秋晴れの下で、松木郷散策を満喫
11月3日(日)文化の日、3連休の中日、日光道は紅葉を愛でようとする車が朝早くから渋滞を作っていました。今日は、年2回開催している足尾・中倉山の無言の語り木「孤高のブナを元気にする恩送り」の日です。渋滞に巻き込まれて少々遅れる参加者もいましたが、8時頃には全員が元気に山に出発していきました。地上班は、登山者を見送り「みちくさ」に到着。8:30、気温は12.5℃、快晴です。
今日の「みちくさ」担当は4人。打ち合わせを行い午前中は「みちくさの庭」から「こころの園」に移植するための穴掘りをすることなりました。堀る場所に篠竹を50本差しました。
穴を掘っているとアリの巣が現れました。白い卵が見られます。すごい貴重なものが見られてうれしくなりました。でも熊に襲われるのでは?と心配になりました。
50個の穴を掘ったと思っていましたが、数えるたびに数が違い、「憾満ケ淵の化け地蔵」みたいだなと笑てしまいました。結局51個の穴を掘りました。50本差したつもりが51本だったようです。 穴掘りは11時頃には終わりましたので、「民集の杜・東」に「フユノハナワラビ」があるとの話を橋倉さんがしてくれ、林子さんが是非とも見たいと観察に行くことにしました。
紅葉はまだ少し早いようですが、かなり赤くなっているモミジもあります。苔もきれいです。
昼食後、DVDを鑑賞していると、「苔テラス」のベンチで休憩していた、親子3人Aさんが「みちくさ」に立ち寄ってくれました。栃木県野木町から来たとのことで、以前にも寄ってくれたのことでした。森びとプロジェクトが出版した「サルと人と森」の絵本をお買い上げいただきました。ありがとうございました。 「ブナを元気にする恩送り」に参加してくれた、みなかみ山岳ガイドのMさんとKさん、日光森林管理署署長が下山後に「みちくさ」に立ち寄ってくれました。橋倉さんが甘酒を作り振る舞いました。
森びとプロジェクト10周年のDVDを見ながら、清水さんが足尾で活動をすることになった経緯などを説明しました。私たちが群馬の「赤谷の森」訪ねた時にヒルに悩まされて事を話すと、署長は「蛭は何の役にも立たないし食べられないし、血を吸うだけだ」 すると、橋倉さんから「最近は足尾にも蛭が多くなってきた。鹿が持ってきたのかも?」と言っていました。また、マダニの話も出て「刺されたら直ぐに病院に行った方がいい。」など話が盛り上がりました。Mさんは、明日もまた新潟・只見の山に登るとのこと。タフさに感服しました。
本日の「みちくさ」担当は、橋倉さん、大野さん、林子さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)
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