2024年11月17日 (日)

異常に暖かい足尾・松木郷は紅葉が一段と進みました

 11月17日(日)、足尾・松木郷の天候は曇り、9時の気温は13℃、温かい朝でした。「みちくさ」に行く途中で回りの杜を撮影しました。12日には臼沢はうっすらとしか紅葉していなかったのですが、今日は山一面が赤や黄色に染まっていました。Img_0022

雲が多いが青空も見えるジャンダルム方面

Img_0002「民集の杜・北」

Img_0009「民集の杜・西」Img_0017「臼沢の森」下のカラマツも綺麗です。Img_0024「みいくさ」前のモミジとカラマツ

 今日の最初の「みちくさ」訪問者は、10:50頃小山市からという3人。朝早く備前立山に登り、時間があるのでと松木渓谷のハイキングに行く前に立ち寄ってくれました。「苔テラス」のベンチで昼食を取り、出発前の記念写真は、進行方向に向かっているので後ろ向きで失礼します。

P1050695 次の訪問者は、足尾に住んでいる「和朗庵」という一棟貸し宿のオーナーとその友達のMさん2名が訪れました。橋倉さんと山田さんが「民集の杜・東」へ案内しました。モミジを見て「すごい!!綺麗!!」、Mさんさんは色々な苔や「フユノハナワラビ」を見て大興奮でした。

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P1050702 二人は「いいものを見せてもらいました」と喜んで帰っていきました。

 12時30分頃には、松木渓谷を散策してきたという埼玉県川口市と群馬県高崎市から来た3人が寄ってくれました。森びと手拭いを3枚買ってくださいました。ありがとうございました。

Img_0030 この時間になると太陽が顔を出し、この時季とは思えないほど暖かくなってきました。温度計をみると27℃にもなっていました。でも、太陽が中倉山に沈むと急に冷えてきました。

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本日の「みちくさ」担当は、山田さん、橋倉さんと筆者・加賀でした。(報告:加賀春吾)

2024年11月11日 (月)

季節は晩秋、「みちくさ」は心温まる出会いの場

11月10日(日)小雨が降る中、本日の「みちくさ」オープン。

Img_4018 午前9時の外気温は7.5°で寒い朝です。中倉山の稜線はもやがかかって、麓の寒さをあとおししているような眺めです。暖かく来訪者を温かく迎えられるようにストーブに薪を入れ少しずつ部屋を暖かくしてオープン準備はOKです。

Img_4017 最初に取り掛かった事は、以前“熊”注意喚起のチラシを掲示板に貼りましたが色落ちしたりはがれたりしてしまったので、冬眠を迎える準備の熊の動きを心配してクマに対する注意喚起の掲示物を作成して、貼り付けました。

Img_4020_2 看板に貼り付けを終えて戻ると、4名の皆さんが歩いてきましたので声をかけ、コーヒーを飲みながら話を伺いました。皆さんは群馬県の太田市から来たロッククライマーでした。室内にある古い時代のジャンダルムの写真集を紹介すると、皆さんはワクワクした顔でくい入るように写真を見ていました。 

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昼飯後、橋倉さんは作業小屋から河原に降りていく道の南側の木を植えた所の手入れと、その場所の反対側にあるハウスの手入れを行いました。

Img_4022_1 私は留守をしていると、埼玉県の東松山市から来た3名ず立ち寄ってくれました。皆さんは、中倉山に登り眺望が悪いので早めに下山し、河原で昼食を取り、松木川の両岸を散策し、戻ってきましたと言っていました。皆さんは、室内に展示してあった森びと作成の手拭いを買ってくれました。他の方は、私が着ていたTシャッを気に入ったようで、購入してくれました。

Img_4024 戻ってきた橋倉さんも話し合いに加わり、この方々は百名山を目指していました。皇海山にも挑戦したいと言い、先日は男体山登山をしてきたと言っていました。また、天気の良い日には中倉山に再挑戦したいと言っていました。さらに、我々の森づくり活動に共感していただいたようで、激励の言葉をいただきました。

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本日、「みちくさ」に立ち寄っていただいた皆さん、私たちに元気をくださりありがとうございました。足尾にお越しの際は、「みちくさ」へ立ち寄ってください。                  本日の舎人は、橋倉さんと筆者の山田でした。

 

 

2024年11月 9日 (土)

秋晴れと初氷、そしてシニア達の笑顔

13   本日(11月9日)の足尾・松木は連日、霜がおりました。8時30分の気温は4℃でした。松木渓谷入口の「みちくさ」前の水たまりは凍っていました。

3沢水の取り口のタンク周りの水滴も凍っていました。

2この頃、「民集の杜」周辺の草地ではススキが目立ってきました。その脇には秋晴れの空の下で寒桜が咲いていました。

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8もみじの赤い色も鮮やかでした。

9 今日は、JREU大宮のOB会の皆さんが紅葉と苔が美しい「民集の杜・東」を散策、その後は「りんねの森」の草刈りをしてくれました。丁寧な草刈りの結果、苗木の周りには秋の陽射しが通るようになっていました。ある方は、「とにかく元気で生きてほしいと願って草を刈った」と言っていました。

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14 草刈り後は、「みちくさ」内で意見交換。参加者からは、「自分にできることを(温暖化防止のために)やる」、「現地には6年ぶりに来た。「森びと広場」の桜が大きくなって驚き、とても嬉しかった」、これからは「出来ることをやらなければと思った」等の感想を出し合っていました。21  今日の「みちくさ」訪問者はいませんでしたが、シニア達の意見交換を聞き、「命の危機を実感した時は自分に出来ることをやらなければならない」という当たり前な事が現社会では少なくなっている中で、この大切なことが私の胸に突き刺さりました。JREU大宮のOB会の皆さま、ありがとうございました。

19「みちくさ」は、明日も多くの皆さんとの出会いをお待ちしています。

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 本日の舎人は、高橋さんと筆者でした。(報告者:済賀 正文)

 

2024年11月 7日 (木)

秋の賑わいは、どこへ行ってしまったのか?

 3連休最後の今日(11/4)、足尾・松木沢の9時の気温は12℃、快晴でした。昨日は、自然と歴史を愛する大勢の皆さんに参加をいただき、「孤高のブナの保護活動」を行ってきましたが、その子供の「希望のブナ」にも会いたいと人々が押し寄せてきました。

 他方、その向かいにある臼沢の杜は御覧の通り、”秋の賑わい”には程遠い状況でした。このまま夏から冬になってしまうのかと心配するする人もいる有様です。

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 今日の「みちくさ」では、異常気象による豪雨から建物を守る排水溝の西端に“マス“の役目をする穴を掘り、石を敷き詰めました。

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 他方で、「心の園」呼ばれる斜面に昨日掘った51個の穴と、それ以前に掘った25個、あわせて76個のアジサイ植樹用の現場を確認しました。

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 また、夏の間に設置したハンモックを釣り下げていたロープなども撤去しました。子供だけでなく大人も喜んだハンモック、しばらくお休みです。

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 昼食後、山田舎人は昨日の中倉山での「ブナ保護活動」で枝打ちした「希望のブナ」をしみじみ眺め、大きく育つことを祈っていました。

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 そんな中、元気なシニアの男性が「ここでコーヒーが飲めるんですって?」と入ってきました。あとで聞くと喫茶店と勘違いをしていたそうです。深谷生まれの冨田さん、今を時めく”1万円の顔”渋沢栄一翁のご近所だそうで、「渋沢栄一翁の志」会員をされているとのことでした。

 備前楯山を登頂し、松木まで足を延ばしたとのことで、「死ぬまで歩けるようにしたい!」と元気いっぱいの山が大好きな方です。森びとの活動に共感し、手拭いの購入とカンパをいただきました。ありがとうございました。

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 東京、神奈川、千葉から来られた5人グループは、「カラミ」(銅の精錬過程で出る廃棄物)に興味を持ち、山田舎人の説明を熱心に聞いていました。

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 午後2時を過ぎると中倉山の陰に陽は沈み、急に寒くなってきます。足尾ジャンダルムをバックに映える紅葉に別れを告げて、帰途につきました。

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 今日の舎人は山田と、報告者橋倉でした。

 

2024年11月 3日 (日)

秋晴れの下で、松木郷散策を満喫

  11月3日(日)文化の日、3連休の中日、日光道は紅葉を愛でようとする車が朝早くから渋滞を作っていました。今日は、年2回開催している足尾・中倉山の無言の語り木「孤高のブナを元気にする恩送り」の日です。渋滞に巻き込まれて少々遅れる参加者もいましたが、8時頃には全員が元気に山に出発していきました。地上班は、登山者を見送り「みちくさ」に到着。8:30、気温は12.5℃、快晴です。Img_0011

 今日の「みちくさ」担当は4人。打ち合わせを行い午前中は「みちくさの庭」から「こころの園」に移植するための穴掘りをすることなりました。堀る場所に篠竹を50本差しました。
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Img_0008 穴を掘っているとアリの巣が現れました。白い卵が見られます。すごい貴重なものが見られてうれしくなりました。でも熊に襲われるのでは?と心配になりました。

50個の穴を掘ったと思っていましたが、数えるたびに数が違い、「憾満ケ淵の化け地蔵」みたいだなと笑てしまいました。結局51個の穴を掘りました。50本差したつもりが51本だったようです。Img_0009 穴掘りは11時頃には終わりましたので、「民集の杜・東」に「フユノハナワラビ」があるとの話を橋倉さんがしてくれ、林子さんが是非とも見たいと観察に行くことにしました。

 紅葉はまだ少し早いようですが、かなり赤くなっているモミジもあります。苔もきれいです。Img_0032

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Img_0037 昼食後、DVDを鑑賞していると、「苔テラス」のベンチで休憩していた、親子3人Aさんが「みちくさ」に立ち寄ってくれました。栃木県野木町から来たとのことで、以前にも寄ってくれたのことでした。森びとプロジェクトが出版した「サルと人と森」の絵本をお買い上げいただきました。ありがとうございました。Img_0070 「ブナを元気にする恩送り」に参加してくれた、みなかみ山岳ガイドのMさんとKさん、日光森林管理署署長が下山後に「みちくさ」に立ち寄ってくれました。橋倉さんが甘酒を作り振る舞いました。

森びとプロジェクト10周年のDVDを見ながら、清水さんが足尾で活動をすることになった経緯などを説明しました。私たちが群馬の「赤谷の森」訪ねた時にヒルに悩まされて事を話すと、署長は「蛭は何の役にも立たないし食べられないし、血を吸うだけだ」 すると、橋倉さんから「最近は足尾にも蛭が多くなってきた。鹿が持ってきたのかも?」と言っていました。また、マダニの話も出て「刺されたら直ぐに病院に行った方がいい。」など話が盛り上がりました。Mさんは、明日もまた新潟・只見の山に登るとのこと。タフさに感服しました。

最後に記念写真を撮り解散となりました。Img_0072

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 本日の「みちくさ」担当は、橋倉さん、大野さん、林子さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

2024年11月 2日 (土)

終日冷たい秋雨の「みちくさ」

Dsc00391   昨晩からの雨が、終日降り注いでいる足尾・松木です。「みちくさ」への訪問者を迎えるために橋倉さんが、泥で汚れた「みちくさ」の木の床をモップで綺麗にして掃除をしてくれました。また、薪ストーブに火を入れて「みちくさ」室内は、寒さ知らずでした。訪問者を迎える準備を終えましたが、「みちくさ」の前を通る人は、いませんでした。本日の出会いは、ニオホンジカが4匹、アナグマが1匹でした。

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 今日は、明日の「孤高のブナ保護」の準備の為に、小田原市より大津茂美さんが駆けつけてくれました。乾燥した黒土が入ったビニール袋と草の種が入った袋を厚手のビニール袋を60袋準備してくれました。この作業をしている時に「種の入った袋を荷揚げするので無くて、ブナよ元気になって欲しいという気持ちを運ぶ」事だと思いました。参加してくれる皆さんに感謝です。その気持ちと共に他の資材を筆者の車に積込ました。Dsc00392  シラカバの黄色い葉だけが、目に入ります。紅葉が、少しずつ近づいているような景色です。

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Dsc00397  明日は、天候も回復して「中倉山のブナ保護」をすることが出来ます。地球温暖化と天候の劇的変化に耐えている「孤高のブナ」とその子供の「希望のブナ」の成長を願い、帰路に着きました。

Dsc00395 本日の作業者は、大津茂美さんでした。

 舎人は、橋倉さんと筆者でした。(報告者:済賀 正文)

 

2024年10月27日 (日)

足尾・松木郷の紅葉は色づき始め

 10月27日(日)、9時「みちくさ」の寒暖計は13℃でした。天候は曇り、少し肌寒く感じます。

 足尾へ向かって車を走らせていると、いろは坂・中禅寺方面へ行く車が多く、奥日光は紅葉真っ盛りのように感じました。足尾に着くと、銅親水公園の駐車場は満杯で道路まで溢れていました。中倉山の尾根付近は紅葉が始まったと聞きました。「松木郷」はシラカンバの黄色だけが目立ちますが、私たちが植えた臼沢などは、まだまだこれからのようです。

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柿(渋柿ですが)は、たわわに実っています。カラタチの実も緑から黄色に色づきました。
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「民集の杜・東」のモミジは上のほうは赤くなってきましたが、今年の色は鮮やかさが足りないように感じました。やはり暖かい日が続いていることが影響しているのでしょうか。Img_0088 今日は昨日やり残した「みちくさ」を豪雨から守る側溝工事の続きを行います。一つは、東側の側溝の最先端が「みちくさの庭」側にむき出しの状態になっており、このままだと土砂が流される恐れがあるため、先端に「浸透桝」を設置して流れを緩めようというものです。早速、穴掘りをはじめましたが想定した以上に石ころもなく柔らかい土で、楽に桝が収まる穴が出来ました。砂利を敷き、重いコンクリート製の桝を納め、揺れ具合をみて、3回ほど出したり入れたりしながら固定し、安定したので蓋をしました。Img_0047

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Img_0066 11時には「桝」の設置が終わったので、早めに昼食を取りました。

 昼食後は、昨日排水溝を設置した「みちくさ」の北側の溝を掘った残土の処理をします。側溝の両側の隙間に土を入れ、余った土は東側の窪んで水たまりになる部分に撒き、それでも余った土は杭を打った所に撒きました。最後に土を均し、側溝をに入った土を箒で履いて綺麗にしました。Img_0068

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 今日は、「みちくさ」の訪問者はいませんでした。工事をしている二人の声、「ピューロー」と叫ぶ雄鹿が雌を呼ぶ鳴声だけが聴こえるのどかな「松木郷」でした。

今日の「みちくさ」担当は、橋倉さんと筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

2024年10月26日 (土)

豪雨から「みちくさ」を守りたい!こころの絆を深めた一日

 今日(10月26日)の足尾・松木郷の天気は一日中どんよりとした曇り空でした。「みちくさ」を豪雨から守りたいとの橋倉さんからの緊急の呼びかけに快く応えてくれた本間さんと深津さんが来てくれました。

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 9時の気温は14.7℃。コーヒーで体を温めながら朝のミーティング。橋倉さんからは、「緊急な要請に応えてくれてありがとう」と感謝があり、豪雨の状況が報告されました。8月末、台風10号の影響で足尾にも大雨が降り、西側の沢から道路を伝って「みちくさ」に濁流が流れ込み、これからもこのようなことがあれば簡易ハウスが流されてしまう危機を感じた。松木渓谷を訪れる皆さんに親しまれ、森の案内に大切な「みちくさ(遊働楽舎)」を豪雨から守るために排水溝を設置する工事を集中して行うことにしました、と話されました。その後は、工事の概要と手順の打ち合わせを行い、直ちに作業に入りました。

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 「みちくさ」の東側はU字溝の設置を終えていましたので、参考にして北側の設置工事を行う事にしました。まずは、設置する所をスコップやツルハシでU字溝の寸法より少し大きめに側溝を真直ぐに掘りました。その後、水が流れるように傾斜を取り、砂利を入れて一個30㎏もあるU字溝を設置していきました。午前中は、6個のU字溝を設置しました。そして、「みちくさ」入り口の軒下の所に、洪水で水が流れてきても溜まらず排水溝に流れるように平たい石を敷き詰めました。

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 昼食をとり、午後も継続して作業を行いました。用意したU字溝をすべて設置し、動かないように側溝の両側に砂利を詰めました。途中で出来栄えを確認しながら作業を行いました。軒下の石の敷詰めも終わったので、試験的にバケツに水を汲んで流してみました。水が流れるのを見て「完璧!」と嬉しさが込み上げてきました。

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 側溝を掘った土砂を均す作業が残っていましたが明日にまわし、本日の作業を終了。U字溝設置工事の振り返りと日常の生活などについて、それぞれから出し合い交流を深めました。お互いに「パワーが凄い」「素人とは違う」などたたえ合う場面もあり「森びとの活動に参加して良かった」など、心の絆を深める一日になりました。

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 本日は、松木渓谷方面に3名の方が入っていきましたが、「みちくさ」の訪問者はおりませんでした。豪雨対策作業は本間さん、深津さん。舎人は橋倉、大野(筆者)でした。

 (報告 大野昭彦)

2024年10月20日 (日)

秋空に誘われて、多くの出会いがあった「みちくさ」!!

  10月20日の足尾・松木沢は、快晴だが14時になっても17℃の気温で肌寒い一日でした。中倉山の「孤高のブナ」と「希望のブナ」に会いに行く皆さんが大勢見え、ダムゲートの駐車場から車があふれていました。

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 「みちくさ」に到着すると、来訪者と思われる方が小屋の近くで写真撮影をしていました。東京・杉並から来られたその男性は以前、対岸の山腹で熊を撮影したのでその再来を期待して来られたそうです。有害ガスを無毒化する機械を作っているそうで、足尾については強く関心を持っていました。

Dscn3141  その後は、常陸大宮市の山とカメラが大好きなシニアの男性、続いて日立市から来られた女性ふたりと矢継ぎ早の来訪者です。二組とも茨城県から見えたとあって、同県に住む済賀舎人は「茨城県人会だ!」と大喜びで対応をしていました。

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 山岳写真で様々な展覧会に出展にしている男性はマレーシア人のホームステイ女性を連れてきたロッククライミング大好きな女性に出会って嬉しそうでした。その元気さに圧倒された筆者。

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 松木沢の紅葉時期はもう少し先になりそうです。臼沢の木々も「みちくさ」脇のモミジもまだ緑色のままです。

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 午後からも人の流れが続きました。以前寄って頂いた足尾ジャンダルムをこよなく愛するグループの皆さんが、時間がないと今日は立ち話だけで去っていきました。

Dscn3168  次の来訪者は、栃木県・さくら市から見えた親子です。小学生のお子さんは、学校でドングリから苗木を作り植樹をした経験があり、森びとの取り組みを真剣に聞いてくれました。

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 最後の来訪者は、16時少し前に見えた足尾ジャンダルム帰りの4人のグループです。「今日も閉まっているかと思ったら開いていた!」と喜びながら見えました。みどり市の大木さんから寄贈された岩登りのアルバムを見て、大喜びでカメラに収めていました、森びとの取り組みにも興味を持っていただき、「孤高のブナ」保護活動への参加要請を行いました。

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Dscn3176  「みちくさ」舎人の私たちは、地球温暖化による大雨対策で建屋周りの排水溝の工事をおこなっています。その重要な部分の作業を写真・済賀さんが行なっていました。この後は、26日、27日の両日で完成を目指します。

Dscn3172 今日の舎人は、済賀と筆者でした。(報告者は橋倉喜一)

 

2024年10月19日 (土)

秋なんですよねぇ

10月後半と言えば子供のころは秋からいよいよ冬を感じるような季節感でしたが、標高が700メートルに近いここ足尾も、まだまだ秋の深まりには程遠い感じがします。朝9時半の気温は23度。むしろ陽が射すと暑いぐらいでした。

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植樹地である臼沢をみてもまだ緑が青々としていて、広場に植えた柿だけが秋を少し伝えてくれています。

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みちくさの準備で、水源のチェックに行く間は濃い獣の匂いが時折流れてきました。ハンターでもある済賀さんから、風上にもしクマがいたら匂いに気づかないから注意したほうが良いというアドバイスをもらいます。ついせんだても、夜ではあるけれど民集の杜の植樹地にクマの親子が現れたらしいとのこと。

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ちょっと出会いを期待したものの、残念ながらクマどころかここ良くでてくるアナグマも、やたらといるシカもサルもキジも(そして訪問者も!)この日は全く姿を見せてくれませんでした。

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今日は午前中はなかなかの天気でしたが、お昼当たりから暗くなりちらほらと小雨が舞う天気となりました。天気の良い午前中はどなたも訪れず、森びとの20周年の企画について話し合う時間となりました。そこででた、みちくさに来た人たちに松木の杜の恵みを分かち合おうという提案があり、みちくさの庭に生えているドクダミとペパーミントを採集しました。しばらく干してお茶にでもしようという魂胆です。

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お昼過ぎに3名ほどのロッククライマーの方が通りすぎましたが、残念ながら雨が降りそうということで急いで通り過ぎていきました。もう1名の方も、歩いて松木村の墓石群のところに行ったとのことでお誘いしたのですがまた今度!と通り過ぎていきました。

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本日もまた静かな森の一日でした。(舎人 田城、小黒)

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