横根高原のメガソーラー建設計画に反対!
今日の足尾は雨雲に包まれていました。緑がぐっと濃くなってきて残り少ないエニシダの黄色が映えています。植えたニッコウキスゲが可憐な花を咲かせていまた。こんな日は訪れる人もいなく、午前中はみちくさの庭の雑草取りをしたりして過ごしました。
ふと気づくと近くの道脇に小鹿が横たわっていました。群れについていけず動けなくなったようにみえます。人が近づいても逃げる気配もありません。病気やケガでなければ、親鹿が来ればなんとかなるのかもしれませんが。。。そんな淡い希望を抱きながら見守りました。
前半は持ちこたえていた雨ですが、お昼前から本格的に降りだし、このあとも人が訪れそうにもないため、午後は閉所とし、足尾町で行われた、横根高原の自然を守る日光市民の会主催の「もっと知ろう!みんなで考える 横根高原メガソーラー建設計画」という集いがあったので、参加する森びとメンバーに合流しました。
横根高原というと、以前、反対運動があり、とっくに潰えた計画だと思っていたのですが、実は鹿沼市側で行政が「作るのは良くないよ」という判断を業者にしたまでで、計画は日光市側へ変更されて進行している、のだそうです。しかも現状では、業者はあきらめた気配はなく、確実に計画を止めるまでには至っていないのだとか。
突然の参加にもかかわらず、私たち森びとも、足尾で活動する仲間、として紹介してくださり、あいさつの時間もいただきました。足尾の自然が大好きで、今年から足尾に引っ越してきた橋倉さんが代表して話をさせていただきました。
「自然を壊してまでつくるメガソーラーには絶対反対だ。こういう活動はひとつひとつ横に、一人づつでいいので広めていくことが大切だ!」足尾町民(日光市民)になった橋倉さんには皆さんからあたたかな拍手が!
自然に優しいエコなエネルギーを作るという名目で、どうして自然を壊すことが無頓着にできてしまうのか。それも甚大なる自然破壊を引き起こした公害の原点の地である、この足尾で。私たち森びとも、横根高原でメガソーラーを作ることは声を大にして反対していこうと思います。
(本日の線量 0.117μSV 村松(宗)、小黒)
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