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2014年8月

2014年8月25日 (月)

高橋一渓の足尾・松木沢夜の散歩

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 みなさん、こんばんは。私は高橋一渓です。突然ですが、私は5月、森びとの皆さんと出会いました。その時に、夏休みに星の観察会をやろう、となって本日を迎えました。

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しかし、残念なことに天気は御覧の通りです。とても残念でした。

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 午後は、みちくさでオジサンたちから自然は人間にとってとても大切な事などを詳しく教えてもらったり、将来の事などもアドバイスをしていただきました。それはとても為になりました。

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 夕方になると僕の出番がやってきました。母が遅番の仕事をするときなどは、自分で夕食を作っていますので、ここは僕の料理の腕を発揮しました。メニューはカレーですが、僕の思いをこめてオジサンたちにご馳走しました。

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 夕食後、いよいよ星の観察でしたが星は見られなかったため、後日、また観察をすることにしました。今から、とても楽しみにしています。

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 帰る途中、暗闇から鹿の光るまなざしを見ることができました。最初は、驚きましたが自然界の中で鹿が生きていく姿を見ることができ、素晴らしい姿だと思いました。

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 今日は、星は見られませんでしたが、僕の心にある星空には大きな光を発する新星が現れたような気がしました。とても楽しい一日でした。

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 今日はみちくさはオープンしていませんでしたが、午後、松木沢渓谷の散策に訪れた山ガールのみなさんたちがみちくさに寄ってくれました。また来てください。 (森ともジュニア 高橋一渓)

2014年8月24日 (日)

テントがグニャリとなってしまった!

 8月最後の日曜日の今日、多くの森ともが訪れることを期待しながら、“みちくさ”をオープンしました。 広場を見下ろすと、森びと広場のテントがグンニャリとなっていました。そんなに強い風が吹いたのかと、疑問でししたが原因は分かりませんでした。

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 足尾松木沢の川は、今日も突然の豪雨となり写真の通り濁り水となっていました。松木沢を訪れたハイカーたちは、突然の豪雨に遭い、びしょぬれとなり〝みちくさ“訪問もかなわないなかゲートへ足早に帰って行きました。

Imgp0533  この頃、天候不順な日が続いています。今日の雨は、みちくさ入り口の案内版上においてあるコヒーカップに約25ミリたまっていました。こんなことは今まで見たことはありませんでした。舎人の金子さんも驚いていました。雨が上がって一時間も経過していますが、松木沢の水位は下がらず濁りはさらに強くなっていました。(舎人:金子、岡安)

 

 

連日の猛暑、松木沢渓谷でひと休み

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Photo_2 連日の猛暑が続いていますが、今日は朝の雨のおかげで湿度はありましたが過ごしやすい一日でした。

足尾の虫たちも元気に動きまわっています。

Photo_3 森びとの旗竿上にゴマダラカミキリと思われる虫が気持ちよさそうにはねを休めていました。

Photo_5午前中は、男性のハイカーひとりが松木沢を散策しながらグランドキャニオンの方に歩いてき

ました。ふと臼沢の森方面を見上げるとネットに大きな穴がそこからシカがゆうゆうと出てゆくのを見つけ、午前中はネットを塞ぐ作業をしました。

午後には、年配のご夫婦がキツネの歓迎をうけ歩いて行きました。過ごしよい一日でしたが、今日の来舎はありませんでした。

Photo_6 昼食を食べていると、おいらにもくれよとキツネが見つめていました。きみは、自然の中の美味しい物を食べてください、言ってやりました。

 静かな中で、舎人は「森づくり安全技術マニュアル」を読んで安全作業の勉強をしました。

(舎人:武田、小川 本日の放射線線量は0.20μSv/hでした。)

2014年8月17日 (日)

学びの地・松木村跡地と松木沢渓谷

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 今日の朝、ツクツクボウシが鳴き始めました。夕方になるとカケスとオナガの鳴き声が聴こえてきました。今日は聴覚で初秋を感じました。今日はなんとか雨はもってくれました。

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 みちくさの午前中はお孫さんを連れたおじいさんが松木沢を散策していました。鹿を見たいというので、対岸にいた鹿をスコープで見せてあげると、お孫さんは嬉しそうでした。

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 午後は、北海道釧路と十勝出身の若者二人が寄ってくれました。「小学校の時、足尾銅山の勉強をしたので一度は行ってみたい」、ということで松木沢を訪れてくれました。わたらせ遊水地や谷中村跡地も訪れるということでした。

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 最後の訪問者は、広島で永く生活していた若者(男性)がひとりで寄ってくれました。レンタカーでわたらせ遊水地や足尾を回っているそうです。

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 閉舎する準備をしながら舎人の二人は、若者たちが足尾を訪れることはなかなかできることではない、と今日の若者たちへエールを送りました。北海道の若者は多分、廃村になって松木村を追われて北海道の新地へ移住した村民の関係者かもしれないですね。カワラナデシコが今年は三輪だけでした。

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 みちくさ近くのアキグミも実を日毎に膨らましています。(舎人:金子、高橋。本日の放射線線量は0.20μSv/hでした。)

 

2014年8月16日 (土)

ススキの枯れかかった匂いが“初秋”?を感じさせる松木沢渓谷

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 立秋から一週間が過ぎました。今日の足尾・松木沢渓谷入口の天気は一日中雨でした。昼頃の気温は25.5度で、風はありませんでした。トンボがのんびりと指に止まって、何か語りかけているようでした。

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 昼食を済ませた頃、埼玉県からハイキングに来たMさん(男女)が、「松木沢キャニオンを見てきました」と、みちくさに寄ってくれました。身体は雨に濡れていたのでホットコーヒーを飲んで身体を温めてもらいました。初めてと言うので、私たちは松木村と足尾銅山の歴史を簡単に紹介しました。二人は、ノートに「足尾の歴史を紹介しいていただきありがとうございました」、と書いて帰路に着きました。

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 その後は、加藤善昭さん作の油絵・「松木村の想い」(100号)の額にアクリル板を張りました。少し大きめに注文したので上下をカットしてはめ込みました。これで油絵に脂などが付かなくなりました。

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 夕方になると秋が訪れたのか、と思うほどの風景でした。ススキの花に秋雨の滴が付き、

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 ヤマグリの枝には毬栗が大きく育っていました。風の匂いも何となくススキが枯れだした時の匂いがして、“初秋”を感じました。

P1014440 送り盆の今日、松木村の先祖さんを見送ることが出来たような気がしました。 (舎人:金子、高橋・本日の放射能線量は0.211μSv/hでした。)

 

2014年8月 9日 (土)

松木の森が大きくなりますように!

なつのうだるような暑さがひと段落。きょうからお盆休みという人も多いでしょうが残念ながら雨の予報、散策に来る人もおらず、いつものごとく(このところの私の担当では)訪問してくれる人もいなさそう。。。(そういえば、この時期は山に入るなってばあちゃんに言われたっけ)

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・・・結果的には(訪問者が来ないのは)その通りになったのですが、雨もふらず過ごしやすい避暑地のような足尾でした。

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お盆が近いということもあり、午前中、松木周辺の三箇所に散在するお墓、そして祠に花を手向けました。

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松木村が廃村になって一世紀超。過去の愚かな歴史を二度と繰り返さないよう、また未来に向けて松木に素晴らしい森が戻ることを願い、みんなで回向・祈念しました。

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松木の森近くではサシバの親子が戯れて、チョウゲンボウも獲物(ネズミ?)を狙っているようでした。ふと柵のなかをみると子ジカがのんびりとこちらを眺めています。あぁ、植えた木が・・・。ということで三人で追い出し大作戦。2,30分ほど格闘です。怪我をさせないように、追い込みすぎないように細心の注意を払いながら逃げ口へ追い込むのですが、子ジカもつかまるものかと網にぶつかりぶつかり逃げていきます。いっそのこと網にからんでくれたら出してあげられるのに。といっても言葉が通じるわけでもなく・・・。かわいそうなぐらいふらふらになりながら、網の穴からどうにか脱出していきました。この恐怖を学習して周りのシカにも教えてくれればいいんですけど。。。

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子ジカがでていった穴はこんな大きさ。そりゃーはいるよねcoldsweats01

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間髪入れず修復実施です。さすが~

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今日は臼沢の調査を依頼されていたので、臼沢にも少し入りました。クマがいるので注意してね~と明るく言われたのですが、確かに網を超えて入ってるみたい。

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調査ですが、まだ実をつけていなかったので調べようとしたことはわからずじまいでした。下は春、シカに樹肌を食われたカツラの写真です。どういうわけか今年は大量にシカの被害にあったのですが、樹液がでてかなりの部分が回復していました。木の力って凄いですねぇ。(舎人:橋倉喜一、小黒伸也 本日の線量:0.21μSv/hour)

P8091656_640x480回復したカツラ

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ムラサキシジミ、ちょっと怪我してる?

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コブシは実ができてました。まさにrock

P8091660_640x480カツラの葉っぱはハート型heart01

2014年8月 3日 (日)

心地よい風の吹きぬける足尾・松木沢が一転、雷雨・・・

 台風12号の影響で四国では猛烈な雨が降り続き、特に高知市内全域の約33万人を対象に避難勧告が出されているとラジオで頻繁に流れていました。自然の力の前では人間は改めて無力であることを感じます。いのちを第一に考えて避難をしていただきたいと思いました。


 9時現在、こちら足尾の天気は晴れで気温は33℃ですが、心地よい風が吹き抜ける一日でした。

Dscf1530  突然14時過ぎには小雨が降り出し、14時30分からは激しい雷雨となりました。

Dscf1540  12時少し前に宇都宮市から来られた中村さんが来舎されました。9時すぎにみちくさ前を通り、水無沢付近まで行って戻ってきたそうです。「チョウもやるんですか?」と舎内の虫取り網を見て興味をもたれていました。話を伺っていると、中村さんは非常に昆虫に造詣が深い方でしした。森ともの声(来舎された方が自由に書くことができるノート)には「足尾の自然が皆様の努力で徐々に回復しているのを見て感激しました。日本のグランドキャニオンと呼ばれている松木沢を今後も大切にしていって下さい。応援しています」と記していって下さいました。是非、一緒にがんばりましょう。

Dscf1536  13時過ぎには、山形県尾花沢市から来られた東海林さんが折りたたみ自転車で寄って下さいました。足尾に来られたのは3回目で、今日は年に3回しかないわたらせ渓谷鉄道足尾駅で保存されている鉄道車輌の一般公開日で、足尾歴史館でガソリンカーに乗り、坑道の中にも入ってきた後にみちくさに寄って下さいました。「松木村ということを聞くようになったので来てみた」そうです。東海林さんの話を伺っていると、去年は安達太良山で、今年は蔵王でクマと遭遇したそうで、足尾ではまだ遭遇していないそうです。また、岩手県から茨城県の太平洋沿岸は原発の影響で立ち入ることのできない地域を除いてすべて訪問してきたそうで、その理由を聞いてみると「まず行ってみないと分からない」とおっしゃていました。

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  15時過ぎには、ジャンダルムにチャレンジをしていた栃木県内在住の2名の方が雨宿りをしに来られました。「別のパーティがまだチャレンジしている」「今朝、鹿が何10匹見かけました」という話を伺いました。またのお越しをお待ちしております。

(本日の舎人:仁平・小林 本日の線量は0.231μsV/h)

2014年8月 2日 (土)

夏本番の季節となりました。

今日は、8月最初の“みちくさ”オープンの日です。子供たちにとっても夏休みの本番です。しかし、天気は大型台風12号の影響なのか午前中は34°の猛暑のなか午後は突然の豪雨となっています。大気の不安定な一日となっています。

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 そんな中〝みちくさ“に立ち寄ってくれたのは、茨城県筑西市に住んでいる塙さんです。「栃木県の山が好きです。」「中倉山にも登ったことがある」など、話が盛り上がりました。

「今度は、皇海山にチャレンジしたい」等の話をして,〝みちくさ“の前で記念写真を撮り「また来てください」のあいさつで別れました。

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(舎人:岡安幸治 仁平範義)

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