墓参りが結ぶ森と人とのつながりを生む
午前中は雨を心配していましたが曇り時々晴れ間がありました。秋の足音が聞こえている足尾・松木沢の出会いの場・「みちくさ」は秋本番を迎える準備をしました。書棚の整理、コーヒーカップの入れ替えを行い、出会いを待つばかりの室内に整えました。 その途中、橋倉さんが実家の墓参りで偶然知り合った知人が「みちくさ」を尋ねてくれました。2人は登山が好きで中倉山にも登った方々でした。2人は私たちと同年輩で、現役時代の生活現場と労働現場の話が合い、色々な話で場が盛り上がりました。私たちはこの地での森づくりの話をさせていただき、二人は無言の語り木の「孤高のブナ」保護活動に興味をもっていただき、11月のイベントに参加してくれることになりました。橋倉さんの墓参りでの出会いから森づくりへのつながりがつくられたひと時でした。その上、二人は手拭を6本も購入してくれました。ありがとうございました。
二人と別れた後は昼食前の工作時間とし、秋本番を迎えてコーヒーを少しでも美味しく呑んでいただこうとカップ置き場を整えました。舎人キャップの橋倉さんも満足そうでした。
昼食後は、済賀さんが森の手入れをするというので、筆者は同じ場所の枯草をまとめる作業を行いました。1時間半ほどで作業は終わりましたが、周囲が薄暗くなり、冷たい風が吹いてきたので室内で退避することにしました。 雷雨は中禅寺湖方面から襲ってきました。雨は14時頃から激しくなり、対岸の中倉山沢から流れ落ちる雨の勢いは恐ろしいほどでした。暫らくすると、その周辺の岩が崩れ落ち、一面が砂埃で白くなるほどでした。「みちくさ」の入口も道路から流れてきた土砂で水溜りができ、急きょ雨水を掃きだすことになりました。1時間半ほどで雷雨の勢いは静かになりましたので、土砂が流れ出してきた原因を確かめてきました。どうやら堰堤工事用の道路改修の方法が雷雨の勢いに追いついていけなかったらしいということでした。早速、現場写真を持って現状被害報告を砂防事務所へ行くことにしました。
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