足尾・松木沢の気まぐれな天気の春爛漫
昨日は、「みちくさ」舎人の初日でした。足尾に木を植えて6年が過ぎた筆者。昨年は舎人の見習い受け、本番を迎えたのが昨日でした。皆様、改めて宜しく御願い致します。17日夜は強い雨が降っていましたが、「翌朝までには止んで晴れる」という予報通りに朝は快晴でした。途中に見えた男体山は4月なのに頂上は雪でした。
もう一人の舎人はベテランの小井戸さん。奥様と一緒に「みちくさ」当番です。小井戸さんのアドバイスで、開舎準備を始めました。午前9時の気温11℃、天気は晴。準備をしていると、蛇口から水が出ません。取水口のゴミを取り除き、途中で外れていたホースを接続しました。私を心配してくれた加賀さんとの作業でしたが、水は出ませんでした。昨夜の雨でホースが詰まったらしいので、復旧は断念しました。こんな時に備えて自宅から水道水を持参しています。
開舎準備が終わった頃、最初の訪問者(60代男性ハイカー)が寄ってくれました。「足尾ジャンダルムは、この先どう行けば?」、「松木川の水量が多いので今日は無理ですよ」、「じゃぁ中倉山に行きます」等の話をして、男性は中倉山に向かいました。
小井土ご夫妻とは、森びと活動の昔話、若い頃の苦労話などを談笑できました。その内に外は風が強くなり、小屋が揺れるくらいでした。30分間に、雹交じりの雨(あられ)も何度か降るなど、天気がクルクル変わりました。
こんな天気では訪問者は来そうもないということで、周囲の散策をしました。「みちくさ庭園」を覗いていると、ジッと、こっち見てるアナグマを発見しました。体長は40㎝位かな、小走りに向かっていったのはみちくさ小屋の下でした。ここで過ごしているのかもしれません。
その後も風が止まず、空一面が雨雲に覆われました。急いで自転車2台が小屋の前を過ぎ去って行きました。風は一段と強くなり、晴れ間が見えたとおもったらみるみる雨雲が垂れるという天気になりました。これでは動物もハイカーさん現れないとおもいました。
昨日は、風の音だけが響き渡る足尾の松木渓谷入口でした。小井土ご夫妻、加賀さんお世話になりました。本日の舎人は、小井土ご夫妻、加賀春吾そして筆者でした。(報告・弘永祐介)
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