2023年11月23日 (木)

森ともの訪れに期待して!

今年最後の祝日・勤労感謝の日、足尾松木郷「遊働樂舎・みちくさ」は晴れ、気温9時10℃風もなく静かで過ごしやすいスタートになりました。

Img_20231123094735609午後は日差しが遮られる時が有りましたが、爽やかな終日でした。みちくさから見える臼沢の森の紅葉は鮮やかですが、少しずつ冬を迎える準備をしている様ですがまだまだ見ごろです。

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一方、対岸を見ると草木の活着が難しく多くの所で岩肌が剥き出しになっています。これから冬を迎え、霜柱や氷がはることで更に崩れてしまうのが心配です。

Img_20231123113716033私たちは、木は根、根は土。土は土壌動物によって造られる事を学び、煙害などから生き延びている中倉山の孤高のブナの保護を継続しています。対岸は自然に任せるとなっており厳しい環境で冬を迎えようとしています。来春には少しでも草等が活着して欲しいと願うばかりです。

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Img_20231123104947548 壊れた自然を取り戻すには100年以上の年月が懸ると言われています。これまで育ててきた生態系豊かな森を見守り、出来る事をしなければならないと考えさせられた一日でした。本日はクライマーー3名と挨拶を交わしただけで訪問者はおりませんでした。

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来週の26日で「游働樂舎・みちくさ」は閉舎になりますが、まだ紅葉は見ごろですので、自然と歴史が学べる松木郷を旅を兼て訪問して下さい。お待ちしております。

本日の線量:0,094μsv/h  舎人:松井

2023年11月15日 (水)

整理整頓と児童たちが育てた苗木にいのちを吹き込みました

 本日9時の足尾の天気は晴れで、気温は12℃でした。

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20231115_104833 まず、コーヒーを飲みながら森作業をされる清水さん、大野さん、松村宗雄さんと打ち合わせをし、今日の作業内容を確認しました。

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 森作業は、大野さんと松村宗雄さんがみちくさの庭にあるシモツケ25本を、こころの園へ移植しました。予め穴を掘ってもらっていましたが、大きな石があり苦戦しながらも一回り大きく穴を堀りました。

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 舎人の筆者は、清水さんと坂口さんと一緒に、みちくさ、コンテナ、ビニールハウス、作業小屋の整理整頓をするために処分するものの精査や測量をしました。20231115_103750

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 午後には、今年も板橋区第八小学校開放協力会(はちっこプロジェクト)の保田さんからお預かりした児童たちが自宅で育てたコナラとクヌギをりんねの杜に植えました。ありがとうございました。20231114_125318

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 その後、民集の杜北の中にあるハウチワカエデとウリハダカエデを選定しに行きました。

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(今日の作業者は清水さん、大野さん、松村宗雄さん、舎人は坂口さんと小林 放射線量は0.087μsV/hでした)

2023年11月 3日 (金)

「みちくさ」でブナ保護活動の安全を願う

今日は、中倉山の稜線に100年以上も生き続ける「孤高のブナ」の根を保護する活動が行われました。

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ブナ保護活動にご協力してくれている皆様の「怪我やトラブル」など、緊急事態に備えて4人のスタッフが「みちくさ」で待機しました。駐車場を出発して、しばらくして無線に「先発隊6名が頂上に到着」、「後続部隊は稜線から200mの所を登っている」など逐次報告が「みちくさ」に届きました。

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道草で待機している4人は、安全を願いながら午前中の少しの時間を、4人で手分けして、①軽トラックのエンジンが始動しないためバッテリーの充電、②臼沢西の森の草刈り、③「こころの園」にヤマブキ、ツバキの苗木植え、などの森作業を行いました。

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その後、昼食にしようと思っていたら、リックを背負った若い2人が「みちくさ」に寄ってくれた。神奈川県と群馬県から、今朝来て、松木沢ジャンダルムに登ってきたという。「素晴らしい直上ルートで、快適なクライミングが出来た」と感想を述べていました。松木郷の紅葉を観ながらコーヒーを飲み、短い時間でしたが交流を深めました。

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3時過ぎに、森びと関係者10名が「みちくさ」に寄り、済賀さんより「参加者全員が無事に下山し、帰路に就いた」と報告を受けました。林子さんから手作りの「ヨーグルトといちじく」のデザートを全員がいただき、本日の「みちくさ」を終了しました。朝早くから参加のスタッフ、参加者の35名の皆様お疲れ様でした。

本日の舎人・スタッフは、橋倉さん、加賀さん、林子さん、そして大野でした。

<報告は大野昭彦>

2023年9月18日 (月)

色づき始めてきた足尾・松木渓谷

本日の足尾の8時40分の気温は26℃、晴れ。昼の気温は30℃になりました。

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足尾ダム・ゲートに着くと「源流碑」傍に生えているヤマボウシの実のオレンジと空の青さと緑が優しく私を迎えてくれました。

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「みちくさ」=遊動学舎に着くと、松木渓谷の奥から歩いてくる二人連れの夫婦が来たので「まだ準備が出来ていませんが寄っていきまかか」と声をかけると、「今まで何回か来ましたがいつも開いていなかった」と返事があり、私は、この小屋がどんなものなのかと気にかかっていたのかと思いました。ご夫妻を中に案内すると、「あら素敵、こんな風になっているんだ」とびっくりしているようでした。

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ご夫婦は宇都宮市内から可愛いい二匹の犬と散歩に来たらしく、松木渓谷には初めてではないようでした。中倉山にも興味を持っていましたので、11月3日に行う「中倉山ブナを元気にする恩送り」の協力を呼びかけました。

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 その後、みちくさの回りも草が茂っていたので仮払い機で草刈りを行いました。9時30分頃から、みちくさ庭の草刈りと庭に植えてあるドウダンツツジやシモツケソウなどを広場の北斜面に移植するための準備をすることにしました。庭に行って見ると、ヤブマメの蔦が野イチゴの生えている一面びっしり、ツツジなどにも絡まっていたので、他の草と一緒に取り除く事にました。

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お昼頃に、橋本さんがイチジクを持って来てくれました。一緒に昼食をとり、先日の「JICA植樹体験研修」動画のチェックをしました。

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それからは、二人でみちくさ庭の草刈りを継続し、刈った草を庭の外に出して、ドウダンツツジとシモツケソウが何本あるか調べてみました。すると、成長には少し差がありますが、ドウダンツツジが約181本、シモツケソウが約80本ありました。

ー今日のみちくさ庭に咲く花たちー

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本日の「みちくさ」の舎人は、清水と大野でした。

<報告は大野昭彦>

2023年9月14日 (木)

秋の紅葉が楽しみです。

 朝から晴天が続いた足尾松木沢渓谷。東京では真夏日が30日以上続く異常気候ですが、松木渓谷付近も負けじと32℃を超えました。 Img_20230913101153555  その暑さを凌いで暮れるのは、涼しい沢風とツクツクボウシ・ヒグラシ等の囀りでした。 

天を見上げると初秋を感じる高い空、広場にある栗の木には実が付き、コスモスの花や草木の葉を見ると秋に向かっている様です。  

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秋の行楽シーズンにはハイキングや散策で松木渓谷に足を運んで頂き、四季の移り変わりを堪能して戴きたい。特に、私たちが手入れしている落葉広葉樹の紅葉を体感して頂ければ幸いです。見頃は、例年ですと11月上旬です。 

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本日は平日でしたので、訪問者はおりませんでした。遊働学舎(みちくさ)の開舎日はホームページでお知らせしていますので宜しくお願いします。 皆様のお越しをお待ちしております。 

本日の放射能線量:0,092μsv/h     舎人:松井 

 

 

2023年8月 5日 (土)

新たな足尾の魅力のヒントをいただく

 本日9:20の足尾の天気は晴れ、気温は33.5度でした。事務サポーターの岩田欽五さんが初めて舎人として足尾入りしてくれました。

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 11時に4名のハイカーが松木渓谷から中倉山を見たいということで、寄ってくれました。栃木県内にお住いの皆さんの職業は弁護士、農家、調律師、教諭と様々ですが、月1回山に入る仲間ということです。森作業で来ていた大野さんは同郷ということもあり、話が弾み、足尾で音楽のイベントができないか話になりました。みちくさノートには「いこいの場所ありがたかったです。今日はとても暑いので」(石井さん)、「何年か越しに訪問させていただき、お茶をいただきました。楽しくお話をさせていただき、うれしかったです。周辺の森の話や中倉山のブナの写真(4月30日の下野新聞社の記事)を見せてもらって、後々の登山の楽しみが増えました。又、再訪できます様再会を楽しみにしています」(金子さん)、「2回目の訪問ですが、今回運よくお寄り出来ました。自然と音・人いいですねネ!!」(黒川さん)、「初めておうかがいしました。おいしいお紅茶をありがとうございました」(川野辺さん)とコメントを書いて下さいました。「これから、いいみみ展望台を目指していきます」と力強く歩いて行かれました。どうぞ、またお越し下さい。

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 午後は、岩田さんと各植樹地を回りました。下の写真は民集の杜北で2014年に植樹をした場所です。一番上の動画もこの場所です。汗だくになって歩いてきましたが、この杜に入ると5度以上気温が低いことを体感できるほど、心地よい場所です。足尾のスタッフ・サポーターの先輩方の献身的な作業によって、このような森になっていることを事務所メンバーとして、現場に立ってそのことを改めて感謝しなくてはならないと話をしました。

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 大野さんは、森びと広場のうんしゅう亭内の草刈りをされました。

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20230805_140113 本日の舎人は小林と岩田 放射線量は0.075μSV/hでした。

2023年7月30日 (日)

久しぶりの足尾でリフレッシュ

 本日、8時50分の足尾の天気は快晴、気温は33.5℃ありましたが、風が吹いていましたので、それほど熱くは感じませんでした。久しぶりの足尾入りでしたので、現場の状況を見たいと思いました。

20230730_182626 1時間程、森作業に入った森づくりチームのキャプテン・大野さん、舎人の加賀さんと8月以降の打ち合わせをし、その後果樹園を回り、水やりや草取りを行いました。

20230730_104348 続いて、臼沢西に行き、一昨年・昨年と里親植樹をした場所の生長具合を観察しました。先月草刈りをしたばかりというのに、現場に着くや否や「また草刈りが必要だな」と加賀さんは草刈りの計画を立てていました。里親植樹に協力をいただいた皆さん、幼木は順調に生長をしています。

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20230730_113804 午後は、加賀さんは竹の銘板づくり、大野さんはペンキ塗り、小林はみちくさの庭散策を行いました。

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 37度を超えました。ゲート前の駐車場には多くの車がありましたが、みちくさへの来舎される方はいらっしゃいませんでした。関東は命にかかわる危険な暑さが続いています。冷房の適切な利用、のどが乾いていなくてもこまめな水分補給を心掛けて熱中症に気を付けていきましょう。

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◆今後のみちくさOPENのお知らせです

  8月は、5日、10日、24日

  9月は、13日、28日にOPENします

(本日の舎人は加賀、小林 放射線量は0.102mSV/hでした。)

2023年7月25日 (火)

樹々の生長に驚き、足尾松木沢の夏の風にこころ和む

 足尾松木渓谷入口の出会いの広場「みちくさ」の9時頃の気温は32℃。沢風が室内に吹き込むと暑さは消えて蒸し暑いという日ではなかった。Photo_3 今日は森びと会員の女性二人が「みちくさ」を訪れるというので、舎人の鎌田さんは足尾ダム待合せ時間までに森の路の草を刈りました。13年前、「京都議定書」約束最終年記念に植えたサクラを見せたいと、「民集の杜(東)」の通路を整備しました。Photo_6
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 古希世代の2人の訪問は4年振りということで、森の生長に感動していました。足腰が弱くなっていましたので、2年後オープン予定の「果樹園」と「りんねの森」を案内しました。足尾産のブルーベリー、ブドウ、みかん、お茶等を愉しめることに期待していました。Photo_5  昼食を共にしながら、森づくり20年を迎える2025年には樹々が生長した歓びを皆さんと味わいたいと願っていました。Photo_7  午後は、畑の草刈りと「民集の杜(東)」の柵補強を行いました。Photo_8今日の舎人は、鎌田さん、報告者の髙橋でした。放射能線量は0、127μSvでした。

2023年7月22日 (土)

35名の訪問者に森びとの活動を紹介しました。

 7月22日(土)、8:40天気は快晴、気温27℃、連日の暑さからは少し解放されたような、爽やかな足尾松木沢です。「みちくさの庭」に咲く花を写真に収めようと1周したところ、草が伸びており午前中は草刈りをすることとしました。今日も「仁平村長」は門番をしてくれています。

Img_0167 Img_0156 Img_0170以下、「みちくさの庭」の花です。Img_0160 Img_0161 Img_0162 Img_0165 Img_0168 草刈りをしていると、一人の男の人が訪ねてきて、数年前、松木沢の奥にC.W.ニコルさんと立松和平さんと一緒にホンダの社員の皆さんが植樹をした場所を、ホンダの皆さんが何年振りかで見に来て、帰りに立ち寄るので「森びとさんが20年近くも活動していることを10分位でお話しして欲しい。」と依頼がありました。突然でしたが、快く歓迎をしてお話しすることにしました。

 12:30頃皆さんがお見えになりましたが35名もの大人数は遊動学舎「みちくさ」には入らないので、ベンチのある外でお話ししました。植樹した方々が多いのかと思っていましたが、多くの方は初めて松木沢に来る方でした。私からは、「臼沢の杜」を眺めてもらい、18年間お世話をしてきて森ができたこと、温暖化に少しでもブレーキを掛けるために活動していること、中倉山のブナ保護の活動、これから行う「エコ散歩㏌足尾」にお越しを。などのお話をさせていただきました。

 「また来てみたい。」「宮脇昭先生のエピソードなどを聞かせてほしい。」「今は木が多く森になっているが、前はどんな状態だったのか?」「中倉山のブナ保護活動に参加したい。」などの感想・質問を頂きました。有難うございました。

Img_0172 Img_0175 昼食後、「果樹園」に水遣りを行い、様子を見ました。ブドウは葉が虫に食べられているところもありますが、実が成ってきているのもあります。ブルーベリーはそろそろ終わりかなと思います。みかんも緑の実が成っています。美味しく食べられる日が待ち遠しいです。Img_0178 Img_0180 Img_0183 Img_0184 Img_0185 ヒグラシがかまびすしく鳴いています。今日は朝からセミの声がうるさいくらいに鳴いていましたが、シカや猿の姿は見えせんでした。

今日の舎人は、大野さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

2023年7月17日 (月)

酷暑の中、草刈りと桜の苗木植え

 7月17日3連休の最終日、松木ダム駐車場には20台ほどの車がありましたが、殆どが中倉山に行ったようで、松木渓谷方面には人は現れません。天候は快晴、気温は8時40分、すでに34℃ありました。「みちくさ」の仁平村長も麦わら帽子を被り熱中症対策です。

Img_0095 Img_0098 Img_0146 今日は、急遽舎人の変更があり、6月に開催された「第4回森びとプロジェクト総会」で足尾森づくりサポーターに選出された山田さんが初めて舎人として参加してくれました。打ち合わせを行い、「民集の杜(北)」の中にある「糺(ただす)の森」の草苅りと大野さんが桜の木の苗を3本持ってきてくれたので、これも「糺の森」に植えようということになりました。それにしても太陽が照り付ける酷暑の中での長い作業は耐えられません。15分ほど作業をしたら森の中に退避し休憩をとりながら作業を行いました。森の外の気温は47℃、森の中は34℃で結構熱いのですが、13℃も差があり森の中はすごく涼しく感じます。

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Img_0131 Img_0141 Img_0123_2 Img_0132 花見をしながらジャンダルムを眺められる日が来ることを楽しみにしたいです。

 その後、先日の草刈りで残した「民集の杜(北)」の南入口付近の中と外の草刈りを行って午前の作業を終了しました。

Img_0143 Img_0142Img_0144Img_0130 昼食後のデザートに橋倉さんが今年初のスイカとブドウを持ってきてくれました。私(加賀)は外で食べたほうがよりおいしく食べられると思いベンチに行きましたが、暑さのほうが勝り敢え無く室内に戻りました。

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Img_0148 午後は、酷暑で作業は無理と判断し、4人で今後の足尾森作業の事やサポーター・スタッフとしての心構えなどについて1時間ほど話し合いました。Img_0150 今日は猛暑を考慮し早めに終了することとし、本日の日程を終了しました。訪問者はいませんでした。舎人は、山田さん、筆者加賀、森作業は、橋倉さん、大野さんでした。暑い中、大変お疲れさまでした。(報告:加賀春吾)

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