足尾・松木渓谷入口の自然を独り占め?久しぶりに五感を磨く
清々しいほどの秋晴れということもあってか、9時前に「みちくさ」オープン準備をしていると双子の子を抱いた親子が松木川上流から歩いてきた。「おはようございます!」と挨拶。昨夜は松木川の河原で一泊して、自然を満喫した様子。
準備が終わり、放射能線量を計測しようと歩き出すと、男女3人の釣り人が上流へ向って行った。とても楽しい雰囲気でした。
天空では飛行機が飛ぶ音と松木川の水の流れの音、そして、残り少ないウワミズザクラの実を食べているヒヨドリの警戒心音、カケスが舞う時に鳴く「ギャー、ギャー!」という声が気持ちを和ます。
10時を過ぎると、ツクツクボウシが鳴きはじめ、木々の枝にはシジュウカラが幹の隙間にいる虫を探している。なんとも言えない秋を独り占めしているようなひと時。気温は28度だというのに爽やかな沢風が心地よい。
早めの昼食をしていると、上流から男性が歩いてきたので「お茶どうぞ!」と声をかけると「ありがとうございます」と寄ってくれた。男性は、足尾グランドキャニオンをアタックして中倉山登頂を試みていたが、途中、気力がなくなり山頂を断念した、と言って冷たい緑茶を飲んでいた。
話をしていると当委員会のブログ「みちくさ日記」をたまに見ていると言う。足尾の山々に相当登っているらしく、足尾の自然を楽しんでいる館林の男性でした。
草地にはタテハの仲間の蝶、甲虫・センチコガネ、ヒカゲの仲間等の虫たちが忙しそうでした。
14時過ぎ、シニア男女が小型自転車に乗って上流へ行った。以前にも来たらしく、当時の想いを描きながら自転車を押している様だった。三時頃には気分良さそうに帰って行った。
三時を過ぎても静かな松木渓谷入口。鳥の鳴き声も止み、聴こえてくるのはコオロギ等の秋の虫の鳴き声だけ。その声も対面の細い沢に流れる水の音に消されそうになる。今日は目と耳が鋭くなった気がした。
(本日の放射能線量は0.135μSv/h、舎人:高橋佳夫)
今日はお茶をありがとうございました。アハ^ ^いつの間にやら撮られてましたか。また機会があれば遠慮なく寄らせていただきます。主さんのお人柄に引き寄せられます。
投稿: 通行人 | 2017年9月10日 (日) 22:54