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2016年6月

2016年6月25日 (土)

幻想的な足尾へ

Dscf69202昨晩から降った雨も上がり、足尾は朝は空気がヒンヤリしていて少し肌寒い状況でしたが、山の

方を見ると山霧が出ていてとても幻想的な風景が広がっていました。

朝の9時の天気は薄曇りで、気温は22,5℃でしたが、時間が立つに連れて、少しづづ気温があ

がってお昼ころは、26°Cでそれ以上は上がりませんでした。

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遊動学舎「みちくさ」の前は、雑草が伸びてきたので森ともの皆さんが来る前に、綺麗にしておか

なといけないと思い、みちくさの周りの草刈りを行いました。草を狩ったあとは、とてもさっぱりとし

てキレイになりました。

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対岸に目をやると、3匹の鹿たちが、露で柔らかくなった草を美味しそうにほおばっていました。

きれいになったみちくさで、森とものみなさまを待っていましたが、本日は雨の影響か訪れてくれ

ませんでした。

( 本日の放射線量 0、152μsv/h     舎人 小井土・武田    天候 曇り 気温22.5℃)

2016年6月19日 (日)

足尾・松木渓谷の自然に癒されて感謝です

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 朝は青空が見えて気温が27度もありましたが、午後には雨雲が西から張り出して小雨が降りました。みちくさの近くではヒヨドリが子育てをしていますので、親鳥が餌をくわえながら私たちに“近づくな”と威嚇の鳴き声を続けていました。

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 昼前には、4月下旬にみちくさに寄ってくれた男女三人が松木渓谷に向かっていきました。それからは訪れる方がいませんでしたので、近くのウワミズザクラの実の育ち具合を見ました。2週間前よりも二回りほど大きくなっているようでした。足元には、ネジバナが可憐な薄いピンク色の花を見せてくれました。

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 13時15分頃、「一年前に寄らせていただきました」と、男女が立ち寄ってくれました。「沢水が冷たそうなので遠くまで行きませんでした」と言いつつも、松木渓谷の素晴しさを語ってくれました。

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 続いては、キツネとクマに遭いたいと松木沢を訪れている男性三人が立ち寄ってくれました。今日は、「朝から二匹のカモシカに遭えて最高でした」と話をしてくれました。(写真のキツネは子供です)

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 最後は、午前中に声をかけてくれた男女三人が一休み。中倉山のブナの話が盛り上がり、「なんとしても孤高のブナに会いたいと」、と言っていました。そんな話をしているとキツネが顔を出し、皆さんキツネに喜んでいました。

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 帰路につくと、途中でいつものキジが私を見送っているようでした。(舎人:高橋、見習い・岡部。本日の放射能線量は0.146μSv/hでした)

2016年6月18日 (土)

真夏日の梅雨の中休み、最高の気分を恵む松木渓谷

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 今日は猛暑日を記録したほどの梅雨の中休みでした。足尾「みちくさ」周辺の気温も30度を超し、真夏日でした。写真の様に足尾ダムの水も少なめでした。

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 今日は、松木沢を訪れた方々はロッククライマー、釣り人そしてハイカーでした。その案内は、ハンミョウが行っているようでした。

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 〝みちくさ″では、森びと生態観察チームが会議を行っていました。その合間に、茨城県から来た男性がみちくさに寄ってくれました。足尾は初めてという方で、周りを真剣に見ているようでした。

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 午後2時半頃、東京から釣りに来た男性3人が、立ち寄ってくれました。「松木渓谷・松木川の水がきれいですね。」と言って、足尾の自然に感激していました。釣果は、「俺は2匹、私は1匹」と話しをてくれ、渓流釣りを満喫していた雰囲気でした。釣ったイワナも見せていただき、最高の気分でした。募金箱に寄付をしてくれた三人は、「また、来ます」と言って帰路につきました。

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 外ではヒヨドリが木陰で羽休み、夕方にはダムの湿原でアオサギが休んでいました。(舎人:仁平、高橋。本日の放射能線量は0.153μSv/hでした)

2016年6月12日 (日)

梅雨の晴れ間が続いた足尾松木沢渓谷

今日の足尾・松木沢渓谷の朝は26℃で爽やかさと蒸し暑さが重なった一日で、時折吹く沢風に助けられました。「森とも」が訪れてくれるのを心待ちしながら、周囲の山々を見渡して見ると緑が増えているものの“ふるさとの木による森”ではない。その大半は「肥料木」と言われているヤシャブシ、リョウブ、ニセアカシヤ等で一般的には寿命が短く主木が成長するのを助ける役目を果たす木々です。本物の故郷の木を植え続けなければ、この岩山だらけで広大な山河の松木渓谷の回復は儘ならないと実感し、主木を1本でも多く植えなければと思います。

 本日の最初の訪問者は、昨日博物館の観察会イベントに参加した東京都小平市の動物大好きな小学6年生Imgp0872の元気な男の子とお父さんが立ち寄ってくれました。少し休憩し色んな動物が見たいと渓谷に入っていきました。午後に戻って来るなり「鹿しかいなかった」「熊やカモシカを見たかった」と落胆していたので、蘇った「足尾の動物」のDVDをみてもらいました。男の子は一人で真剣に観賞し予定の帰宅時間を30分遅らせ、森びとブログで紹介されている「キツネ」の登場を親子で待ちましたが、会うことが出来ず下山していきました。

 次に訪れてくれましたのは、ウメコバ沢までトレッキングした男女2人で、写真や対岸の山々の風景を興味深そう眺めながら、女性の方が川で鹿の角を拾ったラッキーな話をしてくれました。 Imgp0874Imgp0876

  游働楽舎前のウワバミザクラが沢山の実をつけています。 

 本日の線量:0,159μsⅴ/h      舎人:岡安・松井      

 

 

2016年6月11日 (土)

松木沢も夏日でした!

全国的に暑い日でした。朝8時半から26℃。日中は28℃まで上昇しましたが、吹き抜ける風が爽やかな1日でした。

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しかし、朝イチでトラブルsweat01 みちくさの水が出ません。お客さまが水洗トイレを使えないと大変、と小井土スタッフが修理にとりかかりました。ホースのつなぎ目のゴムを少し削って繋げて、無事復活しました。

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ビオトープの池では、一匹のカエルが、草を浮き輪がわりcdにして、のんびり浮いていました。(これはアマガエルでしょうか?)

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立ち寄ってくださったのは4名の方でした。

11時半頃、「楽しかった!」と飛び込んで来られたのは、栃木県は矢板市の男性。単独トレッカーです。今日のルートはなんと、ジャンダルム向かって左側を(よじ?)登り、中倉山を踏破し、みちくさを見下ろす道なき尾根を下るという行程5時間!かなりのスピードですdash

4先日、仁田元川の向こうの山で、親子クマ3頭に遭遇したそうです。母グマは振り返ってこちらを見たとかcoldsweats02 山歩きに気を付けてdanger、また寄って情報&お話きかせてくださいpaper

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13:30頃、栃木県は真岡市とさくら市の男性。釣り人です。「今日は“リハビリ”に来ました。」 ・・・リハビリ?

先日、福島県の美里町の宮川へ釣りに入った際、クマ2頭の唸り声に囲まれる体験をしたそうですsweat02「腹に響く低音で、本能的に震えが来ました」。クマへの心得もクマ用スプレーも持っていても、本当に焦ったとか。お話に冷や汗が出ました。野生の唸り声、聞いてみたいような、聞きたくないような・・・eye

6_4ついクマの話題で盛り上がった時間になりましたが、松木沢で恐怖体験を癒せましたか?また楽しい釣りに来て、お話に寄ってくださいpaper

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14:30頃、埼玉県は春日部市からの男性。旧・松木村探訪人です。最終堰堤まで行って来られました。足尾の公害や歴史を知って関心を深めたそうです。「この辺りに村があったんですよね」と感慨深そうに、旧松木村が描かれた絵を眺めておられました。

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「今度は友人を連れてきます」と帰って行かれました。またぜひ!お気をつけてpaper

今日は群馬大学工学部の皆さんが植樹に来られて、午前中はとても賑やかでした。

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午後は静かな松木沢に、シカやサルの鳴声が響き、対岸を探すと姿を見つけることができました。

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ただ、崖が崩れ落ちる音が頻繁にしており、山が荒れるピードと、緑が増えるスピード、どちらが速いのか、懸念されます。

この"臼沢の森”のような森を増やしたいと思いながら今日のみちくさを閉じました。

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本日の放射線量:0.156μSv/h  本日の当番:小井戸・唐澤

2016年6月 5日 (日)

梅雨入りを喜ぶ!?鳥やカエルたち

 本日の9時の足尾の天気は晴れていましたが、雲が立ち込めていましたので、いつ雨が降ってもおかしくないなぁと思いました。ラジオによると、関東甲信地方も梅雨入りをしたそうですが、結局雨は降りませんでした。気温は23℃で、心地よい風が吹いていました。

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 今日の足尾は、あいにく訪問者が少なく、キビタキやウグイスなどの囀りに交じってヤマアカガエルの鳴き声がBGMになる一日でした。

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 お昼前に群馬県からIさんが来られ、奥にある沢を見に行って来られ、帰りに寄って下さいました。「小学校5年か6年の時に足尾銅山まで来て、写生をしました」とおっしゃっていました。小川さんが先人たちが行ってこられた植生回復の歴史、森びとの活動を説明をし、カラミの存在や1㎝の土地が堆積するのには100年かかると言われていることにIさんは驚かれていました。また、森びとの看板に描かれている100年以上前の旧松木村を描いた絵を見て、「この山の色づかいを勉強中です」とおっしゃっていました。また、話をしていると驚いたことにIさんはJRのOBであり、高崎で働かれている方でした。今度は絵を描きに訪れて下さることをお互いに確認して別れました。

(本日の舎人 小川・小林   放射線量0.107μsv/h)

水無月、豊かな森が田に水を張り、いのちを育てています。

 本日は6月4日(土)、快晴です。朝から気温が高く9時30分には26℃に上がりました。

 ビオトープを観察すると水の量が減っています。本日舎人の松村宗スタッフが、水源が詰まっているのだろうと掃除に向かってくれました。しばらくすると水が吹き出し、オタマジャクシも元気に泳ぎ出しました。

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 本日、森作業にやってきたのは、宮原事務局員と金子スタッフです。晴天が続き、苗床のポット苗たちは乾燥に耐えています。「みちくさ」でミーティングを行ない、金子スタッフは苗床の散水、宮原事務局員は松木の杜の補植を行うことにしました。炎天下での補植は大変なため、「みちくさ」の番を松村宗スタッフにお願いし、筆者(清水)も補植に向かいました。苗床のポット苗は金子スタッフの散水によってキラキラと葉を輝かせました。

 

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 松木の杜ではシラカンバやミズナラ、コナラ、ヤマザクラ等、多くの木々が生長し、時折吹き抜ける風に揺れています。乾燥など生育が悪く枯れてしまった場所に、コナラとクヌギの補植を行いました。表面を覆う草を剥がす作業が大変です。唐グワとスコップを使い、穴を掘り、土壌を柔らかくし、苗木を植えました。午後3時30分頃まで汗を流し、コナラ91本、クヌギ3本を植えました。

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 「みちくさ」前の畑は、松村宗スタッフの手入れで、じゃがいもの葉が青々と茂っています。東側のウワミズザクラは5月に花を付け、本日では青い実が鈴なりです。赤く熟すのが楽しみです。一方で、サルも山の中から狙っているのではと心配です。

 

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 午後、「みちくさ」には「大楢木沢まで行ってきた」と瀑泉さんが立ち寄ってくれました。松木渓谷には年に数回沢登りに来ているそうです。2年前に立ち寄ったときは高橋さん、小黒さんが対応してくれたことを話してくれました。ノートには「2年ぶりに寄らせていただきました。小黒さん、高橋さんお元気ですか。去年、小足沢大滝にも行ってきました。また、いずれ寄らせていただきます。」と書いてくれました。またのお越しをお待ちしております。

 

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 本日の松木村にはウグイスやヒバリ、キジなど多くの鳥たちの鳴き声が響いていました。

 

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 6月の別名は水無月(みなづき)。梅雨入りなのに水が無いのはなぜかと調べると、無は「の」を表し、「水の月」の意味だとわかりました。田植えが済み、田に水を張る必要があるから水の月⇒水無月と呼ばれるようになったようです。

 他にも、鳴神月(なるかみづき)=雷鳴が多い月の意から。松風月(まつかぜづき)=風を待つ(松)月、暑くなり風が待ち遠しい月など、人間の営みと密接な自然の表れを意味するものが多いことがわかりました。

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 異常気象が多発する今日、「季節感」も奪われているように感じます。地球温暖化ストップ!原発に頼らない暮らしを考えるために、山と心に木を植えましょう!

 「みちくさ」では多くの森ともの訪問をお待ちしております。

 

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(舎人:松村宗、清水  本日の放射線量 0.135μsv/h)

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