臼沢で熊の親子がのんびり昼寝。木を植えて15年の喜び
5月6日、10連休のGWも最終日。朝8時半の足尾・松木渓谷入口の気温は16.5℃、時折日差しが差し込む雲が多い空模様。桜は八重桜が咲いてきました。
今日の舎人である小柴さんは臼沢の森に観察に行き、その様子の写真を撮ってきてくれました。木の枝が折られているので周囲を見ると、猿の糞が多くみられたのでその犯人は去るだろう思います。赤い色が見えたのでツツジかなと思い近づいて見ると、なんとモミジでした。
11:00頃、「みちくさ」の前に車が止まり、双眼鏡を覗いている人がいました。何を探しているのかと尋ねると、熊の親子が臼沢の上の方にいるとのことです。昨日も臼沢を横断していたようです。この情報をくださったのは、鹿沼から来ているFさんで、休みほとんどを熊の観察をしている方です。Fさんは、色々な熊の姿や仕草を見ていると面白く、楽しいと言っていました。
話によると、熊は冬眠から目覚めると先ず苦い「イタドリ」などを食べるのだそうですが、それは野生を取り戻すためなのだそうです。人間も春にはフキノトウやタンポポなどの苦みのあるものを食べますが、やはり胃腸を整えるためなのでしょうか?熊はその後、ヤナギや桜の花、サクランボなど甘いものを食べるようです。
上の写真真ん中の木の下にいるのが熊の親子です。拡大してみると下の写真です。高橋さんの望遠で撮ってくれました。
筆者には熊の姿を捉えることができません。 倍率の高い望遠鏡をFさんにセットしてもらいましたが、それでも見えませんでした。Fさん曰く、「見ようとしないと見えない。俺には肉眼でも見えるよ」と言います。望遠鏡の中をジッと見ていると黒いものが少し動きました。筆者にもやっと熊の存在が分かりました。Fさん、ありがとうございました。また、色んなお話が聞けたら良いなぁと思います。よろしくお願いします。
ハイカーの方に熊がいるよと教えると、興味津々に望遠鏡を覗き、「熊も見られてし、今日は良かった。」と満足して帰りました。
足尾・松木は、かつては公害の原点と言われ動植物が育たないと言われていました。今、熊やキツネ、アナグマなどが観察できるようになりました。これからは若葉の緑が深緑となり、眩しいくらいの緑が綺麗に森になります。是非、足を運んでください。今日は、GW最後の日で皆さんお疲れなのでしょうか。「みちくさ」への訪問者はいませんでした。舎人は、小柴、筆者 加賀でした。(本日の放射能線量は0.136μ㏜でした)
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