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2019年9月22日 (日)

松木のモミジも色づいてきました。少しづつ秋の足音が近づいてきます。

台風17号が沖縄県を襲い、九州地方も大雨の被害が出ているようです。台風15号で大きな被害を受けた千葉県の皆さんが心配な週末です。
足尾・松木渓谷は一日中曇り空でした。9時の気温は15℃、肌寒い中での“みちくさ”オープンとなりました。

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まずは朝のコーヒーを飲みながら、本日の打ち合わせです。
今月末に毎年育樹作業で足尾を訪れるJREUOB会の皆さんを各森・杜に案内するので、午前中に、通路の草の状況や木々の生長を確認しに行くことにしました。

松木の杜、新松木の杜、民集の杜、臼沢の森の順に入りました。7月の第1回育樹祭で各森・杜を散策しましたが、木々が迫ってくるような感覚になるほどの生長を感じました。

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新松木の杜のモミジが色づきはじめたようです。モミジ平の紅葉は燃えるような紅に染まるので多くの森ともの皆さんに見てほしいですね。

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どの杜も栗の木が実を沢山付けています。民集の杜に入ると岩をどけた様子が見られ熊がアリを探しに来たことが想像できます。ドングリや栗の実が熟す頃にまたやって来るかもしれません。
群馬県桐生市の樹徳高校の生徒の皆さんが植樹・育樹した木々も背丈を越えるほどに生長し、栗の実が鈴なりです。樹徳高校の生徒のみなさん、生物のいのちをつなぐ杜に育っていますよ。

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民集の杜は草の生長も早く、通路ばかりでなく、幼木も草に覆われていました。鎌田さんから「午後は草刈りだな」と午後の作業も決め、臼沢の森に向かいました。

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臼沢の森の階段を登ると、足元で飛び跳ねる生き物がいてビックリ。よく見るとヒキガエルです。本当に多様な生き物の森になったんだなーと感心しました。
 そして、木の根元にはミズナラやサクラの実生が生えています。地表に届く光が少ないため、今はじっと我慢し生長の時を待っているようです。

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下山し、昼食をとった後は、筆者が“みちくさ”の番をし、鎌田さんは民集の杜の草刈りに向かいました。台風17号の影響か、松木渓谷に向かうハイカーも釣り人も見えません。鳥や虫の鳴き声も無く、対岸の中倉山北斜面の緑化工事を行うエンジン音が松木に響いているだけです。

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 “みちくさ”の番の合間に、来月JRFUの皆さんが臼沢に300本の植樹を行うため、目印となる竹串づくりを行いました。小井土スタッフが篠竹の準備をしてくれていますが、少しでも役立てられればと、竹を1mの長さに切り8等分し、手を切らないように角を削りました。42本できました。

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 3時を過ぎ、草刈り機のエンジン音が聞こえるので民集の杜に向かいました。鎌田さんが東側の入口から通路の草刈りを行っており、宮脇最高顧問と故岸井前理事長の記念植樹の周りをきれいに刈り取ってくれました。

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 年々台風が大型となり被害が拡大しています。それは地球規模となっています。23日から米ニューヨークで「国連気候行動サミット2019」が開催されます。世界各国首脳が地球温暖化防止を政治の優先課題として議論されることを期待します。

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 森に入ると多くの生き物と出会い、人間も緑に寄生してしか生きられない生物社会の一員であることを実感します。

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本日の来舎はありませんでした。彼岸を過ぎると松木の杜も秋の装いへと変化していくでしょう。多くの森ともの皆さんの来舎をお待ちしています。
本日の舎人は鎌田孝男、筆者清水卓でした。
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