2022年7月10日 (日)

野草の花と昆虫に癒される足尾・松木沢

 今日は朝から29℃の気温で、湿気が高かく、蒸し暑い「みちくさ」オープンでした。10時頃になると、北寄りの風が吹き出し、標高950㍍付近の「臼沢の森」から刈払い機のエンジン音が聞こえてきました。森づくりメンバーが草刈りを開始しました。Photo Photo_2

 「みちくさ庭」の手入れをしていると、西方面から足尾グランドキャニオンからロッククライマーの声が聞こえてきました。今年は、目立つネジバナを見ながら、野ばらやつる植物の手入れをしました。

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Photo_4 昼頃になると、男性3人のロッククライマーがウメコバ沢から戻ってきました。その一人からは「クマが出ますか」と訊かれ、「小熊が出没しています」と伝えました。「臼沢の森」や「松木の杜」では小熊の目撃情報が続いています。Photo_5 Photo_6 本日松木沢には、ハイカー、ロッククライマー達10数人が歩いていましたが、「みちくさ」への訪問はありませんでした。Dscn0134  昼過ぎには沢風が吹き上げてきましたので、蒸し暑さが和らぎ、蝉とウグイスの鳴き声に、オカトラノオと蝶の動きやシオカラトンボの眼を見ていると不思議な気分になりました。Photo_7 能線量は0,11μSvでした。(舎人は高橋佳夫)

2022年7月 9日 (土)

森の恵みに感謝するシニア達の心が弾んだ足尾・松木沢

Photo_2 久しぶりの「みちくさ」管理当番の「舎人」。天気は暑くなく、8時の気温は24℃の晴れ。部屋の拭き掃除をしながら訪問者との出会いを待ちました。Photo_5 Photo_6 Dscn0134 午前中は、「みちくさ庭」の散策と小さな畑の草刈りをしました。庭に咲く草花と足尾グランドキャニオンを紹介します。Photo_3 Photo_4 Photo_7かぼちゃの花が咲きました
 森作業は鎌田さん、松村宗さん、柳澤さん、弘永さんたち。4人は「臼沢の森」の草刈りをしてくれました。Photo_8Photo_9 最初は涼しい階段を登っていきますが、草刈り現場に着く頃は汗がにじみます。途中の木々は鹿や猿に樹皮が食べられ、痛々しいコナラが目立ちました。Photo_10 Photo_11 Photo_12Photo_13 作業は、苗木よりも大きく伸びている草を、刈り払い機と釜で刈りすすんでいきました。標高950㍍付近の急斜面の草刈りですから、草で足が滑られないように、そして蜂に注意しながらの作業をしてくれました。Photo_14 Photo_15 午後の作業は、秋に植える植樹場所に雨水が流れて土砂が堆積しない対策用の水路をつくる準備をしました。森作業担当の皆さん、お疲れ様でした。Photo_16 Photo_17 今日の出会いを「みちくさ」で待ちましたが、本日はひとりもいませんでした。11時頃、庭から「臼沢の森」を見ると、神奈川県ファンクラブの方々15名が、「臼沢西の森」の除草作業をしていました。神奈川FCの皆さん、ありがとうございました。Photo_18 午後、雷雨が来るかと思いましたが、暗雲だけが松木沢を覆っていました。本日の放射能線量は0,11μSvでした。(舎人は高橋佳夫)

2022年7月 2日 (土)

お盆を迎える準備、祠、墓石周りの草刈りに汗流す

 本日は7月2日(土)、足尾は朝から快晴です。8時45分に作業小屋に到着。温度計を見ると28℃でした。福原さんが新潟の実家で育てた柳の苗木を持って森作業に参加してくれました。

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コーヒーを飲みながら打ち合わせを行いました。足尾は7月にお盆を迎えます。松木川沿いに点在する墓石や祠が草に覆われているので、まずはお盆を迎える準備として草刈りをおこない、その後は苗木への撒水を行うことにしました。

刈り払機を準備し、刃を取り換え、燃料を入れてエンジン始動。動作確認をして軽トラックに積み込み墓石に向かいました。怪我をしないように刈る場所の距離を取りながら草刈りをしました。

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次に祠に移動し、祠周りと道路の草刈りを行いました。最後は、高台の墓石周りの草を刈りました。花立てが汚れているので回収し綺麗にしました。

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 草刈り後は、福原さんは苗木への撒水。鎌田さんと筆者は、昨日橋倉さんから「みちくさのトイレの調子が悪い」と連絡いただいたので、点検し修繕を行いました。

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 昼食後は、筆者は“みちくさ”の舎人に入り、鎌田さんと福原さんは河川敷の植樹地に柳の苗木を植えました。

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 13時頃、宇都宮から松木渓谷の散策に訪れたご夫婦が立ち寄ってくれました。中倉山に向かう人が多い中で、環境学習センターの方に松木渓谷の情報を聞き、“みちくさ”があることを教えていただいたそうです。暑さのせいかシカやサル、クマなどの動物に出会うことが出来ず残念そうでした。お話を伺うと子供の頃に足尾に来たことがあり、その当時は木々が少なく荒廃地の様相でしたが、緑が増えていることに驚いている様子でした。みちくさ看板前での写真撮影に快く応じてくれました。またのお越しをお待ちしています。

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 その後は、ロッククライミング帰りのクライマーが通過していきました。

 

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 14時を過ぎると東の空が暗くなり雷が鳴りだしました。15時過ぎに中倉山の上空から雷鳴が聞こえるようになると雨が降り出しました。「植えた苗木に恵みの雨だ」と喜んだのもつかぬ間。すぐ止んでしまいました。

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 14時の気温は32℃まで上がりましたが、雨後は27℃に下がりました。15時30分を過ぎ下山してくる登山者やハイカーが見受けられないので“みちくさ”の戸締りをしました。

 本日の訪問者は2名でした。

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 森びと広場に向かい、刈り払機と植樹に使用した道具類を片付け帰路につきました。

本日の舎人担当は鎌田さん、筆者清水。森作業は福原さんでした。お疲れ様でした。

(報告 清水 卓)

2022年6月19日 (日)

下界の気持ちが和む足尾での出会い

昨日(18日)の足尾ダムの銅公園駐車場は満車。溢れた車は道脇に縦列駐車でした。皆さんの行き先は中倉山「孤高のブナ」でしょうか。1 午前8:40「みちくさ」に到着。天気は曇、気温23℃。まずは、本日の作業メニューを打ち合わせ、鎌田さんは各森と杜の草刈り、済賀さんは神奈川県民の受入れ準備と周辺の草刈り、筆者は今年から始める「りんねの森」の測量とエゴノキ科オオバアサガラの探索をすることにしました。14

簡易測量を終えて「みちくさ」に戻って略図を描いていると、猿の声が聞こえました。見ると小さな子連れの母ザルが柵の中にいました。4「みちくさ庭園」の野イチゴを見つけて食べていました。猿の声は「オイシーー、おいしー、キー❣」と聴こえました。我々も仕事を放り出して「猿に続け!」とイチゴ狩をしました。5

7午前中、通過するハイカーは数名でした。

  午後2時を過ぎると来客がありました。最初は、MTBカップルが立ち寄ってくれました。二人は「10何年前は全く緑なかったのに」と、大きな自然の変化を感じていただけたようでした。17

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23 その後、グループが到着。日本くまもり協会の神奈川県支部の御一行でした。外ベンチで昼食していただきながら交流をしました。私には、「人間のテリトリーに熊が入っているのではない。」「熊のテリトリーに人間が入っている。」といった話が心に残りました。19

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21 皆さんからコナラの苗木や書籍を寄贈して頂きました。コナラは鎌田さんが畑の一角にポットごと仮植えしました。時期を見てきちんとした場所に植樹させて頂きます。書籍も仲間たちと読み合わせます。24 午後3:30頃、ロッククライマー4人が来舎。ベテラン2名、ビギナー2名の別グループだそうです。「みちくさ通過する毎に窓や煙突の煙を確認している。」「いつもコーヒーを楽しみにしている。」「昔の足尾はカモシカが多かった。」「足尾に住んで古民家を再生している。」「廃校した高校を有効活用できないだろうか。」等の話を聞きました。12 みちくさ備品の1つに【足尾ジャンダルム図】があります。4人は図面を囲みながらアタックルート談義。ベテランがビギナーに教えている様子を見ていると、私の気持ちはホッコリしました。こんな世代間交流を足尾で増やすには?田中正造の考えた渡良瀬流域の姿は?山の緑、心の緑、動物と人・・・等を考えながら帰途に着きました。本日の舎人は、鎌田さん、済賀さん、筆者(弘永)でした。

2022年6月13日 (月)

ここちよい汗を流して防潮堤の草刈り  

 13日、10時から南相馬市応援隊6名は雫育苗場に集合し、8年前に植えた杜の防潮堤の草刈りをしました。さらには、松林農園の管理と育苗用の給水作業を行ないました。今日の天気は快晴で、気温が22度、さわやかな一日でした。久しぶりにここちよい汗をかきながらの作業になりました。

 コーヒーを飲みながら話合いでは、第10回鎮魂復興市民植樹祭の感想・意見を出し合いました。出された感想・意見は、「参加者が1,000名と少なかったので残念だった」「市役所植樹リーダーが一生懸命やってくれた」「参加者が植樹指導に従ってくれなかった」などでした。

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 松林農園の様子は、カボチャの生育が活発で間もなく実がつきそうでした。また、第2回会場には植樹祭実行委員会に応援隊として提案していた写真入りの植樹会場案内板が設置されていました。

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森に捨てられていたゴミの山

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P1020504  福島県では新型コロナ感染症も毎日100名程度に落ち着いてきています。応援隊会員も体調管理に気をつけて、第4回目ワクチン接種を待っています。

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本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、東城スタッフ、道中内スタッフ、原田スタッフ、筆者の岩橋 孝でした。

 

2022年6月12日 (日)

梅雨の晴れ間で、森作業に汗を流す

 今日は6月12日、足尾に入ると昨夜は相当雨が降ったのか、足尾ダムから流れる水の音が大きく感じられました。山にはエニシダが咲き始め季節の移り変わりを感じます。森びと広場に着くと予想に反して良い天気です。8:30気温は22℃もありました。

Img_3608 Img_3603 Img_3582 いつも通り打ち合わせを行い、「みちくさ」当番の高橋さん、筆者加賀も午前中は森作業を行うこととし、高橋さんは「みちくさの庭」の草刈り、鎌田さん、濟賀さん、加賀は「臼沢西の森」の草刈り、小黒さんと小林さんは足尾に来るのが久しぶりということで、「松木の杜」「新松木の杜」「民集の森」の散策を行うことにしました。Img_3558 Photo Img_3557 Img_3565 Img_3564Img_3562

「臼沢西の森」の西側の出入り口の点検に行くと、金網に枝のようなものが絡んでいると思ったらビックリ、ヘビ(アオダイショウ)ではありませんか。苗木の若芽を食べる野ネズミなどを狙ってくれているのでしょうか。下山し、下から「臼沢西の森」を見ると、草刈りをした所としていない所がクッキリと分かれているのが分かり、森作業を実感しました。

Img_3566 Img_3579 「臼沢西の森」に綺麗な草花が咲いています。

Img_3571 Img_3574 午後は「みちくさ」で、「里親植樹」が1年経過し、苗木の生長を応募してくれた方々へお知らせするための動画とナレーションなど、また26日に開催する「第2回森びとプロジェクト通常総会」についての打ち合わせを行いました。その後、今後植樹する新たな植樹地(りんねの森)の一番下に鎌田さんと福原さんが持参し、河原に植えたヤナギを見に行きました。枯れているものもありますが、7割くらいはシッカリと生きているようで、今後の生長が楽しみです。今後、アキグミやオオバアサガラなども植えていくことにします。Img_3592 本日「みちくさ」の訪問者は、いませんでした。本日の森作業担当は、鎌田さん、濟賀さん、小黒さん、小林さん、林子さん、「みちくさ」舎人は、高橋さん、筆者加賀でした。(報告:森づくりスタッフ 加賀春吾)



2022年6月11日 (土)

足尾「みちくさ庭」で草花への恩返しと新たな仲間

 本日の足尾は、8時の気温が17℃。どんよりとした梅雨本番の様な空模様でした。

 7時過ぎから中倉山ブナ保護活動に参加する皆さんをゲートで迎え入れ、受付の手伝いを行いました。その後、遊働楽舎“みちくさ”に移動し、4人で8時からコーヒーを飲みながらミーティングを行いました。

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ミーティング後「みちくさの庭」の草取りを行い、筆者の家で育てた、秋には真っ赤に色づくコキア(ホウキ草)を10本と、春にスイセンの花が咲いた後に真っ白な小さな花が咲くユキヤナギ3本を植えました。

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 「みちくさの庭」の野イチゴの実が赤く熟してきたので収穫しました。甘酸っぱい野趣たっぷりの味が口の中に広がりました。

 11時ごろ、「中倉山のブナを元気にする恩送り」で中倉山の尾根にいるブナ保護チームから、「雨が降りそうな空模様なのでこれから下山する」と連絡がありました。「みちくさ庭」の草取りをやめて、下山者の迎えやゲート担当の配置、昼食を取る作業小屋の掃除などの準備をしました。

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 12時頃から小雨が降りだしました。「中倉山のブナを元気にする恩送り」から下山した参加者が森びと広場に到着し、作業小屋で昼食を取っていただきました。

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 林子さんからはお菓子の差入れをいただき、みなさんにもおすそ分けさせていただきました。小柴さんが友人を連れて「みちくさ」に寄ってくれ、森びと手ぬぐいを買っていただきました。ありがとうございました。

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 中倉山から下山した松村宗雄さんがヤブツバキの苗を持ってきてくれたので、「みちくさの庭」に植えていただきました。新たな仲間が増えました。

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 最後に、作業小屋で中倉山ブナ保護チームと舎人合同でミーティングをして解散しました。今日は、いつになくあわただしい一日でした。お疲れ様でした。

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 本日の「みちくさ庭」の草取り手伝いは加賀さん、橋倉さん。遊働楽舎“みちくさ”の舎人は高橋さんと筆者・大野でした。

(報告 大野昭彦)

2022年5月30日 (月)

森は人間を心地よくしてくれる

 今年初めての猛暑日、最高気温が30℃以上になるところが多くなるとの天気予報です。特に、暖かい空気やフェーン現象の影響を受けやすい関東地方では気温が高くなると、車のラジオから聞こえてきました。まだ、暑さに体が慣れていない時季、熱中症には気をつけたいものです。

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 休日の日光市内の混雑を避け8時に足尾ダムゲートに到着。作業小屋に着き温度計を見ると、すでに気温は21℃を超えていました。コロナ禍で県外移動の制限がかかり中々足尾に来ることができなかった千葉県の武田さんが久しぶりに足尾入りしてくれました。

 お湯を沸かしモーニングコーヒーを飲みながら、地域の人々と共に取り組んでいる花嫁街道の整備の話しを聞き、本日の打ち合わせをしました。

 9時近くになり“みちくさ”に移動。お湯を沸かし、室内の清掃を行い、立ち寄る方を待ちました。10時30分を過ぎ入口の温度計を見ると、気温は31℃を差していました。松木渓谷を訪れる方も見受けられず、臼沢の森を眺めながら、「林内は何℃あるのか」と興味がわき、温度計とカメラをもって調べに行くことにしました。

 臼沢の森に入り、少し階段を登るとM&Mベンチがあります。そこで気温を測ると、24.5℃が表示されました。「植物の力はすごい」と二人で驚きました。

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 その後、臼沢西の森の「里親植樹」会場に行くと、先日植えたばかりの木々たちの葉は太陽に向かい、そよ風のリズムに乗って歌っているようでした。

  昼食後は、森びと広場の西側にあった「掲示板」を“みちくさ”横のベンチがある木陰に移動し、登山者やハイカーへの「お知らせ板」として使うことにしました。早速、「里親植樹」のチラシを貼りました。14時過ぎに“みちくさ”に戻り、温度計を確認すると32℃を差していました。

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 先人が荒廃した松木川源流に木を植え煙害のよる森の回復を目指し、地球温暖化にブレーキをかける森づくりへと緑化回復に取り組む人々の思いを受け継ぎ森が育てられてきました。

 32℃に耐え、緩和させられる植物の力を実感し、いつまでも森に寄り添っていたいという気持ちになりました。

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 本日は“みちくさ”に立ち寄る方はいませんでした。松木の里の木々、みちくさ庭の草花と生き物たちに癒されました。

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 6月は梅雨入りです。苗木たちの成長には3年間は草刈りが大事です。その作業に欠かせない、ゴーグルとマスクの差し入れが武田さんよりありました。武田さん、ありがとうございました。

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 本日の舎人は、武田、そして大野でした。

(報告 大野昭彦)

 

2022年5月28日 (土)

幼木をウサギ食害から守るため網を張りました

 5月28日(土)、8:40足尾・松木の気温は15℃、天気は快晴です。今日は暑くなりそうです。まず目についたのは、「臼沢の森」の木々の緑が若葉色から深緑に変わってきていました。そして気づいたことは、冬には龍が登っているように見えていた改修した階段が全く見えなくなっていることでした。朝の打ち合わせでは、「里親植樹」の苗木がウサギの食害にあっている原因と思われる金網囲いの下に付けている低い網を高くする作業をすることにしました。また、「臼沢西の森」の西側に出入り口を作りました。

Img_3503 Img_3505 Img_3507 西側の作業が終わり、東側の亀甲金網も高くしました。落石が金網囲い柵で止められて積み重なっている所があり、そこからはウサギや野ネズミなどの小動物がいとも簡単に苗木がある囲いのうち側に入ることが出来るようになっていました。Img_3511
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 作業に夢中になっていると、正午を過ぎていました。昼食後は、鎌田さんと福原さんが「ヤナギ」の苗を持って来ましたので、その苗を「りんねの森」の河原に植え、51本を植えました。Img_3517 Img_3516 筆者は、13:00「みちくさ」をオープンしました。「みちくさ」の周りを散策すると、昨日の大雨で川の流れは急になっていました。「みちくさ」に戻ろうとすると、アナグマが目の前を歩いています。聞くところによると、アナグマは目が悪いのですが、鼻はすごく良いようです。風下にいる私には全く気づいていないようです。前を通り過ぎて、私が風上になると一瞬止まり、ジッと私の方を見て鼻をヒクヒクさせていましたが、突然走りだして逃げていきました。Img_3527 Img_3540 13:30頃、一人の男性が松木沢の方から降りてきました。「寄って休みませんか」と誘ったのですが、バスの時間があるのでと立ち寄らず去っていきました。15:00過ぎに戸締りの準備をしていると、二人の男性が寄ってくれました。朝、中倉山に登り、下山してからこちらに来たとのことです。これから、ジャンダルムの下の方まで松木沢散策に行くということでした。何ともタフなお二人は、東京からお越しのYさんとKさんです。Img_3526 Img_3544 一方、我が森びとサポーターは、いつの間にか「臼沢西の森」に行き、午前に残した部分の亀甲金網を張っていました。お疲れさまでした。今日のメンバーは、鎌田さん、福原さん、弘永さん、筆者でした。(報告:加賀春吾)


2022年5月22日 (日)

「里親植樹」の苗木調査で一喜一憂。

 5月21日日曜日、足尾・松木の里は曇り空、8:15気温は13℃、暑くも無く寒くも無く作業には丁度良い気温です。今日は濟賀さんと筆者のが担当。打ち合わせ後、午前中は森作業、午後からは「みちくさ」をオープンします。午前中は、「里親植樹」の苗がかなりの数で食害(うさぎと思われる)にあっているので調査をすること、その後は崩れている土留めを修繕することにしました。軽トラに大ハンマー、鉄筋、筆記用具を積み込み現地へ向かいました。Img_3457 Img_3456 Img_3474調査は、①動物の食害に遭わずに元気に育っている苗木②食害はあるものの残った幹の横から芽が出ている苗木③食べられて短くなった幹の根元から芽が出ている苗木④枯れている苗木、苗が引き抜かれて無い苗木に区別し、全ての苗木をチェックしました。結果は、①80本②193本③268本④95本という結果でした。元気な苗を見ると「いいぞ!良かった。このまま育ってくれ。」とエールを送り、食べられてしまっても根元から芽が出している苗木には、「かわいそうになぁ。でもこれから頑張ってくれよ。」と励ましながらチェックしました。Img_3465 Img_3464 Img_3462 1時間ほどで調査は終了し、続いて土留めの修繕を行いましたが、杭にしている細い鉄筋が飛び出していて、危険なものがあるので抜こうとしますが、曲がっていて抜くのに苦労しました。太い鉄筋に交換してしっかりと打ち込みました。Img_3470 Img_3469

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P1040786 筆者は12:50頃「みちくさ」をオープンさせ、訪問者を待ちました。濟賀さんは、6月11日に延期した「中倉山ブナ保護」の時に持っていく土を乾燥させるために、ハウスの中に広げています。また、その後は、道路の修繕も行いました。Img_3491 今日の足尾・松木の里は鹿や猿の姿も無く、エゾハルゼミの鳴き声が響き渡るだけの静かな佇まいでした。ロッククライマーの方が数人通りましたが、「みちくさへ」へは寄らず、本日の訪問者はいませんでした。。本日の、担当は濟賀スタッフと加賀でした。(報告:加賀春吾)

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