断水の犯人は…⁈
「みちくさ」から、こんにちわ〜!
今日の松木はとてもいい天気。
最近、雨が多かったので、ダムからの水量も多めです。
中倉山の方から臼沢の方に涼やかな風が吹いています。
オープンの支度をしようとしたら、看板が壊れてる!
長年の風雨で柱のところが少し腐ってしまったようです…。
さっそく松井さんが直してくれました!
トイレを点検すると、タンクに水が溜まっていません…。
シンクの蛇口をひねっても水が出てこない…。
朝一番で水場の点検をした時は、しっかりと流れ出しの水槽には水が溜まっていたのに…。
水場の点検には松井さんが行ってくれました。
みちくさから上流に向かってホースをたどって行きましたが、まったく水が来ている様子はありません…。
水場まで上がって行くと、松井さんが水槽を掃除していました。
水槽の底に砂がたくさん溜まっていて、それを掃除していたとのこと。
取水口に手を当てると、吸い込まれている感じがしません。指を入れてみると、何やらぷにょぷにょとした感触が…。フィルターが付いていて、そこに砂が目詰まりしているのだろうと、ヒモを引いて取り出してみると…。
・・・ネズミ・・・Σ('◉⌓◉’)
この子がスッポリと配管にハマってしまっていたのか…。
水を飲みに来て溺れてしまったのかな?
みちくさに戻って蛇口とトイレを点検すると、ちゃんと水が流れました。
ネズミにしてはずいぶんトンガっている顔をしているので調べてみたら、レッドデータブックに載ってる!絶滅危惧種Ⅱ類の「カワネズミ」のようです。
「カワネズミ」はモグラ目トガリネズミ科の小動物で、水生昆虫、サワガニ、カワニナ、魚類、カエル類などの小動物を捕食し、河畔の土中や石の下に巣をつくり生活するみたいです。
近年では砂防ダムやコンクリート護岸のなどの構造物の設置による生息環境の分断・縮小、森林伐採や土木工事による濁流の流入などによって数が減り、絶滅危惧種としてレッドデータブックでも取り扱われているようです。
自然環境を守ろうと自分たちが作った施設によって、希少な動物の命を奪ってしまったことに矛盾をおぼえるとともに、かなしい気持ちになりました。
それにしても、泳ぎの名人であるカワネズミが水の中で溺死するとは…。
Oさんが明日の打ち合わせに訪れ、お漬け物を差し入れてくれました。オクラの漬け物!初めて見ました!
若いカップルがみちくさの脇を通り過ぎようとしたので声をかけると、中倉山の方に行きたかったとのこと。
「登山口は松木川沿いではなく、仁田元川沿いから入るので…」と、道案内。高橋副理事長によると、年間で10数名登ろう型が中倉山に登ろうとして間違って松木には来てしまっているようです。
観光協会さん?それとも環境省さん?「中倉山」への案内標識設置してくれませんかねー。
もちろん、ご依頼いただければ「森びと」が喜んで設置いたします!
今日の舎人は 松井・小柴 でした。
(放射線量 0.115μSv/h)
水槽に金網(プラスチックはNG)はっておくか、野生動物が外から水飲めるようにわざと少しだけ漏らしてあげたらいかがでしょうか?
投稿: 桐葉 | 2019年8月25日 (日) 19:15
桐葉さんいつもコメントありがとうございます。きほん、川なので、周囲には飲む場所はいくらでもあったりします。ですので、おぼれたわけではなく、流されてきた可能性も十分あります。とはいえ、誤って落ちることも考えると、おっしゃる通り金網を付けるか、さもなくば野生動物が入ったら逃げられるような仕組みを作っておく必要があるかなと思います。
投稿: 小黒(事務局) | 2019年9月 8日 (日) 22:19