足尾の山と私たちの心に若葉をいつまでも
本日、午前9時の天気は雨、気温は12℃で少し肌寒く感じました。今朝の電車内は、学生たちで乗車率70%位、暖房がついていました。「みちくさ」に着くと高橋さんがストーブに薪を入れ、清掃を始めていました。 一段落し、コーヒーを飲みながら今日の打ち合わせを三人で行っていると、橋倉さんが来てくれました。今日の舎人は4人になりました。雨は降り続いていて、いっこうに止みそうにありません。雨粒がトタン屋根を叩く音が強くなりましたが、雨の中で作業小屋、ハウス、苗木置き場などの点検をしました。柵に囲まれていた苗木でしたがシラカンバ、モミジ等の苗木の先端がカッターで切られたようになっていました。 「みちくさ」に戻り、枝がカットされている部分を見るとウサギの仕業ではないかとなりました。これ以上被害を拡大させないために、直ちに苗木置き場をハウス内に変更し、1.024本の苗木を移動しました。 苗木にとって「水は命」です。これからが大切な時期になるので、撒水に必要な洗浄機の点検をしました。ところがエンジン始動ができず、橋倉さんに修理を依頼しました。 今日は、一世紀以上も中倉山の稜線に、厳しい環境で生き抜いている「無言の語り木(孤高のブナ)」を保護する活動の予定でした。雨と変異ウイルス感染防止のために6月5日に延期しました。 今日の春雨の一日は、新生「森びとプロジェクト」の活動を足尾の地にしつかり根付かせて、いつまでも木々の若葉の輝きを心に持ち続けたいと願う日になりました。 本日の放射能線量は0.119μSvでした。舎人は、高橋、清水、橋倉、大野でした。(報告・大野昭彦)
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