”はや”足尾は冬支度
10月20日(日)、松木村は朝から雨が降り続き寒い1日となりました。朝9:00の気温は12℃です。ストーブに薪を入れ火をおこし暖をとりました。ひと足早い冬支度です。
先月の台風で松木川沿いの道路が削られており、上の工事用道路を通って遊働楽舎に向かいましたが、豪雨後の増水した水流の力は想像以上に強いことを実感します。
雨天で訪問者は来ないかなと心配しつつも、遊働楽舎から姿は見えませんが鹿の鳴き声が聞こえることから、松木の杜の防鹿ネットの点検を行いました。防鹿ネットに異常はなく一安心です。松木の杜の木々も元気に育っていました。鹿たちは臼沢の森の西側で群れていたようです。
昼頃、日本熊森協会・栃木支部の皆さん13名が「みちくさ」を訪れてくれました。「植林の実績」見学会で足尾に入り、銀山平から舟石峠へ向かい「くまだな」を見つけようと向かったところ、舟石峠に向かう道が通行止めとなっていたことから予定を変更し、旧松木村を訪れたそうです。遊働楽舎の中で昼食を取りながら、熊の生き方や食料となる秋グミが実を付けていないことなど自然環境の変化の問題や、自然・緑をもどす活動の話しなど、多岐にわたる報告がされました。
雨降る中でしたが臼沢の森も観察し、感想ノートに「初めて足尾の山々を訪れて驚くばかりですが、植林された木々が豊かに育っているのを目にして、感動しております。私も1本でも植えて未来につなげたいと思いました。」と記してくれました。多くの生き物の命をつなぐ豊かな森を共につくって行きましょう。
夕刻となり遊働楽舎を閉めて帰る途中、立派な角を持った雄鹿が堂々とした姿でわたしたちを見送ってくれました。
臼沢の森も少し色づきはじめましたが、本格的な紅葉はこれからです。多くの森ともの訪問をお待ちしています。
(舎人:田岡、清水 本日の放射線量 0.270μsv/h)
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