松木村人の暮らしを描いてみた足尾・松木渓谷
振替休日と思い「みちくさ」をオープンしましたら、オリ・パラ開催で平日になっていました。天気は秋の快晴なので、中倉山の「無言の語り木」(孤高のブナ)の調査に出かけたスタッフたちとのトランシーバー連絡員になりました。
ブナ観察スタッフが稜線を歩いている時間に、望遠レンズでメンバーを確認し合ってその姿を写真に撮りました。 そこに話しかけてきたのはハイキングに来たという男女4人連れ。話をしているうちに分かったことは、この松木村で生活していた星野銀次郎さんの孫である星野さんご夫婦ということでした。その友だちと一緒に秋の松木沢を楽しんでいたということでした。 立ち話でしたが、松木村の祖父から訊いたという村人の生活の様子と松木村の歴史の話に盛り上がりました。森づくりをボランティアをしているという話をすると、持っていた菓子とミネラルウォーターを置いていってくれました。ありがとうございました。 ちなみに祖父の銀次郎さんは、松木村が廃村になってしまってからも、最後の一人になるまで村に住んでいた方です。 13時頃になると、80歳の男性が寄ってくれました。絵画を制作している糸井常次さんという方で、6月に東京都からみどり市に移住してきたそうです。コーヒーをご馳走し、秋の絵画展などの紹介もしていただき、静かなひと時を過ごしました。 14時、中倉山のブナ観察スタッフが「みちくさ」に到着。遅い昼食を済ませて、今日の観察結果を話し合いました。(舎人 高橋佳夫)
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