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2012年4月

2012年4月30日 (月)

木々の芽吹きは命の芽吹き

Photo 今日も快晴です。9時20分の遊働楽舎の気温は24.8℃でしたが、徐々に高くなり午後には27.8℃となりました。放射線量は0.333μSv/hでした。

今日は3組のハイカーの皆さんが来舎してくれました。最初に立ち寄っていただいたのは、今市在住の年配の男性でした。絵を書くために松木には何度も訪れているそうです。芽吹く前の山々が好きだと話されました。確かに松木渓谷は水墨画のような雰囲気を醸し出しています。松木周辺は少しずつ芽吹いています。命の芽吹きですね。遊働楽舎前のしだれ桜は花が咲き出しました。青空をキャンバスに可憐に咲いています。

Photo_2 次に立ち寄ってくれたのは、千葉県柏市の龍門さんです。足尾の緑化や歴史など関心をもって聞いてくれました。近々、知人を連れて来るために下見に訪れたそうです。多くの方の来舎をお待ちしています。

Photo_3 3組目は、初めて松木渓谷を訪れたという桐生市の鈴木さんです。日光や鬼怒川に行く道すがら、「松木渓谷」の看板を見かけるが、はじめて来ることができたそうです。昨日来舎された方も報告してくれたように、松木渓谷を目指したが岩が崩れて道をふさいでいたために引き返して来たということで非常に残念がっていました。それでも、木々の芽吹きや桜の花を愛でながらのハイキングはとても気持ちがいいと言っておりました。葉が青々と茂る季節や紅葉など、旧松木村に少しずつ蘇る四季折々の自然を楽しんでいただければと思います。

 Photo_4 松木渓谷への道を、崩れた岩がふさいでいるというので確認に行きました。昨年の3.11大震災と以降断続して発生する余震によって崩れたと思いますが、大きな岩が道をふさいでいました。自然の力を感じると同時に、岩を押さえる木々が育つまではまだまだ長い年月がかかるなーと思いました。5月19日は第27回ふるさとの森づくりです。多くの“森とも”の皆さんと、少しずつでも着実に木々を植えていきましょう。

(舎人:岡安、清水)

2012年4月28日 (土)

GW初日、足尾は夏日でした

 本日は雲一つない快晴で気温は25℃ありました。線量は0.301μ㏜/hでした。

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 来舎は1名でした。桐生市の塚原さんで、昨年から何度か訪れてくれている方です。2つ目の堰堤まで行ってきて、戻ってきたそうです。「途中の板状のガードレールが壊れて落ちていた」「去年の冬シカが少なかった。ミネラルを摂るところがないからかな」などの話を伺いました。

 森びと広場に10数匹のサルが来ており、(マメザクラの木に乗って)無邪気に遊んでいるなと写真を撮りました。その後、サルが花びらを全部食べてしまったことを聞きました。非常に無知だったことを痛感しました。一方、サルは日光や足尾で咲いてあるサクラには興味がないようです。マメザクラにはサルにとって好物の蜜があるようですが、せっかくのマメザクラを無駄にするわけにはいきませんので、心を鬼にして防御していかなければと思いました。 

舎人:小林 敬

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2012年4月15日 (日)

よくみれば春の息吹がいっぱい

  今日は、朝からとても暖かく、日中、温度計をみる20度C近くありました。
ところで、本日の放射線量は0.317μSv/hでした。

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そんな陽気でも、松木はまだ枯れ草色です。

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でもよくみると春の息吹がいっぱいでした。そんなところを写真にとってみました。

今造成中のビオトープ池の石の上にクモが3匹仲良く日向ぼっこしていました。

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なんというクモでしょうか。朝のクモはいいことがある前兆です!

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昨日の舎人もいっておりました。ヤシャブシの芽吹きです。上の写真の芋虫みたいなのが雄花になるそうです。

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松木の植樹場にいくとアセビが花を咲かせていました。まだ緑が少ない中、異彩を放っていました。

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森びと広場のさくらはまだのようです。

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そんな中、みちくさに訪れてくれたのは、宇都宮在住の大久保さんでした。今日は、午前中、備前楯山へ登ったあと、松木にぶらりとよられました。松木にくるのは初めてだけども、話は、祖父からよく聞いていたとのことです。登山は、1年前より本格的にはじめたそうです。興味深いコメントをみちくさ日誌に書いていただいたので紹介します。

「日本のグランドキャニオンと言われる松木渓谷を見て圧倒されると共に、そうなった経緯を考えると、原発事故にゆれる現代の日本に足尾が語りかけるものの大きさを感じます。環境と人の関係性について、存在そのものを通して大切なことを教えてくれる足尾の山が元の豊かな山へ戻る日が早く来るように願っています。」

正にそれは、今度5月19日の植樹祭で、皆で考え、行動することです。都合つけばぜひきてください。

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朝クモをみて確かにいいことありました。春の息吹をいっぱい感じたこと、そして森ともが増えたことです。

舎人 仁平範義・宮原哲也

2012年4月14日 (土)

ヤシャブシも芽吹きはじめました

P4142649  一日中春雨が降りました。今日の朝はウグイスが初鳴きしました。雨が降るたびに木々の蕾が膨らみ、ヤシャブシの芽はまもなく開きそうです。今日はストーブを焚いて暖をとり、森づくり用の原稿を書いていました。訪問者はいませんでしたが釣り人2人が昼過ぎにダム方向へ向かって歩いていきました。

 P4142647 舎から外を見ているとキジが歩き、ホオジロが竹の上でさえずっていました。鹿は雨の中を草の新芽を探している様子で、一日中雨に当たっていました。P4140837 P4140847

今月から放射性物質の線量を測ってお知らせすることにしました。今日から始めます。場所は、松木沢ヘリポート付近にある「森びと看板」前です。本日朝の線量は0.313μSv/hでした。(舎人:高橋)

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2012年4月10日 (火)

みちくさ、やっています!

 

3月まで冬期クローズでしたが、4月に入りみちくさがオープンしました。日差しは、春の暖かさを感じますが、西風が少しありその時だけは寒さを感じます。しかし、みちくさの中は、薪ストーブで暖かくなっています。私たち舎人は、森ともに会えることを楽しみに万全の準備をして準備をしました。しかし、松木を訪れるまだ、いませんでした。

みちくさの前の畑の川寄りにエサ場(シカ、猿、鳥等)を間伐材と竹を利用して作成しました。どんな動物がエサを食べにくるか楽しみです。

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 また、第1ゲート付近にあったパレットを軽トラで4回運搬して、みちくさの脇に移動しました。まだ寒い日があるかと思うと、薪ストーブの暖かさが大変ありがたく思いました。「石油ストーブなら一日燃やしていると2回は給油する」と舎人の小井土さんと話になり、自然の恵みにあらためて感謝をしました。(舎人:済賀正文・小井土英一)

2012年4月 8日 (日)

登山日和のいい天気でした

今日は朝から春を感じるとてもいい天気でした。
朝は風が冷たかったもの、昼になるにつれてとても
暖かくなり、まさに春という陽気でした。

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そうした天気ですが、みちくさに訪れる人がどうも少ないです。
どうしてでしょうか。アイスクライミングで訪れる人もいなくなり、釣りに訪れる人も
放射能の影響でこなくなったようです。

そんなことで午前中、臼沢へ登ってみました。
そこで、5月19日に開催される植樹場所の草刈のお手伝いをしました。
そこから眺める景色は絶景でした 。先に足尾銅山の煙突がみえます。
今年で、この臼沢の植樹も最後です。植樹されるみなさんにこの景色をみてもらいたいです。

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前の山々を見ながら今日のような日、登山に最適だなと思いました。
登山にくる人がいてもおかしくないのに、午後3時ごろまで誰もみちくさに
よられませんでした。閉めようとしたそのとき、一人登山の帰りの方がみちくさへ
寄っていただきました。

昨年一度こられ、今回2回目とのことです。埼玉県在住で、
仕事の休みの都度、この松木周辺の山々を登られているとのことです。
今日も朝から、登られて今帰りとのことです。

その軽装にびっくりします。とても松木の山に詳しく、地図にない山を教えていただきました。
また、ぜひ寄っていろいろお話をきかせてください。

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そんなことで、今日は、松木の山々の奥深さを感じながら、
日も長くなった松木をあとにしました。

舎人 小黒伸也・宮原哲也

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