森は人間を心地よくしてくれる
今年初めての猛暑日、最高気温が30℃以上になるところが多くなるとの天気予報です。特に、暖かい空気やフェーン現象の影響を受けやすい関東地方では気温が高くなると、車のラジオから聞こえてきました。まだ、暑さに体が慣れていない時季、熱中症には気をつけたいものです。
休日の日光市内の混雑を避け8時に足尾ダムゲートに到着。作業小屋に着き温度計を見ると、すでに気温は21℃を超えていました。コロナ禍で県外移動の制限がかかり中々足尾に来ることができなかった千葉県の武田さんが久しぶりに足尾入りしてくれました。
お湯を沸かしモーニングコーヒーを飲みながら、地域の人々と共に取り組んでいる花嫁街道の整備の話しを聞き、本日の打ち合わせをしました。
9時近くになり“みちくさ”に移動。お湯を沸かし、室内の清掃を行い、立ち寄る方を待ちました。10時30分を過ぎ入口の温度計を見ると、気温は31℃を差していました。松木渓谷を訪れる方も見受けられず、臼沢の森を眺めながら、「林内は何℃あるのか」と興味がわき、温度計とカメラをもって調べに行くことにしました。
臼沢の森に入り、少し階段を登るとM&Mベンチがあります。そこで気温を測ると、24.5℃が表示されました。「植物の力はすごい」と二人で驚きました。
その後、臼沢西の森の「里親植樹」会場に行くと、先日植えたばかりの木々たちの葉は太陽に向かい、そよ風のリズムに乗って歌っているようでした。
昼食後は、森びと広場の西側にあった「掲示板」を“みちくさ”横のベンチがある木陰に移動し、登山者やハイカーへの「お知らせ板」として使うことにしました。早速、「里親植樹」のチラシを貼りました。14時過ぎに“みちくさ”に戻り、温度計を確認すると32℃を差していました。
先人が荒廃した松木川源流に木を植え煙害のよる森の回復を目指し、地球温暖化にブレーキをかける森づくりへと緑化回復に取り組む人々の思いを受け継ぎ森が育てられてきました。
32℃に耐え、緩和させられる植物の力を実感し、いつまでも森に寄り添っていたいという気持ちになりました。
本日は“みちくさ”に立ち寄る方はいませんでした。松木の里の木々、みちくさ庭の草花と生き物たちに癒されました。
6月は梅雨入りです。苗木たちの成長には3年間は草刈りが大事です。その作業に欠かせない、ゴーグルとマスクの差し入れが武田さんよりありました。武田さん、ありがとうございました。
本日の舎人は、武田、そして大野でした。
(報告 大野昭彦)
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