2018年6月16日 (土)

小雨そぼ降る松木沢

今日の足尾は小雨降る肌寒い一日でした。大きな雄猿とかわいらしい小鹿に出迎えられみちくさをオープンしました。トレランの格好をした二人が中倉山方面に向かうのを見たほか、お昼前にみちくさまであと一歩の所で食事している家族が居ましたが、残念ながら立ち寄っていただくまでには至りませんでした。

Imgp0114なかなか幻想的です

午前中は手持無沙汰の中、周辺を歩いたり資料を再整理したりして時間を過ごしました。こんな雨の中ですが、鳥や蛙、虫の声はにぎやかで、でもかえってそれが静かさを生んだりしてなんとも心地良かったり。

Imgp0124おとしきれないオトシブミ

Imgp0125紅一点のヘビイチゴ

Imgp0126_2父の日の前のハハコグサ


鳥が賑やかなのでその音声をとりに臼沢に登りました。臼沢に向かうときにはたくさんの鳥が鳴いていて、鹿の警戒音も良い響きだったのですが、残念ながら録音失敗。雰囲気を味わってもらえる動画を少しだけ。

午後しばらくして、松木沢を散策している方に訪問いただきました。香港出身で長野県在住の張さん。

日本の気になる場所をたくさん訪れているそうで、今回は足尾がターゲットだったとか。今日は松木の墓石群を見に来たのだけれど見つからなかったと残念そうに戻ってきました。学生で森林関係の仕事を起業するという活動的な方で、森びとの植樹にも関心を持ってくれました。

すでに100名山の60座以上を登っていて、今日は車中泊で明日は皇海山を登り、そのまま長野に戻るのだとか。その飄々としたツワモノぶりに関心しきりな舎人ふたりでした。無事に良い登山ができて、帰宅できることを願って別れました。明日はいい山登りができるといいですね。(舎人 福田 小黒 本日の線量 0.123μSv)

2018年6月11日 (月)

恵みの雨、そして、いのちの水。先人の知恵を生かす。

昨日の暑さが嘘のように、本日6月10日(日)は肌寒く雨雲が空を覆っています。
足尾ダムに入り、久蔵沢の橋を渡ると道の左側でキジが出迎えをしてくれました。

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“みちくさ”の寒暖計を見ると9時の気温は18℃です。台風5号が日本の南を北上していますが、前線が本州の南に停滞しているので、ここ足尾は霧雨です。中倉山山頂は雲に覆われ、これから本降りになるのかなぁと心配しながら“みちくさ”オープンです。

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オープン前の8時50分頃、5人のクライマーがジャンダルムを目指して松木沢に向かいました。みちくさ前で、「これから登るんですか?」と声をかけると、「行ってみてダメなら引き上げます」と、現場の状況を見て安全側に判断すると伝えてくれました。気をつけて行ってらっしゃいと見送りました。

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昨日の舎人から、散水用の水が出ないとの引継ぎがあり、橋倉さんが取水口に向かいました。経験から原因を想定していたようで、ほどなくするとビオトープの給水口から水が噴き出す音が聞こえてきました。戻ってきた橋倉さんに原因を聞くと、ホースの中に空気が溜まっていて水がホース内に入っていかなかったようです。

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井戸から水を汲んだことがある人は記憶があるかもしれませんが、井戸のポンプのハンドルを動かしても水が出ないときは、誘い水(呼び水)をポンプ内に注ぎ込みます。「ホースに手を動かして水を送り込んだら水が流れ始めた」と昭和世代ならではの経験が生かされたようです。ビオトープに水が張るとアメンボウがスイスイと水面を泳ぎ始めました。

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“みちくさ”には山に入る人たちが緊急時に携帯電話がつながるようにと、数年前にNTTさんにお願いして増幅器を設置していただきました。ところが、今年に入りアンテナからつながる外のケーブルがサルにかじられて亀裂が入り使えなくなってしまいました。
なんとか復旧させたいと、サルにかじられたケーブルを引き替え、アンテナボックスも受信条件を良くするために1mの単管を継ぎ足し高い位置に取り付けました。外のケーブルはプラスティックのチューブで保護しました。

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増幅器の動作状態を確認すると、アンテナ表示は「バリ0」。ガッカリです。雨天で電波状態が悪いのか、晴天時など経過観察としました。電波の受信を良くするための方法を考察し再チャレンジします。

天候の影響か来舎するハイカーも無く、12時となったので昼食です。今日も塚原さんから、「ちりめん山椒」をいただき、ご飯にふりかけていただきました。ピリっとして食が進みます。塚原さんごちそうさまでした。

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午後は、橋倉さんは“みちくさ”周りの草刈りをしてくれました。

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第37回足尾・ふるさとの森づくりで那須拓陽高校の先生・生徒の皆さんが植えてくれたエノキの様子を見ると、遠目には枯れてしまったかのように見え、心配しました。近づいてみると新芽が吹き出しています。
根回しされた苗木を足尾の大地に植え、根っこが足尾の土地に馴染むまでは時間がかかります。少しずつ足尾の大地に慣れ、やがてオオムラサキやゴマダラチョウの舞う森に育てていきましょう。

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森びと広場の苗床の金網を締め終わり、ふと西側を見てみると、なんと小鹿のバンビがうずくまっています。親とはぐれてしまったのか。親シカが迎えに来てくれるのを期待してそっと離れました。

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朝、ジャンダルムに向かったクライマーの帰りを橋倉さんが待つあいだに、「野木町煉瓦窯を愛する会」のみなさんが2年前に植えた桑の木の生長を見に行きました。5月19日の第37回足尾・ふるさとの森づくりに参加された際に、「第35回に植えた桑の木が見つからなかった」と言われ心配していました。
雨に濡れた森に入り探したところ、ピンクの印のついた桑の木を発見。大きなものは2.1mほどに生長し、一本の木には、赤く色付いた桑の実と熟した実がなっていました。
渡良瀬川下流の旧谷中村付近の桑の木が、養蚕で栄えた旧松木村に根付きすくすく育っています。

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 天候の影響か、本日は来舎される方はありませんでした。クライマーの帰りを待ちましたが気配が無く、5時で閉舎とし岐路につきました。途中キツネが見送ってくれました。

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(舎人:橋倉喜一、清水 卓、本日の線量 0.116mSv/h)

2018年6月 9日 (土)

梅雨の長い晴れ間に水の貴重さを感じました

 今日の9時過ぎの足尾の天気は晴れ、気温は26.5℃で、時折強い風が吹いていました。ダムゲート手前の駐車場は満杯でしたので、訪問者が多いかなと期待をしていました。

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 11時前に男性ハイカーが来舎されました。先週は沢入山~皇海山を登られたそうです。「皇海山の見えるところまで行ってみます」と奥へと向かって行かれました。

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 お昼のラジオでは関東各地で30℃を超えているというので、温度計を見たら足尾も30℃を超えてきて、汗が噴き出してきました。

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Imgp0109  みちくさの前のウワミズザクラが植えてあります。以前、鎌田スタッフからこの実を漬けたブランデーをいただきました。不老長寿のお酒のようですので、少し実を取って作ってみたいと思いました。20180609_112422_3

20180609_102450  今日は撒水の日でもありました。ご覧のとおり、川の水やビオトープの水が少なくなっていました。午前中から水の出が悪く、何回か取水口とビオトープを往復し、苗木への撒水はできました。しかし、午後になると、ほんの少ししか出なくなり、松村スタッフと舎人の岡安スタッフの強者2人で格闘されていましたが、パイプに砂が入ってしまっているのか、空気が入ってしまっているのか最後まで改善されませんでした。道路にはミミズが干からびていました。梅雨に入ったのに、梅雨の晴れ間が数日も続いており、心配です。人間にとっても、生き物にとっても水が大切だと再実感した日でもありました。

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本日の線量は0.134μSV/h、舎人は岡安・小林でした。

2018年6月 4日 (月)

植樹した森を上空から

今日の松木沢は9時で気温は27℃。それでも湿気が無く爽やかな風が吹きとても居心地の良いみちくさです。

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山の山頂付近には、まだ色鮮やかなヤシオツツジが見られます。

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周りを少し散策すると、川に降りる道に大きな落し物が・・・。イノシシの物みたいです。

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いつもお世話になっているTさんが、みちくさに向かう途中一緒になったご夫婦を連れて来てくれました。
松木へ向かおうとゲートから入り、一度間違って仁田元の方に入って戻ってきたとのこと。
足尾の山々の景色に驚いたとのことでした。
Tさんからは自宅の裏で採った山椒を味付け、それをご飯に混ぜこんで握ったおにぎりのおすそ分け。
ピリッと舌先がしびれる辛さが絶妙!ごちそう様でした。

天気も良いのでドローンでも飛ばしてみようかな・・・?

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5月15日に開催された、今年の植樹祭会場の様子を撮影してみました。今のところ順調に育っている感じです。

この木々たちも、数年後には臼沢の森のように立派な森になってくれることでしょう!

本日の舎人: 岡部・小柴 (本日の線量:0.127μ?/h 朝9時の気温:27.0℃)

2018年6月 2日 (土)

爽やかな風と自然を愛する心が行きかう初夏の足尾・松木渓谷入口

 足尾・松木渓谷入口の「みちくさ」朝、8時半の気温は23度でした。天気は写真の様に快晴で、とても空気が爽やかで美味しく、気持ちが落ち着く朝でした。

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Photo_2  初夏に入っての「みちくさ」。松村さんにお湯を沸かしてもらっている間に、放射線量の計測と周囲の草木を眺めました。ウルイが白い花を咲かせていた傍にはヤマユリが育ち、花の蕾を膨らませているようでした。その横ではウワミズザクラが今年も実を沢山付けていました。9月上旬が楽しみです。

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Photo_5 昼前は訪問者が少ない時間帯、「足尾フォレストコーヒー」の看板の仕上げとコーヒーカップ置き場を設置しました。

Photo_7 11時半頃になると森びとのホームページを観てくれている男性(伊勢崎市の方)が自転車でやって来ました。直後には、真岡市に住む若者が中倉山に登ろうと思ったら道を間違えたと言って、寄ってくれました。続けて、釣りを楽しんでき男性、これから釣りの下見に来た男性が寄ってくれました。話は、中倉山の魅力や松木川の魅力、そして釣り竿の話などで話が弾みました。

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1  この間に、松村さんが「足尾フォレストコーヒー」を煎れ、皆さんに味わっていただきました。“美味しい”という声を頂きました。真岡市の男性は中倉山にチャレンジする約束をして、伊勢崎市の男性はこれからも「みちくさ」に来ます!と言って帰って行きました。

Photo_10  昼食後、埼玉県の男女が釣りに出かけましたが、これからでは遅くなるのでということで直に戻ってきてくれました。足尾周囲の生きもの達の話をしていると、足尾グランドキャニオンをアタックした男性二人が寄ってくれました。クライミング等の話をしている間、松村さんは「足尾フォレストコーヒー」を煎れ、皆さんに味わっていただきました。

2  女性の方はコーヒーに関することに詳しい方で資格を取っていましたので、コーヒーの味を伺いました。「とても美味しいコーヒーです。水も美味しいですね」という声をいただきました。水は福田スタッフが汲んできた沢水でした。

Photo_11  16時過ぎ、クローズの準備をしようとした時、自称「水戸の瀑せん」(男性)が寄ってくれました。コーヒーを飲みながら、足尾の山の魅力を伺いました。今度、その魅力を案内してくれることになりました。

今日は、松村さんの煎れてくれた「足尾フォレストコーヒー」が好評でした。もっと多くの方々から“美味しい”という声をいただけるように腕を磨いていきたいものです。本日の放射能線量は、0.116μ㏜/h(本日の舎人は松村宗雄、高橋佳夫でした)

2018年5月28日 (月)

さわやかな初夏の松木沢

 当会の一大イベントである植樹祭のあった5月ももうすぐおわり、森の木々も夏へ備えているようです。今日は一日そよ風もふき、とても過ごしやすい一日でした。

Img_6481  朝、みちくさに着くと、ケムシさんがお出迎え。

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 中倉山の尾根あたりではつつじがきれいそうでした。

Img_6482  午前中、女性の方2名の来訪がありました。山登りをよくされるそうで、本日は、オロ山や太平山への松木から登山口をチェックしにこられたということで、みちくさに寄っていただきました。栃木と茨城からこられたそうです。登山の話をいろいろしていただきました。漬物もいただき、ありがとうございました。

Img_6480  東京練馬から、松木がチャッチ&リリースで、釣りができるようになったことを知り、こられたということで、松木渓谷の上流、イワナがたくさんいたとのことでした。水がだいぶきれいになったということでしょうか。また、お気軽にお寄りください。

Img_6508  午後、来週、生態観察で、虫の観察をすることから準備をしました。 

Img_6490 試しに観察しました。

 チャバネアオカメムシ

Img_6496 ヒメウラナミジャノメImg_6501 カエルImg_6491   きつねも!Img_6497

5月最後のみちくさはとても静かでありました。Img_6509_2

(本日の舎人 塚崎・宮原 / 線量0.124μSv/h)

2018年5月20日 (日)

新緑の足尾に恋の季節

5月20日(日)今日の足尾の気温、8:30現在の気温、15℃晴れ。「みちくさ」の準備を終えて竹ドリップ(松村宗作)でコーヒーを飲みながら待ちましたが、釣り人、登山、ハイカーの皆さん動きが早く「みちくさ」オープン前に松木沢入られたようです。ちなみにダムの駐車場満車、路上駐車が15台ぐらいありました。

Photo Photo_2 Photo_3 「みちくさ」脇のビオトープ恋の季節です。

Photo_4 Photo_5 Photo_6 トカゲも日向ぼっこ。

Photo_7 Photo_8 Photo_9 Photo_10 ウワミズザクラの実が多くつき、秋が楽しみです。足尾の山を知り尽くした山人から苦言です。「木を育てる、守るのも大切だが、時には、清掃登山も必要だよ」自然を守るには、一人ひとりがモラルを守り、美しい自然を親しみたいと思います。

Photo_11 本日の放射能線量は、0.115μ㏜/h(本日の舎人は松井、報告・小川)

2018年5月13日 (日)

小さな森ともに出会って童心にかえったひと時の松木沢

 爽やかな5月の風の中、ダムゲート近くの駐車場は満杯で道路に車が溢れています。中倉山のブナに会いに来る皆さんが増え続けているようです。

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Photo_2  昨日は、「みちくさ」オープン前に一仕事。19日の植樹祭で使用する大鍋を加賀舎人と雲集亭に運びました。どんな汁ものが出てくるのか楽しみです。鹿沼・希望の家からお借りしました。その時、森びとインストラクターの山本さんからエノキの苗木を頂きました。オオムラサキにとって大事な木ですので大切に育てたいものです。

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Photo_4  昨日(12日)は、訪問者が絶えない一日でした。17名の“森とも”の皆さんが訪れてくれました。とくに、さくら市から来たみさきちゃん親子に心を癒され続けました。昆虫も好きだけど、爬虫類・両生類がもっと好きなみさきちゃんは小学校2年生。昨年6月にもみちくさを訪れ、加賀舎人がその時のことを覚えていました。嬉しい再会でした。

Photo_5  アオガエルを捕まえたり、カナヘビを虫籠に入れて喜んでいました。お父さんからは、ハンミョウの幼虫が住んでいるという土手に開いた小さな穴を教えてもらいました。自然が大好きなみさきちゃんを見ていると、心が癒され、こんな子供達の未来の為に今何をしなければならないのか、改めて考えさせられました。

Photo_6  鹿沼から来られた大貫さんご夫妻。初めての松木沢。「カラミ」を見て驚いたり、「孤高のブナ」の話をすると大変興味を持ったようです。

Photo_7  時々、みちくさのベンチでキツネの出現を待っている太田市の“おじさん”。病気を克服し、健康の為にしょっちゅう松木沢に入ってくるそうです。

Dscn5300  水戸から来た「瀑泉(ばくせん)」さん。滝を意味するそうで、松木の沢筋を走破しているつわものです。この名前を検索すると、ブログにたどり着くそうです。

Photo_8  そして、地元・足尾町の元議員さんら2名が、「植樹祭と同じ日に、団体で松木沢を案内するので、駐車などで迷惑がかからないように」ということで、わざわざ挨拶に来てくれました。

Photo_9  この方々と一緒に訪れたのが舎人の小柴さんと、同僚の4人でした。中倉山登山をして、土留め柵の様子を見てくれました。ところが、残念なことに、むき出しの根の周りに入れた土は流されていたそうです。「土嚢袋を活用した方法を試しては!」との助言をいただきました。

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Photo_11  閉舎間際に尋ねてくれた外国の方4人。なんとそのうちの一人が、栃木の山猿こと荒川さんの友人(感謝デーにも参加)であるザイ・ハーさんでした。オーストラリアとアメリカの友人4人で松木の散策に訪れ、少し休んでから奥に入って行きました。

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Photo_13  こんなわけで、多くの“森とも”の皆さんとの出会いがあり、とても癒された一日でした。ありがとうございました。本日の放射能線量は、0.112μ㏜/h(昨日の舎人は加賀、報告・橋倉でした)

2018年5月 7日 (月)

GW最後の日曜日、緑とりどりの森が奏でる爽やかな風の音に癒された足尾・松木沢

 快晴の天気の中、「みちくさ」に向かう目に飛び込んで来るのは、鮮やかな緑。とりわけ木々の種類ごとに違う緑色の多さで、格別の輝きを見せる臼沢の森です。

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2018_0506_092300dscn5253  今日のトピックスは、子ギツネとの遭遇でした。放射線量の測定をしている途中、餌(カエルのようだった)を咥えたツネキチ(ツネコかも?)が上の苗床の培養土保管場所に消えました。注意深く見ていると、体長30㎝位の子ギツネが出て来ました。可愛い! 

2018_0506_101005dscn5259 今日の松木沢は、27℃まで気温が上昇しましたが、爽やかな風が吹いて何とも気持ちの良い一日でした。それでも来訪者は、連休最後の日の為か2組だけでした。午前中、自転車に乗って尋ねてくれたのは、宇都宮市から来た金子さん。川の源流部を尋ねるのが大好きとのことで、足尾の山にも興味があって、「また来ます!」と元気に戻って行きました。

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2018_0506_145820dscn5272  午後2時過ぎ、足利市から来た3人連れの皆さんが立ち寄ってくれました。昔の松木村を描いた絵を見ながら当時の緑の豊かさに驚いていました。中倉山の「孤高のブナ」にも、以前会いに行ったそうで、また登ってみたいとの事でした。

2018_0506_134127dscn5269  ここでお知らせがひとつ。今後「みちくさ」来訪者の皆さんに、豆をひいて本格的なコ―ヒーを提供できる準備が整いました。ドリッパーは、竹を編んで作った日本でひとつしかない(たぶん)コーヒ―メーカーです。製作者は“松木のヒゲ仙人”こと松村(宗)舎人ですので、「仙人コーヒー」と誰かが命名しています。

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2018_0506_151038dscn5275  閉舎の頃になると、中倉山の上空も雲に覆われて来ました。「明日は雨」という天気予報を聞きながら「近頃の天気予報はよく当たるからな!」と呟きながら、松木沢を後にしました。本日の放射能線量は0.115μ㏜/hでした。舎人は、松村宗雄さんと報告者の橋倉喜一でした。

 

2018年5月 5日 (土)

こどもの日、みんなで木を植えるなんてどうでしょう?

今日はこどもの日。風が強くて街では鯉のぼりが勢いよく泳いでいました。GWの連休とあってか、朝8時のあたりで、中禅寺湖方面に向かう車は既に長めの列ができていたようで、混雑していたりするんでしょうね。足尾もダムの駐車場は連日の満車でしたが、ここ松木方面にいらっしゃる人は・・・さて。Img_1754

朝一番に立ち寄ってくださったのが、足利と北陸からいらした江戸っ子のお二人です。足尾は冬に一度来たことがあるけれど、ここまで足を伸ばすのは初めてだとのこと。今日は最初からここが目的で、ゆっくり時間をかけて松木沢を散策されたとのことです。「森を作る難しさを感じました」と”森ともの声”に書いてくださいました。北陸から栃木に来たときにはまた一緒にお立ち寄りください。足利からは近いですので、お仲間もお誘い頂き、植樹祭もぜひいらしてくださいね。手ぬぐいの購入ありがとうございます!Img_1780
昨日宿泊したのか大きな荷物を担いだ一組、道を間違えたという一組(中倉山はここじゃないですよー)。どちらも先を急ぐように帰っていきました。風も強くなってきたのでこれは今日はこれ以上誰も来ないかと思っているとその後も午後まで来客が絶えませんでした。

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Img_1757ツツジがきれいですね。アカヤシオ?

Img_1764風が強かったです。昨日は庚申山の上では雪が舞ったとか(村松さん談)

お昼前にいらしたのが、埼玉から来た村松さん。めちゃめちゃ太い腕がカッコいいなぁと思っていたら、なんとボディビルの世界でとても有名な方でした。減量のため3連休を使って山を歩いているのだとか。昨日は庚申山で、今日はここ、明日は行く山を決めかねていたようですが、話をしていたらブナの中倉山に気持ちが傾いているようでした。ボディビルや山歩きなどいろいろ楽しい話、有難うございました。明日も気をつけてください~。

Img_1771村松さんと話をしていたら、昨日からの泊まりがけの釣りから戻られた5人組のみなさんに来舎頂きました。アタリが結構良かったらしく(まったく釣れなかった方もいらしたみたいですけれど、、、)みなさんなんとも楽しそうに話をしてくれたことが印象的でした。あとでわかったのですが、この中の一人は事務局の水落さんの同級生なのだとか。魚を育てるのも森だという話です。是非、山に木を植えに来て下さいね。(宜しく水落事務局次長!)

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Img_1766みなさん、いろいろ楽しいお話有難うございました!

続いていらしたのが、森びとにも度々来て頂き、貴重な写真も頂いている千葉の田口さん。大きな機材を担いでの登場です。今日もオオルリやキビタキが鳴く松木沢を歩いててきたそうです。写真を撮っているところにお邪魔し、ウスバシロチョウというチョウを撮影する瞬間を見ましたが、飛び回っているものを鮮明にカメラに収めるのだから凄いですよね。親子キツネを撮影できたときの喜び具合が最高でした。また素敵な写真、お待ちしています!

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そのあと、「足尾まるごと井戸端会議」でいらしたツアーの皆さんが立ち寄って下さいました。なにせ一人でしたので、あまりおもてなしできなかったことが悔やまれます。次はもう少しゆっくり来て頂ければありがたいです。そんな中でも手ぬぐいやアクセサリーを購入頂きまして、心より感謝いたします。

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話に聞くと餌をもらいに駐車場に行くキツネもいるとか。可愛いのは十分わかりますが、餌はどうかやらないで頂きたいです。

こどもの日は将来を担うひとたちを祝う日。こんな日こそ、みんなで心を合わせて木を植えるなんて素敵だなと思うのですがどうでしょうか。何も日本だけでなくって(笑)(舎人 小黒 本日の放射線量 0.120μSv)

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