自然を愛し、森と暮らす人々との出会いが嬉しい足尾・松木渓谷
期待どおりの秋晴れの足尾・松木渓谷入口。今日はハイカーが多いのではないかと思い、早めに室内掃除とお湯を沸かし、放射能線量を計測しました。 8時半頃にはイヌワシを観に来ましたと、男性二人が寄ってくれました。松木渓谷は初めてという二人との立ち話程度の時間を過ごし、二人は松木川上流へ歩いていきました。2人と話をしている途中には、昨日アタックしたクライマーが足尾ダム方面に戻っていきました。
一息ついていると、何十年振りに来たというご夫婦が寄ってくれました。当時は、ロックとアイスのクライミングで何度もアタックしていた当時の話を伺いしました。アメリカでの山歩の経験も豊富で、アメリカ人の森の生きもの達と暮らす心得を話してくれました。奥様は「緑が増えることは有難いから」と言って、寄付をしてくれました。 暫らくすると、お孫さんを連れて来訪してくれたのは、私たちの植樹にも参加してくれた古郡さん。お孫さんには山に興味をもっていただきたいとの熱い思いが伝わってきました。これからも松木渓谷を訪れたいと言っていました。 昼過ぎには、埼玉県と神奈川県から来た若者2人。前日から松木渓谷に入り、濁り沢から皇海山まで向かう計画でしたが、雨が降ってきたのでテント泊をして戻ってきたと言っていました。冬の氷の美しさを紹介すると、是非、来年の冬に訪れてみたいと言っていました。 15時頃、イヌワシの撮影に向かった二人が戻ってきました。イヌワシは目視で確認できたが小さすぎて撮影はできなかった、と残念がっていました。
「みちくさ」の管理人(舎人)は多くの出会いがありました。とても嬉しい一日でした。 朝陽が嬉しいのか、アナグマが顔を出した
午前中の済賀、坂口両スタッフと舎人の加賀さんの三人は、12日に行われる補植の苗準備をしてくれました。苗の選別と撒水を丁寧に行い、冬の風にもが動かないように竹の支柱を用意し、「臼沢の森」入口まで運びました。 午後からは秋雨が降り出し、松木周辺はガスがかかり、静かな半日となりました。 本日の放射線量は0.107μ㏜でした。(舎人・加賀、高橋)
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