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2014年6月

2014年6月29日 (日)

足尾は決して負だけの場所ではありません

  今朝の足尾は4時から5時30分ごろまでは豪雨だったそうで、松木川は増水と濁りが出ています。8時30分には曇りになり、気温は25℃まであがりました。

P6293692  11時過ぎに車に乗ったダンディーな男性方と上品な女性方が降りて、来舎されました。お話を伺うと、足尾高校の同窓生の方たち11名でした。多くの方がこの辺りまで来たのは初めてのようで、カラミや緑の豊かさを見て驚かれていました。対岸にいたシカを見ようと、子供のようにはしゃぐ姿がかわいらしかったです。人気の森びとTシャツや森びとタオルを購入していただきました。

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  お昼になると、少し雨が落ちてきました。すると、藤岡から来られたMさんが来舎されました。今朝6時30分に出発し、ニゴリ沢の手前まで行ってきたそうです。先週には対岸にあるブナのそびえたつ中倉山から庚申山を登ってきたそうで、中倉山の話に花が咲きました。来月には皇海山を目指すとのこと。来月もお待ちしております。

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(本日の舎人:髙橋・小林  本日の線量:0.182μSV/h)

2014年6月28日 (土)

梅雨明けの緑と水が輝く松木沢渓谷が楽しみ

 やっと梅雨らしい雨が降っている足尾・松木沢でした。一日中シトシトと雨が降っていましたので、訪問客はいませんでした。 

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 雨の影響なのか分かりませんが、朝、クライマー3人が下山していきました。

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 先週に続き、今日は山わさびを畑に植えました。来年が楽しみです。

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 みちくさの窓から見るガスに浮かび上がっている足尾グランドキャニオン、中倉山が心を和ましてくれました。

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 みちくさに展示している「松木沢渓谷の沢と滝」(撮影:みどり市・大木賢一さん)が梅雨明けにはさらに緑と水が輝くことでしょう。梅雨明けに森ともの皆さんにお会いできることを楽しみにしています。(舎人:鎌田、岡安。本日の放射線線量は0.19μSv/hでした)

2014年6月22日 (日)

旧松木村村民の暮らしを想い畑づくり

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 昨夜は栃木県らしい強烈な雷雨でした。お陰様で苗木や砂地で乾燥が早い地の若木たちには有難い夜でした。この頃、若い鹿たち数頭が目につくようになりました。今日も朝から雨の中で草を食べていました。

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 昨日は母キツネが大きい肉片を銜えてルンルン気分で巣に帰っていきましたが、今日遭った母キツネは餌にありつけないようでした。

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 昼過ぎには雨が止んでくれました。足尾町に住む塚原さんがお礼に来てくれました。中倉山の稜線で一世紀以上も煙害に耐え抜いて生きているシロブナの写真がほしい、と言っていた塚原さん。そこで写真三枚を塚原さんにプレゼントしましたので、そのお礼にみちくさを訪れてくれました。

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 雨が止むと虫たちも動き出します。トンボがその瞬間を待っているようでした。本日は松木渓谷ハイクには天気が良くないので訪問者は塚原さん以外にありませんでした。

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 そこでスタッフの皆さんはみちくさ畑の食害防止の劣化したネットを外し、新たに柵を設置してくれました。

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 何故かというと、山の恵みを畑に植えてはどうかと、昼食時に話題になったからでした。まずは山わさび(写真上)を植えていくことにしました。岡安スタッフが育ているワサビを植えていくことにしまた。

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 北海道旭川育ちの山わさびの香りとツゥーンと鼻をつく食感が楽しみです。(舎人:高橋、岡安。本日の放射線線量は0.19μSv/hでした。)

 

2014年6月21日 (土)

猿と蛙に和まされてゆったりした梅雨の中休みでした

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 今日も梅雨の中休みですが、足尾・松木沢渓谷入り口は梅雨晴れの朝でした。途中の道の傍にはニホンザルが群がっていました。朝食の時間に遭ったようで、葛の新芽を美味しそうに食べていました。

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 みちくさに着くと畑にバンビが横たわっていました。よーく見ると、バンビは畑のネットに絡まって横になっていましたので、橋倉さんとバンビをネットから外してやりました。

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 午前中、「わたらせ未来基金」・野本さんが訪れてくれました。野本さんとはNPO法人の抱えている課題などをめぐつて話し合いました。

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 話が弾んでいると埼玉に住むSさんが寄ってくれました。Sさんは、朝早くウメコバ沢を目指して歩いて行った方で、帰りに寄ってくれました。Sさんは「風が爽やかで楽しかった。・・次は中倉山に来たいです」とノートに記してくれました。

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 みちくさ周辺の草地の足元にはゲンノショウコが小さく白い可憐な花を咲かせていました。この地のゲンノショウコは全体的に小さい植物ですが、その花を見るとどういうわけか、“可憐な花”に見えます。

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 15時過ぎから急に雷雨が降ってきました。

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 耳をすましていると西側の池ではヤマアカガエルの親が鳴いていました。池にいるオタマジャクシに安心感を与えているのか?分かりませんが、声を聴いていると不思議に人間の方が安心感を覚えます。(舎人:橋倉、高橋。本日の放射線線量は0.19μSv/hでした。)

2014年6月15日 (日)

暑さ和らぐ気持ちの良い梅雨の晴れ間!

  本日も梅雨の合間の晴れで、気持ち良い一日でした。時々雲が太陽の光を遮ると、暑さが幾分和らぐ感じがしました。

 最初に「みちくさ」を訪れてくれましたのは、冬はハンター、春から夏はカメラ片手に松木沢渓谷の草花を写真に収めている鹿沼市の年輩男性でした。(ホタルブクロと山へ登らなくても見ることのできるコウシンソウの写真を見せて下さいました。)

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Cimg6426_2 次に訪れてくれましたのは、初めて松木沢渓谷に散策にきました東京文京区の林さんでした。「植林に感激しました。応援しています」と森ともノートに記してくれました。

Cimg6419 <貴重な松木沢渓谷の写真を寄贈して頂きました>

朝早く、みどり市の大木夫妻が立ち寄り、松木沢渓谷の写真11枚を寄贈してくれました。夫妻は散策を終えて再度立ち寄ってくれました。大木さんは、「仕事を辞めて身体を持て余しているので、健康のため歩いている」。奥様は、「仕事をしており、続けていく為には散策が身体慣らしには、とても良い」と語る仲の良いご夫婦です。松木沢渓谷に入るたびに、遊働楽舎を訪れてくれています。大木さんお写真ありがとうございました。これからも、森ともとして宜しくお願いします。 

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次に訪れてくれましたのは、東京北千住から1人で散策に来た青年・袴田さんでした。渡良瀬渓谷鉄道で桐生に抜け、両毛線で帰りますと下山しました。最後に訪れてくれましたのは、植樹を終えた桐生ローターアクトの皆さんでした。元気に植樹をして頂きありがとうございました。

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Cimg6432_2                    (本日の線量:0,20μsv/h)  舎人:高橋・松井

2014年6月14日 (土)

梅雨の中休み

梅雨の中休み。時折雲がかかり小雨がちらついたりもしましたが、久しぶりの晴れ間も見えて気持ちのよい日となりました。P6141427日光へ向かう電車がとても混んでいたので、立ち寄ってくださる人も増えるかなと期待したのですが、午前中は皇海山に向かう登山者が一人通り過ぎただけでした。二日酔いの二号はその機を盗んで外で横になっておりましたが、気持ちのいいのなんの。流れる雲を見ているだけでも飽きませんね。

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あぁ、キ○ンに見えてきた・・・beer

一号はというと・・・。二号を尻目に足尾の歴史を学習したり、松木の杜を調べに行ったり舎人の作業を全うしておりました。

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お昼に日本野鳥の会埼玉の方が、年末の観察会の下見に見えられたので名刺交換。その後、奥の方を散策して戻られました。カワガラスが遊んでいるのが見えたそうです。11月の観察会が楽しみですね。

回復した二号が松木沢を探検したところ、目の前にアナグマが。子供でしょうか。ひたすら地面を舐めるような仕草で顔を動かしまくってます。5メートルぐらいに近づいても気づく様子もありません。しばらく眺めていたらふっと僕に気づいて慌てて逃げて行きました。驚かしてごめんよ~。 P6141444

その後は、草刈りをしたり、ロープワークをやったり。また、明日は桐生のローターアクトの皆さんが植樹にくるとのことで、合間にそのガイドの準備をしたり。

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お昼過ぎに第六堤防まで行ってくる!といって通って行かれた男性が戻ってきたのが四時近く。伊勢崎の古郡さん。なんでもこの冬にヒマラヤへ行くそうで、トレーニングを兼ねて山歩きをしているのだそうです。この辺りに来たのが25年ぶりで、当時の足尾や松木の様子を詳しく教えて頂きました。

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本日は訪れる人は少なかったですが、キジもシカもでてきていきもの的には当たり日でした。(舎人:岡安幸治、小黒伸也 本日の線量0.202μSv)

2014年6月 8日 (日)

梅雨の季節は舎人のレベルアップです?

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 梅雨に入って三日目。朝の気温は19.5度でした。8時半頃には雨雲から小さい青空が顔をだすと、写真のような風景でした。

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 こんな時にキジが岩の上で20分以上も朝シャンをしていました。気分が良いと背伸びしてケーンケーンと囀っていました。

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 昼過ぎると雨が降ったり止んだりの天気で、訪問者は誰もいませんでした。こんな時は舎人の知識レベルアップで、植物図鑑や昆虫図鑑をペラペラとめくります。

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 そんなことをしていると舎内にダイミョウセセリが舞い込んできましたので、ちょっと摘まんで外に逃がしてやりくした。

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 晴れ間が出たときは松木の杜を散策です。セイヨウノコギリソウの花には蜂が蜜を舐めていましたし、ハルジオンにはシジミが止まって蜜を舐めていました。

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 雨の中でも昆虫たちはいのちを繋いでいるようです。

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 また、小雨が降り出すと写真(上)のような雰囲気に変わる遊働楽舎です。

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 これからの梅雨の期間は舎人のレベルアップに努めます。本日は訪問者いのせんので、15過ぎには来週の森作業を話し合って閉舎しました。

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 みちくさ畑の野イチゴがとても美味しそうでした。自然って本当に有難いですね。(舎人:小井土、高橋。本日の放射能線量は0.21μSv/hでした。)

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2014年6月 7日 (土)

森の中から暮らしと仕事を振り返ってみると?

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 梅雨に入って二日目です。足尾松木沢渓谷入口は天気予報ほどの大雨ではありませんでした。今日は訪問者がいないと思い、120年前に廃村となった松木村をイメージした絵をみちくさに掛けました。

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 この絵の作者は加藤善昭さん。加藤さんは1952年新潟県生まれ、元JREU絵画クラブ部長、一水会所属で現在も絵画を創作しています。彼は、足尾松木村の歴史を調査していた方々から聞き取りを行い、当時の村を想いうかべてこの絵を描いてくれました。加藤さん、ありがとうございました。

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 昼過ぎにはJREU東京のヤングが訪れ、高橋副理事長から森に生かされている人間の話を聞いてくれました。

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 話の中では、森に生かされているという現実から暮らしや仕事を考えていくことの大切さが述べられていました。(舎人:鎌田、小川、今日の放射線量は2.0μSv/hでした)

 

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2014年6月 1日 (日)

人生にとって“みちくさ”は大切だ、ということを感じた一日でした

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 今日は、初めての経験をしました。松木沢渓谷周辺で10年以上も活動していますが、筆者は6月1日に気温が35度を超した経験がありませんでした。松木川から吹き上げる沢風で爽やかさは感じられますが、外に出ると唸るほどの暑さでした。

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 足元ではハンミョウが元気に飛び回っていました。

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 朝から松木沢渓谷を訪れる方が目につきました。そんな中で話が弾んだ皆さんは、都立大同窓会・「八雲会」の皆さんでした。

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 案内をしていたのは『足尾銅山』(新樹社・小野崎敏写真帳)の本人・小野崎さんでした。みちくさの書棚にあった『足尾銅山』を見て、小野崎さんはサインをしてくれました。また、都立大同窓会メンバーには筆者(高橋)の大先輩がいましたので、話が盛り上がりました。

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 昼過ぎには、「ツキノワの会」(4名)の皆さんが寄ってくれました。私たちよりも先に松木沢周辺を生息調査していたそうで、これからは情報交換していこう、となりました。

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 その後、高橋さん親子(3名)が寄ってくれました。娘さんからは、「初めて松木沢に来ました。山を少しずつ植林しているのを見て感動しました。植林の大切さが伝わってきました。」と、息子さんからは「すごく川の水が透きとおっていて、とても綺麗で、楽しかった」と、『森ともの声』に書いてくれました。話の中で約束したことは、夏休みには一緒に星空を見てみよう、ということでした。

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 みちくさの舎人当番として充実した一日でした。訪問してくれた森ともの皆さん、ありがとうございました。(舎人:高橋、仁平、本日の放射線量は0.192μSv/hでした)

 

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