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2012年7月23日 (月)

先人の努力が生物のいのちの源に!

 今日は朝方小雨が降りましたが、曇天で涼しい1日でした。8:30の気温は17.2℃、13:30で23.7℃です。森びと広場には、ホオジロの鳴き声に混ざって、ウグイスの鳴き声も聞こえてきました。口笛で「ホーホケキョ」と朝のあいさつを返しました。

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 雨上がりの草むらでは、シカが草を食べていました。ふと、みちくさ前の畑を見ると、ネットの一部がたるんでおり、よく見るとソバ、ミョウガ、ウワミズザクラ、アザミが食べられていました。誰のしわざかと調べると畑の中にはシカの足跡がありました。ネットの上ロープを外して侵入したようです。ジャンプ力のあるシカですが知恵もあるようです。

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 みちくさの周りの草むらを、羽に目玉模様のある黒っぽい蝶が飛び回っており、調べてみると里山に生息する「クロヒカゲ」のようです。また、すばやく飛び回る黄色い蝶もいましたが、動きが早すぎてカメラに納めることが出来ませんでした。名前は「キマダラセセリ」のようです。トンボも草の穂先で羽を休めていました。

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 小さなビオトープに目を落とすと、アメンボ以外にも水中を泳ぐ生物がたくさんいました。どこからやってくるのだろうかと考えながら池をのぞき込むと、水面に対して逆さに泳いでいるではありませんか。調べてみると「マツモムシ」でした。他にも、ミズスマシやボウフラも元気に泳いでいました。木々が増えると多様な生き物が生息するようです。  

足尾の山々の緑化に尽力された先人の努力が生物の命の源となって松木村をにぎやかにしてくれています。

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 みちくさ小屋入り口には、小さく可憐な白い花「ゲンノショウコ」が咲いていました。ピンク色のネジバナといい、自然は偉大なる芸術家だと感心します。

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 今日は、一組のハイカーがみちくさに立ち寄ってくれました。松木渓谷は初めて訪れたそうです。足尾の緑化に共感をいただき、またの来舎を楽しみにお待ちしています。

 (舎人:清水、高橋 線量0.295μsv/h)

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