迎え火の準備が整いました。
8月12日、足尾は好天です。朝9時の気温は32℃、暑い1日のスタートです。
水分補給と塩飴で熱中症を予防し、昨日高橋副理事長が草を刈った下のお墓と祠の周りの草の片付けをしました。明日は迎え火(旧盆)なので、花筒をきれいにし、色とりどりの菊の花を供えました。
続いて、上のお墓に移動し、枯れ枝や落ち葉を掃除し、お墓の周りの草を鎌で刈りました。花筒の中ではオオセンチコガネが「水遊び」をしていたので草むらに逃がしてあげました。
菊の花を供え、松木村のご先祖さまに手を合わせました。「少しずつ森が蘇り、臼沢の森ではクマが昼寝をしていましたよ。」と多くの生き物が命をつなぐ森の再生を報告しました。
菊の花を見ると、アブが花の蜜を一生懸命なめていました。思いがけない「ごちそう」になったようです。
午後は新松木の杜のヤマユリに会いに行きました。8月3日の加賀事務局スタッフの報告ではまだ蕾でしたが、近づくと甘い香りが漂い、ヤマユリは満開です。何度もシャッターをきりました。花を太陽に透かすと真っ白な色が鮮やかです。自然と笑みがこぼれます。
本日、“みちくさ”には2名が立ち寄ってくれました。東京都世田谷から大きなカメラを持って写真撮影に来た男性。そして、大きなリュックを背負い、府中市から皇海山を目指して来た登山者です。山で一泊し山頂を目指すと話してくれました。
午後2時過ぎに、男女3名の登山者が下山してきたので声をかけましたが、先を急いでいるようで「まっすぐ帰ります」と歩いていきました。
“みちくさの庭”ではブラックベリーが黒く色づいてきました。食べごろの実をカメムシが味わっていました。
“みちくさ”東側のシダレザクラの幹ガードにはニイニイゼミがとまり鳴き始めました。木の幹にとまりたかったようで、幹ガードを移動するも幹に移動ができず、あきらめて隣のサクラへと飛んでいきました。
大型台風10号が日本に接近し、波が高くなり海の事故が発生しているようです。上陸すると豪雨による被害が発生してしまうのではないかと心配です。川の濁りや風のにおいの変化、山の崩れる前兆をつかむなど、人間が本来持っている“五感”を養うことの大切さを実感します。人間もまた生物社会の一員です。森に入り自然から生きる知恵を学びませんか。多くの“森とも”の来舎をお待ちしています。
本日の放射線量 0.093µsv/h 舎人は小井土、筆者清水でした。
府中市の大きな荷物の男性です。
無事、皇海山を越え、庚申山を経由して下山しました。
コーヒーを頂き、また色々とお話を聞かせていただきありがとうございました。
松木沢に行く際はまたみちくさできればと思います。^^
14日の遭難された方、心配ですね。。
無事であることを願ってます。
投稿: 草野 | 2019年8月14日 (水) 22:15
草野さんコメントありがとうございます。返事が遅くなり申し訳ありません。こちらこそお立ち寄りくださり本当にありがとうございます。いつでもお待ちしておりますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
遭難、このところよく耳にします。足尾周辺の山は、高度以上に険しく整備もされていないので、十分注意して入って欲しいですね。
投稿: 小黒(事務局) | 2019年9月 8日 (日) 22:21