遊働楽舎裏のビオトープの周りに“霧氷”の風景。朝9時の気温は9度でしたが、ホースから吹き出ていた水が“霧氷”をつくりだしていました。これから足尾は冬本番を迎えます。
昨日と違い今日の松木沢渓谷は、穏やかな一日でした。最初にお訪れてくれた森ともは、練馬から車で来た森さんでした。初めての足尾松木渓谷に興味深々。話のなかで前に来たとき、古河足尾事業所の中に無断で入り、「赤い水が見えるダムはどこですか」と尋ねたら、丁寧に断れてしまったと伺いましたので、一般の方は入れないことを話しました。納得されましたが「もっと一般に公開してほしい」と言っておりました。
次に訪れてくれたのは、藤沢市の畠堀さん(福島再生の会:山地放射線測量班)と川崎市の女性のお二人でした。やはり松木渓谷は初めてで、カラミに関心と人がいないことに“ビックリ”していました。
森ともが来舎しない合間にビニールハウスの苗木に散水をしました。
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今日の遊働楽舎「みちくさ」は肌寒い一日で、松木沢奥の皇海山は終日吹雪模様、時折風花が舞いました。
散策のハイカーは3人で、結城市からの2人の男性が立ち寄ってくれました。2人は「松木沢に初めて入ることが出来て良かった。あの黒い物はなんですか」とカラミ(銅の精錬過程で出るカス)に興味をもたれていました。また、「教科書でしか知りえることができませんでしたが、入山して現実を知ることができました。また来ます」次の予定がありますと下山して行きました。
森ともの2人が立ち寄ってくれたのを、歓迎するかのように親キツネが姿を見せ、シャッターチャンスを与えてくれました。
森ともの来舎を待つ間、1年が過ぎるのが早いこと。森づくりを始めて10年が過ぎての想いや苦労した事を振り返りました。小井土さんから先月友人を誘い、小型へりで臼沢の森、新松木の杜、民衆の杜とカラミ置き場を上空から撮影したことを伺い、早くその映像を見たいと思いました。
また、小井土さんが会社務めの時、全国を飛び回って学んだ一つに「船酔い防止には目薬を乗船する前に差すと酔わない。酔ってしまった人に目薬を差してあげると回復が良い」と教えて頂きました。皆さんも是非参考にしてみて下さい?
本日の線量:0,198μSv/h 舎人(小井土・松井)
足尾・松木沢の朝、吐く息が湯気のように白くなりました。みちくさの気温は10度でした。空は灰色で天気は曇りでした。10時頃からは秋雨が降ってきました。
7時のNHKTVニュースでは、北海道漁港の異変が報道されていました。例年であればこのシーズンに水揚げされるのは鮭ですが、それに変わってブリが水揚げされていると言うことです。地元ではあまりブリを食しないのでその食べ方や北海道ブリの価値を高める報道でした。海水温の上昇をどうするのか、という本質的な報道がされていなかったので、ニュースを見ていたスタッフ達は「これでは受信料を払っている意味ない」と、このニュースにがっかりしました。
日中、静かな旧松木村跡地ではスタッフたちの森作業。静かな松木沢には草刈りのエンジン音、そして南相馬市の鎮魂復興市民植樹用の苗作りをしているスタッフの笑い声が「みちくさ」まで届いてきました。
冷えてきましたのでストーブに火をつけて、訪問者を待つことにしました。
さすがに松木沢を訪れる方の姿はありませんでした。中倉山や社山方面の森は静かに、ゆっくりと眠りにつく雰囲気でした。
松木の杜のクヌギやシラカンバ、ナツツバキなどの木々を見ていると、寒い冬を迎える支度をしているようでした。
松木沢の森に向かって新井満さんのCD「ふるさの山に向かいて」(石川啄木の詩)を聴いていると、「ふるさとの山は、ああ、有難きかなあ~」と、心が洗われました。(舎人:高橋・本日の放射能線量は0.187μSv/hでした。)
そんな天気もあって、南斜面の臼沢の紅葉がとても映えました。
カエデ系は紅がとてもきれいでした。。
ナラ系は黄色です。
そんな中、みちくさに訪れたのは、
動物の写真を撮るのが趣味で、ここ足尾には何回もこれれていて、
今日、
それにしてもりっぱなカメラを持たれてます。
いつかみちくさで写真展をひらくといいなというような話をしまし
そのあと訪れたのは高根沢からこられたご家族の方です。
ご両親が若くて息子さんが背が高くりっぱな青年でしたので、
今日は、松木渓谷の方までハイキングをされたそうです。
ぜひ、またきてください。
談話中にきつねが挨拶にきました。
最後に、
われらが森びとの案内人の矢ケ崎さんもJICAのメンバーと一緒
再会を喜ぶのと、臼沢の森をみていただきました。
(舎人:小黒伸也、宮原哲也 )
すっかりと秋も深まり臼沢は紅葉後半戦。気づくともう霜月。なんだか終盤に近づくにつれて時間の過ぎるのが早まっている気がします。月をまたぐともう年末なんですもんねぇ。
昨日はストーブを焚かないと寒いほどの気温だったようですが、今日は寒さ暑さを感じさせない過ごしやすい気候でした。朝には青空が見えていて、ところどころの鮮やかな紅葉がとても綺麗に映えていました。
そして本日は、なんと通常二人体制の舎人(みちくさ管理人)が三人体制。三人居ると一人ぐらいサボってもいいや、と思うひとがいたとかいないとか・・・(どうもスミマセン--;)。
午前中には9名のグループに訪問して頂きました。東京は府中、東芝のみなさん。富士山のぼるぞー、というのが始まりで集まったメンバーだそうで、とても和気藹々としたステキな皆さんでした。職場の仲間でこうした散策ができるって羨ましいですティー。
奥多摩の御岳で植樹をされたこともあると伺ったので、調べてみたところ、会社で150万本の森づくりという活動を展開しているとのことでした。素晴しいですね!いつか足尾の植樹にもご参加いただければと思います(上司のMさんもぜひ!!)。
東芝の皆さんを見送った後、敬愛大学の中村先生をはじめとする5名の先生方が、足尾のフィールド調査をされている途中で立ち寄ってくださいました。砂防などを調査したり、ネパールに水の調査をしに行ったりと、さまざまな分野で活躍されているみなさんです。いろいろとアイデアを頂いたりして楽しい時間を過ごさせて頂きました。
また、「松木渓谷の自然に触れることができ感動しています。植樹等草の根的な活動の重要性を改めて感じます。昔のような山に戻ってくれることを心より願っています」などと暖かいメッセージも”森ともの声”に記載いただきました。
反省点としては旧松木村や足尾についても熱心にお尋ねいただいたのですが、きちんと答えらなかったこと・・・。もう少し勉強しておきます!
その後は、渓谷散策をされているご夫婦や登山口を確認しに来たという鹿沼の方、バスの時間があって・・・次は寄ります!と言ってくださった沢登りから戻られた方々などと立ち話を。
今日は雄鹿をみたという方が多かったですね。この時期は交尾期のようで、オスがみられる集団はこの時期の風物詩のようです。
午後にはサルのおおきな集団が川上から臼沢の東のほうへ騒ぎながら移動していきました。今日はどういうわけかかなり賑やかでした。なんとなく警戒音のような、そして時折あらそったり威嚇したりするような声も。苗木や木々にいたずらしなければ可愛いんですけどね。(舎人:橋倉、金子、小黒 本日の線量:0.192μSv)
3連休の初日、日光の紅葉が見ごろを迎えています。例年より少し早いでしょうか。今日の朝のJR日光線は世界各地から紅葉を見ようとする観光客の方が多く見受けられました。しかし残念ながら、日光そして足尾は雨が降る肌寒い1日でした。
足尾の9時すぎの気温は12℃です。風はありませんが、気温以上にみちくさは薪ストーブを焚いていないと寒かったです。
12時ごろ、ヘリポートに1台の大型バスが到着し、みちくさの前を通り過ぎて行きました。すると、群馬県館林市からNPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館の方(事務局の方)が来舎されました。お話を伺うと、今日はNPO法人足尾鉱毒事件田中正造記念館で主催した足尾方面へのフィールドワークとして、41名の方が参加をしているそうです。まずNPO法人足尾に緑を育てる会さんで体験植樹をし、旧松木村の墓を訪れ、このあとは深沢社宅跡地・発電所水系跡地や沢入ダムなどを訪問する予定のコースです。「インターネットで山を訪れる人が来る場所ということを見ていました」、「植える木は自分たちで育てていて、今日もバスに乗せて持ってきました」と言われていましたが、このどんぐりは渡良瀬遊水地のある谷中村から拾ってきたものを育てたものということでした。墓を訪れた帰りに数名の方がトイレに寄って下さいました。その中のお1人の女性が、私たち森びとの進めている森の防潮堤づくりについての活動をご存知でしたので、驚きました。
午後は、鎌田さんと小川さんが松木の杜で草刈りをされました。小川さんからは「植樹をした中で成長の遅いカエデなどが草の中から出ていたのを見て感動した」との報告がありました。
日光中禅寺湖・いろは坂に紅葉を見に行く家族連れの車で、道路は渋滞になっていました。足尾の朝は、寒くてストーブの恋しい季節になってきました。今日の足尾の空は、雲がひとつもなく、まるで青の絵具を空にまいたのようで、それが木々の紅葉ととてもマッチングしていて心が癒される気がします。午前中は、3組の方が松木沢渓谷の方に散策にいかれました。 お昼ころにキツネの兄弟がみちくさに挨拶に来ました。
午後から神奈川からきた高橋さんが、松木沢からの帰り道に寄ってくれてました。朝早くに神奈川の自宅を出発して、駅でレンタサイクルを借りて来たと言っていました。松木渓谷はとても素晴らしい風景と感想を述べてくれました。
次に大学生の二人が訪れてくれました。ネットや友人の話を聞いて、松木渓谷を散策しに来てくれました。下流の豊かな緑から、一変して荒涼とした上流の風景が広がり大変驚いた。緑豊かな山に戻ることを願っていると言っていました。 また来てみたいと言って帰って行きました。
宇都宮から来た橋場さんは、30年前に、修学旅行で足尾に来たときは、緑もなく荒涼とした
風景が広がっていたが、少しずつでも、緑が増えていることを実感できたと言っていました。
「足尾まるごと井戸端会議」の山田さん一行がみちくさを訪れてくれました。大妻女子大学と法政大学の学生19名が来てくれてみちくさはとても賑やかになりました。展示してあるものにとても興味深々に見ていました。山田会長からの足尾の歴史を真剣に聞いていました。みなさんの笑顔がとてもすばらしかったした。
最後に訪問してくれた方は、千葉からきたご夫婦でした。中倉山の写真などをみてとても感動していました。
多くの森ともみなさんまたみちくさに遊びに来てください。 お待ちしています。
( 舎人 橋倉・武田 天気晴天 放射線量 0、186μsv/h)
本日は絶好の行楽日和でした。朝の日差しがその雰囲気を醸し出していました。私たちの予想通り、多くの方々が最高の秋晴れの下で松木渓谷を楽しんでいました。
草紅葉を探し求めていると、小さな苗木のモミジの中には巣の跡がありました。ぶらぶらしていると早速、最初の方が訪れました。
10時30分ごろ、「ジャンダルムを見てきた~」と言って立ち寄ってくれました。昨日から、足尾に来ていたそうで〝みちくさ“に展示してあったオリジナルTシャツをみて、購入してくれました。ありがとうございました。
11時30分頃になると、“みちくさ”の回りが騒がしくなりました。全員が栃木弁で大きな声を掛け合いながら、カメラを片手に写真を撮っていました。聞くところによる栃木県シルバー大学の写真クラブの皆さんで、今日は松木渓谷の撮影会だそうです。皆さんは、最高の秋晴れに映える中倉山、グランドキャニオンそして滝の流れなどを被写体にして、シャッターを押していました。みちくさが帰りの集合場所になっていましたので、全員集合した時に、全員で記念写真を撮りました。元気なシルバー大学の皆さん、いつまでもお元気で。
その他、みちくさには寄ってくれませんでしたが、立ち話などで松木沢渓谷の素晴らしさを語り合うことができました。私たちも最高の秋晴れと出会えた森ともの皆さんに感謝しました。(舎人・金子、仁平、本日の放射能線量は0.211μSv/hでした)
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