舎があり、皇海山をめざし早朝に登りましたが雨で増水

した沢水に苦しめられ下山し一休みに寄りました。

Photo_3 宇都宮から初めて足尾に来て日本のグランドキャニオンを見て、アメリカで

もっとも古い国立公園の一つザイオン似ていると言っていました。

Photo_4 

Photo_5

Photo_6

Photo_7

Photo_8 (舎人:小川、橋倉 本日の放射線線量は0.203μSv/hでした。)

2014年8月25日 (月)

高橋一渓の足尾・松木沢夜の散歩

P8250028

 みなさん、こんばんは。私は高橋一渓です。突然ですが、私は5月、森びとの皆さんと出会いました。その時に、夏休みに星の観察会をやろう、となって本日を迎えました。

P8250034

しかし、残念なことに天気は御覧の通りです。とても残念でした。

P8250030

P8250026

 午後は、みちくさでオジサンたちから自然は人間にとってとても大切な事などを詳しく教えてもらったり、将来の事などもアドバイスをしていただきました。それはとても為になりました。

P8250035

 夕方になると僕の出番がやってきました。母が遅番の仕事をするときなどは、自分で夕食を作っていますので、ここは僕の料理の腕を発揮しました。メニューはカレーですが、僕の思いをこめてオジサンたちにご馳走しました。

P8250036

P8250037

 夕食後、いよいよ星の観察でしたが星は見られなかったため、後日、また観察をすることにしました。今から、とても楽しみにしています。

P8250031

 帰る途中、暗闇から鹿の光るまなざしを見ることができました。最初は、驚きましたが自然界の中で鹿が生きていく姿を見ることができ、素晴らしい姿だと思いました。

P8250033

 今日は、星は見られませんでしたが、僕の心にある星空には大きな光を発する新星が現れたような気がしました。とても楽しい一日でした。

P8250032

 今日はみちくさはオープンしていませんでしたが、午後、松木沢渓谷の散策に訪れた山ガールのみなさんたちがみちくさに寄ってくれました。また来てください。 (森ともジュニア 高橋一渓)

2014年8月24日 (日)

テントがグニャリとなってしまった!

 8月最後の日曜日の今日、多くの森ともが訪れることを期待しながら、“みちくさ”をオープンしました。 広場を見下ろすと、森びと広場のテントがグンニャリとなっていました。そんなに強い風が吹いたのかと、疑問でししたが原因は分かりませんでした。

Imgp0521

 足尾松木沢の川は、今日も突然の豪雨となり写真の通り濁り水となっていました。松木沢を訪れたハイカーたちは、突然の豪雨に遭い、びしょぬれとなり〝みちくさ“訪問もかなわないなかゲートへ足早に帰って行きました。

Imgp0533  この頃、天候不順な日が続いています。今日の雨は、みちくさ入り口の案内版上においてあるコヒーカップに約25ミリたまっていました。こんなことは今まで見たことはありませんでした。舎人の金子さんも驚いていました。雨が上がって一時間も経過していますが、松木沢の水位は下がらず濁りはさらに強くなっていました。(舎人:金子、岡安)

 

 

連日の猛暑、松木沢渓谷でひと休み

Photo

Photo_2 連日の猛暑が続いていますが、今日は朝の雨のおかげで湿度はありましたが過ごしやすい一日でした。

足尾の虫たちも元気に動きまわっています。

Photo_3 森びとの旗竿上にゴマダラカミキリと思われる虫が気持ちよさそうにはねを休めていました。

Photo_5午前中は、男性のハイカーひとりが松木沢を散策しながらグランドキャニオンの方に歩いてき

ました。ふと臼沢の森方面を見上げるとネットに大きな穴がそこからシカがゆうゆうと出てゆくのを見つけ、午前中はネットを塞ぐ作業をしました。

午後には、年配のご夫婦がキツネの歓迎をうけ歩いて行きました。過ごしよい一日でしたが、今日の来舎はありませんでした。

Photo_6 昼食を食べていると、おいらにもくれよとキツネが見つめていました。きみは、自然の中の美味しい物を食べてください、言ってやりました。

 静かな中で、舎人は「森づくり安全技術マニュアル」を読んで安全作業の勉強をしました。

(舎人:武田、小川 本日の放射線線量は0.20μSv/hでした。)

2014年8月17日 (日)

学びの地・松木村跡地と松木沢渓谷

Imgp0512

 今日の朝、ツクツクボウシが鳴き始めました。夕方になるとカケスとオナガの鳴き声が聴こえてきました。今日は聴覚で初秋を感じました。今日はなんとか雨はもってくれました。

P1014443

 みちくさの午前中はお孫さんを連れたおじいさんが松木沢を散策していました。鹿を見たいというので、対岸にいた鹿をスコープで見せてあげると、お孫さんは嬉しそうでした。

P1014446_2

 午後は、北海道釧路と十勝出身の若者二人が寄ってくれました。「小学校の時、足尾銅山の勉強をしたので一度は行ってみたい」、ということで松木沢を訪れてくれました。わたらせ遊水地や谷中村跡地も訪れるということでした。

P1014447

 最後の訪問者は、広島で永く生活していた若者(男性)がひとりで寄ってくれました。レンタカーでわたらせ遊水地や足尾を回っているそうです。

Imgp0514

 閉舎する準備をしながら舎人の二人は、若者たちが足尾を訪れることはなかなかできることではない、と今日の若者たちへエールを送りました。北海道の若者は多分、廃村になって松木村を追われて北海道の新地へ移住した村民の関係者かもしれないですね。カワラナデシコが今年は三輪だけでした。

Imgp0519

 みちくさ近くのアキグミも実を日毎に膨らましています。(舎人:金子、高橋。本日の放射線線量は0.20μSv/hでした。)

 

2014年8月16日 (土)

ススキの枯れかかった匂いが“初秋”?を感じさせる松木沢渓谷

P1014424

 立秋から一週間が過ぎました。今日の足尾・松木沢渓谷入口の天気は一日中雨でした。昼頃の気温は25.5度で、風はありませんでした。トンボがのんびりと指に止まって、何か語りかけているようでした。

P1014412

 昼食を済ませた頃、埼玉県からハイキングに来たMさん(男女)が、「松木沢キャニオンを見てきました」と、みちくさに寄ってくれました。身体は雨に濡れていたのでホットコーヒーを飲んで身体を温めてもらいました。初めてと言うので、私たちは松木村と足尾銅山の歴史を簡単に紹介しました。二人は、ノートに「足尾の歴史を紹介しいていただきありがとうございました」、と書いて帰路に着きました。

P1014426

P1014429

 その後は、加藤善昭さん作の油絵・「松木村の想い」(100号)の額にアクリル板を張りました。少し大きめに注文したので上下をカットしてはめ込みました。これで油絵に脂などが付かなくなりました。

P1014434

 夕方になると秋が訪れたのか、と思うほどの風景でした。ススキの花に秋雨の滴が付き、

P1014437

 ヤマグリの枝には毬栗が大きく育っていました。風の匂いも何となくススキが枯れだした時の匂いがして、“初秋”を感じました。

P1014440 送り盆の今日、松木村の先祖さんを見送ることが出来たような気がしました。 (舎人:金子、高橋・本日の放射能線量は0.211μSv/hでした。)

 

2014年8月 9日 (土)

松木の森が大きくなりますように!

なつのうだるような暑さがひと段落。きょうからお盆休みという人も多いでしょうが残念ながら雨の予報、散策に来る人もおらず、いつものごとく(このところの私の担当では)訪問してくれる人もいなさそう。。。(そういえば、この時期は山に入るなってばあちゃんに言われたっけ)

P8091637_640x480

・・・結果的には(訪問者が来ないのは)その通りになったのですが、雨もふらず過ごしやすい避暑地のような足尾でした。

P8091649_640x480

お盆が近いということもあり、午前中、松木周辺の三箇所に散在するお墓、そして祠に花を手向けました。

P8091631_640x480

P8091638_640x480

松木村が廃村になって一世紀超。過去の愚かな歴史を二度と繰り返さないよう、また未来に向けて松木に素晴らしい森が戻ることを願い、みんなで回向・祈念しました。

P8091635_640x480

松木の森近くではサシバの親子が戯れて、チョウゲンボウも獲物(ネズミ?)を狙っているようでした。ふと柵のなかをみると子ジカがのんびりとこちらを眺めています。あぁ、植えた木が・・・。ということで三人で追い出し大作戦。2,30分ほど格闘です。怪我をさせないように、追い込みすぎないように細心の注意を払いながら逃げ口へ追い込むのですが、子ジカもつかまるものかと網にぶつかりぶつかり逃げていきます。いっそのこと網にからんでくれたら出してあげられるのに。といっても言葉が通じるわけでもなく・・・。かわいそうなぐらいふらふらになりながら、網の穴からどうにか脱出していきました。この恐怖を学習して周りのシカにも教えてくれればいいんですけど。。。

P8091645_640x479

子ジカがでていった穴はこんな大きさ。そりゃーはいるよねcoldsweats01

P8091646_640x480

間髪入れず修復実施です。さすが~

P8091648_640x480

今日は臼沢の調査を依頼されていたので、臼沢にも少し入りました。クマがいるので注意してね~と明るく言われたのですが、確かに網を超えて入ってるみたい。

P8091632_640x480

P8091655_640x480

調査ですが、まだ実をつけていなかったので調べようとしたことはわからずじまいでした。下は春、シカに樹肌を食われたカツラの写真です。どういうわけか今年は大量にシカの被害にあったのですが、樹液がでてかなりの部分が回復していました。木の力って凄いですねぇ。(舎人:橋倉喜一、小黒伸也 本日の線量:0.21μSv/hour)

P8091656_640x480回復したカツラ

P8091669_640x480

ムラサキシジミ、ちょっと怪我してる?

P8091659_640x480

コブシは実ができてました。まさにrock

P8091660_640x480カツラの葉っぱはハート型heart01

最近の写真

  • Photo_12
  • Photo_11
  • Photo_8
  • Ms
  • Photo_7
  • Photo_6
  • Photo_4
  • Photo_3
  • Photo_2
  • Photo
  • Img_8028
  • Dsc04997