2020年11月14日 (土)

ポカポカ陽気に誘われ、サルの群れが“みちくさの庭”で豪華ランチ

 本日は11月14日(土)、雲一つない青空が広がっています。9時の気温は10℃でしたが、昼には19℃に上がり、ポカポカ陽気の1日となりました。

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 “みちくさ”のオープン準備で舎内の掃除、ストーブの灰を片付け、お湯を沸かしました。

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 午前中、松村宗さんは、ストーブ用の薪づくりをしてくれました。筆者は、紅葉が深まりゆく杜の様子を確認しに新松木、民集の杜に足を運びました。

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臼沢の森も紅葉から徐々に茶色へと変化し、葉を落とし始めています。

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新松木の杜では、モミジが紅く色づき、ブナの葉は黄から茶色へと変化しています。

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民集の杜をのぞくと、木が中ほどから折られています。確認するとクリの木です。クマが木の実を食べに来ていたようです。モズの巣は、ヒナが巣立った後に落ち葉が積もっていました。

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 昼頃になると、みちくさの庭にサルの群れがやってきました。すいすいと柵を超え、子ザルは網目から中に入り、緑の草を頬張っています。20匹はいるでしょうか。柵の外にも別な群れがやってきましたが、威嚇され、先の群れの食事が終わるまで待機のようです。自然界のソーシャルディスタンですね。子ザルは索道のワイヤーで遊んでいます。

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 晴天で陽気もいいので、食後の休憩、毛づくろいも行い、くつろいでいます。2時間ほど“みちくさ”し、中倉山に陽がかげるのを見計らって移動していきました。

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訪問者は、群馬から来た登山者3人組が外のベンチで休憩。話を聞くと「中倉山に登りに行ったが途中で体調を崩し、松木渓谷へ行く途中でサルの群れに遭遇。怖くなって引き返してきた」そうです。サルが“みちくさの庭”で遊んでいるうちにと、松木渓谷に向かいました。

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 13時30分頃、土浦から来た男性が立ち寄ってくれました。足尾には何度か来たことがあるが、松木村まで入ったのは初めてとのこと。「山の奥にこんなところ(みちくさ)があるなんて知らなかった」と、松木渓谷を楽しんでいただきました。

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2時になると中倉山で陽が陰ります。一気に気温が下がり13℃です。ハイカーも足早に帰っていきます。

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 松木の杜(森)も日ごとに秋が深まり、冬の到来ももうすぐです。落ち葉の中にも季節の移ろいを感じます。森ともの皆さんの来舎をお待ちしております。

Pb140337本日の放射線量 0.113µsv/h、舎人は松村宗雄さん、筆者・清水でした。

2020年11月 8日 (日)

とてもおだやかな松木

本日は、朝松木につくと、天気もよく気温も朝16.5度で、風も少なく、とてもおだやかな朝でした。

そんな天気もあるのでしょうか、動物の鳴き声が聞こえるなと思っていたら、サルの軍団がみちくさを横切っていきます。相当な数がいました。30匹以上はいたと思います。人間に警戒することなく、みちくさの庭で、木の芽などをたべてます。

写真は、それを見守るボスざるでしょうか。人間が近寄ると威嚇してきます。Rimg0081_2

そのサル同様でしょうか この陽気からか本日の来訪者は多かったです。

まずは、茨城県東海村からこられた夫婦です。松木に初めてこられたということで、松木渓谷に行く途中と、帰りにもよっていただきました。

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次は朝から松木の方にいかれていて、その帰りに寄ってもらいましたみどり市からきた3人組です。サルの群れに遭遇して(外国の方は)Happy to see Monkeyとのことでした。Rimg0073

これからジャンダルムの横から中倉山の尾根にむかう方も寄っていただきました。Rimg0075

今日は、森びとの松村健さんがきてそばの収穫をしていただきました。Rimg0077

そばはサルに食べられてなかったようです。Rimg0150

松木の杜の紅葉はちょうど見ごろを迎えてます。

臼沢の森Rimg0062

松木の杜Rimg0129

新松木のもみじ平Rimg0125

午後になって、足利から元気な男性4人組が立ち寄っていただきました。ジャンダルムをみてみたいというのと、動物の写真をとりたいといって松木渓谷の方へいかれました。Rimg0133

そのあと、松木が初めての夫婦が立ち寄っていただきました。

最後に、定年退職されて、今足尾の歴史に興味をもって勉強している千葉県柏市からこられた方が立ち寄られました。実際にみてみないとわからないということで、今回足尾に来たとのことです。とても行動力のある方で、ぜひ、また森びとを訪ねてください。Rimg0149

今日は、日中は気温20度こえました。風もなく、ぜっこうのハイキング日和でもありました。みなさん松木を満喫されたことと思います。

本日の舎人 橋倉・宮原 (本日の線量:0.120μSv)

2020年11月 1日 (日)

穏やかな日差しの松木渓谷で紅葉狩り

 本日は11月1日(日)。早いもので今年も残すところ、あと二か月となりました。

日光方面は紅葉を楽しむ車で渋滞ですが、足尾方面に向かう車は少ないようです。

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 遊働楽舎(愛称:みちくさ)の寒暖計を確認すると9時の気温は9℃。松木渓谷は青空が広がり、とても気持ちのいい天候です。本日は“舎人見習い”の弘永スタッフと一緒に舎内の掃除、湯沸かしなど、松木を訪れる森ともの訪問準備を整え、のぼり旗を立てて、“みちくさ”をオープンしました。

 

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 日光の混雑を避けて、足尾ジャンダルムにロッククライミングに向かうクライマーや登山者、松木渓谷へハイキングに向かう家族などが“みちくさ”前を通過していきました。帰りに寄ってくださいと声をかけました。

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 放射線量を計りながら、臼沢の森や中倉山を眺めると紅や黄色に色づいた木々が目を楽しませてくれます。ゆっくりと時間が流れていくようです。

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午前中は、11月3日に開催する『中倉山「無言の語り木」(孤高のブナ)を元気にする恩送り』の準備を行いました。根を守るための植生袋と10ℓの黒土、止め金具、背負子など。その後、小川さんと弘永さんは登山口までの道の落石確認に向かいました。

今年はコロナ禍での活動のため、森びと関係者での保護活動となります。来年は多くの森ともの皆さんと保護活動が出来ればと思います。

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 準備を終え“みちくさ”に戻ると、自転車を押した男性が立ち寄ってくれました。砂利道で自転車に乗るところではなかったと嘆いていましたが、初めて松木渓谷を訪れ、さわやかな風と紅葉を楽しんでいただいたようです。3日間の休暇を取り、大阪から電車を乗り継ぎ、わたらせ渓谷鉄道で足尾まで来てくれました。森びと手拭の購入ありがとうございます。

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 午後になると、松木渓谷を散策した帰りに足利から訪れたご夫婦が立ち寄ってくれました。「静かで、さわやかな、いいところですね」と旧松木村を気に入ってくれた様子です。山登りが趣味のようで、足利の織姫神社から日光の神社まで3日かけて歩く計画を立てているそうです。最新の山の地図には、中倉山への登山ルートと孤高のブナが紹介されていることを教えてくれました。新緑の時期にもお越しください。お待ちしています。

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 中倉山に太陽が隠れると一気に寒くなります。本日最後の訪問者は千葉県柏市の方です。

シカなど動物が見られることを楽しみに来たそうですが、あいにく出会えなかったようです。森が生長することで、シカ以外にもアナグマが住み、クマもエサを求めてやってくることを紹介しました。

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 多くの皆さんが松木の杜を散策し、楽しんでくれたようです。ブナの葉は黄色く、カエデの葉は紅く色づき、陽の光を浴びて輝いています。松木の森・杜の紅葉はこれからです。静かな、ゆっくりとした時の流れを感じに足を運んでください。多くの森ともの皆さまのお越しをお待ちしています。

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本日の放射線量 0.116µsv/h、舎人は小川さん、見習の弘永さん、筆者・清水でした。

2020年10月31日 (土)

松木村跡地の紅葉は間もなくです

日光方面は渋滞が予想されるので、今日も私(加賀)は鹿沼市経由粕尾峠を抜ける道で足尾に入りました。鹿沼市粕尾の峠の紅葉は終わりそうで、木々の葉も道路に落ちて積み重なっていました。足尾に到着すると秋晴れの良い天気です。気温は8時半で、8.5℃でした。臼沢もかなり色づいてきましたが、盛りはもう少し後のようです。カメラを山の方に向けていると、鹿2頭が歓迎してくれたのか私をジッと見て動きません。こちらにお出でと手招きすると走り去っていきました。

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Img_0634 銅親水公園の駐車場は満杯で路上にも駐車、ほとんどの方は中倉山に向かっている様でした。松木沢方面には人は現れません。午前中は訪問者はいないようなので、下のハウスの屋根をネットで覆うための測量をしました。また、臼沢西の森の残りの植樹地にどれ位の土留めを作れるか、資材の板や鉄筋は何本位必要かを出すための測量をしました。10:30頃までで切上げ、みちくさに戻りました。

11:50頃、一組の男女カップルが寄ってくれました。群馬の太田市からバイクで来られたそうで、初めての松木渓谷だそうです。奥のゲートまで行き入れないかと思い引き返して来たのですが、鎌田さんからゲートの右の方に行くと見晴らしの良い所がありますよと案内され、また出かけて行きました。2人は帰りにも寄ってくれて、「紅葉がとっても綺麗でした。ありがとうございました」と満足して帰って行きました。是非またお寄りください。

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Img_0660 午後は訪問者もなく、静かな時が流れていきました。時折、牡鹿の鳴き声とモズの鳴き声が聞こえてくるのみです。鎌田さんは、臼沢西へのアプローチの道の階段補修に行きました。帰ってくると、「みちくさ」前にあるクスノキが冬を越せるようにビニールで囲いました。

Img_0675 中倉山に陽が沈む14:30位になるとグッと気温が下がってきます。結局、午後の訪問者はいませんでした。今日の、舎人は鎌田さん、加賀(筆者)でした。放射線量は、0.129μ㏜でした。

2020年10月25日 (日)

栃木県はホントに魅力度ランキング最下位?!

都道府県魅力度ランキングで栃木県が初の最下位に転落したことを受け、福田富一知事は調査会社を訪れ、同社の地域ブランド調査について、調査方法の変更を申し入れ、「底からはい上がり、倍返ししていきたい」と述べたとの報道がありました。

新型コロナウイルスの影響で、観光客数も落ち込んでいるのかと思ったら、昨日の当番から「日光市内が渋滞して1時間遅刻したので、鹿沼周りの方がいいですよ」との連絡。

交通情報をみると、今朝もやっぱり渋滞してるみたい

魅力度ランキングはあてにならないなぁーと感じながら、アドバイスをありがたく受け、早めに家を出て鹿沼方面へ

市内の紅葉はまだまだこれから

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古賀志山の前を過ぎて、一路、「古峯神社」を目指します。

ほかにクルマも無く、順調順調

「古峯神社」を越え、山道に入ると、高度も増して来たのか、周りの木々も黄色く色付いて来ました。

横根高原も粕尾峠もいい感じ!

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峠の辺りが皆伐されて、足尾方面を眺望できるようになりました。

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山を下って行くと、内ノ篭川の脇に出るのですが、ここは紅葉が道路の両側にあって、「紅葉のトンネル」を抜けるみたいでとてもキレイな紅葉スポット。楽しみにして行ってみたら

まだちょっと早かった

再来週くらいが見頃かなー。

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足尾に入ると、いつも感じることですがとてもノスタルジック。

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田舎は無いけど、田舎に帰って来た気分になります。

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天気も良く空気も澄んで、中倉山が良く見えます。今日は登山客も多く、駐車場は満車で路駐も多い。

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松木の山も少しずつ色付いて来ました。

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スッキリ晴れた空と中倉山。

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ジャンダルムもキレイに見えます。

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気温は9.2℃…。薪ストーブに火を入れました。

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10 時くらいに通りかかったご夫婦に声をかけると、日光に行こうとしたところ、あまりにも道が渋滞していて迂回してこちらに来たとのこと。

少し上まで行って、帰りにまた寄ってくれるとのことです。

差込む日差しと薪ストーブの温もりで、まったりとした時間が流れて行きます…。

お昼を過ぎた頃から少し風が出て来ました。

相模原市から来たご夫婦が、松木村を訪ねて寄ってくれました。

田中正造翁にご興味があるご様子で、以前にも「古河足尾歴史館」にも寄られたそうですが、コロナの影響で休館で観れなかったとのこと。

「森びと手縫い」をご購入いただきました!

ありがとうございます〜。

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時を同じく、朝にお声掛けさせていただきましたご夫婦も寄ってくれました。

佐野市からお越しのようで、「渋滞のおかげでこの辺りの紅葉を独占出来て、本当に良かった」とおっしゃっていただきました。

またのお越しをお待ちしております!

「森びと手縫い」のご購入、ありがとうございます〜。

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午後になると風が強くなって、雲の動きも早くなり、2時過ぎには太陽森中倉山の陰に隠れてしまいました

そろそろ店じまいと思い片付けを始めたところ、ジャンダルムを上がって来たという5人組のパーティーが寄ってくれました。

埼玉県と群馬県からお越しとのことで、岩には4パーティーほどいたとのことでした。

また、みちくさに寄ってくださいね。

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イヌワシの写真を撮影しに来たTさんが立ち寄ってくれました。

ペアのイヌワシが縄張りを主張する動きをしていたとのこと。毎年、繁殖していることを願っているけど、なかなかその様子を見ることができないと言っていました。

そうこう話をしていたら、臼沢の上の稜線に羽ばたく鳥の姿が

田口さんも慌ててカメラを担いで撮影を試みましたが、残念、鳥の姿は稜線の向こうに

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この辺りでもイヌワシを見ることは出来るそうです。トンビより2まわりほど大きく、大きさは2メートル。ほとんど羽ばたかず、滑空する姿に風格があるそうです。これからは気をつけて見てみたいと思います。

世界遺産の日光、御用邸のある那須、コウノトリが羽ばたく渡瀬遊水池、そしてイヌワシの舞う松木沢…、栃木県には誇れる歴史や豊かな自然があふれていて、人びとを引きつける魅力からいっぱいだと思うのですが…。

シカの鳴き声が響きます。そろそろ秋も本番

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本日の舎人は、加賀と小柴でした。

(放射線量:0.109μSv/h

2020年10月24日 (土)

秋はじまる 足尾の森

  今日は、足尾に向かう途中の日光宇都宮道路は、日光インター手前からの渋滞でした。

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足尾の天気は、9:00現在 気温14℃ 快晴。臼沢の森も色ずきはじめました。

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臼沢の森を拡大しました。

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中倉山

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松木渓谷

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赤倉山

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森びと広場からみちくさ

Photo_19 来舎は、館林からの女性の疑問、「途中の黒い斜面は何ですか?」と聞かれ足尾銅山で出た銅の精錬後のゴミですと答えて、納得していただました。

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クライマー、ハイカー、キャンパー、チャリダーと多くの方が、秋の行楽を楽しんでいました。チャリダーの一人は、渡良瀬遊水地近くの東武鉄道 新古河駅から来て、これから東京まで新古河経由で帰りますと言って元気よくペダルを踏んで行かれました。

Photo_12 鎌田さん、福原さんは、午前中JR貨物労組東京の植樹地に、食害防止用のネット張り(東側)午後に、臼沢の森西の階段造りと奮闘しました。お疲れ様でした。

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みちくさの庭では、ドウダンツツジの紅葉と秋の草花が綺麗に咲いています。

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二度目の蕎麦は、可憐な花を咲かせていました。

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みちくさ脇の桜の木にモズが獲物を探していました。

Photo_18 本日の舎人は、松村宗さんと小川 報告小川 放射線量 0.117μ㏜

2020年10月18日 (日)

足尾・松木渓谷入口の秋を見つけにきませんか

Photo  本日の「みちくさ」当番・舎人は久しぶりでした。日光方面の昨夜は相当冷えたとみえ、日光連山は初冠雪でした。いつも見ている景色ですが、昨日の雨のせいもあって今日の天気は気分が爽快でした。

Photo_2  足尾・松木村跡の朝9時頃の気温は12℃、無風に近い晴天でした。とても静かで今日はのんびりと深まりゆく秋を楽しもうと思っていました。聴こえるのは雄鹿の遠吠えだけでした。

Photo_3  お茶を飲んでいると、いつもお世話になっているFさんが来て、熊の親子が斜面を歩いているよ、と教えてくれました。慌てて外に出て、カメラを構えてシャッターをきりました。昨年に続き、今年も熊の親子を見る機会が多くありました。

Photo_4  昼頃、ダム方面から数人が歩いてきたので気持ちをスタンバイ。訪れてくれた方々は、なんと5人の外国人(中国、オーストラリア、カナダ、アメリカ2人)でした。男体山に行く予定でしたが初雪が降ったので足尾に来たと言っていました。

Photo_5  そこで、当会が育てている森の様子を案内し、当会の自費出版の『サルト人と森』の英訳版を読んでいただきました。英訳の評価は良い!文を読んでも「理解できました。とても良い本です。」と言ってくれました。

 昼食後は、冬支度で薪を作りました。

Photo_6  午後3時前、男性1名と犬1匹が訪れ、「紅葉が見ごろかと思ってきたのですが、上の方だけですね。少し早かったかなあー」と、ちょっと残念そうでした。皆さんが帰った後、モズが囀って秋らしさをつくってくれました。気持ちも安らぎました。

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Photo_8  秋の陽気に満足していると心が温かくなり、深呼吸すると山の気をもらって元気になったような気がしました。足尾・松木村跡地の紅葉は例年通り、来月上旬頃ではないかと思います。是非、松木渓谷入口へお越し下さい。

Photo_9  本日の遊動学舎「みしくさ」舎人は、高橋、加賀でした。放射線量は、0.126μ㏜でした。(報告・加賀春吾)

2020年10月 4日 (日)

“みちくさ”再開!秋を探しに松木の森散策を。

 本日は10月4日(日)、9時の気温は16℃と肌寒く、足尾の天気は終日曇り空でした。新型コロナウイルス感染者が減少傾向にあり、GoToキャンペーンも始まった影響か、日光や足尾を訪れる方も増えてきました。

 

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 7月以降、感染拡大防止のため遊働楽舎(愛称:みちくさ)を閉舎していましたが、感染対策(手洗い用石けん、消毒用アルコール、マスク)を図り、10月から再開することにしました。久しぶりの舎人ですので、”みちくさ”内の清掃を清水が、みちくさ周りの草刈りを鎌田さんが担当しました。

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 水道から水が出ないので水源を確認すると塩ビ管が外れていました。桶の中には砂が溜まっており、砂を排出し、塩ビ管をつなぐと勢いよく水が出ました。

 

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 “みちくさ”の周りには実を付けたチカラシバが生え、畑のようです。実がズボンや服に着くと外すのが大変です。

 

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 “みちくさ”で作業を行っていると、足尾ジャンダルムにロッククライミングに向かうクライマーや登山者、松木渓谷へハイキングに向かう家族などが“みちくさ”前を通過していきました。久しぶりの外出でみなさん楽しそうです。

 

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 放射線量の測定の後、その足で民集の杜・樹徳高校植樹地の栗の木を確認に行きました。

 実が熟し、イガが口を開け始めています。木の下、地面を見ると栗の皮が散乱しており、動物が食べた後のようです。枝に着いた青い栗のイガもかじられており、サルの仕業のようです。イガのトゲは痛くないのか、上手に口を開けています。

 

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 栗の実の周りをスズメバチが飛んでおり、林内に蜂の巣がつくられているようです。殺虫剤を持ってこなかったのでスズメバチを刺激しないように杜を後にしました。蜂はクマを見ると襲う習性があるそうで、黒い帽子や暗い色の服は危険です。次に杜に入る時は、殺虫剤と明るい色の作業着で、蜂の動きに注意を払いながら入りたいと思います。

 

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 昼過ぎに橋倉さんが差し入れを持って“みちくさ”に来てくれました。バナナとみたらし団子をいただきました。ごちそうさまでした。

 

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 本日、来舎する“森とも”はいませんでした。“みちくさの庭”ではヒガンバナとイヌサフランが、畑ではソバが花ざかりです。朝夕の気温が下がってくると森の木々は少しずつ色づいてきます。

 

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 森ともの皆さん、秋を探しにどうぞ松木の森へ。来舎をお待ちしています。

 

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本日の放射線量 0.123µsv/h、舎人は鎌田さん、筆者・清水でした。

2020年7月17日 (金)

当分の間、「みちくさ」はクローズです

 「Go Toトラベル」が始まります。しかし、首都圏の新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。つきましては、コロナ感染拡大防止のために「みちくさ」は当分の間、クローズにさせていただきます。ご理解とご協力をお願いします。

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2020年7月 5日 (日)

花の蜜をいただく御礼に受粉。足尾の森で命をつなぐ自然の営み。

本日は7月5日(日)、9時の気温は24℃と高めですが、梅雨前線の影響で足尾の天気は終日曇り空でした。新型コロナウイルス感染が日本全体で再拡大し始めた影響も重なり、日光・足尾方面に向かう車も少ないようです。
久しぶりの舎人担当となり、森ともとの出会いを楽しみに遊働楽舎(愛称:みちくさ)をオープンしました。

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森ともの来舎を待つ間、高橋副理事長と共に、“みちくさ”周辺の草刈りを行いました。刈り払い機の刃を新品に取り換え、作業に取り掛かりました。草むらの下には石が隠れているので、刃が当たると撥ねられ危険なため慎重に草刈りを進めました。刈ったあとには、若草の青臭いにおいが漂います。午前中に来舎する森ともはいませんでしたが、道路南側の草を刈ることができました。

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 昼食後の休憩時間に“みちくさの庭”の花を観賞しました。花の蜜を求め、たくさんの蝶が群がっています。花の蜜を提供する代わりに受粉を手伝ってもらう植物の知恵です。実が熟すと鳥がついばみ、フンと共に種を排出し、移動できない植物の遺伝子をつないでいきます。松木の杜や民集の杜には鳥や動物たちが運んだ種子が芽を出し、杜を形成する一員となっています。

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 午後は道路北側の草刈りを行いました。予定したエリアの草刈りが終了し、一息ついているとカメラを担いだ男性が寄ってくれました。先月も友人と来舎してくれたd.ofujiさんです。奥日光の河川や湖の水質調査を行っている技師で、動物の観察や水生生物の観察を趣味に持ち、奥日光や足尾エリアの動物たちを撮影しているとのこと。足尾には2014年から足を運んでいるそうで、今日はクマを撮影出来たようです。「森の多い奥日光では見える動物が少ないが、足尾は生き物を多く見ることができる」と森の形成と動物たちの棲息の違いを教えてくれました。また、水質調査を本業としていることから、「新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組んだ期間の水質はきれいになった。」と教えてくれました。

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 日光白根方面の山々の木々は、太平洋沿岸の工場などから排出されるガスが風で運ばれ、“酸性雨”となって木々を枯らす現象を起こすことが知られていますが、新型コロナウイルス感染拡大により工場等の操業がストップした影響が自然界に表れたのではないかと推定します。地球温暖化によって降雨量が増え災害を引き起こしていることも人間の経済活動の結果だと思います。温暖化ガス(CO²)を吸収し酸素を供給してくれる森を元気にし、生物の命を育む森と生きる「新しい生活様式」にシフトしなければなりません。

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 15時50分頃、松木渓谷方面からカメラマンの田口さんが戻ってきて、日光・足尾に生息する鳥や動物たちの話しで盛り上がりました。そして、臼沢の森を眺めていると斜面上部の右の方で、お尻の白い動物が動いているのが見え、高橋副理事長が望遠鏡で確認すると、シカが3頭、草を食んでいました。周りのヤシャブシの森に比べ、臼沢の森にはコナラ、モミジ、ミズナラ、サクラ等々、メニューの多い「大衆食堂」ですからシカも食べ放題です。4月末に獣害柵の点検・補修を行いましたが、地震も多いので落石も考えられます。早急に獣害柵点検に入りたいと思います。

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 “みちくさ”横のベンチ周りの草もきれいに刈り取りましたので、ベンチに座りコーヒーでも飲みながら森の鑑賞はいかがですか。森ともの皆さんのお越しをお待ちしております。

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本日の放射線量 0.122µsv/h、舎人は高橋、筆者清水でした。

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