ハイキングにはもってこいの季節です。
わたしが舍人(みちくさ担当案内人)の時のお天気確率は曖昧な記憶ながら10割。この勢いで来週(5/18 Sat.)の植樹祭も晴れてくれるといいのですが・・・。
朝から20度超えで午後には最高27度をマーク。植樹祭準備の穴掘りメンバーにはなかなかキツイ気温と日射ではなかったかと思いますが、ハイキングをするにはとても気持ちのいい青空でした。
陽気に誘われてか、たくさんの方々にみちくさを訪問して頂きました。
午前中にはおもちゃのまちハイキングクラブの皆さん。20年以上も山を歩いたりしているベテランメンバーのかたがた。今年の歩き初めに寄って頂きました。皆さんとても若々しく仲良しでとても楽しくお話させてもらいました(お菓子頂きました!ありがとうございます)。
続いては足尾町のYさん、町の方が来てくれるのはまた特別な嬉しさがあります。Yさんが子供の頃は3つの小学校に2000人の児童がいたそうで、宇都宮につぐ大都市だった頃の足尾はとても活気があったそうです。進駐軍!がやってきた頃からの足尾町を知っているYさん、とても貴重な話、ありがとうございました。
お昼に寄っていただいたのは宇都宮の若杉さん親子。わたしたちの植樹活動より前からこの地で植樹活動をしている栃木県造園建設業協会(昨日イベントが有ったみたいですね)にお父さんが所属されている関係で、10年前に植樹した木を見に来た帰りに寄ってくださいました。大きな木になっていたとのことで本当に良かったですね!
午後はKさんご夫妻。初めて松木の方まで来られたそうで、「木のない山をみて、なんとも言えない感情がこみあげてきました。緑の木々がたくさん育って欲しいです」と感想を書いて頂きました。とても素敵なご夫妻でした。
一番暑い時間帯に訪れてきてくださったのが宇都宮の和気さん。お父さんが足尾町の駐在をしていたために小学校、中学校と足尾の町に住んでいたそうです。足尾の街の思い出をたくさん語ってくださいました。和気さんが子供の頃(昭和40年代)は、工場からの煙が立ちこめて、思いっきり息ができないような日が時折あったそうです。それほど年の離れていない方から煙害を聞くのは初めてでした。こちらもまたとても貴重なお話を伺うことができました。
今日は本当に楽しい一日でした。来舎されたみなさん、また近いうちぜひいらしてください。松木沢・足尾情報をもっと充実させてまたお待ちししております!ここ松木沢はこれからが初夏の気持ちのいい天気を迎えます。日光鬼怒川にいらしたみなさん、日光市のみなさん、是非こちらまで足を伸ばしてみてください~(舍人 田岡、小黒 本日の放射線量0.242μSv.)
★
以前足尾に訪れたことがある方々はみなさん木々が増えたと驚かれますが、今も残念ながら土地本来の木というのはほとんどありません。ヤシャブシ、リョウブ、ニセアカシア、といったパイオニアとか肥料木とかといわれる種類のものばかりで、それもいま寿命に近づいています。後継樹がほとんどシカに食べられているというのもあるようですけれど、これらの木々が枯れてしまうと再び土が流れだしてしまうことが恐れられています。一刻も早く、土地本来の木(低い所ではコナラ、クヌギ、イロハカエデ・・・高いところではブナ・ミズナラ・・・)を増やす必要があります。ということで?繰り返しでしつこいですが来週18日(Sat.)、第30回足尾・ふるさとの森植樹祭、たくさんの方々のご参加をおまちしております!
5/12にお邪魔した和気です。
旧松木村で休憩できるなんて思ってもみませんでした。
ありがとうございました。
植林や環境観察・学習など、
足尾を舞台にご活躍とのこと、
とても頼もしく、うれしく思いました。
局地的に、煙害や鉱毒排水の舞台となった旧古河精錬所周辺は、
皆様方のご活躍の甲斐もあり、昔に比べ確実に緑が増えてきております。
しかしその反面、
一つ山を越えた、煙害や鉱毒とは関係のなかった地区の
豊かな足尾の自然は、随分と失われてしまいました。
自然環境の悪化は、気が付かないうちに進行しているようです。
ホームページ閲覧させていただきます。
コーヒーご馳走様でした。
投稿: せいたろう | 2013年5月19日 (日) 10:55
和気さんコメントありがとうございます!
昔に比べるとやはり自然が失われているんですね。
豊かだった頃の自然がどんなだったか、
また話を聞かせてください。
投稿: 小黒 | 2013年5月20日 (月) 23:09