田中正造の思いを胸に足尾を訪問
3連休の初日、日光の紅葉が見ごろを迎えています。例年より少し早いでしょうか。今日の朝のJR日光線は世界各地から紅葉を見ようとする観光客の方が多く見受けられました。しかし残念ながら、日光そして足尾は雨が降る肌寒い1日でした。
足尾の9時すぎの気温は12℃です。風はありませんが、気温以上にみちくさは薪ストーブを焚いていないと寒かったです。
12時ごろ、ヘリポートに1台の大型バスが到着し、みちくさの前を通り過ぎて行きました。すると、群馬県館林市からNPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館の方(事務局の方)が来舎されました。お話を伺うと、今日はNPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館で主催した足尾方面へのフィールドワークとして、41名の方が参加をしているそうです。まずNPO法人足尾に緑を育てる会さんで体験植樹をし、旧松木村の墓を訪れ、このあとは深沢社宅跡地・発電所水系跡地や沢入ダムなどを訪問する予定のコースです。「インターネットで山を訪れる人が来る場所ということを見ていました」、「植える木は自分たちで育てていて、今日もバスに乗せて持ってきました」と言われていましたが、このどんぐりは渡良瀬遊水地のある谷中村から拾ってきたものを育てたものということでした。墓を訪れた帰りに数名の方がトイレに寄って下さいました。その中のお1人の女性が、私たち森びとの進めている森の防潮堤づくりについての活動をご存知でしたので、驚きました。
午後は、鎌田さんと小川さんが松木の杜で草刈りをされました。小川さんからは「植樹をした中で成長の遅いカエデなどが草の中から出ていたのを見て感動した」との報告がありました。
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