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2014年11月

2014年11月30日 (日)

「みちくさ」とも、しばしのお別れ

 今日の足尾は、小春日和の快晴です。

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これ以上の天気はないだろうと思っていたら、10時を過ぎた頃中倉山山頂が霧に隠れ、一気に曇り空になってしまいました。

 今日をもって、多くの森ともの皆さんに立ち寄っていただいた「みちくさ」は、来春4月まで一時閉舎となります。寂しいけれどしばしのお別れです。

そんな日の最初のお客様は、バードウォッチングに来られました埼玉県小川町からお見えになった千島さんです。

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次に立ち寄ってくれたのは、どくだみ荘近くの塚原さんの奥さんです。「今シーズン最後の日なので来たよ!」と言っていつもの「ジャコの山椒炒め」をたくさん持ってきてくれました。

Pb300043 「森びと会員にもなったよ!」とのこと。涙が出るほど嬉しかったですね。

 次の来訪者は、「まだ、早かったなあ~」と言って足尾の動物(鹿)をカメラに収めるため足を止めて"みちくさ″に立ち寄ってくれました。

Pb300045 今日は、早くからシャッターチャンスを求めて、赤城山から松木渓谷を訪れたの事です。

 本日の線量:0.165μsv/h   舎人(橋倉・仁平)

 

2014年11月29日 (土)

 雨降るなか 越冬準備です。

 今日の足尾は、朝方から冷たい雨が降っていました、晩秋の松木沢は静かな一日となりました。舎"みちくさ“に着くと、中はひんやりと冷たいのでストーブに火を入れ暖を取りました。雨の中、森ともの姿も見られませんでした。冬に向かって、朝夕は日一日と寒さが厳しくなってきています。そんななか、事務局員(Mさん、Tさん)さらに森とも(KさんHさん)たちは、冬支度作業に駆けつけてくれました。

Dscf3680 今日の足尾松木沢の景色です。

Dscf3687 みちくさの近くにある、ブナも冬景色です。

(舎人:武田・仁平 本日の放射能線量は0.239μSv/hでした。)

 

 

2014年11月16日 (日)

ビオトープに“霧氷”

 遊働楽舎裏のビオトープの周りに“霧氷”の風景。朝9時の気温は9度でしたが、ホースから吹き出ていた水が“霧氷”をつくりだしていました。これから足尾は冬本番を迎えます。

Dsc08666 昨日と違い今日の松木沢渓谷は、穏やかな一日でした。最初にお訪れてくれた森ともは、練馬から車で来た森さんでした。初めての足尾松木渓谷に興味深々。話のなかで前に来たとき、古河足尾事業所の中に無断で入り、「赤い水が見えるダムはどこですか」と尋ねたら、丁寧に断れてしまったと伺いましたので、一般の方は入れないことを話しました。納得されましたが「もっと一般に公開してほしい」と言っておりました。

Cimg6628 次に訪れてくれたのは、藤沢市の畠堀さん(福島再生の会:山地放射線測量班)と川崎市の女性のお二人でした。やはり松木渓谷は初めてで、カラミに関心と人がいないことに“ビックリ”していました。

Cimg6633 森ともが来舎しない合間にビニールハウスの苗木に散水をしました。

Cimg6631          (本日の線量:O,229μSV/h)   (舎人:田岡・松井)

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2014年11月15日 (土)

皇海山は終日吹雪模様!

今日の遊働楽舎「みちくさ」は肌寒い一日で、松木沢奥の皇海山は終日吹雪模様、時折風花が舞いました。Cimg6611_2 

Cimg6613 散策のハイカーは3人で、結城市からの2人の男性が立ち寄ってくれました。2人は「松木沢に初めて入ることが出来て良かった。あの黒い物はなんですか」とカラミ(銅の精錬過程で出るカス)に興味をもたれていました。また、「教科書でしか知りえることができませんでしたが、入山して現実を知ることができました。また来ます」次の予定がありますと下山して行きました。

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森ともの2人が立ち寄ってくれたのを、歓迎するかのように親キツネが姿を見せ、シャッターチャンスを与えてくれました。

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森ともの来舎を待つ間、1年が過ぎるのが早いこと。森づくりを始めて10年が過ぎての想いや苦労した事を振り返りました。小井土さんから先月友人を誘い、小型へりで臼沢の森、新松木の杜、民衆の杜とカラミ置き場を上空から撮影したことを伺い、早くその映像を見たいと思いました。

 また、小井土さんが会社務めの時、全国を飛び回って学んだ一つに「船酔い防止には目薬を乗船する前に差すと酔わない。酔ってしまった人に目薬を差してあげると回復が良い」と教えて頂きました。皆さんも是非参考にしてみて下さい?

          本日の線量:0,198μSv/h        舎人(小井土・松井)

2014年11月 9日 (日)

松木村の想いでの山を見つめていると心が洗われる

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 足尾・松木沢の朝、吐く息が湯気のように白くなりました。みちくさの気温は10度でした。空は灰色で天気は曇りでした。10時頃からは秋雨が降ってきました。

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 7時のNHKTVニュースでは、北海道漁港の異変が報道されていました。例年であればこのシーズンに水揚げされるのは鮭ですが、それに変わってブリが水揚げされていると言うことです。地元ではあまりブリを食しないのでその食べ方や北海道ブリの価値を高める報道でした。海水温の上昇をどうするのか、という本質的な報道がされていなかったので、ニュースを見ていたスタッフ達は「これでは受信料を払っている意味ない」と、このニュースにがっかりしました。

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 日中、静かな旧松木村跡地ではスタッフたちの森作業。静かな松木沢には草刈りのエンジン音、そして南相馬市の鎮魂復興市民植樹用の苗作りをしているスタッフの笑い声が「みちくさ」まで届いてきました。

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 冷えてきましたのでストーブに火をつけて、訪問者を待つことにしました。

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 さすがに松木沢を訪れる方の姿はありませんでした。中倉山や社山方面の森は静かに、ゆっくりと眠りにつく雰囲気でした。

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 松木の杜のクヌギやシラカンバ、ナツツバキなどの木々を見ていると、寒い冬を迎える支度をしているようでした。

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 松木沢の森に向かって新井満さんのCD「ふるさの山に向かいて」(石川啄木の詩)を聴いていると、「ふるさとの山は、ああ、有難きかなあ~」と、心が洗われました。(舎人:高橋・本日の放射能線量は0.187μSv/hでした。)

 

2014年11月 8日 (土)

足尾の空は、秋色から灰色へ変化しています。

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 今朝は、北からの寒気が入ってきて、とても寒い朝でした。気温が低いと木々の紅葉が鮮やかで、とてもきれいで感動をおぼえました。東武日光の駅前の紅葉がとてもきれいでしたので、カメラに撮ってしまいました。

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 午前中は、太陽が出ていて、空はスカイブルーのようなすがすがしい感じでいたが、午後からは、太陽を雲が遮りスカイブルーの空は、一瞬にして灰色になり気分までも灰色になってしまいました。

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 お昼すぎには、宇都宮からきたお二人がみちくさに、寄ってくれました。久藏澤で行われた

観察会の帰りによってくれました。

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 臼沢の森は、周りの木々に比べて紅葉が、とても綺麗でした。(舎人 岡安・武田 0.222μSv/h)

2014年11月 3日 (月)

秋晴れに紅葉映える臼沢の森

文化の日の祝日の今日、風がとても強かったですが、とってもいい天気でした。

そんな天気もあって、南斜面の臼沢の紅葉がとても映えました。

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カエデ系は紅がとてもきれいでした。。

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ナラ系は黄色です。

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そんな中、みちくさに訪れたのは、千葉県柏からこられた田口さんです。
動物の写真を撮るのが趣味で、ここ足尾には何回もこれれていて、みちくさに写真の提供いただいています。
今日、撮れたアカゲラの写真やシカの写真を見せていただきました。
それにしてもりっぱなカメラを持たれてます。
いつかみちくさで写真展をひらくといいなというような話をしました。ぜひ、やりましょう。

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そのあと訪れたのは高根沢からこられたご家族の方です。
ご両親が若くて息子さんが背が高くりっぱな青年でしたので、何かのサークルと勘違いしてしまいました。
今日は、松木渓谷の方までハイキングをされたそうです。いろいろとお話しさせていただきありがとうございました。
ぜひ、またきてください。

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談話中にきつねが挨拶にきました。

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最後に、東京の環境まちづくりNPOエコメッセの足尾植樹ツアーがあり、植樹のあと松木までこられました。
われらが森びとの案内人の矢ケ崎さんもJICAのメンバーと一緒にこられました。
再会を喜ぶのと、臼沢の森をみていただきました。

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(舎人:小黒伸也、宮原哲也 )

2014年11月 2日 (日)

晩秋を迎える松木沢です

すっかりと秋も深まり臼沢は紅葉後半戦。気づくともう霜月。なんだか終盤に近づくにつれて時間の過ぎるのが早まっている気がします。月をまたぐともう年末なんですもんねぇ。

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昨日はストーブを焚かないと寒いほどの気温だったようですが、今日は寒さ暑さを感じさせない過ごしやすい気候でした。朝には青空が見えていて、ところどころの鮮やかな紅葉がとても綺麗に映えていました。

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そして本日は、なんと通常二人体制の舎人(みちくさ管理人)が三人体制。三人居ると一人ぐらいサボってもいいや、と思うひとがいたとかいないとか・・・(どうもスミマセン--;)。

午前中には9名のグループに訪問して頂きました。東京は府中、東芝のみなさん。富士山のぼるぞー、というのが始まりで集まったメンバーだそうで、とても和気藹々としたステキな皆さんでした。職場の仲間でこうした散策ができるって羨ましいですティー。

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奥多摩の御岳で植樹をされたこともあると伺ったので、調べてみたところ、会社で150万本の森づくりという活動を展開しているとのことでした。素晴しいですね!いつか足尾の植樹にもご参加いただければと思います(上司のMさんもぜひ!!)。

東芝の皆さんを見送った後、敬愛大学の中村先生をはじめとする5名の先生方が、足尾のフィールド調査をされている途中で立ち寄ってくださいました。砂防などを調査したり、ネパールに水の調査をしに行ったりと、さまざまな分野で活躍されているみなさんです。いろいろとアイデアを頂いたりして楽しい時間を過ごさせて頂きました。

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また、「松木渓谷の自然に触れることができ感動しています。植樹等草の根的な活動の重要性を改めて感じます。昔のような山に戻ってくれることを心より願っています」などと暖かいメッセージも”森ともの声”に記載いただきました。

反省点としては旧松木村や足尾についても熱心にお尋ねいただいたのですが、きちんと答えらなかったこと・・・。もう少し勉強しておきます!

その後は、渓谷散策をされているご夫婦や登山口を確認しに来たという鹿沼の方、バスの時間があって・・・次は寄ります!と言ってくださった沢登りから戻られた方々などと立ち話を。

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今日は雄鹿をみたという方が多かったですね。この時期は交尾期のようで、オスがみられる集団はこの時期の風物詩のようです。

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午後にはサルのおおきな集団が川上から臼沢の東のほうへ騒ぎながら移動していきました。今日はどういうわけかかなり賑やかでした。なんとなく警戒音のような、そして時折あらそったり威嚇したりするような声も。苗木や木々にいたずらしなければ可愛いんですけどね。(舎人:橋倉、金子、小黒 本日の線量:0.192μSv)

2014年11月 1日 (土)

田中正造の思いを胸に足尾を訪問

 3連休の初日、日光の紅葉が見ごろを迎えています。例年より少し早いでしょうか。今日の朝のJR日光線は世界各地から紅葉を見ようとする観光客の方が多く見受けられました。しかし残念ながら、日光そして足尾は雨が降る肌寒い1日でした。

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 足尾の9時すぎの気温は12℃です。風はありませんが、気温以上にみちくさは薪ストーブを焚いていないと寒かったです。

 12時ごろ、ヘリポートに1台の大型バスが到着し、みちくさの前を通り過ぎて行きました。すると、群馬県館林市からNPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館の方(事務局の方)が来舎されました。お話を伺うと、今日はNPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館で主催した足尾方面へのフィールドワークとして、41名の方が参加をしているそうです。まずNPO法人足尾に緑を育てる会さんで体験植樹をし、旧松木村の墓を訪れ、このあとは深沢社宅跡地・発電所水系跡地や沢入ダムなどを訪問する予定のコースです。「インターネットで山を訪れる人が来る場所ということを見ていました」、「植える木は自分たちで育てていて、今日もバスに乗せて持ってきました」と言われていましたが、このどんぐりは渡良瀬遊水地のある谷中村から拾ってきたものを育てたものということでした。墓を訪れた帰りに数名の方がトイレに寄って下さいました。その中のお1人の女性が、私たち森びとの進めている森の防潮堤づくりについての活動をご存知でしたので、驚きました。

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 午後は、鎌田さんと小川さんが松木の杜で草刈りをされました。小川さんからは「植樹をした中で成長の遅いカエデなどが草の中から出ていたのを見て感動した」との報告がありました。

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Dscf1681(舎人:鎌田・小林 本日の線量0.208μ㏜/h)

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