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2015年7月

2015年7月26日 (日)

自然のクーラーに寄り添って生きる自然界の素晴らしさ

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 今日も昨日に続き、猛暑の“みちくさ”でした。13時半頃の気温は37度で、東南の沢風も湯気の様でした。

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  朝8時、若い釣り人は早々と帰っていきました。

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 ヒヨドリは梢に止まって大声で囀り、池ではホオジロが水浴びをしていました。

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 窓辺の日陰にはカナヘビが休んでいました。

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 昼頃になると、男性一人が寄ってくれました。松木川での釣りの帰りで、ヤマメと岩魚を10数匹釣ったと言っていました。30年前からこの地に入っている方で、昔からこの景色が素晴らしいと言っていました。渓流釣りの合間には、持参したミヤマオダマキの種を蒔いてきたとも言っていました。とても自然が大好きな鹿沼市に住んでいる方でした。

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 13時半頃には、大型バス2台で小学生が夏休みの学習を森びと看板の前で行っていました。

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 その様子を見ていると、目の前をアサギマダラが舞って行きました。あまりの速さでカメラに収めることはできませんでしたが、今年はじめての出会いでした。

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 猛暑のためか釣り人やハイカーは早足でダム方面に向っていました。“ツネ吉”も暑さに耐えながら、草むらのバッタ等を捕まえていました。この時季、トノサマバッタは食べられまいと必死になって逃げまわっているようです。

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 畑では夏の日差しを歓迎してね金ゴマが大きくなっているようです。

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 舎の番人(コガネグモ)も日ごとに大きく育ち、全体で5cmを超えています。

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 15時過ぎ、黒い雲が動き出しましたので、雷雨の前に閉舎しました。(舎人:高橋、本日の放射線線量は017μSvでした)

 

2015年7月25日 (土)

 松木渓谷のクーラーでも涼しくならない足尾松木沢の猛暑

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 午前中の訪問者はバッタ一匹でした。今日は“みちくさ”にもクーラーが欲しいほどの暑さでした。14時には気温37,5度まで上がりました。

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 高橋さんは苗床で草取りをしていましたので、筆者は、この暑さの中で昆虫たちはどうしているのか、とカメラを片手に散策しました。

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 トンボは猛暑を気にしていないようでした。

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 キタキチョウ?、セセリの仲間、

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 そしてあちこちに飛び回っているクロヒカゲがハンモックに止まり蟻と向き合っていました。

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 高橋さんは草取りをしている途中、トレイの苗木にいた蜂を発見、その写真を見せてくれました。

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 午後、若者二人が渓流釣りの帰りに寄ってくれました。夜が明ける時間から松木川で岩魚を狙っていたそうです。釣果を尋ねると、なんと28㎝の岩魚をゲットしたそうです。尺岩魚を狙っていたそうなので悔しがっていました。冷たい水を美味しそうに飲んでいました。

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 高橋さんは昼食後、猛暑の中での草取り作業で疲れたのか、少しの間、ハンモックで休息していました。

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 その後は足尾グランドキャニオンを見てきた方と立ち話をして、今日の“みちくさ”を閉舎しました。 (舎人:金子、高橋、今日の放射線の線量は0,18μSvでした)

2015年7月20日 (月)

山の生きた情報を得ることができた1日でした

 今朝の8時30分の足尾・松木沢の天気は晴れ、気温はすでに31℃ありましたが、沢から吹く風が心地よく感じました。

 3連休の最終日、どんな出会いがあるか楽しみでした。

P7205859 11時30分にみどり市から大木さんが訪問されました。大木さんからは”松木沢渓谷の沢と滝”と題したみちくさより奥にある沢の写真や50年ほど前から足尾に入られている当時の貴重な写真のつまったアルバムを提供して下さっている方です。そのアルバムを見ながら、「(約50年前の足尾は)赤茶色で、木も草も生えていなかった」、「ヘリコプターで草の種を撒いていた」、「南風が吹くと臭かったよ」など当時の様子を語っていただきました。なお、下の写真は1969年5月に撮影された松木沢第二岩壁 中央クーロアール(岩壁の溝のようにえぐられた部分)の様子とのことです。

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 また、「ジャンダルムのロッククライミングをやらなくても登ることができる道がある」ことを教わりましたので、後日案内をしていただくことで盛り上がりました。

P7205870 14時30分に栃木県足利市から桜井さんが訪問されました。ノートには「松木ジャンダルムすばらしい景観。また来ようと思います。お茶ごちそうさまでした」と書いてくださいました。桜井さんは休日には山を巡り、写真を撮るなどアクティブな方で、花の名前も詳しかったです。桜井さんからの情報で、赤倉の郵便局から約2時間ほど古道を歩くと、深沢神社跡に石段があり、像も存在しているとのことでした。興味深いお話を伺うことができこちらにも是非行きたくなってしまいました。またいらしてくださいね。

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(本日の舎人:高橋・小林 本日の線量は0.191μ㏜/h)

梅雨明けの松木沢は猛暑でした

19日(日)の松木沢は晴天です。朝9時で29℃。 関東地方は本日梅雨明けし、一気に猛暑日となりました。

今日、遊働楽舎“みちくさ”には一人の森ともが訪問してくれました。

炎天下、自転車をこいで松木渓谷方面に進んだ男性が、やがてもっと汗だくになって戻って来られました。筆者が持参した氷入りのジャスミンティを「生き返る~!」と喜んでいただけました。 山形県尾花沢市から、日帰りの旅だそうです。足尾に到着してから車に積んで来た自転車に乗り換えて松木渓谷まで。小回りのきく旅スタイルに感心しました。 ふと見ると、ザックに森びとの缶バッチが!昨年もお立ち寄りいただいたとのこと。 足尾へは年に数回いらっしゃるそうです。産業遺産や登山が好きとのお話でした。 森びとコースターを「カッコイイ」とお土産に買っていただきありがとうございました。

Cimg9033今回も愛車と一緒にブログアップです。またぜひお越しください!

みちくさの窓には大きな蜘蛛が。黒と黄色の縞が見事です。調べたところコガネグモだと思います。自分の糸でくるんだ虫を半日かけて食べ尽くしていました。 蜘蛛の巣と反対側の窓が汚れており、蜘蛛のフンとのこと。自分の家は汚さない賢さに妙に感心。

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今日は森びとプロの「夏の感謝デー」です。多くの森とものみなさんに参加をいただきまいた。臼沢の森の草刈り、苗床のタブの苗木の苗分け、苗床の整備など3班に別れ育樹・育苗作業が行われました。30度を超える猛暑の中での作業お疲れ様でした。

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舎人の合間に昼食を一緒にいただきました。高橋副理事長特製のゴマと味噌の香り高い甘味を抑えた大人向け“冷や汁”でのひやむぎは格別です。その他、オカヒジキやそうめんかぼちゃ、キュウリなど地産地消・季節の野菜をいただきました。

昼食を取りながらの交流では、地球温暖化防止のために心がけていることや原発に頼らない森と生きるライフスタイルをつくりだすにはどうしたらいいかなど、森とものみなさんから多くの意見が出されました。

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今日の舎人のスタッフ清水さんに「ススキが出てくれば酸性化した土壌が改良されてきたことになる」と教えていただいた後で、目の前の野に出てみました。 ありました。枯れススキです。

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少しずつでも本来の松木沢に戻りつつあるのだと胸を打たれました。

胸を打たれたといえば、もう1つです。 今日の森びと感謝デー行事が終わったあと、足尾町の塚原さんと弟さんがみちくさに顔を出してくださいました。 中倉山稜線の「孤高のブナの木」の写真がとても好きで、弟さんにも送られたとのこと。 「たったひとりで煙害を生き抜いてきたブナの木に涙が出るね」と。筆者も同感です。

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梅雨明けも、蜘蛛も、ススキも、ブナの木も、どれも自然の力。 人間も本来自然の一部。 それを常に感じて明日も”山と心に木を植えよう“と思った日になりました。

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今日の放射線量(0.170msv/h) 舎人当番:清水、唐澤

 

2015年7月18日 (土)

台風と豪雨が運ぶ恵みがあっても良いのでは

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 台風一家の自然の恵みを味って、みちくさでの出会いを楽しみにしていましたが、その恵みは夕方以降に体感しましたので、みちくさを訪れてくれた方はいませんでした。

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 そんなわけで小雨の中を散策したり、散水用のホースをチェックしました。散策すると、以前にも紹介しましたが、ネジバナがたちあちこちに可憐な花を見せてくれました。

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 ヤシャブシも子孫を残すために、栄養が少ない地で実を膨らませていました。

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 明日の出会いを期待して、今日はみちくさを閉じました。雨雲から太陽が顔を出す瞬間を見守りながら、台風の役割を改めて感じることができました。

 空気が美味しい、遠くに見える山水画的な風景は台風の置き土産のひとつだと感じました。

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 みちくさ畑では、蕎麦の芽が顔を山車くれました。明日の出会いが楽しみです。(舎人:鎌田孝男、高橋佳夫、本日の放射線量は0,20μSvでした)

 

2015年7月12日 (日)

足尾・松木沢渓谷を紹介するグループが訪れる

Photo 本日の「みちくさ」最初の訪問者は群馬から「写真を頼りに行うゲーム」で足尾を紹介するため下見に見えた平野さん2人でした。銅山跡の黒い斜面が印象的で、反面・緑を増やす活動に興味を示してくれました。

Photo_2 次に立ち寄ってくれましたのは、みどり市大間々町の若い男女お二人・10日に解禁になり釣りを楽しんでの帰りで、ツキノワグマのDVDを観賞して頂き感動していました。釣果はまずまずで20日も来ますので立ち寄らせて頂きますと、下山していきました。お待ちしております。

Photo_3 育苗作業は、加賀・福田さんスタッフが撒水・ポット苗の草取りを暑い中、日射病を避けて行い、舎人の小川さんは、みちくさ周辺の草刈をしてくれました。

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本日は「宇都宮空襲の日」、キャンドル・灯篭流しの任についていると加賀ステッフは下山していきました。

本日の線量:0、173μsv/h             舎人・小川、松井

2015年7月11日 (土)

快晴の松木沢渓谷・ハイカー入下山少ない日。残念!

この松木沢・遊働楽舎「みちくさ」を初めて訪れた方々から「入山すると景色が一変する」の驚きの声と「自然を壊すのも守るのも人間である」ことを学びました。何か協力することがあれば行いたいと「森とも」ノートに記してくれます。森づくりの大変さを理解して戴けることは大変励ましになります。 Imgp0695

今朝は、雲一つない快晴の松木沢渓谷でした。朝一番、森作業に来ました松村(宗)スタッフから「熊手に挑戦してみました」と手作りの熊手を拝見し、出来栄えは素晴らしく、特に曲がり具合いが何とも言えない仕上がりです。(写真左・右は既製品)(下は最後の仕上げをする松村スタッフ)

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 Imgp0702_2 本日は数名のクライマーが入下山しましたが、立ち寄ってくれましたのは、太田市の鈴木さん1人でした。ジャンダルムから中倉山へ・・・基部から右ハンゼへ登って見ましたが、ガラ場が急で止めました。よく通ったジャンダルダム、もう昔の身のこなしはなくなってしまいました。帰りに松木川で石伝えに渡ろうとして、滑り下半身を濡らしてしまいました。ああ・・・。と反省と安全に登山することの大切さを述べて下さいました。  

Imgp0701 みちくさ下の松村さんの畑:可愛く八頭がすくすくと生長、ノカンゾウの花が今にも咲そうです。森ともが訪れない時間帯はポット苗の草取りを行いました。 

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Imgp0698 Imgp0703 ハイカー・クライマーの皆さん真夏の松木沢渓谷でお待ちしております。

         本日の線量:0,153μsv/h    舎人:岡安・松井

 

2015年7月 6日 (月)

のんびりと梅雨明けを待った足尾松木沢

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 7月に入り最初の土曜日の4日、梅雨の晴れ間とはいきませんが雨が降らないうっとうしい蒸した一日でした。こんな天候ですから午前中は遊働楽舎を訪れた方はいませんでした。

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 しかし、午後になると川口市の行政書士の方15人が足尾銅山観光の傍ら見えられました。でも時間が無いようでしたので、舎に寄ることなく帰られました。

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 そんな日でしたので、久しぶりにカメラを持ってぶらぶらと歩いてきました。荒廃した足尾には生き物が少ないと思っている方が多いと思いますが、じっくりと草地に目を向けると多くの生き物たちが生きています。なんとヤゴの抜け殻を発見、どんなトンボかなと思い、カメラに収めました。

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そのトンボらしいトンボも発見、その傍には蝶も羽を休めていました。

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 また、ネジバナも草むらの中からピンク色下可憐な花を見せてくれました。この花を見ると、足尾にも夏がやってきた気がします。

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 みちくさの畑では、ごま、やつ頭(里芋の一種)、菊芋を作っています。元松木村人たちも栽培していただろうと思って、その作物に挑戦しています。少量ですが、これからは大豆、小豆、馬鈴薯、イモ、人参、大根にも挑戦してみます。

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 久しぶりにのんびりした足尾・松木渓谷入口の一日でした。(舎人: 岡安、松村宗、 今日の放射線量は 0,167μSvでした)

 

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