2017年7月 9日 (日)

16年振りのアタック、松木渓谷の激変に驚き!

 北九州を中心にした数十年に一度の豪雨、被害にあわれた皆さんに心からお見舞い申し上げます。これも地球温暖化の影響であることは間違いありません。「待ったなし!」の取り組みをして行かなければなりません。そんなことを考えてオープンした昨日の「みちくさ」。

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 松木渓谷入口の気温はウナギ登り、寒暖計は昼前に30度を超えました。小屋周辺では、ネジバナがピンク色の可憐な花を付け、“みちくさ農園”ではバイカイカリソウが白い花びらを輝かせています。

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 この暑さでは来舎してくれる人はゼロかと思っていたら、大きなリュックを背負ったお二人が寄ってくれました。前日に松木渓谷に入り、一泊してニゴリ沢まで行ってきたそうです。16年振りに訪れた松木渓谷は、「緑が多くなり、あの頃と比べると激変している」と、驚いていました。

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 話を伺うと、「足利水土里探偵団」というNPОの役員をされている方でした。後でホームパージを検索すると、微生物を活用して、生ゴミやヘドロなどを有機肥料に変え作物作りに活かすという循環を創り出す活動・啓蒙を行なっているそうです。森びとと共通する個人や団体の話にもなり「繋がっていますねー!」と笑顔のひと時でした。

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 次の来訪者は宇都宮の大澤さん。大澤さんは海の傍で育たちましたが、山が大好きになり、月に1度は松木沢を訪れていました。鹿やキツネ、熊の写真を撮っているそうです。みちくさ日記にも2~3度登場されたとのことで、本日は後ろ姿でパチリ。

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 それにしても海水温度の上昇が大雨を降らす気象は近年に世界の人々の暮らしを脅かしていることに、本気になって向き合っていかなければならないことが頭から離れません。一本でも多くの木を植えて、森を元気にしていきたいと話し合った一日でした。本日の線量は、0.131μSv/hでした。(舎人:松村宗雄・橋倉喜一)

2017年7月 3日 (月)

小さな生きものたちの鼓動が聴こえそうな松木渓谷入口

 昨日の足尾・松木渓谷入り口の天気は、午前中は雨が降ったり止んだり、午後はカンカン照りの暑さでした。気温は午後2時31℃に上がりました。

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 訪問者は、大間々から釣りに来たカップルでした。二人は以前、台風が去った後に尺イワナを釣ったことが忘れられず、その後も松木川に通っているとのことでした。自作の毛バリで、釣果はイワナ6匹でした。以前にイワナの写真をブログに載せてもらった、と言っていました。

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 その後は訪問者が来ないようでしたので、周りを散策しました。下の苗床に生きる栗の木が花を沢山つけており、「栗ご飯が楽しみ、いや甘栗かな」等と、食わぬタヌキの何とやら・・・の会話が出たひと時でした。

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 小さなビオトープを覗くと、羽のない水中トンボ(ヤゴ)を発見。近くに抜け殻が2個あり、この水中トンボも間もなく空中トンボ?に変身するのかとか、濡れた石の上にいた1㌢位の黒っぽい小さなカエルに逃げられてしまってシャッターチャンスを逃すなど、とりとめのないひと時に気分が和らぎました。

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 そんな中で、あまりにも生きものたちの循環に敏感でない私を発見できた気がしました。珍しそうな蝶だと思っていたらウラギンヒョウモンという、結構どこにでもいる蝶であったり、チガヤが所々で風に揺られていましたが、チガヤの命は短いこと、あるいはウワズミザクラ実が房になって美味しそうでしたが、これはツキノワグマの大好物であるなど、このようなちょっとした循環に人間がかかわっていることを改めて考えさせられました。

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 午後はうだるような暑さとなり、足尾松木沢からも地球の悲鳴が聞こえているようでした。本日の放射線線量は、0.161μSv/hでした。(舎人:金子秀一、加賀春吾)

2017年7月 1日 (土)

「梅雨」の雨音などを五感で感じてみました

入梅になりましたが「入梅」らしい日が少ない今年ですが、7月に入った今日は雨が降っていました。大雨で被害が心配な九州、中国地方には申し訳ありませんが、今日の雨が本格的な梅雨の幕開けになってほしいと思いました。

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 雨好きな人は稀有で、当然、みちくさに訪れる人はなく屋根に降り続く雨音を聞くばかりの一日でした。静かに雨音を聴いていると、雨音の強弱なり、風が吹き付ける窓辺の音などは雨の日にしか味わうことができないと感じました。

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 最年長の鎌田スタッフはこの雨降りの中で、新松木の草刈りをやっていましたが、雨が止む気配がないので早めに止めていただきました。

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 最近松木沢周辺では熊が出没しています。道の真ん中の大きな石が剥され、新松木の杜で内でも熊が剥した石が目立っていたと鎌田さんが言っていました。足尾・松木渓谷を散策する皆さん、熊に注意して下さい。

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 朝から帰途につくまで雨は降り続けていましたので、恵みの雨に感謝しながら帰途につきました。本日の線量は、0.126μSv/hでした。(舎人:岡安幸治、岡部浩之)

2017年6月25日 (日)

梅雨空の典型模様の松木沢渓谷!

本格的な梅雨になりました足尾松木沢渓谷で、初めに迎えてくれたのは「蝶のホシミスジ」と「雌鹿」でした。鈍よりとした雲の合間から午前中は時折太陽が顔を見せ日射しもあり、爽やかな風景を醸し出してくれました。

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2025 いつも監視活動をしている方から昨日(6月24日)臼沢の森付近を徘徊している熊の情報(動画写真)を見せて頂きました。豊かな森に熊が出没するのは、嬉しい反面、充分注意と警戒をしなければなりません。先日熊が入ったと思われる「松木の杜」「新松木の森」を空いている時間を活用してチェクしてみました。川添えのシラカバの育ちと栗の木が多くの花を咲かせており、今年は栗の豊作が間違いないようです?猿が集まり美味しく食べる様子が目に浮かびます。

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 本日は天気予報が雨で荒れるとの報道がされていた為か、「遊働楽舎」を訪れる「森とも」はおりませんでした。釣り人が1人釣果はありませんでしたと述べ下山していきました。 

 本日の線量:0176μsv/h      舎人:田岡・松井、

大忙しの嬉しい悲鳴

 今日の松木沢は、今にも降りそうな空模様でしたが、時間の経過とともに青空が広がり、暑い日差しが照りつけました。

Dscn4321_2  本日第1号のお客様は「森びと・生態観察チーム」の7人のメンバーです。今日は「足尾の草木」を調査するために、臼沢の森、松木の杜に出かけて行きました。

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Dscn4311_2  来舎する皆さんを待ちながら「みちくさ」の周囲の草刈りを始めると、クライマー・大木さんが訪ねてきてくれました。沢山の自家製の御新香を持って。(ありがとうございます。)

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 昼食後に見えたのは、「帰りに寄るよ!」と言って松木渓谷に入って行った10人の皆さんです。お話を伺うと「ジオ・フィッシュ」という宝探しを行っている皆さんです。 どうやら、松木渓谷の中に『宝物』の在りかを設定し、それを探し出すのだそうです。

Dscn4330  その後に見えたのが、埼玉県春日部市から来られたお二人です。次回には中倉山に登りたいと言っていました。(いつでも、ご案内しますよ。)

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 閉舎間近に「生態観察チーム」が戻ってきました。今日の感想を聞いていると、東京からゲストで来られた佐々木さんの知識の豊富さに、皆さんは驚いていました。滝沢武琉君の爬虫類・昆虫博士の誕生に次ぐ、博士の誕生ですね。

 また、人を呼び込む松木沢でした。

Dscn4331     (本日の線量・0,117μ㏜、舎人・福田、橋倉)

2017年6月18日 (日)

新緑の香りが身に染みる松木渓谷口

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 久し振りの足尾松木沢は、とても静かな景観のなか迎えてくれました。緑の濃い臼沢下や民集の杜は、涼しい風がとても居心地がよく作業もはかどりました。イベントに使った腐葉土の後片づけは、昨日に続き大変な作業でした。でも今日で後片付けは終わりました。

次の作業は、19日から始まる、ポットの草刈り・草抜き作業です。この作業は根気のいる作業です、でも大事な育苗作業となります。準備の段階で撒水の水回りは大丈夫なのかなど等も気を使います。

P61800326月24日には、第14回八幡平ふるさとの森づくりが開催され、準備のみなさんのご苦労が伺えます。同じ日には、松木沢の草木(第5回観察会)も開催され、新緑のなかでのイベントが次々と開催されます。一緒に、足尾の森を散策しませんか。

(舎人:小井土英一、仁平範義、本日の線量 0.141v/h)

梅雨の晴れ間は足尾まで

すっかり山は夏のおもむきでした。午前中は陽射しが強く、少し動くとうっすら汗がでるほど。次第に雲が多くなって、午後は室内がちょっと薄暗くなるほどの曇り空となりました。太平山には厚い雲がかかっており、今にも泣き出しそう。それでも何とか雨にはならず、全体的には過ごしやすい一日でした。

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午前中は中倉山への行き方を二組の方が訪ねてきました。中倉山への松木川方面からの登り口はなく、仁田元川方面への行き方を説明。そこそこ戻ることになるのですが、どちらも登るつもりだと言って戻って行きました。こちら側から安全に登れる道があると良いんですけどね。

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今日は群大工業会桐生支部のみなさんの育樹活動があり、一生懸命苗床で作業をされていました。

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お昼にだすというチャーシューをソーラークッカーで作っているようでしたが、僕達も以前いただいた装置を使ってお湯を沸かしてみたり。

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(どっちが・・・という心の声は見事に伝わりました)

元気な男の子二人が遊びに来てくれたので記念撮影。

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最近土曜日はお客さんが少ないので、群大の皆さんが帰った後は少し暇となり。。。みちくさの前にカタバミが生えていたので、カタバミ→シュウ酸→10円磨き、ということで、カタバミの葉っぱで10円を磨いてみました。

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(そんなにピカピカにはならないですね)

午後になると立て続けにお客さんが立ち寄ってくださいました。茨城からいらした素敵なご夫婦は、福島への旅行の途中に、お気に入りの鳥を追って足尾に脚を伸ばしたとのこと。遠くに飛ぶそれらしき鳥影を探して、お二人仲良く空を眺めていました。ここは鳥を見る穴場だと言われていますので、ぜひまた探鳥にきてくださいね。

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その後に深谷から来た釣り人が釣果を教えて下さいました。先日下流で釣りをしたけれど、上流がいいという話を聞き再度いらしたそうです。釣り上げたイワナの写真も見せてもらいましたがやっぱり綺麗ですねー。話をしていると今度は宇都宮のしごと仲間だという若い男性四人組。朝5時から堰堤を渡り歩いてこの時間まで釣り続けたそうです。何でもお一人京都へ転勤となり、その前の最後イベントで松木沢にきたのだとか。見事、全員がイワナを釣り上げられたらしいのですが、最後まで釣れなかったのが転勤される方だというのは何ともドラマチックな!京都から遊びに来たときは、また四人一緒に是非いらしてください。

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足利からいらしたハイカー&クライマーの方。今日は小足沢の滝を見に行って帰ってきたそうです。この周辺から群馬にかけてをフィールドとして、主にソロで歩いているとのこと。僕達の植樹祭のときには中倉山に登っていて、上から眺めていたそうです。私が先日登った大平山の話をすると、あの山は”松木山”というのが正しい、と足尾の山をこよなく愛する先達から言われたそう。確かに松木山があっておかしくないかなぁ。

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この方と話をしていたら水戸からもう一方。お二人とも知り合いのようで山話題で盛り上がっています。耳を傾けていると、山歩きの超ベテランのようで、きょうは朝3時から歩きだして三俣山を巡ってきたのだとか。10時間以上を歩いてきたのに涼しい顔。それに話の内容がとても濃密です。ふと気づいたのが話もだいぶたってから。数年前にここでお会いした瀑滝さん!!!。気づくのに時間がかかってしまい大変失礼しました。足尾の山を知り尽くし、自在に歩いている方が何名かいらっしゃいますが、この方もそのうちのお一人。いま思うともっと色々お伺いしたかったのですが(あぁもったいないことを・・・)、お二人とも次もまたぜひお立ち寄りください!!(舎人 金子秀一、小黒伸也 本日の線量0.140μSv)

☆みちくさ近辺情報☆
大平山から下山してきたときに見つけたミズナラの大木。探せばもっと大きな木があるかも。みちくさからだと結構急なのですが、行けないことはなさそうです。対面には中倉山のブナが見えました。

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2017年6月11日 (日)

みちくさは足尾のネットワークハブに

朝とても気持ちのいい快晴の天気で、日差しは強いものの、風がふき、木陰に入るととても気持ちいい初夏の陽気でした。臼沢の東のニセアカシアの花が満開でした。みちくさのそばのヤシャブシの森では、ひぐらしが鳴き始めました。 

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最初の来訪者は、昨晩、松木渓谷でキャンプを張り、宿泊した4人組の方です。帰りがけによっていただきました。リーダーの方は地元の方で、松木の方はよくこられているとのことでしたが、みちくさは初めて来られたとのことです。漁業組合の方で、地元の話をいろいろとしていただきました。

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次の来訪者は、岩手県出身の宇都宮の会社に就職されて、週末になると栃木の山を探索しているという方で、今日は、備前楯山を登山したあと、松木を散策されて、みちくさによってくれました。足尾付近の山に興味をもたれているようで、次はこの辺の山を登山を考えているようです。ちょうどその時きつねがみちくの様子を見にきました。

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次は、栃木県高根沢在住のかりのさんです。週末になるとこの辺を散策されているようです。みちくさは、前にもきたことあるそうです。

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かりのさんと話していると、2人組の清水さんとヒグマ(ニックネーム)さん方がこられ、カモシカを今日5匹もみたとのことで、その写真と動画をみせてもらいました。何度かみちくさには来てもらっていて、よく休みの週末足尾にきてカモシカをみにきているそうですが、今日は、なんと5匹もみられたということで少し興奮ぎみに話されていました。

 

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そのみる場所などのアドバイスは師匠と呼んでいる深谷さんのおかげと話していたところ、帰りがけにその深谷さんが、みちくさの前を車で通られ、清水さんをみて降りて、足尾の熊の話などいろいろとしてもらいました。

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その話は、現場を知る人ならではの話で大変勉強になりました。これからも森びととの交流お願いします。 

最後に、今日は大平山に登ってきたというTaka0129さんがきていただきました。足尾の山々が好きで、今日は、大平山を登られたとのことでした。まだ登ってない山をあげられ、足尾の山を制覇したい思いがとてもよく伝わりました。

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帰りがけ、中倉山の孤高のブナを題材にしたコーヒーがあることをご紹介いただきました。

https://www.tsukiroku-coffee.jp/%E5%AD%A4%E9%AB%98%E3%81%AE%E3%83%96%E3%83%8A-new/

Taka0129さん、いろんな情報をいただきありがとうございました。

今日は、みちくさが足尾のいろんな情報を集められる場となりうることを実感しました。皆さま、今後ともよろしくお願いします。

(舎人:金子秀一、宮原哲也 本日の線量 0.132μsv/h)

2017年6月10日 (土)

森と生きることを知る場、生き物と触れることが出来る場、足尾・松木沢

 本日の足尾の9時の気温は24℃で、心地よい風が吹いていました。ダムゲート近くの駐車場は満車で、孤高のブナを見に行くために中倉山への登山で訪れているのでしょうか?

Usuzawa  みちくさ広場では、先月20日に開催した植樹祭などで出たごみの分別をしてくれました。

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 午前中は、訪問者が来ないため、松村さんはこんにゃく芋を畑に植えました。

20170610_093923 お昼を過ぎると、栃木県さくら市から親子3人が来舎されました。小学校1年生のみさきちゃんは、シカの角を拾って喜んで見せてくれました。お兄ちゃんのかずまくんは昆虫好きだそうです。お父さんはロッククライミング・アイスクライミングをされるそうで、20年前からジャンダルムに来ていて、「その当時から比べると緑が増えてきた」とおっしゃっていました。途中、1時間ほどスコールがあり、雨宿りがてら2時間ほど滞在してくれ、みさきちゃんには独楽をつくってもらいました。

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Koma  雨がやみ、松木沢渓谷へトカゲを探しに向かい、少し経つと、「見て、見て!」とニホントカゲとニホンカナヘビを手に取り、見せてくれました。

Misaki

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Imgp1266  そして、2人目の訪問者は茨城県から来られた女性でした。6号ダムまで行かれたとのこと。「小黒さんはいらっしゃいますか」と言われましたので、訊ねるとインタープリター研修で一緒だったということでした。是非ゆっくりいらしてください。

Imgp1267  松村さんと私は、竹のスピーカー(電気を使用しない・エコ)づくりにチャレンジしました。

Supika  ↓松村スタッフ作

Photo_2  ↓小林作

Kobayashisaku  15時を過ぎたあたりになると、キツネが現れ、1時間ほど戯れたあと、別れを惜しみながら家路に向かいました。

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(舎人:松村宗雄、小林敬  本日の放射線量 0.143μsv/h)

2017年6月 5日 (月)

強風に耐え、その威厳を放つ「孤高のブナ」 人間の英知が問われている

本日は6月4日(日)、天候は快晴ですが、“みちくさ”周辺は冷たい風が吹く1日となりました。

足尾ダムに続く道路脇ではニセアカシアの花が満開です。森の恵みを提供してくれる樹木です。蜂が花粉を採取し私たち人間にハチミツを提供してくれます。

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今日は中倉山の「孤高のブナ」調査も行われました。

去る4月29日「孤高のブナ」を保護するために、根の上にあった登山道を迂回していただくためのロープを張りました。まだ芽吹く前でしたので、その後の生長と松木側斜面の土の流出状況を確認するために、清水さん、岡部さん、福原さんが中倉山を目指しました。

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今回は、尾根コースで登りました。8時に登山開始。黄色い花の咲くエニシダが咲き誇っています。見晴らしが良く、足尾の山々を眺めながらの登山です。森に入るとエゾハルゼミと仁田元沢のカエル、小鳥たちの合唱で迎えてくれました。

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“みちくさ”をベースキャンプに舎人当番の仁平さんと連絡を取り合いながら中倉山を目指し、「孤高のブナ」には10時到着。山頂は松木川側から強風が吹き、ブナの木は激しく枝葉を揺らしていました。観察すると、風を受ける側の葉は水分を飛ばされ茶色に変色しています。風が抜ける南側の葉は太陽の光を浴び青々と輝いています。

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根の状態を見ると、南側は迂回のためのロープ沿いに新たな登山道が出来、以前の登山道には笹が生え緑が回復しています。感動です。直接踏まれることがなくなったおかげです。登山者の皆さんご協力ありがとうございます。

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反対の松木側斜面は土砂流出は止まらないようで根が地上に露出しています。土の流出を防ぐ手立てをしなければ、煙害に耐え100年以上生き抜くブナを守ることはできません。枝葉が強風にあおられる様を見たときに、亜硫酸ガスによって周りの木々が枯れていく様子が重なり、大地に必死に根を張り生き抜こうとするブナの気持ちはいかほどのものかと皆、心が痛くなりました。

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尾根に立っていると飛ばされそうな強風と寒さにより調査を切り上げ10時20分に下山を開始し登山口に11時40分に無事到着しました。

 

“みちくさ”では、ちょうど12時頃に中倉山から下りてきたメンバーと今日最初の訪問者の塚原さんが同時に来てくれました。塚原さん手作りの料理をいただきにぎやかな昼食となりました。

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午後になり2組目の森ともは、折りたたみ自転車で松木川散策をしている宇都宮在住の3名の皆さんです。“森ともの声ノート”には「とても美しい景色!感動しました。」と書いてくれました。

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3組目の森ともは、岩登り帰りの3人組です。松木渓谷の沢をめぐり岩登りを楽しんできたそうです。安全第一の岩登りのためには技術と道具がしっかりしていなければなりません。腰に付けた装備品の話で盛り上がりました。

 

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4組目の森ともは、大型犬(名前はフラン)と一緒に松木川散策を楽しむお二人です。

ちょっと怪我をしたとのことですが楽しくじゃれあっていました。

 

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 最後に立ち寄ってくれたのは東京北区から松木を訪れた男性です。沢登りの帰りで、経験豊富な様子でした。

 

 今日は多くの森ともの皆さんが“みちくさ”を訪問してくれました。先人の努力によって足尾の山々に緑がよみがえっています。しかし、中倉山から眺める松木渓谷の斜面はまだまだ「崩壊地」が広がっています。

 

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今また気候変動による大雨や温暖化によって「孤高のブナ」には二度目の危機が訪れています。私たち森びとは地球温暖化を防止しようと、二酸化炭素を吸収してくれる木を植え、足尾での森づくりは13年となります。6月1日、驚いたことに米国トランプ大統領は地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を表明しました。自分の支持者と自国の経済的利益を優先し、地球上の生物の生命に責任を持たぬ姿勢に「孤高のブナ」は枝葉を揺らし怒りの叫び声をあげています。

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人類の英知が試されています。私たち森びとは地球温暖化防止に向け、原発に頼らないエコな暮らしを考え、山と心に木を植え続けます。

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(舎人:仁平範義、岡部浩之  本日の放射線量 0.134μsv/h)

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