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2016年8月

2016年8月27日 (土)

静かな雨の一日

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   迷走する台風10号が徐々に勢力を増して日本列島日近づいてきた影響で、今日の松木沢は朝から大粒の雨・・・。向かいの中倉山から流れ出す沢の水量も時間とともに増してくるのが分かるほどの雨。みちくさの天井からも雨漏りが・・・。

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 というわけで、今日の訪問者はみちくさ西側の木立の中に現れた若い雌鹿と・・・

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 ツマグロヒョウモンのオス1羽・・・。

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 たまに聞こえるシカの鳴き声と、秋の訪れを告げる蟲の声の中、いちにちのんびり過ごさせていただきました。

(舎人:小川、小柴 今日の放射能線量は0.140μSv/v)

2016年8月14日 (日)

下界の暑さを忘れる足尾・松木渓谷の旧盆

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 静かな旧盆の中日、朝の気温は24.5℃。中倉山の頂上はガスに覆われていました。午前中は沢風もなく、松木川の水の流れる音、ホオジロの囀りだけが聴こえていました。

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 ススキの穂も色づき、月見草の黄色の花びらがしっとりしていました。地ではバッタがあまりの静けさに驚いたか、身動きしません。鹿たちものんびりと対岸で草を食べていました。

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 沢風が暖かい風を吹き上げてきた11時過ぎ、茨城県から来た宮田さんが寄ってくれました。彼は、先日、中倉山に登り、稜線から松木川を見下ろし時、製錬工場閉鎖から30数年経っているのにあまりにも荒廃している地があるとは、と感じて訪れたと言っていました。立ち話をした後、松木渓谷へ向って歩いていきました。

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 午後二時半頃、「6号ダムまで行ってきました」と宮田さんが寄ってくれました。彼は、「初めての松木沢は素晴らしかったです。緑豊かな森になっていくことを願っています」、とノートに書き、寄付をしてくれました。再開の話をしながら、帰路につきました。

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 同時間、新宿区から来たという男女。背には犬を三匹背負い、「みちくさ」で一休み。冷たい水を飲み終わると、「足尾キャニオンを見てきます」、と松木渓谷へ向って行きました。帰り際に寄付をしていただきました。

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 とても静かで、心地よい涼しい沢風、そして秋の恵みが待ち遠しいひと時でした。 (舎人:高橋佳夫、手伝い:高橋よし子。今日の放射能線量は0.15μSv/vでした)

 

2016年8月13日 (土)

虫たちや先祖達も、暑い夏に少しバテ気味?

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今朝の足尾は、晴れて、空気がピーンと張り詰めていて静寂に包まれていました。

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今日は、お盆の入りなのでみちくさをオープンする前に、旧松木村のご先祖様のお墓にお花を添えて手を合わせてきました。  お墓参りから戻ってから遊動学舎「みちくさ」をオープンしました。オープンすると、宇都宮市在住の滝沢さん親子と小柴さんが、遊びにきてくれました。

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午前中に、気温が30℃になってとても蒸し暑くて、虫たちも暑いのか、石のうえや、草むらの涼しいところや、トンボたちは、棒などのうえで止まって涼んでいました。

Dsc_0039お昼過ぎに、桐生市から関根さんが、友人と二人でよってくれました。朝早くから釣りをしていたが水の中も暑いのか、魚の食いつきがあまりよくないと行っていました。

Dsc_0051午後から、苗たちにたっぷりとお水をやってから帰路につきました。

(本日の放射線量 0.159usv/h    天気晴れのち曇り 舎人:加賀・武田)

2016年8月11日 (木)

爽やかな風が吹き抜けた「山の日」

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Imgp1028  今日は、いつもより少し早く”みちくさ“に到着しました。中倉山山頂付近は、霧がかかっていましたが徐々に日射しが差し込んできました。

「山の日(国民の祝日)」となりハイカーの訪れを期待しましたが、お盆の帰省と重なってしまったのか来訪者はいませんでした。

Imgp1031  午前中は、“みちくさ”の周辺の草刈りなどをしながら過ごしました。ビオトープの周辺は昆虫たちの運動会のように沢山飛び回っていました。シオカラトンボは羽を休めて気持ちよさそうでした。

Imgp1035 久しぶりの舎人(みちくさに立ち寄った方と情報交換などします)作業を普段できない草刈鎌を研いで、草刈りの準備を行ってくれました。(鎌田舎人)

(本日の線量 0.143μ㏜/h 舎人:鎌田・仁平)

2016年8月 8日 (月)

“みちくさ”でゆっくりのんびり、心地よい風で季節の変化を感じませんか。

本日は8月7日(日)、天候は快晴です。

8時45分に遊働楽舎“みちくさ”をオープンしました。入口に掛けられている温度計はすでに31℃、日中には34℃に上がり暑い一日になりました。ビオトープでは30㎝程の小さなヤマカガシが「水遊び」をしていました。 

 

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みちくさ、社務室の外板塗装が風雨や日光によって薄くなってきたので、防腐剤を塗りました。

一日では塗り終わりませんでしたが、塗り終えたところは輝きを取り戻しました。

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 お盆(旧盆)を前に高橋副理事長と仁平スタッフが旧松木村の祠と墓石周りの草刈りをしてくれました。松木村に暮らした人々(ご先祖様)が帰る場所をきれいにし、少しずつですが緑のよみがえる「ふるさと」で安らいでもらえればと思います。

 

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 本日最初の訪問者は、森びとの小黒事務局次長が案内してくれた山ガール3人組です。5月の植樹にも参加してくれた方々で、本日は松木渓谷の散策と臼沢の森の観察にやってきました。書棚の足尾銅山の写真集や田中正造物語に関心を示し、足尾の歴史や植樹活動について会話が弾みました。「森ともノート」にもメッセージを書いてくれました。

「みちくさはゆっくりのんびりできて気持ち良いです。少しずつ木が増えてきているのも嬉しいですね。これからも植樹の時など遊びに来ます。(久美さん)」

「おいしいコーヒーごちそうさまです。風がふいてとても居心地がよいです。これから松木渓谷にいきます。また植樹に来ますのでよろしくお願いします。(彩さん)」

「8年前に来た松木と違い、緑がたくさん見えておどろきました。あの黒い山がこんなに緑にかわるのかと、人間の可能性を感じました。ここの場所も静かでいいですね。また来ます。(紀さん)」

 木々の生長の確認と育樹・育苗活動にもご参加ください。

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次に立ち寄ってくれたのは、埼玉県から初めて松木渓谷を訪れたという釣り人の男性です。定年後趣味を大切にし、時間をつくり釣りに出かけているとのこと。松木川はキャッチ&リリースですが、自作のフライでイワナを釣り上げた話を聞かせてくれました。「一匹でも釣れたら最高にうれしい」と釣りの楽しさを教えてくれました。

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木々が増え、森の生長によって作られたミネラルが川に流れだし、川の生き物たちの命も育んでいることを釣り人の皆さんが教えてくれます。またのお越しをおまちしております。

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気温の高い1日でしたが、松木川上流から吹く風が涼しさを運んでくれました。西側のヤシャブシの森には鹿たちが夕涼みに姿を現しました。アキアカネやシオカラトンボが空を舞い、里に下りる時期を確認しているようです。ぜひ、季節の変化を感じにお越しください。

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(舎人:岡安、清水  本日の放射線量 0.152μsv/h)

2016年8月 6日 (土)

虫たちに気付かされた秋の気配!

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 日本のあちらこちらから猛暑日の便りが届けられています。本日、9時20分、「みちくさ」の気温は26℃。標高800mとはいえ、ここ松木沢も昼には気温31℃に上がりました。

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 まさに茹だるよう陽気のなかで空を見上げ、「みちくさ」の廻りを飛び回るトンボの数に驚きました。キタアカネをはじめ、オオシオカラ、シオカラが自分の縄張りを元気に主張しあっています。

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 そして地面を見れば、カナヘビの親子が「みちくさ」周辺を興味深そうに這い回っていました。

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 今日の訪問者は、栃木連合の観察会に出席した男性が立ち寄ってくれました。その後、ホンダ技術研究所の男性が寄り、2006年から始めている植林の話を伺うことができました。

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 今日の青空は、天高く見えましたのでいよいよ秋が近そうでした。遠くで囀る蝉の声も夏の終わりを感じました。今月下旬には秋の味覚として素麺かぼちゃ(上の写真)もが食べられそうです。

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 明日は立秋、暦の上では秋になります。そんな気持ちで虫たちの鳴き声を聴いていると、「人間の皆さん、季節の移り変わりが騒がしくなっているね」、と言っているようでした。世の中の流れもそうですが、いずれも騒がしい原因をつくっているのは人間です。「森に生かされていることに感謝しなければならない」と思いました。(舎人:松村宗雄、福田哲男、本日の放射線量は0.133μSv/hでした)

 

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